







2017年1月7日22時34分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午後3時20分ごろ、大阪市中央区高麗橋4丁目の9階建てビルで、窓ガラスを清掃していた男性から、「同僚が転落した」と119番通報があった。
警察によると、転落したのは清掃会社のアルバイト作業員のHさん(男性、44歳)=兵庫県尼崎市=で、まもなく死亡が確認された。
警察は、作業中に過って転落したとみている。
警察によると、Hさんは、通報した男性とそれぞれ離れた場所で、ビルの屋上から作業台をつるして窓を拭いていたが、作業を終えた男性がHさんの様子を見に行くと、作業台の真下近くの地上で倒れていた。
作業台は、ビルの8階付近(高さ約20m)に吊るされたままだったという。
出典
『ビルの窓清掃中に過って転落か、44歳作業員死亡』
http://www.asahi.com/articles/ASK176VM5K17PTIL012.html
2017年1月6日23時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月7日6時0分に西日本新聞から、1月6日19時10分にテレビ西日本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後5時ごろ、福岡市南区のスーパー「N店」で外壁の一部が崩落し、歩道などに破片が散乱した。
当時は営業中だったが、けが人はいなかった。
警察は、老朽化が原因とみて調べる。
警察や店によると、高さ約10mのひさし部分からモルタル製の厚さ約5cmの外壁が幅約15mにわたってはがれ落ち、駐輪場のビニール製の屋根を破って、破片が散乱した。
ふだんは買い物客や通行人が頻繁に行き来する場所で、店内には客と従業員計70人がおり、従業員が客を店外に誘導した。
店によると、1975年の開店時からの建物で、月に1度、店長が目視で施設を点検しているという。
昨年12月に点検した際は、異状はなかったという。
7日は、安全確認のため、休業するという。
ほかにも複数のひびがあり、老朽化が原因とみられるという。
「N社」によると、これまで外壁が落下したことは無いという。
「N社」の総務部長(56)は、「心配をおかけして申し訳ない。二度とこのようなことのないように、全店舗を点検したい」と話した。
ウォーキングの途中だった親子は、「時々買い物に来るのでびっくりした。店の前にはバス停もあり、お年寄りが待っていることもある。けが人がいなくてよかった」と話した。
出典
『スーパーの外壁、15mにわたり崩落 けが人なし 福岡』
http://www.asahi.com/articles/ASK166JDZK16TIPE02L.html
『スーパー外壁 幅15メートル崩落 福岡市 高さ8メートル、けが人なし』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/299802
『福岡市のスーパーで外壁落下』
https://www.tnc.co.jp/news/articles/3441
2017年1月6日22時39分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県西尾市は、6日、市内の戸ケ崎公園で同日午後3時半ごろ、市内に住む中学3年の男子生徒(15)が草むらに放置してあった鉄製の柵を誤って蹴り、右足にけがをしたと発表した。
公園を管理する市によると、柵は直径9mm、長さ約2mのアーチ状。
普段は園内の花壇の縁に設置されているが、当時、10mほど離れた場所にあったという。
男子生徒はサッカーボールで遊んでいた際に柵を蹴り、柵が足の指の付け根に刺さったという。
生徒は病院で治療を受けたが、骨には異常がないという。
出典
『公園で放置された鉄柵、足に刺さり中学生けが 愛知』
http://www.asahi.com/articles/ASK16778FK16OIPE02D.html
2017年1月6日21時5分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後2時半ごろ、金沢市野町1丁目で、地下の消火栓を点検していた消防隊員から「ガスの臭いがしている」と市の企業局に連絡があった。
企業局の担当者が付近を掘るなどして調査したところ、およそ3時間後に、ガスの本管をつなぐゴム製のパッキンの部分から微量のガスが漏れているのが分かった。
ガスが漏れたことによる被害はなかったが、漏れた場所を特定して修理するまで4時間近くかかり、消防はこの間、周辺の住宅15棟に対し、火の使用を一時制限する措置を取った。
ガス管は、およそ50年前に敷設されたもので、ガス管をつなぐパッキンの部分が劣化して、そこからガスが漏れた可能性があるという。
去年9月に金沢市が定期点検をした際には、異常はなかったという。
金沢市企業局の桶川局長は、6日夜、会見を開き、「地域住民に多大な心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と陳謝した。
そして、ガス管の定期点検をこれまでの3年に1回から数を増やすとともに、老朽化したガス管の交換を前倒しで進める考えを示した。
出典
『金沢でガス漏れ パッキン劣化か』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025834791.html?t=1483734927589
2017年1月5日18時23分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
超高齢社会を迎え、日本老年学会は、現在65歳以上とされている「高齢者」の定義を75歳以上に引き上げたうえで、それより若い人たちには就労やボランティアなどの社会参加を促すべきだとする提言をまとめた。
日本老年学会は、医療の進歩などで健康的に生活できる期間が延びていることから、現在65歳以上とされている「高齢者」の定義について、医師や大学教授などのグループで見直しを進めてきた。
そして、「高齢者」とする年齢を、体力的な面などからも75歳以上に引き上げるべきだとする国などへの提言をまとめ、都内で発表した。
提言では、そのうえで、現在は「高齢者」とされている65歳から74歳までの人たちについては、新たに「准高齢者」と位置づけ、健康な間は仕事を続けたり、経験を生かしてボランティアに参加するといった活動を後押しするなど、活力のある社会をつくっていく必要性を強調している。
