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2013年9月30日13時10分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、標識の図付きでネット配信されていた。
東京消防庁は30日、高層ビルや高層マンションで火災が発生した場合、来月から高齢者や障害者に限り、非常用エレベーター(EV)での避難を認めると発表した。
これまでは、日常的に使用しているEVも含め、EVでの避難をしないよう指導してきたが、高層ビルの増加や高齢化の進展で、階段での自力避難が困難な住民が増えたことが理由。
総務省消防庁によると、火災時に非常用EVの使用を認めるのは全国で初めてという。
非常用EVは建築基準法で、高さ31m(11階程度)を超える建物に設置が義務付けられている。
ビルの利用者や住民が日常生活で使うEVとは別に設けられ、火災時は外部に通じる避難階にある防災センターで昇降を管理する。
予備電源や防災センターとの通信手段も確保され、消防隊員の移動にのみ使用が許されていた。
東京消防庁によると、都内の15階建て以上の建物は2000年は638棟だったが、10年には約2.5倍の1640棟まで増加。11階以上で発生した火災件数も00年の37件に対し、12年には106件に増加している。
実際、高齢者らが高層階から階段で避難を強いられるケースが増えているとみられ、今月20日にあった荒川区南千住の都営住宅(32階建て)26階で発生した火災では、一部の高齢者や障害者は避難を諦めていた。
24階で1人暮らしをする女性(90)は足腰が弱く、歩行補助用品のショッピングカートを押しながらでないと歩行できない。「危なくて階段では下りられない」と自室にとどまった。
27階で寝たきりの長男(19)と暮らす女性(44)は「10kg以上の車いすを持ちながら階段で移動するのは不可能」と話す。
非常用EVでの避難が認められる高層ビル・マンションは、都が実施する試験などに合格した有資格者が防災センターにいることなどが条件で、事前に東京消防庁の審査をパスすることが必要。
非常用EV前に避難者が集まることのできる「一時避難エリア」の設置も求められる。
同庁は避難時に利用可能であることを示す新たな標識を作製。既存の建物に加え、新築の高層ビルやマンション業者らに周知を図る方針だ。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000e040191000c.html
2013年10月1日16時49分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午後3時半頃、さいたま市大宮区三橋の民家前で、会社員の男性(27)が鉄パイプの束(12~20本)をトラックの荷台に積み込む作業をしていた際、崩れてきた鉄パイプの下敷きになった。
病院に搬送されたが、約2時間後に死亡した。
警察によると、1本の鉄パイプは長さ3~4m、重さ約10kg。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131001-OYT1T00605.htm
2013年9月30日13時43分に朝日新聞から、10月1日付で読売新聞岐阜版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前8時55分ごろ、岐阜県関市の関警察署の駐車場で、拳銃の点検作業をしていた同署の副署長(58)が過って銃弾を落下させた。
銃弾はアスファルトの地面に当たって破裂し、弾頭が約5m先まで飛んだ。
この日は同署の警察署協議会が開かれており、地域の自治会長ら7人が作業を見ていた。けが人はなかった。
同署によると、副署長は点検補助官として、警部補以下の署員28人の装備品の確認をしていた。
拳銃の弾を弾倉から取り出す際、手のひらから過って落としたという。
破裂した銃弾の破片が副署長の左手の指に当たったが、けがはなかったという。
署長は「署員への指導・教養を徹底します」とのコメントを出した。
点検は月1回実施され、拳銃や警棒、手錠などの装備品や服装の確認が行われている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0930/NGY201309300011.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20131001-OYT8T00065.htm
2013年8月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2013年10月7日 修正1 ;追記)
○府警は、露店を複数回出店したことがあり、携行缶の取り扱いを熟知していたと判断して、業務上過失致死傷容疑で、露店の店主を逮捕した。
店主は、携行缶を移動させようとした時にキャップが飛んだと供述。自身が蓋を開けた点を否認。被害者に対しては謝罪。
発電機からの熱風は250~350℃に達した可能性あり。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131002000188
○消防庁は火災対策に関する報告書をまとめた。その中で露店に消火器などの配備を義務化。主催者にも防火担当者の選任などを求める。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131002/waf13100219410026-n1.htm
○露店店主の供述。
*携行缶は発電機から離れた場所に置いていたが、見物客が発電機のそばに動かした。
