







2015年4月8日10時28分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月8日0時4分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
青森地域広域事務組合は7日、青森県平内町の平内消防署の署長室で4日に床などを焼く火災があった、と発表した。
無人の署長室でストーブが点火していたことが一因で、同組合は、「消防行政に対する信頼を損ねたことは誠に遺憾」としている。
発表によると、4日午後1時半頃、女性清掃員が同署2階の署長室を掃除する際、ゴミ箱を石油ストーブの天板の上に置いた。
署長はこの日は出勤していなかったが、前日に自動でストーブの電源を入れるタイマーをセットしていたため、ストーブはこの日午前6時から点火していたという。
清掃員はストーブの点火に気づかず、ゴミ箱をストーブの上に置いたまま別の部屋に移動。
その後、ゴミ箱が燃え、清掃員は署長室に戻ってやかんの水をかけたが消火できず、1階にいた消防署員が消防車のホースを延ばして消火したという。
ゴミ箱のほか、署長室の床約0.5m2を焼いた。
ストーブは、無人の署長室で清掃員が来るまでの約7時間半、点火したままで、同組合の吉崎消防長は、署長を口頭で厳重注意した。
署長は当時、休日のため不在だったが、同組合の調査に対し、「清掃の人が来るので寒くないようにタイマーをセットした」と話しているという。
吉崎消防長は、「防災活動の拠点施設でこのような事案が発生し、地域住民に心よりおわび申し上げます」とコメントした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150408-OYT1T50025.html
http://mainichi.jp/select/news/20150408k0000m040035000c.html
2015年4月7日18時12分に青森朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
委託業者の女性清掃員が、石油ストーブがついていたにもかかわらず、ついていないと思い込み、ストーブの上にプラスチック製のゴミ箱などを置いた。
そして、署長室を立ち去ったおよそ1時間後、清掃員と一緒に消防署に来ていた人から「署長室で火がパチパチしている」と連絡を受けて、清掃員は部屋へ駆けつけ、やかんの水で消火を試みた。
しかし消火しきれず、消防署員を呼び、鎮火したという。
出典URL
http://www.aba-net.com/news/news003.html
(ブログ者コメント)
○清掃員は、署長不在につきストーブはついていない筈だ・・・とでも思い込んだのだろうか?
部屋が暖かければ気が付きそうなものだが、一旦、思い込んでしまうと、部屋が暖かい理由には思い至らないのかもしれない。
○署長がわざわざ清掃員のためにタイマーをセットしていた?それも朝の6時点火で。
ありえない話しではないが、少し違和感をおぼえた。
毎朝6時に起動するようセットしていたタイマーを、休日の日に取り消さなかっただけ・・・ということはなかったのだろうか?
いずれにせよ、これは、管理者不在の場所で裸火を使用すると火災になる恐れがあるという、教訓的事例のように感じた。
2015年4月4日19時56分にNHK北九州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月4日18時8分に九州朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
4日午前10時40分ごろ、行橋市門ピ※町のドラッグストアの建設現場で、「同僚が土に埋まった」と作業をしていた人から消防に通報があった。
警察と消防が駆けつけたところ、作業員の男性が土砂の中から同僚に助け出されていて、病院に搬送されたが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
亡くなったのは、作業員の境目さん(男性、61歳)。
警察によると、境目さんは配水管を地面に埋設するため、重機で掘った、幅およそ1m、深さおよそ1m80cmの配管用の溝の中に入って、1人で作業をしていたところ、溝の周囲の土砂が突然崩れて、土砂に埋まったという。
現場付近は、きのうの雨で地盤が緩んでいて、警察は、作業を請け負った会社が十分に安全を確保していたかどうか、関係者から事情を聴くなどして詳しく調べている。
※「樋」のしんにょうの点が1つ。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023771751.html?t=1428181293270
http://www.kbc.co.jp/mbl/sp/news/detail.html?newsno=3&mode=kbc
2015年4月4日0時32分と11時45分に朝日新聞から、事故の状況を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後5時15分ごろ、北海道と本州を結ぶJR津軽海峡線の青函トンネル(約54km)内で、函館発新青森行き特急「スーパー白鳥34号」(6両編成、定員345人)の車両から火花が出て、緊急停止した。
乗客124人と乗員ら5人が乗っていた。
乗客は列車を降り、乗員の誘導で、停止位置から約1.2km函館側の旧竜飛海底駅に歩いて避難した。
青森地域広域事務組合によると、78歳と50代の女性計2人が体調不良で病院に救急車で運ばれた。
JR北海道によると、車掌が異臭に気づいて窓の外を見たところ、前から2両目の5号車床下のモーター付近から火花が出ているのを確認し、運転士に連絡して緊急停止した。
火花が出続けたため、運転士が消火器で消し止めたという。
車両は2002年製造。モーターに電気を送る配線の被膜が3本とも焦げており、モーターの回転数を制御する「主変換装置」の異常で過電流が流れて膜が焦げ、発煙した可能性が高い、という。
乗客は午後5時40分ごろから降車し、旧竜飛海底駅の避難場所に到着。午後7時35分ごろからケーブルカーで地上に避難し、バスで青森市に向かった。
1988年の青函トンネル開業以来、乗客がトンネルから避難したのは初めてという。