その一方で、今回の提言を、年金の支給年齢の引き上げなど、今の社会保障の枠組みに直接結びつけず、慎重に議論するよう求めている。
日本老年学会のワーキンググループの座長を務める大内尉義医師は、「この20年ほどで老化のスピードが遅くなり、今、高齢者と呼ばれる人は、生物学的に5歳から10歳ほど若返っていると見られる。若い労働者が減るなか、現在、高齢者とされている人たちの意識を変えて、社会を支える側に回ってもらう必要があるのではないか」と話していた。
総務省などによると、「高齢者」の年齢に法律上の定義はない。
昭和31年に国連の報告書が、当時の欧米の平均寿命などをもとに、65歳以上を「高齢」と表現したことを受けて、日本でも事実上、65歳以上の人を「高齢者」と位置づけてきた。
当時(昭和31年)、日本人の平均寿命は男性が63.59歳、女性が67.54歳だったが、その後、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、おととしは(平成27年)男性が80.79歳、女性が87.05歳となった。
また、介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、平成25年の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳で、いずれも70歳を上回った。
こうした中、去年、厚労省が行った意識調査で、「自身について何歳から高齢者になると思うか」を尋ねたところ、
・全体で最も多かったのが70歳以上という回答で41%
・次いで現在と同じ65歳以上が20%
・75歳以上が16%
などとなった。
また、平成25年に内閣府が60歳以上の男女を対象に行った意識調査で、「何歳ごろまで仕事をしたいか」を尋ねたところ、
・「働けるうちはいつまでも働きたい」という回答が30%と最も多く
・次いで「70歳くらいまで」が24%
・「65歳くらいまで」は21%だった。
意識調査では、65歳を超えて働きたいという人は合わせて66%となり、3人に2人の割合だった。
高齢者の健康と生活支援に詳しい、国立長寿医療研究センターの鳥羽研二理事長は、「海外では定年がない国もあり、高齢者の社会貢献の促進が進められているが、日本はそうした施策が遅れている。企業も高齢とされている人たちが、知識や技術を社会で生かせるよう、積極的に取り組んでいくことが期待される」と話していた。
出典
『「高齢者の定義75歳以上に」老年学会提言』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170105/k10010829971000.html
1月5日21時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
医師や心理学者、社会学者らでつくる日本老年学会と日本老年医学会のワーキンググループが、日本人の心身の健康に関する複数の調査結果をもとに、2013年から検討してきた。
65歳以上では、脳卒中などで治療を受ける割合が以前より低下する一方、身体能力をみる指標の歩行速度などが上がる傾向にあり、生物学的にみた年齢は10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると判断した。
知的機能の面でも、70代の検査の平均得点は10年前の60代に相当するという報告があり、根拠の一つとされた。
提言は「医学的な立場から検討した」とする。
しかし、記者会見では、年金の支給開始年齢など、社会保障制度をめぐる今後の議論に影響を与える可能性について質問が出た。
グループ座長の大内尉義(やすよし)・虎の門病院長は、「高齢者の定義を変えることで、社会福祉などがネガティブな方向に動いてほしくはない」と強調した。
「あくまで医学・医療の立場からの提案で、国民がこれをどう利用するかは別の問題」とも話した。
出典
『高齢者「75歳から」学会提言 65歳以上「准高齢者」』
http://www.asahi.com/articles/ASK155R2NK15UBQU006.html
2017年1月5日19時39分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月5日22時39分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府吹田市の介護付き有料老人ホームで、昨年8月、人工呼吸器が停止して入所女性(68)が死亡した問題で、大阪府警捜査1課は、5日、たんの吸引作業後も呼吸器の電源を入れ忘れたまま放置していたとして、業務上過失致死容疑で女性施設長(36)と女性准看護師(53)を書類送検した。
いずれも容疑を認めている。
府警によると、死亡した女性は筋肉が萎縮する重病で、自発呼吸が困難、寝たきり状態だった。
昨年6月にも別の看護師が呼吸器の電源を入れ忘れ、約30分間停止する事故が起きていたが、施設長は女性の家族や運営会社に事故を知らせず、再発防止策も取っていなかったという。
書類送検容疑は、昨年8月20日午後7時20分ごろ、吹田市の「Mホーム」で、入所女性のたんを吸引した後、呼吸器の電源を入れ直すのを怠って放置し、女性を窒息死させたなどとしている。
同課によると、本来は吸引作業中も電源を切ってはならないが、准看護師は、「電源を入れたまま吸引作業をするとアラーム音がしてわずらわしく、普段から電源を切っていた」と供述している。
施設長は、「医療行為は医師や看護師に任せていた」と供述している。
遺族は、「入居者の安全という根本的なことが軽視され、企業の都合が優先されたことが残念でならない。二度と同じような事故を起こさないでほしいと強く願う」との談話を出した。
出典
『呼吸器電源入れ忘れ女性死亡、老人ホーム施設長ら2人書類送検』
http://www.sankei.com/west/news/170105/wst1701050067-n1.html
『人工呼吸器の電源入れ忘れ、ホーム入居者を死なせた疑い』
http://www.asahi.com/articles/ASK154T4TK15PTIL01M.html
2017年1月5日6時0分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月6日付で読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
福岡県北九州市の産業医科大病院で、昨年11月、看護師が入院中の60代の女性患者に、別の患者に投与した点滴注射薬を再使用していたことが、4日、分かった。
