2017年4月7日19時28分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日昼前、北見市小泉町にある製鉄工場の社員から、「水が流れてきて工場が浸水しそうだ」と消防に通報があった。
警察や消防が駆けつけたところ、水は工場の数m手前まで達していたため、警察や消防が迂回路をつくったところ、およそ1時間後に水は引き、建物が浸水する被害はなかったという。
警察が調べたところ、工場近くの斜面には水が流れた跡があることから、高台の畑にたまった雪どけ水によって土砂が崩れ、水が流れ出たと見ている。
北見市は、5日の最高気温が17.9℃、6日が20.3℃と、6月上旬並みの暖かさだった。
ここ数日、気温が高い日が続いていることから、網走地方気象台は、今月5日から融雪注意報を出して注意を呼びかけている。
当時、工場の中にいたという男性社員は、「ものすごい音がして、気づいたら大量の水が流れてきていた。工場が浸水しなくてよかった」と話していた。
出典
『雪どけ水で工場があわや浸水』
http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170407/5386711.html
(ブログ者コメント)
〇映像によれば、畑の一角がえぐりとられたようになっており、そこから水が流れ出た模様。
〇雪解け水ではないが、高台に大量に降った雨が洪水のように流れ下った事例を、昨年、紹介している。
2016年7月22日掲載
『2016年7月15日 千葉県市原市で数年に一度の猛烈な雨が降り、台地から平地に向かう傾斜地に造成された住宅街の道路を水が濁流のように流れて道路アスファルト剥離などの被害』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6109/
〇一方、雪解け水による違う種類の被害は、以下などを紹介している。
2017年3月13日掲載
『2017年3月7日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/
2016年11月23日掲載
『2016年11月15日 北海道北見市で水道の塩素濃度が基準以下となり飲用停止、雪解け水や降雨の影響で水源となる川に畑などに撒かれた肥料中のアンモニアが通常より多く流れ込んだためか?』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6501/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。