津軽海峡線は同日、木古内―津軽今別間で上下線とも運転を見合わせ、特急や急行の計9本の運休が決まった。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH4362LWH43IIPE01Z.html
http://www.asahi.com/articles/ASH44351VH44IIPE003.html
4月4日23時55分に読売新聞からは、トンネル内の車両火災早期検知装置に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道は4日、トンネル内の熱による火災検知装置では車体の異常を覚知できなかったと明らかにした。
発表によると、青函トンネルには、トンネル内での列車の火災事故を防ぐため、トンネル入り口や青森県外ヶ浜町の旧竜飛海底駅付近など、複数地点に熱で火災を検知する装置が備えられている。
通過列車の車軸付近の温度を遠隔で測定し、220℃に達すると火災と判断して、停止信号を示す仕組み。
今回は、トンネルに入ってから車掌が火花に気付き、非常ブレーキをかけて旧竜飛海底駅から青森側に約1.2km進んだ地点で特急は停止した。
同駅付近の火災検知装置のデータを調べたところ、車軸付近の温度は通常の2倍程度の約160℃まで上昇していたが、220℃に達していなかったため、異常を覚知できなかったという
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150404-OYT1T50098.html?from=ycont_top_txt
4月5日0時30分に朝日新聞からは、乗客の避難状況に関する下記趣旨の記事が図解と写真付きでネット配信されていた。
乗客124人はトンネル内を2.4km歩き、ケーブルカーで地上に逃れた。脱出完了まで5時間半余り。
1988年の青函トンネル開業以来初の脱出劇は、乗客らの落ち着いた対応がパニックを防いだ。
「乗客のみなさん、1号車に移ってください」
車掌が車内放送で、5号車から最も離れた最後尾へと乗客を誘導。乗降口にはしごがかけられ、乗客は荷物を車内に残して降りた。
地上への避難設備のある旧竜飛海底駅をめざし、備え付けの懐中電灯を頼りに線路づたいに歩き始めた。
「高い所がありますよ」。
照明器具のない箇所もあり、乗客は声を掛け合いながら障害物に気をつけて歩いた。
停車場所から同駅まで直線で約1.2km。全員が着くまでに降車から約30分かかった。
さらに連絡誘導路を進み、ケーブルカーが発着する避難場所に到着。
1時間ほど待った後、子どもや70代以上の高齢者、体調の悪い人を優先して15人ぐらいずつケーブルカーに乗り込んだ。
1往復17~38分。9往復し、全員が地上に出たのは午後11時前だった。
出典URL
4月5日10時42分に北海道新聞からは、トンネル火災対応の問題点に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
全長53.85kmの海底トンネルで火災などが起きた場合、本当に乗客の命を守れるのか。
青函トンネルで特急列車から発煙した事故は、幸いにもけが人はいなかったが、発生から乗客全員の退避まで5時間以上かかり、地上への避難が現実の課題として急浮上した。
1年後、特急列車に代わりトンネルを走る北海道新幹線は、乗客定員が2倍以上に膨らむ。
トンネル内の消火設備は避難用の海底駅にしかなく、離れた場所で事故が起きれば、より深刻な事態につながりかねない。
JR北によると、青函トンネル内には地上と行き来できる避難用の旧竜飛海底駅と旧吉岡海底駅があり、両駅には上下から水を噴射するスプリンクラーが設置されている。
トンネル内には、列車の火災を検知する設備も複数ある。
火災が起きれば列車を駅まで走らせた上で消火する、というシナリオだ。
ただ、トンネルの最深部から海底駅までは約11kmある。
2011年5月に石勝線トンネルで脱線炎上したディーゼル特急列車は、発生から瞬く間に炎が広がった。
青函トンネルを走行する特急列車や新幹線はすべてモーターを動力とする電車で、危険な燃料は積載されていないが、火災の状況によっては、列車を駅まで向かわせるのが難しい事態も想定される。
煙対策として、旧駅には強制的に排気する設備があるが、その他は通常の換気に限られる。
(後は有料記事)
出典URL
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0119887.html
本ブログを開設してはや5年。
その間、カテゴリーを増やすなどして、できるだけ見やすいブログ作りをしてきたつもりです。
それが今回、節目の年であり、記事数も4500件を超えたということで、あらためて過去記事を見直してみますと、違うカテゴリーに入れたほうがよさそうな記事、新しいカテゴリーを作って、そちらに入れたほうが後日の検索時に役立つであろう記事などが沢山ありました。
そこで現在、新しいカテゴリーを作成あるいは既存のカテゴリーの内容を変更し、併せて全ての過去記事をリフレッシュしたカテゴリーに再編入する、といった見直しを行っていますので、お知らせしておきます。
※どのカテゴリーに入れればよいか迷うものも結構ありますが、「この事例の教訓を活かすには、どのカテゴリーに入れておけばよいか?」、「このカテゴリー特有の事例か?それとも汎用性のある事例か?」といったキーワードで仕分けしています。
※一方、そのカテゴリーに入ると断定できない事例であっても、可能性が考えられるものについては、そのカテゴリーに編入するようにしています。
というのは、たとえば、自然発火の可能性が少しでもあるなら、「火災;機器物品」カテゴリーなどに入れたままにして当該事例を埋没させるよりも、「火災;自然発火、自己発熱」カテゴリーに入れておいて、自然発火の可能性について考えてもらうほうが、よほど有意義ではないかと考えたからです。
見直しが終わりましたら、またお知らせします。
(1ケ月程度を目途にしています。)
現状の見直し状況は、下記です。
「内容変更中のカテゴリー(仮称)」
○事例(爆発;廃棄スプレー缶などの爆発)
→事例(火災爆発;スプレー、カセット使用時)
○事例(交通;火災以外、ヒヤリ含む)
→事例(交通;火災除く、積荷事故含む)
「新規作成中のカテゴリー(仮称)」