病院側は、西日本新聞の取材にミスを認めた上で、「患者に健康被害はない」としているが、女性患者には、当初、「ウイルス感染の危険性を完全に否定できない」と説明していた。
同病院では、10月、点滴袋に穴を開けられる事件が起き、薬品の管理態勢を見直す改善策を講じたばかりで、管理の甘さが改めて問われそうだ
点滴注射薬は、点滴袋から体内につながる注射針付きの管の途中に、注射器具の先端部分を接続して投与する。
点滴を打てば、管の中に血液が逆流して血中のウイルスが付着する可能性があり、感染予防のため、一度使った注射薬などは廃棄することになっている。
関係者によると、11月20日の昼ごろ、看護師が別の患者に点滴を打った際、注射薬を注入しようとしたが、うまく入らなかったため、管から外して袋に入れ、カート上のパソコンの上に置いたままにした。
その後、看護師は、担当していた女性患者のために新しい注射薬を用意して休憩に入った。
ところが、約10分後に別の看護師が、パソコンの上にあった注射薬が減っていなかったため、未使用と誤認して女性患者に投与したという。
内規では、投与する薬には患者名を記入しなければならないが、いずれの注射薬にも名前は記入されておらず、使用済み廃棄のルールも守られていなかった。
看護師は、「他の仕事に追われ、無意識のうちに置いた」と話しているという。
同病院では、10月20日、鎮痛剤などが盗まれ、点滴袋に穴が開けられた。
病院は11月1日に改善策を市に提出したが、誤投与のあった同20日にも、再び、穴の開いた点滴袋が見つかっている。
取材に対し同医大総務部は、「ヒューマンエラー(人為的なミス)があったことは事実。再発防止へ看護マニュアルの徹底を図る」としている。
出典
『産業医大病院、使用済み点滴注射薬を投与 患者名記入や廃棄怠る』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/299369
『産業医大で点滴薬誤注入、「使用済み」廃棄せず別患者に』
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20170106-OYS1T50010.html
1月6日11時44分に日本経済新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同病院によると、看護師が処置薬を使おうとして開封したところ、患者の点滴の輸液が満杯で注入できず、ナースステーション内に廃棄せずに置いていた。
その後、別の看護師が処置薬を未使用と勘違いして、別の患者に使用したという。
処置薬は生理食塩水。
出典
『使用済み処置薬、別の患者に使う 産業医大病院』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H6V_W7A100C1CC0000/?n_cid=NMAIL001
2017年1月6日9時18分にYAHOOニュース(愛媛新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午後8時40分ごろ、愛媛県松山市馬木町の井関松山製造所の工場で、同市、同社の男性社員(20)が機械に頭を挟まれ、死亡した。
警察によると、男性は1人で、鋳造した部品に付いた砂などを取り除く機械で作業をしていた。
出典
『機械に挟まれ男性社員死亡』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170106-06158701-ehime-l38
2017年1月6日16時16分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月6日13時41分に朝日新聞から、1月7日11時5分に読売新聞から、1月6日18時2分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日正午ごろ、宝塚市立花屋敷グラウンドで、サッカー大会に参加していた市内の中学1年生の生徒が練習していたところ、突然、ベンチ用のテントが後ろ向きに倒れ、下敷きになった。
教師ら数人が持ち上げて引き出そうとしたが、重さに耐えられず、再び生徒の左足に落ちたという。
生徒は左足の甲とすねを骨折し、全治4カ月のもよう。
花屋敷グラウンドは、小高い丘の上にある、野球やラグビーでも利用される人工芝のグラウンドで、市スポーツ振興公社が指定管理者。
宝塚市によると、倒れたテントは、横5m、高さ2.5m、奥行き2.4~2m、重さがおよそ200kgある。
鉄柱にビニール製の屋根が付いており、下部にはキャスターが付いた移動式のもので、ふだんは、グラウンドの隅に置いてあって、利用者が自由に動かせるようになっていたという。
グラウンドの指定管理者が「強風時転倒注意」の貼り紙をしていたが、砂袋などの重しはなかった。
市教委スポーツ振興課によると、ベンチは試合中のチームの控え選手らが利用。
ベンチとつながっていない可動式の屋根だけが、強風にあおられて倒れた。
当時、強風注意報などは出ていなかったが、もう一つのベンチを覆っていた屋根も風で動き、選手が押さえるなどしていたという。
現場にいた教師は、「並んでいた2台のテントが風にあおられて傾き、1台はみんなで抑えたが、もう1台は抑えきれず倒れた」と話しているという。
テントを使う際に、風に対する制限やおもしを置くなどの使用規定はないということで、宝塚市は、安全対策をとるまで、テントの使用を中止することを決めた。
大会は、市中学校体育連盟サッカー競技部の主催。
昨年末から今月6日まで開かれ、市内の中学サッカー部と中学生クラブチームの計13チームが参加していた。
市によると、過去に転倒事故はないという。
出典
『風でテント倒れ中学生大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025820631.html?t=1483735125792
『移動式ベンチ屋根、強風で倒れる 下敷きの中1男子骨折』
http://www.asahi.com/articles/ASK1645G1K16PIHB00Y.html
『重さ200キロの可動式屋根の下敷き、中1重傷』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170107-OYT1T50010.html
『ベンチ用テント倒れ中学生重傷 宝塚のグラウンド』
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken_chiiki/201701/0009807909.shtml
2017年1月6日付で大分合同新聞から、下記趣旨の記事が遠景写真付でネット配信されていた。