*携行缶は手で持てないような熱さだった。ガスを抜けばまき散らすことになるので、タオルでくるんで遠ざけようと思った。
○しかし府警によると、複数の観客が店主が蓋を開けているのを目撃。
http://mainichi.jp/area/news/20131003ddf041040015000c.html
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20131004000099
○死傷者全員が、携行缶から5m以内にいた。
○携行缶の蓋には、吹き飛んだ時にできるような目立った損傷はなかった。
http://www.nhk.or.jp/lnews/kyoto/2016185591.html?t=1380833260971
○業界関係者は、キャップが通常通り閉められていれば、内圧で飛ぶことはないと指摘。
○ガソリンの危険性は、まだ一般に広く浸透していない。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131003/crm13100322050014-n1.htm
(2013年10月11日 修正2 ;追記)
○露店店主の供述
*発電機は満タンにしていたので給油する必要はなかった。
*携行缶は発電機から3m離していたが気付いたら真横にあった。タオルでくるみ石段下に移動させようとした。
*危険性を考え減圧ネジは緩めなかった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131010/waf13101010100011-n1.htm
(2013年12月8日 修正3 ;追記)
○露店店主は、自分でキャップを開けたことを認めた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/131107/evt13110710160002-n1.html
○花火大会実行委員会は、重軽傷を負った観客に休業補償の支払いを始めることを発表した。
http://www.ryoutan.co.jp/news/2013/12/07/007308.html
(2014年1月16日 修正4 ;追記)
(2014年1月14日19時21分 NHK京都)
14日の2回目の裁判に検察側証人として、火災原因の調査が専門の諏訪東京理科大学の須川修身教授が出廷し、警察が事故後に行った実験や当時の写真を見ると容器の内部の圧力が通常の倍の2気圧となり温度はおよそ70℃になっていたとした実験結果と同じ状況が起きていたことは十分考えられると述べた。
(2014年1月15日11時39分 読売新聞)
事故原因の意見書を作成した大学教授は、爆発時、屋台近くにあった携行缶の内圧は外気の2倍に高まり、ガソリンは6~7m噴出したと推測できると述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140115-OYT1T00463.htm
(2014年2月7日 修正5 ;追記)
(2014年2月3日14時30分 京都新聞)
第3回公判で被告の妻は、出火した露店周囲の混雑を「入り口をふさいで人が座るくらい。火を扱い、当たったら危険なので夫も私も『(発電機には)近づかないで』と注意していたが聞いてもらえなかった」と述べた。
ガソリン携行缶の管理や被告の指示については「日陰に置き、温度が高い所には置かないようにと言われていた」と説明した。
発電機などに観客が近づかないように注意した程度を問われ、「個人で注意しても聞いてもらえないことがあるので、警察や消防にも注意してもらうように言っておけばよかった」と語った。
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20140203000064
(2014年2月6日21時53分 NHK京都)
被告は「多くの客が並んでいて給油を早く終わらせようと焦っていた」、「発電機から50~20cm離していたが、(観客に移動させられて)3cmほどの距離になっていた」、「容器は経験したことのない熱さになっていたがガソリンが噴き出すとは予測できなかった」と述べた。
(2014年2月6日13時58分 msn産経ニュースwest)
被告は公判後に記者会見し、「刑務所に行くだけが償いと思っていない」など、あらためて謝罪した。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140206/waf14020614000023-n1.htm
(2014年4月13日 修正6 ;追記)
(2014年4月11日 読売新聞関西)
1審で禁錮5年の実刑となった屋台店主は控訴せず、判決が確定した。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140411-OYO1T50030.html
2013年9月30日11時10分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前0時45分ごろ、大阪市淀川区と大阪府吹田市の境を流れる神崎川にかかるJR東海道貨物線上神崎川橋梁から、作業員の男性(21)が約5m下の川に転落した。約1時間後に救助されたが、病院で死亡が確認された。
警察によると、線路の枕木の交換工事のため、事故の約15分前から8人で作業にあたっていた。
男性は、橋の下に転落防止用のシートをかける作業中だったという。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0930/OSK201309300012.html
