







2014年7月28日13時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前11時ごろ、東京都江東区潮見2丁目のS造船から「爆発火災が起きた」と119番通報があった。
警察によると、男性作業員2人が船のフロート(浮体)部分にシンナーを使って塗装していたところ、爆発が起こり、30代の作業員1人が死亡した。もう1人は軽傷。
警察は、シンナーに引火したとみて、業務上過失致死傷容疑で調べている。
警察によると、2人は川に浮かぶ台船の上で作業中だった。
死亡した作業員は爆風で飛ばされ、頭を強く打ったという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7X3T1TG7XUTIL00M.html
7月28日21時33分に共同通信から、また7月28日13時27分にはmsn産経ニュースから写真付きで、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は28日、死者は下請け会社の塗装工(36)と明らかにした。負傷者は、別の下請け会社に所属する30代の塗装工で、2~3週間のやけどなどを負った。
警察によると、死亡した男性が運河の台船上で、船の部品の内部に入り、スプレーで塗料を吹きつける作業をしていた際に爆発が発生。男性は爆発の衝撃で約10m吹き飛ばされており、鉄板などで頭をぶつけた可能性が高いという。
交代するため近くにいた30代の塗装工も、熱風を浴びたという。
警察は、塗料に含まれるシンナーに何らかの原因で引火したとみて調べている
現場はJR京葉線潮見駅近くで、運河沿いに倉庫などが建ち並ぶ一角。
S造船のホームページによると、海上保安庁の巡視艇などを製造しているという。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072801001984.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140728/dst14072813270002-n1.htm
7月28日19時17分にTBS News iからは、関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塗装に使っていた塗料にはシンナーが含まれていて、現場には工業用の大型扇風機があったことから、警視庁は、扇風機の電気系統に何らかのトラブルがあり、塗料に引火し、爆発したとみて原因を詳しく調べている。
出典URL
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2260784.html
(ブログ者コメント)
○msn産経ニュース掲載写真を見たところ、フロートの大きさは1m×1m×10mぐらいで、人が入れるほどの穴が、等間隔で3ケ所あいている。
○スプレーを使用していたということであれば、噴出帯電など、静電気が原因だった可能性も考えられる。
(2017年6月7日 修正1;追記)
2017年6月3日0時43分に産経新聞から、送風機が着火源だと結論づけられたらしいと読み取れる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
深川署は業務上過失致死傷の疑いで、塗装を請け負ったK塗装(千葉県市原市)の40代の男性社長を書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、書類送検容疑は26年7月28日、同社塗装工のHさん=当時(36)=が船のタンク内で引火性の成分を含む塗料をスプレーで吹き付ける際、現場で発火の恐れがある送風機の使用を禁止するなどの安全対策を怠り、爆発によりHさんを死亡させ、近くにいた別会社の塗装工の30代の男性にやけどを負わせた疑い。
Hさんは爆発で約9m吹き飛ばされて頭を強く打ち、男性も熱風を浴びた。
亀戸労基署も2日、労安法違反の疑いで、K塗装の社長と法人としての同社を書類送検した。
出典
『塗装会社社長を書類送検 2人死傷の造船所爆発事故』
http://www.sankei.com/affairs/news/170603/afr1706030008-n1.html
2014年7月27日付で朝日新聞茨城版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神栖町東和田、旭硝子鹿島工場で27日午後11時ごろ、同社の下請け会社員の男性(38)がベルトコンベヤーに巻き込まれ、ベルトとベルト下部のロールの間に挟まれた。
救急搬送されたが、28日未明に死亡した。
警察によると、男性は外壁材を製造する職場の班長。ベルトコンベヤーは原料の搬送用で、一緒に作業をしていた6人は、異状を知らせるブザーで事故に気付いたという。
2014年7月29日付の茨城新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
ベルトコンベヤーのベルトとサポートロールと呼ばれる部品の間に体を挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