○事例(火災爆発;自然発火、自己発熱)
○事例(火災爆発;裸火・火花・自然発火以外の着火源)
○事例(防災・救急活動、訓練時の事故)
○事例(建築物解体時の事故)
○事例(廃棄物収集処理時の事故)
上記以外のカテゴリーも、順次、見直し中です。
以上
2015年4月2日19時7分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月3日11時44分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
2日午後3時半すぎ、長崎市浜町の通称「思案橋通り」沿いの歩道に設置されている「開閉器塔」と呼ばれる、変電所から送られてくる電気系統を切り替える装置が、突然、大きな爆発音とともに出火、近くの飲食店員が消火器で消し止めた。
けがをした人はいなかったが、装置の鉄製の囲いなどが破損して破片が歩道などに飛び散り、近くにある2つの店舗の外壁の一部が破損する被害があったという。
この装置を設置している九州電力によると、大きさは縦と高さがおよそ1m、奥行きがおよそ50cmあり、装置の内部がショートしているということで、九州電力で原因を調べている。
この装置は、緊急時の配電に対応するためのもので、設置から27年が経過していたという。
この爆発の影響で、浜町や銅座町などのおよそ2000世帯で停電が起きたが、4分後には復旧したという。
爆発音を聞いたという50代の男性は、「突然ドーンという音がした。離れろといわれて離れましたが、すごい量の煙が出ていました」と話していた。
現場近くには百貨店やアーケード街があるなど、長崎市内で一番の繁華街で、春休みということもあって周辺は一時騒然となった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033726171.html?t=1428008583559
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150403-OYT1T50017.html
(2015年5月24日 修正1 ;追記)
2015年5月20日付で朝日新聞長崎版(聞蔵)から、原因に関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九電は19日、機器のショートで熱が生じ、内部のガスが膨張して破裂したことが原因だったと発表した。
九電によると、爆発したのは、変電所をつなぐ「開閉器」。
大分市でも2月に同様の事故があり、3月に長崎市の機器を点検したときには、異常はなかった。
2015年4月2日17時2分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月2日付で関西電力HPにも、同趣旨のプレスリリースが掲載されていた。
関西電力は2日、兵庫県西脇市の一部地域で午前10時ごろから約6分間、停電が発生したと発表した。
作業員のミスが原因で、約3000軒に影響した。
関電によると、大野変電所(同市)で設備点検の準備をしていた作業員が、誤って開閉設備を動作させてしまったという。
関電は、「多くの皆さまにご迷惑をお掛けしおわび申し上げます」と陳謝した。
開閉設備;スイッチのように「入・切」し、電気の流れを調整するための設備
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150402/wst1504020056-n1.html
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2015/0402_1j.html
2015年4月3日付で朝日新聞川崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2日未明から昼にかけて、川崎市多摩区生田、三田、寺尾台の一部地域で、水道管工事のミスが原因で水道水が赤く濁り、市に97件の問い合わせがあった。
市上下水道局によると、影響のあった世帯数は分らないという。
健康被害は出ておらず、すでに復旧している。
同局によると、小田急線の生田駅近くで同日未明、水道管をつなぐ工事をした際、仕切り弁で古い管の水を止めて作業すべきだったのに、止め忘れた。
つなぎ口から大量の水が流出したため、この管につながっていた別の管の水の流れも速くなり、内側のサビなどが水道水に混ざったらしい。
2015年4月2日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時20分ごろ、震災復興事業として建設中の宮古市千徳の仮称・小山田(こやまだ)トンネル(1100m)内で岩盤が崩れ、会社員の高谷さん(男性、61歳)が下敷きになった。
高谷さんは同市内の病院に運ばれ、同9時24分、頭蓋骨骨折で死亡が確認された。
警察は、安全が確認され次第、2日にも実況見分を行う。
同トンネルは、宮古盛岡横断道路の一部。
三陸国道事務所などによると、落盤現場は入り口から約310m入った掘削面の先端で、午後7時ごろから高谷さんを含む5人が作業していた。
重機で穴を開け、ダイナマイトで発破作業をする準備中だったが、土砂が崩落したという。
警察などによると、崩れたのは、掘削するために吹き付けていた大量のコンクリートなどとみられ、数トン規模の可能性もある。
同トンネルは、昨年10月着工。1日4回の発破作業を行い、24時間交代で掘削していた。
工事は、前田建設工業東北支店が受注。高谷さんは、下請けのK建設(仙台市)の社員で、北海道から働きに来て作業に入っていた。
事故を受け、工事は当面中止する。
同トンネルは、2016年3月の完工を目指している。
出典URL
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150402_3
4月1日23時39分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後7時20分ごろ、岩手県宮古市千徳の東日本大震災の復興道路「小山田トンネル(仮称)」の建設現場で、長さ約1.5m、重さ数100kgの石が滑り落ち、K建設(仙台市)の作業員の高谷さん(61)が下敷きになった。
高谷さんは、頭蓋骨骨折で間もなく死亡した。