2013年9月29日18時4分にNHK岐阜から、9月29日9時10分に岐阜新聞から、9月29日23時33分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
可児市によると、今月2日蘇南中学校で給食用のパンのうち数個にコバエが入っているのが見つかったほか、今月9日にも東明小学校で給食に出されたクロワッサンのうちおよそ100個にコバエが入っているのが見つかった。
コバエの大きさは1mmから2mm程度でパン1個に1匹から4匹程度入っていたということだが、市では「健康に影響のない部分は食べる」とする手引書に従い、パンが焼かれていることから安全だとして付着部分を取り除いて食べるよう指導したという。
パンはいずれも同県御嵩町のパン工場が製造。焼き上げる前に付着したとみられる。
入っていたコバエは愛知県豊田市や東濃地域でことし大量に発生している「クロバネキノコバエ」とみられるということで、市と保健所ではパンの製造工場に対し立ち入り検査を行って、網戸の網目を細かいものに替えたり、パンをのせる鉄板の清掃を徹底したりするよう改善を指示したという。
給食にパンが出るのは毎週月曜日。16、23の両日は祝日で給食がなかった。30日は別のパン工場に頼んだ。
市教委は「手引書に従ったが、気にされる方もいる。手引書の改訂を考えている」と話している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084899641.html?t=1380572775729
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130929/201309290910_21031.shtml
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m040080000c.html
2013年9月30日8時10分に読売新聞からは、手引書どおりに対応していない部分もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委が作成した手引書に、給食に数十個の異物混入が確認された場合、児童に飲食を中止させる取り決めがあったことが分かった。市教委が29日、発表した。
発表によると、手引書には「健康に影響がないと判断した場合は食べる」という決まりがあったが、別に「異物混入が数十個の場合は飲食を中止する」との取り決めがあった。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130929-OYT1T00747.htm
2013年10月1日付で毎日新聞岐阜版から、ハエの入ったパンを売ることは考えられないと市長がコメントしたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
冨田市長は30日の記者会見で、「ハエの入ったパンを売ることは考えられない。ハエが大量発生しても(食品工場内に)入らないような対処法はある」と述べ、市教育委員会に対策を求める考えを示した。
冨田市長は、「異物混入が数件なら取り除いて食べる。数十件の場合は飲食を中止する」などとした学校給食のマニュアルについて、「昔とは(社会環境が)違う。マニュアルを確認、(数件であっても)子どもの安全を第一に考えるよう申し入れたい。市教委の問題ではあるが、子どもの安全という意味では私に権限がある」と述べた。
出典URL
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20131001ddlk21040104000c.html
2013年10月2日20時14分にNHK岐阜から、コバエの大量発生に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岐阜県内では10月に入っても「クロバネキノコバエ」という小さなハエが大量に発生して住宅などの建物に入り込み、住民生活に影響を与えている。
岐阜県内ではここ数年、東濃や中濃地域で7月と9月に小さなハエ、「コバエ」が大量に発生し、先月、可児市では小中学校の給食でコバエの入ったパンが出される問題も起きている。
コバエは体長1mm程度で窓を閉めていても隙間から建物の中に入り込んでくるため、富加町に住む森さんは自宅でコバエの死がいの掃除に追われていた。
森さんは「ひどいときは朝だけで3回掃除することもあります。本当に何ともしようがありません」と話していた。
また、各自治体によると、学校では暑い中でも窓を開けて授業ができず、子どもたちが集中できない時期もあったという。
専門家によると、このコバエは「クロバネキノコバエ」で、刺したり病気を媒介したりはしないが、最近では、平成19年は静岡県内で、平成22年と23年には愛知県の三河地方や岐阜県東濃地域でも、相次いで大量発生が報告され。
例年は、涼しくなると発生は収まるが、ことしは10月に入っても発生が続いているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084921861.html?t=1380756988396
(ブログ者コメント)
小さなハエが大量発生して対応に苦慮しているのかもしれないが、それとこれとは別問題だ。
ハエが一緒に焼かれたパンなど、不良品の最たるもの。
そんなものを売ったなら、町のパン屋さんだと、店がつぶれるかもしれない。
この点、市長のコメントは一般市民の気持ちを代弁するものだと感じた。
それにしても、2日の数匹混入発覚時点で、見つけた学校はこのパン工場にクレームを入れたのだろうか?