警察によると、男性は7人ほどで外壁材の原料を運ぶ作業を行い、事故当時はベルトコンベヤーの点検作業をしていたという。
ベルトはゴム製で幅約2m、コンベヤーの長さは5~6mで、枠は鉄製だった。
2014年7月28日11時52分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後1時20分頃、大分県九重町田野の観光牧場「九重やまなみ牧場」で、園内を周回していた「トラクターバス」のトラクターと荷台の連結部分が外れた。
3家族15人が乗った荷台が傾き、うち臼杵市の女子高校生(17)ら県内外の10人がけがをした。いずれも打撲など軽傷。
警察の発表によると、トラクターバス(20人乗り)は、トラクターが荷台を引き約10分かけて園内を回る。
従業員男性(34)が運転し、下り坂を進んでいたところ、連結が外れて荷台の前部が地面に落下、客が椅子から落ちるなどしたという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140728-OYT1T50043.html
2014年7月28日付の大分合同新聞紙面にも、連結方法などを記したやや詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
トラクターと荷台(長さ約5.6m、幅約1.9m)は、双方から出る鉄の棒をボルトで固定。緩やかな下り坂から平坦な道になる場所付近で連結部が外れた。
近くの側溝に荷台の先端部分が落ちた衝撃で乗客同士がぶつかり、けがをした。座席にシートベルトはなかった。
同牧場によると、2000年にトラクターと荷台を自動車修理工場で連結した。
公道を走らないため、連結部分は目視で点検する程度だったという。
2014年7月28日0時31分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前7時15分ごろ、愛知県東海市東海町5の新日鉄住金名古屋製鉄所で、自家発電機5基のうち1基が停電した。
コークス炉内にたまった一酸化炭素(CO)を含むガスを電気で処理できなくなり、ガスを自動で燃やし無害化する緊急措置を取ったため、大量の黒煙が上がった。
停電による黒煙排出事故は、今年4度目。
市によると、黒煙は午前10時35分ごろに収まった。構外で人体に有毒なガスは検出されていない。
製鉄所によると、構内の使用電力の10%を担う自家発電機4号機の変圧器がショートし、停電した。原因は調査中。
この停電で、コークス炉内のガスを次の工程に送るための送風設備の一部が停止した。他の自家発電機4基は稼働していた。
名古屋製鉄所では今年1月に2回、6月に1回、いずれも停電による黒煙排出事故があった。
1月の事故は、周辺道路の通行止めや市民が外出を自粛するなど生活に影響。県や市が立ち入り調査した。
柳川副社長と酒本所長は今月7日、大村秀章知事を訪ねて度重なる事故を謝罪したばかり。
酒本所長は27日夕に会見し「4回も連続し、事故を起こして大変申し訳ない」と繰り返した。
製鉄所は停電時に黒煙の発生を抑えるため、2015年度末をめどにコークス炉の送風設備の電源を現在の1系統から2系統にするなどの対策工事を計画していたが、前倒しを検討すると会見で明らかにした。
今回のトラブルで工場の稼働は止まったものの、停電による生産設備の不具合は起きなかった。自動車産業への影響は出ないとみられる。
同製鉄所は窒素などの産業用ガスを大同特殊鋼と愛知製鋼に供給しているが、ガス供給施設は止まらなかったため、影響はなかった。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014072890003104.html
2014年7月26日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県尼崎市の県立尼崎西高校のグラウンドで今年5月、陸上部員が投げた槍がサッカー部員の男子生徒の脚に当たり、数針を縫うけがをしていたことが県教委などへの取材で分かった。
陸上部の顧問が練習に立ち会っていたが、安全確認を徹底していなかったという。
県教委などによると、5月7日午後5時35分ごろ、大会に向けて練習していた陸上部の男子部員が投げた槍が、43m先でボールを取ろうとしていたサッカー部の男子部員の左脚に当たった。
グラウンドでは当時、陸上部員が北側から南側へ槍を投げる練習をし、サッカー部は南側で練習中だった。
サッカー部の生徒は病院へ救急搬送され、足を数針縫ったが、2日後から通学したという。
同校は「大ごとではない」と判断し、警察には届けなかった。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20140726ddf041040016000c.html
(ブログ者コメント)
学校で槍投げの練習をしていて部外者に重傷を負わせた事故が過去にあり、その学校では、練習場所を変えるなどの再発防止策をとった
2012年7月 福山市の大学
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2061/
今回の学校では、どういった対策をとるのだろうか?
