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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201743日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

(1/4)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6955/

(2/4)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6954/

(3/4)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6953/

(4/4)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6952/

 

 

(2017年4月13日 修正1 ;追記)

 

 

20174594分に読売新聞から、現場から本部に雪崩発生の連絡を何度もしたが通じなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

441816分にNHK栃木からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

引率教諭が、現場から講習会本部に雪崩発生の無線連絡を何度もしたが、応答がなかったと話していることが、県関係者への取材で分かった。

 

その後、教員の1人が走って旅館に向かい通報したという

 

講習会の現場責任者で同校のI教諭(50)は雪崩発生当時、本部の旅館にいた。

3月29日の記者会見では、無線機を手元に置いていなかった時間帯があったと説明し、無線連絡があったかは「分からない」と話した。

 

出典

雪崩発生の無線連絡、講習会本部の「応答なし」

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170405-OYT1T50021.html 

「無線で救助も応答なし」情報

http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096063081.html 

 

 

451415分に産経新聞からは、ラッセル訓練が雪崩を誘発したことはないと思うという専門家の意見が、下記趣旨でネット配信されていた。

 

現地を調査したNPO法人日本雪崩ネットワークの出川あずさ理事(56)に、雪山での活動で注意すべき点を聴いた。

出川理事は、「雪崩の起きそうな場所を見極めることが大事」と強調する。

 

出川理事によると、見極めは、

(1)30~45°の傾斜

(2)風の影響

(3)植生

(4)地形

がポイント。

 

「(現場は)斜度35°以上、風の影響を受けた雪もあり、木もまるっきりない。典型的な発生しやすい場所。春でも雪は降る。今回のような雪崩はシーズン中に何度もあり、特別な物ではない。雪崩の起きそうな場所を見極めることが大事」と、警鐘を鳴らす。

 

雪をかき分けて進む「ラッセル」訓練に切り替えた判断については、「I教諭の記者会見を一部見た限りでは、安全で適切な判断とみられる。登山をやめ、安全なスキー場の近辺でやろう、危ない場所へは近付かない、安全な木がある方でやろうと。適切な場所さえ選べば、ラッセル訓練には良い日だったと思う」と話し、ラッセル訓練そのものが問題ではないとしている。

 

ラッセル訓練が雪崩を誘発するということは考えられるのか。

「生徒たちが休憩していた辺りで、上から来た雪崩に被災したのであれば、その斜度も緩く、斜面下の方から誘発するような雪のコンディションでもない。誘発はないと思う」とみている。

 

出典

「雪崩の場所 見極めが大事」現地調査のNPO理事が指摘 栃木

http://www.sankei.com/affairs/news/170405/afr1704050015-n1.html 

 

 

 

(2017年4月23日 修正2 ;追記)

 

2017422817分に読売新聞から、7年前に現場近くで訓練中に雪庇が崩れるトラブルがあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4211131分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

引率した教諭の1人が、現場近くで7年前に行われた講習会で、庇状の雪の塊(雪庇)が崩れ落ち、生徒の体の一部が雪に埋まったと話していることが、21日、県教育委員会への取材で分かった。

けが人はなかった。

 

引率教諭たちに事故という認識はなく、県高校体育連盟や県教委への報告は行われなかった。

この時に引率していた教諭が、今回の講習会も引率していた。

教諭は県教委の聞き取りに対し、「当時の事故はけが人が出ていなかったため、報告していなかった」と話しているという。

 

県教委によると、雪庇が崩落したのは2010年3月に行われた講習会の2日目。

8人が死亡した現場から北北東に約1kmの「郭公沢」と呼ばれる沢付近の雪上で、登山用具の使用法などを訓練中、生徒らの足元で雪庇が崩れた。

下にいた数人が影響を受け、腰の辺りまで埋まった生徒もいた。

 

これ以降、雪庇が崩れた現場では講習を行わないようにしたという。

 

県高体連は、毎年行われてきた講習会で一度も事故はなかったと説明していた。

 

出典

7年前の登山講習会でも雪庇崩落那須雪崩

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170421-OYT1T50176.html

7年前も雪崩、報告されず 那須雪崩事故と同じ講習会で

http://www.asahi.com/articles/ASK4P3HGPK4PUUHB001.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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