もし、入れてなかったとすれば、他校にも波及する可能性が高いこの問題に関し、再発防止策を講じなかった、その学校にも問題があると感じた。
もし、入れていたとすれば、パン工場は、そのクレームに対し、どう対応したのだろうか?それとも放置した?結果論としては、クレーム対応が遅れたパン工場側に問題があると感じた。
2013年9月29日14時42分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時ごろ、滋賀県高島市鴨で、台風18号の災害ボランティアとして復旧作業をしていた高島市内の中学2~3年の女子生徒3人の顔面などに、誤って飛び散ったシンナーがかかった。3人は病院に運ばれたが、けがはなかった。
警察によると、3人は被災した住宅の敷地内で廃材の撤去などに当たっていた。
その際、近くで作業をしていたパワーショベルが廃材に交じっていた金属製の缶をつぶし、中に入っていたシンナーが飛び散って3人にかかったという。
高島市では、台風18号による河川の決壊などで、97棟が床上浸水するなどの被害を受けた。
復旧作業のため、29日も約300人が災害ボランティアとして駆けつけ、被災家屋から土砂をかき出したり、廃材を撤去したりする作業に当たっていた。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130929/waf13092914440006-n1.htm
(ブログ者コメント)
よくぞ、シンナーが眼の中に入らなかったものだ。
化学産業などでは、いつ、どこから、どんな物質あるいは有害な液体が飛んでくるかわからないので、現場にいる時は安全メガネを着用するよう義務づけている事業所がある。
しかし今回の事例から考えると、化学産業などよりは災害復旧現場のほうが、そういった事故に遭う可能性は高いと言えるのかもしれない。
とすれば、災害復旧現場では、マスクだけでなく安全メガネも着用するようにしたほうがよいのかもしれない。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月30日付の京都新聞紙面に、2人の目にかかったが軽傷など、事故時のやや詳しい状況が下記趣旨で掲載されていた。よってタイトルも一部修正した。
廃材を撤去中のパワーショベルが一斗缶をつかんだところ、中に入っていたシンナーが飛び散り、近くにいた女生徒3人にかかった。2人が目にかかったが軽傷という。
警察などによると、3人は、床上浸水の被害を受けた仏壇販売会社で、商品陳列棚を運び入れる作業を行う予定だった。
他の生徒や教諭ら計26人と当日朝に参加を申し込み、現場に到着した直後に一斗缶からシンナーが飛散したという。
2013年9月28日16時15分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸ルミナリエ組織委員会は、今年の「第19回神戸ルミナリエ」(12月5~16日)に出店する露店を例年の約6割にすると発表した。
例年、露店出店などを取り仕切ってきた県神農商業協同組合が解散したことや、京都府福知山市の花火大会火災を受けた対策で、会場の露店は例年の約170店舗から約100店舗に削減し、会場内の安全性向上を目指す。
同組織委員会事務局は「来場者の安全を最優先に、万全を期したい」としている。
同事務局によると、ルミナリエは例年約340万人が訪れる。平成9年から露店が出店しはじめ、近年は約170店舗が会場内に軒を連ねてきた。
これまでは、露店は県内最大の露天商組織の同協同組合が取り仕切ってきたが、県暴力団排除条例に違反して暴力団組員に用心棒代を支払っていたことが発覚し、県公安委員会が団体名を公表。8月に解散した。
さらに京都府福知山市の花火大会の露店で火災が発生、多くの被害者を出した。
このため、組織委員会は、ルミナリエでは、人の流れが集中する東遊園地の出口付近などで露店数を控えることを決めたうえで、露店の出店を取り仕切る組織を新たに設置。発電についても主催者で一括し、無秩序な配線を防ぐなどの火災予防策を講じるという。
出店料は1店舗30~60万円。出店は県内に事業所や住所のある法人・個人に限定し、保険への加入などを条件とする。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130928/waf13092816160024-n1.htm
(ブログ者コメント)