大ごとではないからといって、何もしないとは思えないが・・・。
2014年7月30日16時24分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図表解説付きでネット配信されていた。
職場で熱中症にかかり、死亡した人が、昨年30人に上ったことが厚生労働省の調査で分かった。
炎天下で作業する建設業や警備業だけでなく、屋内で作業する製造業などでも亡くなるケースが相次いでいた。
厚労省は防止策として、高温多湿の場所で作業する場合は1週間かけて徐々に作業時間を長くし、のどの渇きを感じる前から水分や塩分を摂取するよう呼びかけている。
同省によると、亡くなった人の職種は、建設業が最多で9人、次いで高温設備を使用することが多い製造業が7人。ほか警備業2人、農業、運送業、林業各1人、その他9人だった。
発症した時刻は、気温が上昇し、体に1日の疲れが蓄積する午後2時~5時台で7割を占めた。
昨年7月の愛媛県の30歳代男性のケースでは、食料品メーカーの工場で、午後4時頃から温水がたまった水槽でコンテナを洗浄していたが、約1時間半後に突然うずくまり、意識を失った。救急搬送されたが、翌日亡くなった。
また、大分県の10歳代男性は昨年8月、住宅解体現場で午前9時半頃から作業を始め、午後4時半頃に吐き気やふらつきなどの症状が出た。休んでも回復せず、6時半頃に病院に搬送され、午後9時頃に死亡した。
同省によると、2人を含め、30人全員が、段階的に体を暑さに順応させる対応が不十分だったという。
統計上は、高温多湿な環境で作業を始めてから7日間は汗をかきにくいなど順応できず、体の調整機能が破綻する危険性が高いという。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140730-OYT1T50121.html?from=ycont_top_txt
(ブログ者コメント)
厚労省HPをざっと見てみたが、報道発表資料や熱中症情報サイトの中に、元記事は見つからなかった。
2014年7月25日19時40分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
防虫剤の原料などとして使用される「ナフタレン」と、防火壁保護材などに使われる「リフラクトリーセラミックファイバー」について、厚生労働省の専門家検討会は25日、発がん性があるため、製造や取り扱いをする事業所では、作業員の体内に取り込まれないようにする防護措置を取らなければ、健康被害を及ぼす恐れがあるとする報告書をまとめた。
今後、同省が具体的な措置内容を検討し、事業所に実施を義務づける。
世界保健機関(WHO)に所属し、化学物質などの発がん性を評価している専門組織、国際がん研究機関(IARC)は2002年、二つの物質を、5段階のリスク評価で3番目に危険性が高い「発がん性を示す可能性がある」レベルに分類。
厚労省が労働現場の使用実態を調査し、健康被害のリスクを検討してきた。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140725-OYT1T50113.html?from=ycont_top_txt
2014年7月25日15時27分に朝日新聞から、「スプレー缶、引火や爆発相次ぐ 生活センターに160件」というタイトルで下記趣旨の記事が、スプレー噴射火災実験の写真付きでネット配信されていた。
国民生活センターは24日、制汗消臭剤やヘアスプレーなどのスプレー缶製品に使われている可燃性のガスに引火したり、缶が爆発したりする事故が相次いでいると注意を喚起した。
スプレーを使った直後にたばこに火を付けるなどすると、思わぬ事故につながるおそれがあるという。
20日には大阪府豊中市の国道で、軽自動車を運転していた男性(24)がたばこを吸おうとしてライターの火をつけたところ、全身に火が回り大やけどを負うという事故が起きた。
警察によると、男性は暑さを和らげようと車内で冷却スプレーを使っていたといい、スプレーに含まれていた可燃ガスに引火したとみられる。
また、国民生活センターによると、自動車内など温度が高くなる場所にスプレー缶を放置すると破裂することもあるという。
スプレー缶の事故情報は2009年4月以降、全国の消費生活センターに160件寄せられているほか、医療機関からの情報提供で45件確認されている。
国民生活センターの実験では、衣類を着せたマネキンに冷却スプレーを10秒噴射し、袖口にライターの火を近づけたところ、一瞬で衣類に火が燃え広がり、約3分でほぼ全焼したという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S566GG7SUTFL00D.html
(ブログ者コメント)
国民生活センターからの注意喚起文書は、下記参照。