警察によると、高谷さんら5人が同日午後7時から掘削作業をしていた。他の4人は無事だった。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20150402k0000m040131000c.html
(2015年8月8日 修正1 ;追記)
2015年8月3日12時48分に産経新聞から、作業主任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮古労基署は3日、工事を請け負った「K建設」(仙台市)と、安全管理する立場だった同社の男性作業主任者(49)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
送検容疑は4月1日、高谷さんが発破のため火薬の装填作業をしていた際、小規模な崩落があり、さらに崩落の危険があったのに、作業を中止せず安全な場所に退避させなかった疑い。
労基署によると、1回目の崩落の後、高谷さんが落ちた火薬を回収しに行こうとして、崩落した岩の下敷きになり死亡した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150803/afr1508030015-n1.html
2015年4月2日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後5時ごろ、静岡市駿河区の健康食品製造会社「A社」の社員から、「会社ビルから煙が出ている」と119番通報があった。
警察などによると、ビル3階に置かれていた材料の薬品が熱を持ち、煙が発生したとみられるという。
けが人はなかった。
煙はほぼ収まったが、安全確保のため周辺に規制線がひかれ、周辺は一時、騒然とした。
警察などが、詳しい原因や被害状況を調べている。
(2015年6月20日 修正1 ;追記)
2015年4月2日付の静岡新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報のほうが説得力があると感じたので、タイトルとカテゴリーも変更した)
本社工場3階から白煙が出ていると、社員が119番した。
同社によると、本社工場は6階建てで、1~5階で健康食品の原材料加工が行われていたという。
何らかの原因で、製造過程の原材料が熱を持った可能性があるという。
2015年4月1日15時2分にNHK甲府から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午前9時20分ごろ、笛吹市一宮町の産業廃棄物処理会社「E社」で、敷地内の焼却炉の改修作業中に壁が崩れ、作業員数人が下敷きになった。
駆けつけた消防が全員を救出したが、警察によると、この事故で男性5人がけがをして病院に運ばれ、手当てを受けているという。
消防によると、けがをした5人のうち4人は意識があり、1人は心肺停止の状態だという。
警察などによると、事故が起きた焼却炉は高さ3m、幅12mの円柱型のもので、会社が壁の改修作業を委託した業者の作業員が中に入って、内側の壁に付いているレンガを張り替える作業をしていたところ、壁が崩れてきたという。
警察で、会社の関係者などから話を聞いて、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/1046816091.html?t=1427868125
4月2日付で読売新聞山梨版からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
警察は実況見分を行い、作業手順に問題がなかったかなど調べている。
E社によると、焼却炉は横向きの円筒状で直径約3m、長さ約12m。処理能力は1日約40トンで県内最大級。
炉の内側には厚さ約30cmの耐火壁があり、焼却灰などが付着するため、定期的に張り替え作業を行っていた。
今回の作業は、E社から川崎市の会社を通じて別の同市内の会社が受注。
関係者は、「通常は、内部に足場を組み、破砕機で上部の内壁から少しずつ崩す。今回の事故の状況は分からない」と話している。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20150401-OYTNT50146.html
4月2日付で毎日新聞山梨版からも、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は1日夜、負傷した5人は20〜50代の男性で、うち50代の男性は意識不明の重体、20代の男性が左足の指の骨を折るなどの重傷と発表した。他の3人は体に擦り傷を負うなどの軽傷だという。
警察などによると、同社敷地内にある円筒形の焼却炉内で川崎市のプラント専門業者が内壁の耐熱れんがを張り替えていたところ、れんがが崩落し、中にいた作業員5人が巻き込まれた。
いずれも救急隊員らによって救助されたが、50代男性は意識がなかったという。
通報を受け、救急車など8台とドクターヘリが出動し、現場は一時騒然とした。
作業員はいずれも川崎市のプラント専門業者で、E社の男性社員は、「業界でも有名な業者。こんなことが起こるとは」と話した。
別の社員の男性は、「サイレンが聞こえ、消防車などが近づいて来た。その時はまさかうちの会社とは思わなかったが、けがをした人が心配」と表情を曇らせた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20150402ddlk19040201000c.html
(2017年10月6日 修正1 ;追記)
2017年10月5日16時42分にNHK山梨から、焼却炉は解体中で、天井にヒビが入ってコンクリート製の壁が崩れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
おととし4月、笛吹市にある産業廃棄物処理会社で焼却炉の解体作業中に内部のコンクリートの壁が崩れ、作業を請け負っていた会社の従業員5人が下敷きになり、1人が重体に、ほかの4人もけがをした。
これまでの調べで、作業はトンネルのような形をした焼却炉の中で行われ、床の部分の解体を進めていたところ、天井部分にひびが入り、重さおよそ15トンに及ぶコンクリートの壁が崩れ落ちたことがわかった。