1つの事故がさまざまな方面に影響を及ぼすことがあるが、これもその1例だ。
(2013年10月5日 修正1;追記)
2013年9月25日21時44分に朝日新聞から、9月26日5時15分に読売新聞から、脱線現場のレール幅は規定より37mm広がっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会によると、副線から本線に合流する分岐器(ポイント)付近のレール幅を調べたところ、分岐器の手前で最大37mm広がっていた。
同社の基準値は19mmで、脱線はこの付近から始まったとみられるという。
JR北によると、この地点のレール幅の広がりは、昨年10月の検査時点で、すでに基準値を超える20mmだった。
それを放置した結果、今年6月の時点では25mmに拡大。現在は37mmだが、脱線時の衝撃で広がった可能性もあるという。
あるいは、現場のレールは木製の枕木に専用のクギで固定する方式で、脱線現場のレール幅は、約1年前から急激に広がりが進展していた可能性があり、木材の劣化などでクギが緩み、保持力が急激に低下した可能性がある。
同社は、レールの広がりの「限界値」は43mmとしており、この広さに達すると脱線する可能性がきわめて高くなるとしている。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY201309250263.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00135.htm
2013年9月28日15時4分に毎日新聞から、レール幅検査基準が変更になったことを知らない社員が多かった背景に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
最長で28年間にわたり、レール幅の検査で誤った整備基準値が適用されてきた背景を現場で取材すると、若い社員に技術が引き継がれにくい人員配置や、保線作業が優先されない社内事情が見えてきた。
「新旧のレールで検査基準が異なることは、職場でも話題にならない。若い人は知らないかもしれない」「基準が二つあるとは知らなかった。教わった記憶もない」。JR北海道の複数の保線担当者は、こう証言した。
JR北海道の線路の総延長約3000kmのうち、85年以前の旧型レールは現在も168kmある。
今回は44の保線担当部署のうち、10部署が旧型レールの整備基準値として、20mmではなく新型レール用の25mmを誤って適用。結果的に5mm甘い基準で検査していた。
2つの基準はなぜ徹底されなかったのか。背景には、保線担当者の異動事情があるとの指摘もある。
誤検査が発覚した10部署の担当路線は、札沼線や留萌線など旧型レールが多いローカル路線が含まれる。ところが、保線担当社員は新人時代を新型レールが多い大規模部署で過ごすことがほとんどだ。
JR北は誤検査を発表した25日の記者会見で、2つの基準について「新人研修で教え、詳しい内容は仕事の中で学ぶ」と説明したが、鉄道関係者は「旧型レールの扱いを知らないまま、新型の基準のみで検査してしまった可能性が高い」と指摘する。
保線現場でも民営化による採用抑制で30〜40代が極端に少ない傾向にある。
あるベテラン保線担当者は嘆く。「保線の技術力が落ちていることも原因の一つ。人も減って担当区間が長くなり、綱渡りで仕事している。現場は『安全第一』というトップのかけ声通りになっていない」
保線に詳しい北見工業大の白川龍生准教授(鉄道工学)は「85年のレール変更を現場で経験していない若い世代が増えた。また以前より人事異動が増えたことで、現場の保線担当者間でしっかりと引き継ぎがされていなかった可能性がある」と話している。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130928k0000e040231000c.html
2013年9月28日19時49分に共同通信から、JR各社のうち北海道だけが検査結果をダブルチェックしていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道がレールの異常を放置していた問題で、JR各社のうち北海道だけが検査結果や補修の状況を本社と、現場で保線業務を担当する工務部門でダブルチェックしていないことが28日、JR各社への取材で分かった。
保線管理の仕組み作りを怠ったことが、レール異常発生や放置長期化の一因となった可能性が出てきた。