2014年7月24日 公表
『スプレー缶製品の事故に注意-コールドスプレー使用時とスプレー缶の穴開け時の事故も発生-』
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140724_1.html
豊中市の事例は、下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4133/
2014年7月26日付で毎日新聞埼玉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月26日付で朝日新聞埼玉版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後4時15分ごろ、北本市深井8の大洋液化ガス埼玉工場で「煙が出ている」と作業員が119番した。
LPガスのタンクが燃え、約30分後に鎮火。
警察によると、タンクから残留ガスを抜く作業中にガスが漏れ、何らかの理由で引火し燃え広がったとみられる。
27歳と37歳の男性作業員2人が下半身にやけどを負い病院に運ばれたが、意識はあり命に別条はないという。
液化ガスをLPガスに加工している同工場は、鉄骨2階建てで1階部分にタンクが置かれていた。
やけどした2人の他に工場内に人はおらず、建物への延焼もなかった。
警察が、出火原因を調べている。
出典URL
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20140726ddlk11040226000c.html
(2014年8月3日 修正1 ;追記)
2014年7月26日付の埼玉新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
500kgのタンクから残留LPGガスを抜く作業中、ガスに引火。
タンクが焦げ、作業していた27歳と37歳の男性作業員2人が下半身にやけどを負い、病院に搬送された。いずれも命に別条はないという。
警察によると、タンクは円筒形をした直径約1mの金属製。
中身を空にするため、2人でバルブをひねってガス抜きしていた時、何らかの原因で引火したという。
別の作業員が煙が出ているのに気付き、119番した。
2014年7月26日付で朝日新聞鹿児島全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前10時ごろ、鹿児島市沖の錦江湾で停泊中のクレーン船の甲板上で「作業員が負傷した」と、別の作業員から海保に通報があった。
海保によると、深田サルベージ建設(大阪市)の男性作業員(19)が、落下してきた重さ約1トンの滑車と甲板の間に足を挟まれ、右足骨折のけがをした。
クレーン船は、日本最南端の沖ノ鳥島で転覆事故を起こした桟橋の撤去作業中だった。
桟橋は、今年3月末、7人が死亡した転覆事故の後、錦江湾に運ばれ、海中に突き出した4本の脚を取り外す作業をしていた。
国交省関東地方整備局によると、この日は製造元のある北九州港に運ぶため、桟橋本体を台船に載せる作業をしていたという。
(2014年8月5日 修正1 ;追記)
2014年7月26日付の南日本新聞紙面に、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
大型クレーン台船(全長90m、幅41m、4364トン)甲板上で、作業中の男性(19)が倒れてきた滑車(約1トン)に足をぶつけて骨折した。
海保によると、台船の滑車を積み込んでいた。
2014年7月24日21時40分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後3時ごろ、広島県北広島町新氏神の産業廃棄物中間処理施設「K社広島総合工場」で、従業員から「白い煙が出て数人が倒れた」と119番があった。
消防などによると、20〜50代の男性作業員7人が広島市内の病院に搬送され、1人が意識不明の重体で3人が重症、3人が軽症。
7人は、廃油を油や固形物に分別するなどの作業中だった。
何らかの原因で硫化水素ガスが発生した可能性があり、詳しい状況を調べている。
警察などによると、同施設には複数の工場があり、7人は当時、施設に持ち込まれた廃油などを油や固形物に分別し、焼却しやすくするための工場で働いていた。
事故があった頃は、ドラム缶に入った数種類の廃棄物を重機で「ピット」と呼ばれる大型容器(深さ約4m)に流し込む作業をしていたが、突然1人が倒れ、助けに向かった3人が次々と倒れたという。現場には有毒ガスが発生していた。
施設関係者によると、この工場の内外で、重体などの7人を含む12人が作業をしていた。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140725k0000m040101000c.html