甲府労基署は、崩れるおそれのある天井部分を事前に板で覆うなど事故の防止策をとっていなかったとして、解体作業を請け負っていた神奈川県川崎市の「K工業」と38歳の現場責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたことについて会社は、「再発防止の徹底に努めます」とコメントしている。
出典
『焼却炉解体事故で労基署が送検』
http://www.nhk.or.jp/lnews/kofu/20171005/1040000296.html
(ブログ者コメント)
事故発生当時の記事では「焼却炉の耐火レンガ張替え中にレンガ崩落」だったが、最新の記事では「焼却炉解体中にコンクリート壁が崩落」となっている。
どちらが正かは不明。
ただ、解体というのは、張替えのためのレンガ解体ということかもしれない。
また、コンクリート壁というのは、レンガを張り付けていた壁のことかもしれない。
そのように考えたので、タイトルも、そのような表現に変更した。
2015年3月31日18時24分にNHK新潟から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時半前、柏崎刈羽原発5号機の発電に使う「タービン」が収納された建屋の最上階で、協力企業の作業員が漏電を防ぐブレーカーを点検しようとしたところ、ブレーカーから火が出た。
火は、その場で消火器で消し止められたが、この際、作業員の28歳の男性1人が左手に軽いやけどをしたという。
5号機は、現在運転を停止していて、東京電力によると、この火事による放射性物質の外部への放出はないという。
火が出たブレーカーは、年に1度行われる定期検査用の電源に設置されたもので、31日は作業員が正常に作動するか確かめるため、電流を流す機器をつなげようとしたところ、突然出火したという。
東京電力は、点検作業中に誤って過度な電流が流れた可能性があるみて、調べている。
同原発の栗田広報部長は、「住民の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ありません。原因を調査して再発防止に努めていきます」としている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033656283.html?t=1427836755741
4月1日付で毎日新聞新潟版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時25分ごろ、東京電力柏崎刈羽原発の5号機のタービン建屋2階で、分電盤(高さ1.7m、幅1m)から出火し、盤の一部を焼いた。
東電の協力会社の男性作業員(28)が、左手に軽いやけどを負った。
東電によると、作業員は部下と2人で分電盤の定期点検をしていた。
盤の一部の「漏電遮断器」に点検用の電流を流そうと器具を当てた際、火花が散って炎と煙が出、火災報知機が作動したという。
作業員は、近くにあった消火器で火を消した。
消防は、同11時15分に鎮火を確認した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150401ddlk15040037000c.html
(2015年4月26日 修正1 ;追記)
2015年4月24日付で毎日新聞新潟版から、点検用器具の電源をとろうとした際に接続用金具が別の場所に接触してショートしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
東電は23日、分電盤を点検しようとしていた作業員が、大電流が流れる銅板2枚を誤って短絡(ショート)させたのが原因だったと発表した。
東電によると、作業員は、点検用の器具を分電盤の一部に接続して電源を得ようとした。
この際、手に持った接続用の金具が本来の接続場所から1cmほどずれ、平行して走る2枚の銅板(間隔約1cm)の間に挟まった。
銅板にはいずれも4700アンペア(一般家庭の使用限度の100倍以上)という大電流が流れており、短絡して火が出たとみられる。
東電は点検の作業手順を改良し、銅板に近い部分からは電源を取らないことにした。
出典URL
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150424ddlk15040018000c.html
2015年4月23日17時57分にNHK新潟からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は23日、原因の調査結果について、柏崎刈羽原発の栗田広報部長が会見で明らかにした。
それによると、作業員がブレーカーの点検装置の電源を取ろうとしたところ、持っていた電源クリップが、誤って電気が通っている別の金属部に接触してショートを引き起こし、火花が散って火事になったという。
また、作業には危険が伴うことを認識していながら、点検の作業手順を示したマニュアルには、ショートを引き起こすおそれがあることや、電源を安全に取るための接続場所の指定がなかったという。
東京電力では、マニュアルの見直しを進める共に、電気が通る部分には保護カバーを取り付けるとしている。
栗田広報部長は、「ご心配をおかけして申し訳ありません。危険を伴う作業に対してもう1度立ち戻って安全対策を行い、再発防止に努めていきたい」と陳謝した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1034264351.html?t=1429824867961
2015年3月31日19時26分にgooニュース(熊本放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前、玉名郡長洲町の造船工場で、作業員の横山さん(男性、20歳)が、造船中の船の貯蔵室の蓋と船体に頭を挟まれた。
警察によると、きょう午前10時ごろ、造船中の船の上で、関連会社から派遣されている横山さんが、船の貯蔵室の周りにある落下防止の囲いの部分で休憩していたところ、別の作業員が閉じようとした貯蔵室の蓋と囲いの部分に頭を挟まれたという。
横山さんは頭の骨を折るなどし、意識不明の重体。