JR北海道は関連会社と共同で、軌道検測車と呼ばれる特殊車両を使って本線にレール異常がないかを検査している。
検査回数は、特急列車が走る区間で年4回、普通列車だけが走る区間では年2回で、検査結果は本社にも送られていたが、内容は特に検討されず、放置されていた。
出典URL
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013092801001945.html
2013年9月28日21時58分に毎日新聞から、国交省の監査結果、レール幅以外に違反はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国交省が行っていた鉄道事業法に基づく特別保安監査(立ち入り検査)は28日、終了した。札幌市中央区のJR北海道本社で取材に応じた潮崎・主任監査員は「レール幅の他に明らかな法令や社内規定の違反は見当たらなかった」と明らかにした。
項目は、土木、車両、運転など技術系4部門に加え、異例の経営部門も対象とし、人事や財務も調査。
潮崎氏は「経営と安全は表裏一体。経営問題は安全と密接に関わる」とした。
同社は石勝線脱線炎上事故(2011年5月)を受け、安全基本計画を策定。
それでも今回の事態に至った理由について、野島社長からは「安全意識が浸透していなかった」との趣旨の回答があったという。
国交省は入手した資料を分析して追加調査し、事業改善命令を出す方針。
野島社長は監査終了を受け「大変厳粛に受け止めており、改めて、極めて重大な事態を発生させたと認識している」とのコメントを発表した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130929k0000m040045000c.html
2013年9月30日18時48分にNHK北海道NEWS WEBから、保線現場は予算と人手が不足しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
線路の管理に携わる「保線」の現場では、予算や人手の不足のため、社内規程の15日以内に補修できないケースが日常的に起きていることがわかった。
保線担当の複数の社員によると、規程を守ることは基本だとしながらも、「基準の値を超えていても枕木やレールを固定するくぎの状態などを見て、現場の判断で補修を後回しにすることはある」と話し、社内規程の15日以内に補修できないケースが日常的にあることを明らかにした。
その背景としては、レールの補修だけでなく、定期的な検査や巡回など多くの業務があるにもかかわらず、人員が大幅に削減され、作業量に対して人手が不足している状況を指摘している。
このため、今回、脱線が起きたような列車の往来が少ない副本線の補修を後回しにするなど優先順位をつけざるをえないとしている。
さらに、補修に必要な資材を要求しても予算が限られていることから、すべてが認められることは、ほとんどないとして、「管理している現場は、何か起きないかとひやひやしている」と打ち明けた。
こうした現状について「危機感という以上に大変な状況で『保線』ということば自体が死語になっていく気がする」と安全がおろそかになっている実態に強い懸念を訴えた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130930/4873411.html
2013年9月29日8時6分にNHK東北NEWS WEBから、9月29日付で朝日新聞宮城全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後4時前、仙台市宮城野区のJX日鉱日石エネルギーの仙台製油所から煙が出ていると通報があった。
消防が駆けつけたところ電気室から煙が出ていて、火は、およそ1時間後に消し止められた。配電盤が焦げていたという。
消防によると、この火事で、設備の点検をしていた協力会社の32歳の男性が煙を吸ってのどにやけどをし、数日程度の入院が必要だという。
配電盤の近くで作業していたところ、「バン」という音がして白煙があがったという。
この製油所は東北唯一の製油所で、原油からガソリンや灯油などの石油製品を生産している。
この日は点検のため、すべてのプラントが停止していた。
現場には、ポンプ車など30台と消防のヘリコプターが出て、製油所の周辺は一時、騒然とした雰囲気になった。