7月25日付で中国新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から「工場内でガスが発生し、数人が倒れた」と119番があった。
消防によると、ガスから高濃度の硫化水素を検出した。
警察などによると、ガスは前処理工場と呼ばれる建物内で発生。ドラム缶に入った廃油や汚泥などの産業廃棄物を、ピット(約17m3)に重機で移し替える作業をしていたという。
消防によると、ガスはピット内から発生し、周辺で作業していた4人が倒れ、そのうち3人が意識不明の状態で搬送された。建物外から助けに入った3人も巻き込まれたという。
建物は当時、窓やシャッターを閉め切り、ダクトで排気。
7人は、有機溶剤のガスや粉じんを防ぐマスクを二重にしていた。
同社の担当者は、「ガスは本来の作業では出ない。化学物質の何らかの組み合わせで発生したのでは」と話した。
出典URL
7月24日23時36分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
従業員から、「白色と黄色の煙が出て数人が倒れた」と119番通報があった。
工場は、ガソリンスタンドや自動車整備工場から廃油を集めて焼却処分する施設で、従業員は約40人。
当時は9人態勢で、ドラム缶に入った廃油をプール状の「受け入れ槽」に移して混ぜる作業の途中だったという。
有毒ガスが発生したのがドラム缶を開けた時なのか、受け入れ槽に移して混ぜた時なのか、現段階では不明という。
同社によると、廃油を引き取る際にはサンプルを分析調査し、ほかの廃油と混ぜても化学反応が起きない廃油だけを集めているという。
警察は、安全を確認したうえで、作業員が扱った廃油や発生した有毒ガスの種類などを調べる。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S5GG3G7SPITB01G.html
7月26日3時50分にmsn産経ニュース広島からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7人のうち3人が重体となっていたが、いずれも意識を取り戻した。
事故は24日午後3時ごろ起きた。従業員らが廃油や汚泥が入ったドラム缶をフォークリフトでピットに移し替えていた際、有毒ガスが発生したとみられる。
消防などによると、建物内には10個のピットがある。
発生から約1時間20分後の16時15分に、有毒ガスが発生したとみられる第8ピット付近で、30ppmの硫化水素を検出したという。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140726/hrs14072603500004-n1.htm
(2015年3月16日 修正1 ;追記)
2015年3月10日21時30分にNHK広島NEWS WEBから、受け入れ前の成分確認を怠っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月10日19時10分に広島ホームテレビからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
警察は、施設で処理できない液体を誤って処理しようとした結果、硫化水素が発生した疑いが強まったとして、経営する会社の次長ら6人を業務上過失傷害の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、施設を経営する、滋賀県湖南市にある「K社」の47歳の次長や34歳の工場長ら6人。
警察によると、次長がこの施設で処理できない硫化化合物を含んだ強アルカリ性の液体と強酸性の液体を誤って施設に送り、工場長らも気づかずに処理しようとした結果、硫化水素が発生したという。
また、適切な作業マニュアルがなかったことや、廃棄物を混ぜ合わせる前の成分確認など安全管理を怠っていたこともわかったという。
調べに対し、いずれも容疑を認めているという。
また、労基署は、救助にあたった作業員に酸素マスクなどをつけさせなかったといった労安法違反の疑いで、K社と工場長ら2人を書類送検した。
書類送検についてK社は、「大きな事故を起こしおわび申し上げます。今後、再発防止と安全確保の対策を取っていきます」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150310/3068962.html
http://news.home-tv.co.jp/news.php?ymd=2015-03-10&c=&id=2015-03-105
3月11日付で朝日新聞広島版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、次長らは事故を防ぐ注意義務を怠り、本社から北広島町の工場に誤って配送された強酸性と強アルカリ性の液体をそれぞれ同じピットに注いで硫化水素を発生させ、7人に軽傷を負わせた疑いがある。