1月5日22時17分に読売新聞から、1月6日7時19分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
5日午前2時ごろ、大分市西ノ洲の新日鉄住金大分製鉄所内の厚板工場から出火。
厚板工場の機材を制御するための装置やケーブルが設置されている主電気室(約900m2)が燃え、厚板工場の運転を停止した。
室外への延焼、けが人は確認されていない。
工場は24時間態勢で稼働しており、出火当時、室内は無人だった。
探知機の警報で駆けつけた従業員が火災に気付き、119番した。
火災発生後、主電気室の中は、50cm先を見通すのも困難なほど煙が立ち込めていたという。
煙と熱気で室内に入ることができず、離れた場所から放水したものの、室内まで届かなかった。
5日午前中は、延焼を防ぐため、霧状の水を工場に噴射する冷却作業に当たった。
午後、同室の外壁上部に重機で穴を開けて、排煙を促した。
排煙作業を終え、午後5時ごろから室内に入り、放水を始めた。
主電気室は鉄骨で、地上2階、地下1階。
地上部分は消防車で対応したが、地下部分への放水が難しく、工業用水を使い水没させることを決めた。
6日午前5時までに配管工事を終え、地下に水を流し込む方針。
同製鉄所によると、約3カ月周期で主電気室を点検している。
最後に点検した昨年10月6日に、異常は確認されなかった。
出典
『煙と熱気、消火難航 新日鉄住金火災』
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/01/06/JD0055349868
『大分の新日鉄住金で火災、消火活動は難航』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170105-OYT1T50174.html
『大分の新日鉄火災、消防隊員近づけず消火難航 出火から丸1日』
http://www.sankei.com/west/news/170106/wst1701060021-n1.html
1月5日22時53分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
厚板は造船などに使われる鋼材で、同製鉄所は主力拠点の一つ。
サプライチェーン(供給網)に影響がでる恐れもある。
出火したのは厚板工場の電気系統を制御する「主電気室」で、圧延機械などにつながる多くの配線や配電盤が燃えた。
電気制御できないため、機械を動かせない状態になっているという。
厚板は、船体ブロックのほか、建設機械や橋梁などに使われる。
同製鉄所からは、主に九州や瀬戸内海沿岸にある造船所に出荷している。
被災規模の大きさから、稼働停止が長引けば君津製鉄所(千葉県君津市)などから振り替え出荷することも検討する。
大分製鉄所では、2014年にも所内の高濃度酸素を作る施設で爆発が発生。飛散した金属が建屋を壊す被害が出た。
出典
『新日鉄住金の大分製鉄所で火災 造船向けに影響も 』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ05HRR_V00C17A1TJC000/
1月7日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災は6日午後1時ごろ、発生から約35時間後にようやく鎮火した。
配線設備の保守の点から、主電気室内には、自動で散水する設備はなかった。
(ブログ者コメント)
〇2014年の事例は下記参照。
製鉄所構内のグループ会社での事故だった。
2014年12月19日掲載
『2014年12月12日 大分市の工場で液体酸素などを自然蒸発させるタンクにまた水が入ったため、液体酸素などの移送作業時に水が凍り、今回はタンクが破裂 (第1報;修正1)』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4502/
〇同製鉄所では昨年、4件の死亡事故が起きている。
『2016年ブログまとめ』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6638/
2017年1月3日0時1分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運転手の健康状態と車両情報を計測し、居眠りしそうになったら警告を出す仕組みを、大阪電気通信大や京都産業大などのグループが開発した。
「みなと観光バス」(神戸市)の神戸市内を走る路線バスで、実証実験を進めている。
運転手の居眠りや注意力散漫による重大事故は、社会問題になった。
眠気や注意力の状態をつかむため、研究グループは運転席の背もたれに薄い生体センサーを設置。
体に触れずに、マイクロ波で運転手の呼吸状態と心拍数を測れるようにした。
腕時計型や耳たぶにつける肌に接触するセンサーより、運転手に違和感を与えずに済むという。
運転手の呼吸数や心拍数が基準値以下になると、居眠りなどの恐れが高まったとして、レベルに応じて運転席のLEDランプが黄色や赤色に光り、注意する。
また、生体センサーの情報と、車両位置、車速、ブレーキ操作などの情報、道路の車線数、過去の運転状況などの情報をネットワーク上で統合。
事故リスクの高い地点を洗い出せる。
高速道路と市街地で運転手の心拍数が違うといい、注意を促す基準値を道路ごとに探ることもできる。
路線バス30台にセンサーを搭載してデータを集める。
バス会社の事業所で運転手の状況を把握することも、技術的には可能だ。
みなと観光バスの担当者は、「観光バスなどの長距離運行の際、運転手の異常が分かれば、乗務の交代を指示できる。いずれは、急な病気で自動ブレーキがかかるような仕組みにつなげていきたい」。
大阪電気通信大の上善恒雄教授(情報工学)は、「ビッグデータとして蓄積し、この仕組みを広く利用できる準備をしたい」と話す。
出典
『バス運転手、居眠りしそうになると警告 神戸で実証実験』
http://www.asahi.com/articles/ASJDQ6S66JDQPLBJ006.html
2017年1月4日7時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月3日14時37分にYAHOOニュース(日本テレビ)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
新潟県長岡市や燕市、見附市で、2日夜、火災が4件相次いだ。
当時、新潟県内は大気の状態が不安定で全域に雷注意報が出されており、落雷が多発していた。