警察は、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003201503311926140111.html
3月31日19時16分にNHK熊本からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
31日午前10時ごろ、長洲町にある造船所「J社」で、製造中の運搬船の甲板で作業員の男性(20)が貯蔵庫の蓋に頭をはさまれたと消防に通報があった。
男性は、ドクターヘリで熊本市内の病院に運ばれたが、意識不明の重体になっている。
警察によると、運搬船は穀物などを運ぶため船体に貯蔵庫が9か所あり、甲板側に縦およそ16m、横およそ12mの金属製の蓋がそれぞれ2つずつ、電動で観音開きになる仕組みになっている。
横山さんは、同僚およそ4人と、そのうちの1つの近くで休憩をしていたところ、蓋が動き出して頭を挟まれたということで、警察は詳しい事故の原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/5003664221.html?t=1427842116193
2015年3月31日1時16分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月30日23時57分に共同通信から、3月30日21時43分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後5時半過ぎ、青森県十和田市深持にあるコメの仲買業者から、倉庫で人が倒れていると119番通報があった。
通報を受けた消防署員が駆けつけたところ、男女2人が倒れており、まもなく死亡が確認された。
亡くなったのは十和田市の会社社長の小笠原さん(男性、67歳)と小笠原さんの娘の社員(47歳)の2人。
2人は、倉庫の中に設置されている精米機に不具合があった場合に入って調べる地下点検室で倒れていた。
2人に目立った外傷はなく、消防によると、現場で有毒ガス類は検知されなかったが、酸素濃度が低い状態だった。
酸欠で亡くなった可能性もあり、警察が死因などを調べている。
倉庫は、間口約10m、奥行き約50m。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2015/03/31/07272021.html
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015033001002380.html
http://www.asahi.com/articles/ASH3Z6WWTH3ZUBNB014.html
3月31日に河北新報からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、2人は精米作業中で、機械にコメが詰まり、地下2mの点検室に様子を見に行った際に倒れた。
内部で詰まったコメが発酵し、二酸化炭素がたまりやすくなっていたらしい。
親族の話によると、これまでにも具合が悪くなる従業員がいたという。
出典URL
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150331_23032.html
4月1日付で毎日新聞青森版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、119番通報の際、「発酵によってガスが発生した可能性がある」との情報があり、消防の救急隊の現場到着時にガス検知器で計測をしたが、有毒ガスが検出されるなどの異常はみられなかった。
一方で、通常は21%程度とされる空気中の酸素濃度が十数%に下がっていたことが確認されたという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150401ddlk02040055000c.html
4月3日付で読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月3日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
司法解剖の結果、2人の死因が窒息だったと判明したことが2日、捜査関係者への取材で分かった。酸欠が原因だった可能性が高く、警察が詳しい経緯を調べている。
警察の発表では、社長の小笠原さん(当時67歳)と長女の小清水さん(同47歳)の遺体は、3月30日夕、精米機の床下に設けられた点検室(約19m3)で見つかった。
捜査関係者によると、この場所は、モミなどを精米機に流し込む際に不具合がないかを確認するためのスペースだった。
遺体発見時には、精米機からこぼれ落ちるなどしたとみられる古い玄米やモミが床一面に広がっていたという。
今回の事故では、地元消防が駆けつけた際、点検室の酸素濃度が通常の21%から半分程度まで低下し、生命に危険が生じる状態だったことが判明している。
捜査関係者によると、小笠原さんらが精米機を扱ったのは約2週間ぶりだったといい、警察では、それ以前から室内で古くなったモミや玄米が発酵したり、コメが酸素を吸って二酸化炭素を排出する「呼吸」を続けたりした結果、酸素濃度が著しく低下したとみている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150402-OYTNT50422.html
(2015年4月19日 修正1 ;追記)
2015年4月17日付で毎日新聞青森版から、酸欠が原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
4月日付で朝日新聞青森全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警が、2人が倒れていた地下点検室を約2週間密閉した上で空気を調べたところ、通常約21%の酸素濃度が2%に低下し、二酸化炭素濃度が1%未満から約20%に上昇していたことが分かった。
16日、県警への取材で判明した。
県警は、点検室内の玄米やもみが呼吸で酸素を吸収したり、発酵や腐敗したりする過程で二酸化炭素が発生し、2人が酸欠を起こした可能性が高いとみている。
十和田署や県警捜査1課によると、3月31日に点検室を実況見分した後、今月15日まで約2週間、玄米やもみが堆積したまま密閉した。