警察は、次長が一次処理が済んでいない液体の入ったドラム缶を誤って本社から工場に送ったと認定。
また、工場長ら5人も成分の確認などを怠って硫化水素を発生させ、ガス発生後に倒れた作業員の救出に別の作業員を向かわせて二次被害を出したとした。
2014年7月24日0時29分に名古屋テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月23日23時36分に中日新聞から、7月24日付で毎日新聞中部版から、7月25日6時57分にCBC NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日、三重県津市の県立津高校の化学室で試験管が爆発し、生徒4人が顔や腕などに軽いけがをした。
津高校によると、23日午後2時45分ごろ、化学部員の生徒5人が化学室で、塩素酸カリウムとアルミニウムの粉末を数gずつ混ぜ入れた試験管を炎であぶり金属発光を確認する、課外活動の実験をしていたところ、アルミニウムが突然激しく燃え出し、試験管が爆発したという。
近くにいた1、2年生の男女4人に飛び散ったガラス片が鼻の下や眉、腕などにあたり、4人は救急車で病院に運ばれたが、軽傷という。
実験内容は生徒たちが提案し、顧問の化学教員(30代)も承諾。
部員11人が2班に分かれ、2時半ごろから実験していた。
顧問が実験を指導していたが、爆発時には化学室隣の準備室にいた。
化学部では、これまでも塩素酸カリウムと別の金属粉末を使った同様の実験をしており、学校側は、「アルミニウムの粉末が多すぎたことが原因として考えられる」、「アルミニウム粉末も少量で、問題ないと思っていた。認識が甘かった」と話している。
顧問は、「あれほど激しく燃えるとは思わなかった」と話しているという。
出典URL
http://www.nagoyatv.com/news/?id=83221&p=1http://www.nagoyatv.com/news/?id=83221&p=1
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014072390233654.html
http://mainichi.jp/area/news/20140724ddq041040018000c.html
http://hicbc.com/news/detail.asp?cl=c&id=0003A3A0
(2014年8月4日 修正1 ;追記)
2014年7月24日付の伊勢新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
4人は、試験管に塩素酸カリウム粉末とアルミニウム粉末を混ぜ合せ、炎色反応を見る実験をしていた。
生徒たちは事前に実験の計画書を顧問の教諭(31)に提出していたが、顧問はアルミニウムを含んでも爆発しないと考え、許可したという。
2014年7月23日16時36分にNHK山形から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前6時45分ごろ、南陽市新田の国道13号で、道路の左側で白線を引いていた作業車に中型のトラックが追突した。
この事故で、作業車の荷台に設置されたリフトに乗って作業をしていた会社員の男性(24)が全身を強く打って死亡した。
また、警察によると、リフトに乗っていた30歳の作業員の男性と、作業車を運転していた29歳の男性が足の骨を折るなどのけがをして病院に運ばれた。
警察は、トラックを運転していた会社員の男(27)を、過失運転致死傷の疑いで、その場で逮捕した。
男は警察の調べに対し、「前をよく見ていなかった」と話しているという。
警察は、詳しい事故の状況と原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023212262.html?t=1406148162130
7月23日13時47分にmsn産経ニュースからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は片側1車線の直線で、警察は、男が前をよく見ていなかったとみて調べている。
死傷した3人は、道路脇の白線を引く作業を終え、車線規制のために置いていたパイロンを、トラックを走らせながら回収していた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140723/dst14072313470003-n1.htm
2014年7月24日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時30分ごろ、四日市市のJSR四日市工場で、男性社員(19)が稼働中の合成ゴムの乾燥機に挟まれたと119番通報があった。