警察と消防は、いずれの火事も落雷が原因とみて調べている。
午後8時10分頃、長岡市中条新田、会社役員男性(46)方から出火、木造2階住宅の2階の屋根裏約40m2を焼いた。
警察によると、男性は妻と子供3人の5人暮らしで全員が在宅していたが、逃げて無事だった。
午後9時40分頃には、燕市燕、研磨業男性(72)方の敷地内にある作業小屋から出火、木造平屋の同小屋約50m2を全焼した。
警察によると、現場付近に火の気はなく、午後8時過ぎから雷が多発していた。
長岡市草生津では午後10時5分頃、砂利店の木造2階の事業所兼住宅の2階部分から出火、同部分約55m2を焼いた。
警察によると、経営者と妻と子の3人暮らしだが、逃げて無事だった。
同45分頃には、見附市熱田町、無職男性(81)方から出火、木造2階住宅約290m2を全焼した。
警察によると、出火当時、男性と帰省した家族ら4人がいたが、逃げて無事だった。
警察は、落雷が原因とみている。
出典
『新潟県の3市で火災4件、いずれも落雷原因か』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170103-OYT1T50093.html
『新潟で火事が相次ぐ…落雷が原因か』
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170103-00000040-nnn-soci
2014年1月4日19時26分に朝日新聞から下記趣旨の記事が、写真と動画と解説図付きでネット配信されていた。
1月5日0時28分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
3日にあった第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)のコースになっていた東京都内の国道1号交差点で、車の規制ができておらず、神奈川大学の選手が車にはねられそうになっていたことがわかった。
規制にあたった警察官の連携ミスが原因といい、警視庁は「再発防止に努める」としている。
トラブルは3日午後1時半ごろ発生。
主催者の関東学生陸上競技連盟や目撃者によると、復路10区で神奈川大の選手が日比谷交差点(千代田区)を通過しようとした際、左から横断する車列が途切れず、選手とワゴン車が衝突しそうになった。
直前で選手が速度を緩めて避け、レースは続行した。
警視庁交通規制課によると、同交差点では、選手の通過に合わせて断続的に車を止める規制を実施。
手前の地点で通過を確認した警察官が交差点にいる警察官に無線で連絡し、規制する手順だった。
神奈川大の選手の時は、通過の連絡はしたが規制のタイミングが遅くなり、東進する3車線が規制されなかった。
対向車線は止まっていた。
他の選手が通過した際は、問題はなかったという。
警視庁は、連携強化や配置する警察官の増員を検討しているという。
選手の約50m後ろを走る車に乗っていた神奈川大の大後(だいご)栄治監督は、「通過する直前になっても車が横切っていた。事故にならず、何とかゴールしてくれてよかった」と話した。
レース後にあった監督らの会議で状況を説明し、「タイミングが悪ければ、箱根駅伝の存続が危ぶまれる事態だった」と発言したという。
近くで観戦した埼玉県の女子高校生は、「選手が近づいているのに車が止まらず、大丈夫かと周りもざわついていた。車は減速せず、選手がひかれそうでハラハラした」。
関東学連の担当者は、「あってはならないことで、来年に向けて態勢を確認したい」と話した。
過去の大会で、選手と車が接触する交通事故が起きたことはないという。
神奈川大の選手は、一時、ツイッター上に「リズム崩したくなかったんでそのまま走っちゃおうって思ったんですけど、流石に命の危険を感じた」と投稿。
沿道のファンらが撮影した動画が次々とツイッターに投稿されるなど、波紋を広げた。
出典
『箱根駅伝、選手とワゴン車あわや衝突 警視庁が規制ミス』
http://www.asahi.com/articles/ASK14574MK14UTIL01K.html
『箱根駅伝で神奈川大選手とワゴン車あわや衝突 ツイッター「命の危険感じた」…警視庁が交通規制ミス』
http://www.sankei.com/affairs/news/170105/afr1701050003-n1.html
(ブログ者コメント)
選手後方から撮られた映像を見ると、選手がそのままのスピードで走っていたらぶつかっていただろうと思われるほどの状況だった。
長年培ったノウハウもあると思うのだが、なぜ、こういう事態になったのだろう?
交通規制の経験が少ない警察官が配置されていた?
そもそも、報道された「連携ミス」とは、具体的にどのようなミスだったのだろうか?
選手通過の連絡をとりあっていた警察官同士の連携ミス?
それとも、連絡を受ける警察官と規制担当の警察官の2人がいて、両者の連携ミス?
そういった点について触れている報道は、ブログ者の調べた範囲では見当らなかった。
振り返れば、昨年のニューイヤー駅伝でも、沿道から飼い犬が飛び出して選手が転倒し、優勝の行方に影響を与えたと思われるトラブルがあった。(本ブログ掲載済)
昨年の事例はひとえに飼い主の問題ではあろうが、警察には、東京五輪に向け、そういった失敗経験を活かしてほしいものだ。
2017年1月1日7時0分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
お酒を飲みすぎると肝臓に良くないというイメージは、皆さん、お持ちかと思います。
古来より「酒は百薬の長」と言われるように、適度なお酒は体に良いとされています。
科学的に検証不十分な面もありますが、実際に周りを見回してみますと、個人的には、当てはまる方は多い気がします。
では皆さん、脳に対しては、お酒はどう影響すると思われますか。
厚生労働省は、適度な飲酒をしている方は、全く飲まない人と比較して認知症になりにくいというデータを出しています。
具体的には、危険性が半分以下になるようです。
適度な量というのは350ミリリットルの缶ビール1日1本程度ですので、かなり少ない量です。
1日2本程度に増えると、飲酒しない人の1.5倍の危険性に増えるようです。
それ以上飲む場合には、危険性は2倍に増えます。
少量のお酒がなぜ認知症の危険性を下げるのか、はっきりした理由は不明でしたが、最近、興味深いデータを目にしましたのでご紹介いたします。
ビールの原料の一つであるホップに含まれる「イソアルファ酸」という成分が関わっているのではないかというデータです。
ビール大手のキリンと東京大学、学習院大学のマウスを用いた共同研究で判明したそうです。