また、科学捜査研究所が、現場から採取した玄米などを密閉した容器に入れて点検室内で数日間放置する実験を行い、こちらは酸素濃度は約4%、二酸化炭素濃度は約21%になったという。アルコールも検出されたという。
地下点検室は深さ約2.5mの半地下にあり、縦約3m、横約2.5m。換気扇などは無かった。
倉庫1階の床に出入り用のふたがあり、事故当時は開いていた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150417ddlk02040256000c.html
2015年3月30日21時39分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後2時半ごろ、大阪府東大阪市の「Ⅾ社」のメッキ工場で、下水から硫化水素が出ていると市の職員が119番した。
異臭が立ち込め、周辺の住民や工場にいた作業員ら約300人が一時避難した。
近隣の工場の40代の女性従業員が病院に搬送されたが、命に別条はない。
警察などによると、メッキ工場では、亜鉛と硫化ソーダを中和させて廃液として下水に流す処理をしていた。
何らかの原因で中和できず、流れた硫化ソーダに水分が加わって硫化水素が発生したとみられる。
近隣の工場が「異臭がする」と届け出て、市が職員を派遣していた。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150330/wst1503300075-n1.html
2015年3月31日7時3分に産経新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前7時ごろ、柏市のアスファルト再生工場「T社」で、同社社員の山崎さん(男性、24歳)が脚立に座った状態で、3階天井部分にある機械に頭を挟まれているのを別の社員が発見した。
山崎さんはすでに心肺停止状態で、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
警察によると、窒息死とみられる。
4階に薬剤のタンクがあり、底部分には3階の計量容器に薬剤を注ぎ入れるため、開閉口が付いていた。
山崎さんは、この開閉口に頭を入れ、下からタンク内の清掃をしていたという。
山崎さんは、開閉口が自動で閉まらないように、レバーに木製のトンボを立てかけて固定していたが、何らかの理由で外れたとみられる。
清掃は3人で行うなどのマニュアルが守られておらず、警察は、安全管理体制に問題がなかったか調べている。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/150331/rgn1503310078-n1.html
3月31日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
薬剤タンク底のゲートの開閉部に頭部を挟まれて死亡した。
清掃の際はゲートの開閉を手動に切り替えるが、自動になっていた。
(ブログ者コメント)
「事例(挟まれ・巻き込まれ;安全対策無視)」カテゴリーを、「事例(挟まれ・巻き込まれ)とは別個に新設し、この事例は、そこに入れました。
また、過去の同様な事例も、新カテゴリーに編入しました。
(新設理由)
法律で禁止されていること、マニュアルや安全設備があるにもかかわらず、それに従わず事故になった事例が結構多い。
そういった事例が特に多いと感じている「挟まれ・巻き込まれ」事故について、啓蒙の意味で、カテゴリーをもう一つ作りました。
2015年3月28日16時56分に共同通信から、下記趣旨の記事が再現写真付きでネット配信されていた。
高齢者を車いすやベッドから介護リフトを使って移動する際に転落させてしまう事故が相次ぎ、2014年までの10年間に4人が死亡、24人が重軽傷を負っていたことが28日、消費者庁と独立行政法人製品評価技術基盤機構(東京)への取材で分かった。
誤った使用方法が原因で、リフトに固定するためのベルトが外れたり、車いすごと転落したりしたとみられ、業界団体は、正しい使い方をするよう注意を呼び掛けている。
介護リフトは、体が不自由な人をシートでくるんでつり上げ、ベッドや浴槽に移動するタイプや、車の後方に付けた昇降機で車いすごと出し入れするタイプなどがある。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201503/CN2015032801001459.html
2015年3月30日14時14分に伊賀タウン情報YOUから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また、3月31日11時13分に読売新聞からも、同趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
伊賀市は3月30日、同市平野西町の「くれは水辺公園・秋の広場」で、市内に住む女子児童(12)が右手薬指の指先を切断する事故が発生したと発表した。
市によると、児童は28日午後3時ごろ、公園内にある、地面から約70cmの高さに設置された芭蕉句碑の説明板に腰を掛け、両側の支柱(高さ約60cm)に手を掛けていたところ、バランスを崩して後方へ転倒した。
このはずみで、両側の支柱の中央よりやや上でボルト止めされていた説明板が回転。
市は、女子児童は説明板と支柱の間に指先をはさまれ、爪の部分を切断したとみている。
女子児童は事故当日、父親と兄弟2人の4人で公園を訪れていた。
事故に気づいた父親が近くのクリニックに連れて行ったが、指先の切断が確認されたため、市内の病院で緊急措置を受けた。
回収した指が乾燥するなどしていたため、縫合による再生はできなかったという。
説明版は縦横約40cmのステンレス製で、高さ約60cmの支柱に2本のボルトで両端1箇所ずつ固定していたという。
ボルトがどれくらいの強度で締め付けられていたかは、分かっていない。
句碑は、2002年の開園時に設置した。
市は29日に事故の通報を受け、家族に謝罪すると同時に、警察へ事故の発生について報告。
30日に市が管理する29か所の都市公園で緊急の公園点検を実施。同公園内にある16基の句碑の案内板を全て撤去した。