JSRなどによると、男性は約30分後に救出されたが、死亡した。
機械は、大型のプロペラがいくつもついており、男性は1人で定期点検をしていたという。
警察が事故原因を調べている。
(2014年8月5日 修正1 ;追記)
2014年7月24日付の伊勢新聞紙面に、より詳しい下記趣旨の記事が掲載されていた。
(新情報に合せ、タイトルも修正した)
点検作業中に乾燥機(高さ約6m、幅約3m、奥行き約18m)の回転機器に巻き込まれ、約1時間後に病院で死亡した。
警察などによると、男性は、タイヤなどの材料となる合成ゴム製造プラントで、午前中から一人で作業していた。乾燥機の点検扉を開けて内部を確認していたところ、何らかの理由で金属製の回転機器に挟まれたという。
工場のマニュアルでは、点検時はプラントの稼働を停止すると定めているが、男性は稼働したまま作業していた可能性が高い。
プラントの緊急停止に気付いた同僚が確認し、事故が判明した。
(2014年12月29日 修正2 ;追記)
2014年12月27日付で朝日新聞三重全県版(聞蔵)から、書類送検された2人が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JSR四日市で7月の事故で書類送検されたJSRと同工場の職員2人について、津地検四日市支部は26日、不起訴処分(起訴猶予)にし、発表した。
同支部は、「再発防止策を講じていることや、遺族の処罰感情を考慮した」としている。
同支部によると、従業員の男性に乾燥用の回転羽根を点検させた際、同社は回転部に覆いや囲いを設けず、安全措置を講じなかったとされる。
男性は、羽根に巻き込まれて死亡した。
2014年7月23日0時37分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後8時10分ごろ、愛知県小牧市大草の段ボール箱製造会社「S社」から「ガス漏れがあり、2人が倒れた」と119番があり、39歳と24歳の男性従業員2人が病院に搬送された。いずれも意識があり、命に別条はない。
警察は、何らかのガスを吸引し、意識がもうろうとなったとみている。
現場には腐敗臭が立ちこめていた。
警察によると、39歳の従業員が排水溝を清掃中に倒れ、助けようとした24歳の従業員も倒れたという。
民間の信用調査会社によると、S社は前身の企業が1968年に創業し、包装用の紙製品などを製造している。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014072201002331.html
2014年7月22日21時11分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後4時半ごろ、岩見沢市栗沢町上幌にある川の護岸工事現場で、「工事中に土砂が崩れ作業員がけがをした」と消防に通報があった。
この事故で、作業員の男性(66)が倒れた鉄板の下敷きになり、ヘリコプターで市内の病院に運ばれたが、およそ1時間半後に死亡が確認された。
警察によると、当時、現場では建設用の大型機械を使ってのり面の土砂を掘削していて、男性がのり面を補強するための鉄板を立てかける作業をしていたところ、突然、土砂が崩れ、鉄板が倒れてきたという。
警察は、工事の関係者から話を聞くなどして、当時の状況や土砂が崩れた詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140722/3198751.html
2013年7月23日付で朝日新聞島根版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国電力HPにも、同趣旨の内容が「お知らせ」として掲載されていた。
中国電力は22日、島根原発(松江市)2号機の廃棄物処理建屋1階の放射線管理区域で作業をしていた協力会社の男性(22)が、左手の中指切断、薬指骨折、左手挫創などの重傷を負ったと発表した。
この事故による作業員の被ばくや外部への放射能の影響はないという。
島根原子力本部によると、作業員は22日朝から、2号機から出た放射性廃棄物の保温材の容量を処理機で小さくする作業をしており、処理機を動かすベルトに巻き込まれたとみられる。
出典URL
http://www.energia.co.jp/atom/news/140722-1.html
(ブログ者コメント)
中国電力HPの「お知らせ」には現場写真が添付されているが、それを見る限り、ベルトプーリー部やカップリング部といった回転部にはカバーが設置されている。
カバーはベルトの外側だけで内側にはカバーがなく、そこに手が入って・・・ということだったのだろうか?