脳内の老廃物を除去する「ミクログリア細胞」を活性化させたり、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイド」の量を減らしたりする働きがあるようです。
お酒好きな方には朗報かもしれませんが、あくまで適量(というよりも少量と言った方がいいかもしれません)を守らないと意味はありませんので、十分な節酒を意識してください。
アルコールが多くなると、アルコール自体が脳にダメージを与えますし、飲みすぎて転倒して頭にけがをすることも増えますので、適量を守っていただきたいと思います。
お酒に限らず、何事も、適度にすることが大切です。
適度な運動、適度な飲酒、適度な睡眠など、バランスの良い生活を意識して、健やかな脳を維持できるように日々お過ごしください。
(済生会和歌山病院 脳神経外科 医長 三木潤一郎)
出典
『飲酒の影響 少量は認知症の危険性を下げる』
http://www.sankei.com/west/news/171224/wst1712240003-n1.html
(ブログ者コメント)
上記報道のネタ元は見つからなかったが、厚生労働省から以下のような関連情報が発信されていた。
『e-ヘルスネット[情報提供] アルコールと認知症』
3. 少量ないし中等量の飲酒と認知症について
高齢者の飲酒と認知症の危険性(リスク)に関する調査結果を図1に示します。
【図】の飲酒量は350mLのビール1本相当(1.4ドリンク)を1本としています。
また認知症の危険性とは、飲酒しない人が認知症になる危険性を1とした場合に、各飲酒量でどの程度認知症の危険性が増減するかということを示します。
このように1-6本程度の飲酒が認知症の危険性が最も低いという結果で、飲酒しないまたは大量飲酒する人より少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。
・・・・・・
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-007.html
『分野別の政策一覧 健康日本21』
5.アルコール
3.現状と目標
(3)「節度ある適度な飲酒」について
前述したわが国の男性を対象とした研究のほか、欧米人を対象とした研究を集積して検討した結果では、男性については1日当たり純アルコール10~19gで、女性では1日当たり9gまでで最も死亡率が低く、1日当たりアルコール量が増加するに従い死亡率が上昇することが示されている。
従って、通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。
なお、この「節度ある適度な飲酒」としては、次のことに留意する必要がある。
1) 女性は男性よりも少ない量が適当である
2) 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者では通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当である
3) 65歳以上の高齢者においては、より少量の飲酒が適当である
4) アルコール依存症者においては適切な支援のもとに完全断酒が必要である
5) 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない
「節度ある適度な飲酒」としては、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する。
http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b5.html
※個別記事のURLは添付省略。
(プロバイダー字数制限に抵触し、ページ数が増えるため)
1.総括
4月の熊本地震、12月の糸魚川大火は別にして、産業安全面では、特段に大きな事故は起きなかった感がある。
※熊本地震については、教訓を明日に活かすという観点から、情報を20件の記事に整理して掲載した。
ただ、橋やトンネル工事関係の事故が目立った。
[倒壊、陥没等]
4月22日 神戸市の新名神高速建設現場で橋桁が落ち、10人死傷
5月19日 箕面市の新名神高速建設現場で橋桁を支える仮受台が倒壊
11月 8日 博多駅前の地下鉄トンネル工事現場で大陥没
11月26日 香美町で古い橋を撤去中、橋桁が傾いて1人重傷
12月 3日 高山市の国道トンネルで発破後の確認中、岩盤の一部が崩れ1人死亡
「CO中毒」
6月23日 岐阜県御嵩町の県道トンネル工事現場で7人がCO中毒
11月16日 下松市の工業用水トンネル補修工事現場で9人がCO中毒
11月19日 長崎市の導水トンネル補修工事現場で4人がCO中毒
2.2016年の事故・トラブルの傾向
〇上記土木工事以外、学校、特に小中学校と大学での実験中の事故が多かった感がある。
(記事数が多いので、個別事例は記載省略)
〇個別企業では、新日鉄住金大分製鉄所で4件の死亡事故が起きたことが目立った。
1月 9日 足場を組む作業中、10m下に転落死
2月12日 設備の一部をバーナーで切断中、設備内の溶鉄が飛び散って全身やけどで死亡
2月16日 シーバースでベルトコンベア清掃準備中、転落死
12月 8日 排ガス濃度計測室で電気設備点検中、CO中毒死
3.ブログ者の印象に残った『狭義』の産業事故(日付は発生日)
1月 3日 本庄市の工場でタンク付着銀粉を硝酸水溶液で洗浄中、のぞき窓が割れ、有毒ガスを吸った4人が死傷
1月 8日 東海市の工場で炉内パージを怠り加熱炉に点火したため爆発
3月 福山港への入港船が船長の言い間違えで海底までイカリを下ろし走島への送水管を切断
5月18日 釧路市の工場で換気扇スイッチを入れたところアセトンが爆発、3年前の爆発事故でアセトンは使わないことにしていた
7月 6日 刈谷市の工場でメッキ液の入ったタンクに硝酸を入れたため二酸化窒素の黄色い煙が大量発生、吸った4人が軽症
10月12日 新座市の東電地下施設でケーブル火災、都内58万戸が停電
10月14日 港区の外壁補修中のビルから足場パイプが落下し、平たい先端部が通行人の頭に刺さって死亡
11月22日 和歌山市の工場で廃硫酸を受け入れたタンクが破裂、3月にも同様な事故
4.ブログ者の印象に残った『広義』の産業事故(日付は発生日)
1月14日 壱番屋の廃棄冷凍カツを産廃業者が横流ししてスーパーで店頭販売
7月21日 川崎市のスタジオで16人が体調不良、撮影のため6時間ほど前に床に水性ペンキを10ℓ塗っていた
8月15日 東京メトロで盲導犬と歩いていた人がホームに転落して死亡、点字ブロック上の柱を犬が避けた?