30日に開いた記者会見で、市建設部の北山部長は、「大人の目線での日常管理の盲点から発生したもの。幼児、児童、高齢者など弱者の立場、目線から施設管理を行えるよう点検のあり方を改めたい」と述べた。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2015/03/post-872.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150331-OYT1T50059.html
3月31日付で中日新聞三重版からも、解説的記事がネット配信されていた。
伊賀市平野西町にある市管理の「くれは水辺公園」で28日、市内の小学六年生の女児(12)が松尾芭蕉の句碑の説明板で指先を切断した事故で、市都市計画課は、遊具ではない看板が安全かどうかの点検をしていなかった。
北山建設部長らが30日会見し、「説明板の上に乗るとは想定しておらず、盲点だった」との見方を示した。
同課が管理する市内29カ所の公園の遊具は、年1回は専門業者、月1回は市の委託を受けたシルバー人材センターが触ったり、ハンマーでたたくなどして点検している。
しかし、説明板はこうした点検はせず、週4回の巡回で目視で確認していたという。
事故のあった説明板はステンレス製で、縦横40cm。芭蕉の句の説明を記し、2本の支柱(高さ60cm)の間に左右1本ずつのボルトで取り付けられていた。ボルトは一つはステンレス製で片方は鉄製。
市によると、女児は支柱を手に持って後ろ向きに説明板に乗り掛かったところ、板が傾いて地面に倒れた。女児は説明板に右手薬指を挟まれ、爪から先の部分を切断したとみられる。
公園には他に15基があったが、いずれもボルトはステンレス製。鉄製のボルトは修理の際に代替品として使われたとみられるものの、修理記録は残っていない。事故当時、強く締め付けられていたかは不明という。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20150331/CK2015033102000024.html
(ブログ者コメント)
○代替ボルトが鉄製だったという不具合はあったものの、設置者や設計者が思いもしなかった使われ方をして事故が起きた一つの例として紹介する。
○これまで、公園などで産業活動中とは言い難い時に起きた事例であっても、参考になりそうなものは、紹介してきた。
しかるに、その数が結構増えてきたため、一般の産業災害事例とはカテゴリーを分けておいたほうが過去事例検索時に使い勝手がよいだろうと思い、新たに「道路、公園、公共施設等」カテゴリーを作成した。
該当する過去記事も、新カテゴリーに変更中。
2015年3月28日19時32分に石川テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月28日21時11分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後、能美市の北陸自動車道で車3台が絡む事故があり、乗用車に乗っていた生後2か月の男の赤ちゃんが死亡した。
午後1時過ぎ、能美市山口町の北陸自動車道で、追い越し車線を金沢方面に走行中の乗用車が後ろからきた中型トラックに追突された。
乗用車は、その弾みで走行車線に出たところを、さらに後ろからきた軽乗用車に追突された。
この事故で、乗用車の後部座席でチャイルドシートに座っていた赤ちゃんが頭を強く打ち、病院に搬送されたが、およそ1時間後に死亡が確認された。
乗用車を運転していた父親と赤ちゃんのとなりに座っていた母親も、軽いけがをした。
現場は片側2車線の直線道路で、乗用車の前を走っていたトラックの荷台から鉄製の棚が落下してぶつかり、スピードを落としたところに中型トラックが追突した可能性が高いという。
警察は、関係者に詳しく話を聞くなどして、事故原因を調べている。
出典URL
http://www.ishikawa-tv.com/news/main.php?id=24741
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150328-OYT1T50119.html
2015年3月27日18時44分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中部電力は、供給エリアの岐阜県をはじめ愛知・三重など5つの県に設置している電柱のうち、あわせて220本で電線からの漏電が見つかったと発表した。
問題があった電柱はすべて修理を終えていて、けがをした人はいないという。
中部電力は、去年8月、三重県と静岡県の山間部に設置している金属製の電柱2本で漏電が見つかったことを受けて、電力を供給している5つの県にある電柱およそ224万本を対象に、問題がないか調べてきた。
その結果、最初に見つかった電柱を含めた、あわせて220本で金具などへの漏電が確認されたという。
中部電力によると、地域別の内訳は、岐阜県が29本。このほか、愛知県が87本、静岡県が48本、長野県が30本、三重県が26本となっている。
原因は、いずれも電線と絶縁部品をつなぐ器具が正しく取り付けられていなかったためで、問題があった電柱はすべて、先月上旬までに修理を終え、けがをした人はいないという。
中部電力は、点検の体制を強化するなど再発防止策を講じることにしていて、「2度とこのようなことを起こさないよう全力で取り組んでいきます」とコメントしている。
今回の問題を受けて、経産省の中部近畿産業保安監督部は、中部電力に対し、厳重に注意をするとともに再発防止策を徹底するよう指示した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083570381.html?t=1427490273981
(ブログ者コメント)
昨年8月の事例は、下記参照。
2014年10月24日掲載
[昔の事例の顛末] 2014年8月 長野県駒ケ根市で中部電力の電柱に登って工事中、電柱本体に漏電していたため感電して転落死、横展開調査で漏電電柱が現状38本見つかり修理済
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4370/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。