2014年7月22日付で朝日新聞東京西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前9時10分ごろ、板橋区弥生町の一戸建て住宅の工事現場で、金属製のリフトで屋根の上に引き上げていたスレート(縦90cm、横41cm、厚さ5mm)8枚の束が10m下の道路に落ちた。
地上で作業をしていた大工の男性(61)の頭に直撃し、男性が死亡した。
警察によると、作業員2人がスレート8枚を結束バンドでまとめた重さ約30kgの束、計4束を地上から電動リフトを使って引き上げていた。
2人のうち3階建ての屋根の上にいた作業員がスレート束をリフトから屋根に手で移しかえようとした際、4束のうちの1束が落ちたという。
2014年7月22日8時20分に山形新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前8時10分ごろ、長井市草岡の西根小で、3階建て校舎屋上の改修をしていた会社員の男性(45)が約13.5m下の地面に転落し、頭などを強く打ち、搬送先の病院で約5時間後に死亡した。
警察などによると、男性は同僚数人と、屋根に張る防水シートに接着剤を塗る作業をしていた。
地上に1段だけ組んであった金属製の足場に転落後、地面に落ちたとみられる。
同僚が119番通報し、近くの古代の丘からドクターヘリで搬送された。
屋上にフェンスはなく、へりは床面から約30~50cm高くなっていた。
男性はヘルメットはかぶっていたが、命綱は着けていなかったという。
警察は、作業に安全上の問題がなかったか調べを進める。
現場は、1~6年生の各教室のある棟の屋上。
校舎は、老朽化に伴う大規模改修で屋上の防水のほか、外壁の塗り替え、内装の更新を12月5日までの工期で実施中だった。
工事は市内の建設業者が請け負い、男性が勤める防水専門業者が作業を下請けしていた。
出典URL
http://yamagata-np.jp/news/201407/22/kj_2014072200422.php
(2014年12月12日 修正1 ;追記)
2014年12月11日付でNHK山形から、安全配慮義務を怠ったとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などが調べたところ、現場には十分な高さの手すりやフェンスなども設けられず、命綱も付けずに作業が行われていたという。
このため警察は、作業中の安全に配慮する義務を怠ったとして、この男性が勤めていた横手市の「K社」の50代の社長と、その元請けの長井市の「O社」の30代の現場責任者を、業務上過失致死の疑いで11日までに書類送検した。
男性がつとめていたK社は NHKの取材に対して「今後、一緒に仕事を行っているほかの建設会社などとも話し合いながら、現場の安全対策を進めていきたい」と話している。
現場責任者が書類送検されたことについて長井市のO社は、NHKの取材に対して、「書類送検された内容を再確認したうえで、安全に対する取り組みをいままで以上に進めるよう教育、指示していきたい」とコメントしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/yamagata/6023886891.html?t=1418332126156
2014年7月24日23時31分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
愛知県春日井市消防本部の消防車が住宅火災で出動したものの、タンクから水が漏れ出てしまい、放水できなかったことが24日、市消防本部への取材で分かった。
車体の両側にある放水口のうち、ホースをつないでいない方が開いていたため、流れ出たとみられる。
火災は住宅の屋根裏などが燃えたが、先に到着した別の消防車が消火し、けが人はなかった。
市消防本部によると、火災は20日夕に発生。「雷が屋根に落ちた」との通報があり、消防車2台とポンプ車など計7台が出動した。
放水できなかったのは、高蔵寺出張所の消防車。
1800ℓの水を積んで現場に到着し、放水口の一つに接続したホースを延ばして態勢を整え、放水に備えてポンプを作動させた。
ところが、いざ放水しようとレバーを「開」にしたが、水が出なかったという。
調べると、車体の反対側の放水口が開いており、ポンプを動かした時から水が流れ始め、放水態勢が整った時には出尽くしていたらしい。
当時は雨が強く、消防士らは気づかなかった。
点検漏れが原因とみた消防本部は24日、全職員に文書で注意を周知。「毎朝の点検を徹底し、再発防止に努めたい」としている。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG7S5S6QG7SOIPE02H.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。