8月16日 富岡市のサファリパークで専用車の窓を開けて給餌中、クマに襲われて死亡
8月19日 市原市の山倉ダム斜面で草刈り機を背負った作業員がダム湖に落ちて死亡
8月30日 岩泉町のグループホームに台風時に流木等が押し寄せ、9人死亡
9月 8日 静岡市のラーメン店でスライサー使用時に指先を切断し、確認不足のまま指先が入ったラーメンを客に提供
9月25日 東京ドームのライブ会場でキャノン砲の玉込め作業をしていたスタッフがテープ玉の直撃を受けて眼球破裂
11月 6日 新宿区のイベントで木製ジャングルジムから出火し男児死亡、夜間作業用の投光器をライトアップ用に転用していた
12月22日 糸魚川市で強風下、火の塊が飛んで大火、地震に強い家をと発注した家は焼け残っていた
※2/2へ続く
※1/2から続く
5.ブログ者の印象に残ったトピックス的情報 (日付は報道日)
2月12日 複数の強力な磁石を幼児が誤飲し腸などを挟むかたちでくっついたために手術した事例が5年で11件
3月 1日 東京都が販売した防災ブックが人気で品切れとなり、大増刷
7月24日 泳げる人でも、水に落ちるとパニックで呼吸がコントロールできなくなり溺れる
9月13日 巨大地震は大潮の時期に発生確率が上昇する、との研究成果が発表された
9月23日 太平洋側のアニサキスは日本海側のアニサキスに比べ食中毒を起こしやすい
11月10日 海水にさらされたプラスチックは海鳥が餌を探すカギとなる物質を発散している、との研究成果が発表された
6月~11月 ハイビーム推奨関連の報道5件
6.読者の方とのコミュニケーション
1月
韓国の方から日本語でメッセージを頂戴した。
聞けば翻訳ソフト使用ということで、その後も何回か、お互いに翻訳ソフトを使って意見交換した。
海外の方からは、これまでにも数回コメントをいただいたことがある。
そこで、これを機に、本文は無理だが、せめてタイトルだけでもと、英語表記を付け加えた。
3月
読者の方から、『投稿したコメントが「最新コメント」欄に掲載されていないが、その理由は?』との問い合わせを頂戴した。
そこで、『ブログ者の考えるコメント像は下記などであり、そこから大幅に逸脱するコメントは掲載しないようにしている』旨、返信した。
・事例などから自分が感じ取った教訓
・自分が過去に経験したことと対比して思ったこと
10月
従業員が機械に押し潰されるかたちで死亡した会社の方から、下記趣旨のメールを頂戴した。
『このブログを見た人から問い合わせを多数受け、業務に支障をきたしている。嫌がらせの電話を受け、精神的苦痛を訴えた従業員もいる。記事の削除など可能か?』
対応などは、11月に「お願い」記事として掲載済。
現在、全ての過去記事について、大企業などを除き企業名を削除中。
7.ブログ作成上の特記事項(変化点、工夫点、配慮点など)
○カテゴリー欄を見やすくすべく、キーワードを【 】書きに変更した。
〇カテゴリーに【地球環境問題】を追加し、関連記事を移動した。
以上
2016年12月30日11時14分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
急速に普及が進んだ発光ダイオード(LED)照明が、ラジオ、消防や鉄道の無線、鍵を差し込まなくても車に乗れる電子機器「キーレスエントリー」など、幅広い分野で通信障害を引き起こす可能性があることが、北陸総合通信局(金沢市)の調べでわかった。
LED製品に関する規制はあるが、原因となる不要電波を完全に取り除くのは難しく、同局では「個別に対応していくしかない」としている。
「消防用無線に断続的に雑音が入り、業務に支障が出ている」。
管内の消防署からの申告を受け、同局は2013年9月に調査を開始。
15年7月、消防署から約100m離れた場所に設置されたLED電光掲示板から出る不要電波が原因だと突き止めた。
調査に2年近く要した理由として、担当者は「影響が出たり出なかったり不規則な場合は、原因の特定に時間がかかる」と話す。
同局によると、通信障害を起こす不要電波は、調光や省エネのために電源が高速でオンオフを繰り返すため発生する。
一つひとつの電源からは大きな不要電波が出なくても、複数の電源があると、予期せぬ影響が出ることがあるという。
同局の調べでは、12年には長崎県や東京都で鉄道無線にノイズが発生するなどの影響が出ていたことが判明。
いずれも、近くのビル内のLED照明を複数使用した際に障害が起こっていた。
同年5月には、千葉県でキーレスエントリーが動作不能になった事例があった。
国が定める技術基準に適合した製品でも、影響は起こりうる。
14年11月に山形県で起きた水防用測定機器の障害では、基準に適合していることを示すPSEマークがついた複数のLED防犯灯からの不要電波が原因だったという。
中部経済産業局製品安全室の担当者は、「ほかの機器に影響を与えないことを基本に規制値を設けているが、音と同じでゼロではない。影響は使用条件や電波環境などで異なってくる」と説明する。
北陸総合通信局は、「基準に適合した製品であっても、無線局との距離や複数利用する場合などで障害は起こりうる。不要電波を遮るフィルターの設置をお願いするなど、個別に対応していくしかない」と話している。
出典
『LED照明で通信障害の可能性…北陸総合通信局』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20161230-OYT1T50077.html
(ブログ者コメント)
他に情報がないか調べたところ、2010年4月7日付でJC netから、別の事例や障害が発生するメカニズムなどに関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JC netがいかなる情報源か、いまひとつ不明だが、内容を読んだところ、ガセネタでもなさそうな気がしたので、抜粋して紹介する。
宮城県の商店街に設置されている街路灯の電球を3月下旬、省エネルギータイプのLED(発光ダイオード)電球に取り換えたところ、「テレビやラジオの受信障害が発生している」と町などに苦情が寄せられた。
メーカーのリードは、LED電球を、受信障害対策を施したLED電球に付け替えることを決定した。
宮城県涌谷町が3月、136基計272個の水銀灯をLED電球に切り替えたところ、今月6日までに、「街路灯が点灯している間、アナログテレビやFMラジオにノイズが入る」という苦情が寄せられた。
メーカーのリードは、LED電球は電源コイルが発する磁力の影響によりどの製品も多少のノイズが出る。一ヶ所に大量につけたことでノイズが増幅された可能性もあるとしている。
総務省東北総合通信局は「LEDによるノイズは点灯中ずっと続くので影響は大きい」としている。
LED製品におけるノイズについて
(文献参照:佐藤智典著 EMCとは何か)
・・・・・・・・・・・・
LEDそのものからノイズを発生することはありませんが、点灯させるための動作回路にノイズを発生させる原因があります。
具体的な例としては、LEDを点灯させた時、その近くで、ラジオに雑音が入り聞き取りづらかったり、テレビの画面が乱れてしまったりすることです。
この状態はエミッションにより、電子機器が雑音ノイズを発生し、他の機器に影響を与えている状態です。
・・・・・・・・・・・
影響度合いが大きくなると、医療機器への影響や制御機器の誤作動などにより人命にも影響を与える事にもなりかねません。
・・・・・・・・・・・・・・
出典
『LED照明で ノイズ障害発生』
http://n-seikei.jp/2010/04/led-1.html
2016年12月30日7時31分にNHK関西NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ガスが残ったまま捨てられたスプレー缶に引火するなどして、ゴミ収集車の火災が1年間に全国でおよそ700件起きていることが環境省への取材で分かった。
関西でもゴミ収集車の火災が相次いでいて、消防などは、スプレー缶を捨てる際には中身を使い切ったうえで分別を徹底するよう呼びかけている。
環境省は、ゴミ収集車の火災について初めて全国調査を行った。
それによると、家庭ゴミなどの回収中に収集車が燃えた火災が、平成26年度に全国でおよそ700件起きていたことが分かった。
このうち近畿地方では、およそ70件起きたという。
原因が特定できたケースのうち、最も多いのがスプレー缶や小型のガスボンベによるもので、およそ170件にのぼり、缶の中に残っていたガスに引火したとみられている。
東大阪市でも、この3年間、ゴミ収集車の火災が7件起きていて、東大阪市消防局の甲田消防司令は、「火事が起きると、ゴミの収集員がけがをするおそれのほか、一般住宅に燃え広がる危険がある。冬は鍋などでカセットボンベを使う機会も増えるが、捨てる際には必ず中身を使い切り、ルールに従って適切に処理してほしい」と話している。
出典
『ゴミ収集車火災 年間700件』
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20161230/5525911.html
(ブログ者コメント)
環境省調査結果の報告書などがあるかと思い、ザッと調べてみたが、見つからなかった。
2016年12月30日15時47分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前9時半ごろ、大阪市西区江戸堀の路上で男性が倒れているのを通行人が見つけ、110番した。
倒れていたのは、道路脇の4階建てビルで窓の清掃作業をしていた兵庫県伊丹市の自営業の男性(81)で、搬送先の病院で約2時間後に死亡が確認された。
警察は、作業中に転落したとみて、詳しい原因を調べている。
警察によると、男性は、この日、ビル屋上からロープでつるした板の上に乗り、一人で窓の清掃作業をしていた。
屋上側に結束させていたロープの一部が外れたような形跡があるといい、警察は、男性が結束の外れた衝撃でバランスを崩し、転落した可能性もあるとみている。
出典
『ビル窓清掃中に転落、81歳男性死亡』
http://www.sankei.com/west/news/161230/wst1612300033-n1.html
2016年12月29日6時54分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
走行中の山手線で乗客が持っていた充電器から煙が出るなど、リチウムイオン電池が使用された充電器から火が出るなどのトラブルが増えていて、東京消防庁は、電池が熱くなるなどの異常を感じた時は使用を控えるよう、注意を呼びかけている。
東京消防庁がリチウムイオン電池を使用したバッテリーと市販の充電器をつないで実験したところ、過剰に流れた電気の熱でバッテリーが次第に変形し、出火に至った。
東京消防庁の管内では、ことしに入ってリチウムイオン電池からの発火が原因の火事が相次ぎ、先月末までに50件と、26件だった去年1年間の2倍近くに上っている。
その後も、今月4日に走行中のJR山手線の車内で乗客が持っていたリチウムイオン電池使用の充電器から煙が出て、一時運転を見合わせるトラブルも起きている。
東京消防庁によると、市販の充電器で過剰に充電したり、電池に圧力がかかったりすると発火することがあるということで、こうした取り扱いをしないことや、電池が熱くなるなどの異常を感じた時は使用を控えるよう、注意を呼びかけている。
出典
『リチウムイオン電池発火に注意』
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161229/5646111.html
(ブログ者コメント)
〇万力のようなもので徐々に電池に圧力を加え、ついには爆発的に発火した・・・そのような実験映像も放映されていた。
〇東京消防庁HP掲載記事は下記参照。
事故統計や防止策、個別事例や実験写真(NHKでは映像だったが)などが記されている。
『リチウムイオン電池からの火災にご注意を!』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kouhouka/pdf/281222.pdf
〇電池工業会HPにも、より詳しい注意事項が掲載されていた。
以下は抜粋。
◆リチウムイオン電池の使用環境に関する注意
1.リチウムイオン電池を自動車のダッシュボードや窓際など直射日光の当る場所、炎天下駐車の車内など、高い温度になる場所に放置しないでください。
リチウムイオン電池を漏液させる原因になる恐れがあります。
2.リチウムイオン電池をストーブなどの熱源のそばに放置しないでください。
発熱、破裂、発火の原因になります。
◆リチウムイオン電池の使用に関する注意
・・・・・・
2.リチウムイオン電池を水、海水、ジュースなどの液体で濡らさないでください。
リチウムイオン電池に組み込まれている保護回路が壊れ、異常な電流、電圧でリチウムイオン電池が充電され、発熱、破裂、発火の原因になります。
3.リチウムイオン電池は指定された充電器、ACアダプターを使用してください。
指定以外の充電器、ACアダプターで充電すると、充電条件が異なるため、発熱等の原因になります。
・・・・・・
9.リチウムイオン電池に高所からの落下など強い衝撃を与えたり、投げつけたりしないでください。
リチウムイオン電池が変形したり、リチウムイオン電池に組み込まれている保護機構が壊れ、異常な電流、電圧でリチウムイオン電池が充電される可能性があり、発熱、破裂、発火の原因になります。
・・・・・・
13.リチウムイオン電池の充電や放電中に可燃物を上に載せたり、覆ったりしないでください。
リチウムイオン電池を発熱、破裂、発火させるおそれがあります。
出典
『リチウムイオン電池をご使用の際は次のことを必ず守ってください。』
http://www.baj.or.jp/frombaj/03.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。