製油所の古賀副所長は「近隣の方をはじめ、関係者の皆様に多大なる迷惑をおかけして大変申し訳なく思っています。原因を究明し再発防止につとめたい」と話している
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20130929/4885241.html
(ブログ者コメント)
のどにやけどした作業員の方が、トラブルのあった配電盤の点検をしていたのかどうかは不明。
2013年9月28日19時22分にNHK秋田から、9月28日23時41分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時18分、秋田市向浜の「第一三共プロファーマ秋田工場」の従業員から「工場内で毒性のある危険物アセトニトリルという物質が漏えいした」と消防に通報があった。
警察などによると、医薬品を製造する過程で出たアセトニトリルを35%含んだ廃液を専用タンクにポンプで移す作業中にタンクが満杯になり、廃液が配管を逆流して溢れ出て、約100ℓが工場の建物の中に漏れ出たという。
工場周辺は警察が一時、立ち入りを制限する事態となったが、従業員を含め、けが人はいなかった。
液体は建物内地下の水槽に集められ、外へ漏れ出たり、揮発したりする恐れはなくなっているということで、今後、会社が処理することにしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6014884461.html?t=1380400330535
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20130928q
(ブログ者コメント)
作業の途中で別の用事ができ、その場を離れている間に・・・というのが、この種の事例の典型的なパターンだ。
はたして、今回はどうだったのだろうか?
「廃液が配管を逆流して溢れ出て」という件だが、タンクのベント配管から溢れ出たということだろうか?
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付で秋田さきがけ紙面に、配管に逆流防止弁があったという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
同社によると、配管内には逆流を防ぐ弁があり、廃液が漏れ出るようなことは通常はないという。
同社は「早急に原因を究明し、再発防止に努める」としている。
(ブログ者コメント)
逆流防止弁があったということは、ポンプ吐出配管を逆流したということだろうか?
しかしポンプ運転中であれば、逆流することはないのではないか?
タンク満杯でポンプが自動停止したということだろうか?
2013年9月29日11時9分に読売新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
28日午前10時頃、静岡県伊豆市柏久保にある精肉店の2階建て店舗で、2階の外壁が縦約1.8m、横約8.4mにわたり崩落。
店の前の路上を歩行中の男性(68)の全身に当たり、頭や腕などに約3週間のけがを負った。
店舗は築40年で老朽化していたとみられ、警察が原因を調べている。
警察によると、外壁に貼られたタイルが下地のモルタルごとはがれ、1階のひさしを突き破って落ちた。
近くの美容師の女性(63)は「大きな音に驚いて外に出てみると、道路いっぱいにがれきが広がり、男性が応急処置を受けていた。壁は台風でも崩れず、危なそうな様子はなかったのに」と驚いていた。
現場は、伊豆箱根鉄道修善寺駅前の商店街の一角。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130928-OYT1T01103.htm
(ブログ者コメント)
写真を見ると、大小様々な破片が広範囲に散らばっている。
突然落ちてきたら逃げる暇などなかっただろう・・・そう思わせるほどの散乱状況だ。
笹子トンネル天井崩落事故の時もそうだったが、このような事故のたびに思うのが、もう1分、通りかかるのがずれていたら・・・ということだ。
まこと、事故というもの、運・不運にも左右されるところがある。
2013年9月28日17時25分にNHK水戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午前7時ごろ、つくば市小茎の水田で、近くの八坂神社の秋の祭礼開始を告げる花火を打ち上げたところ、一部が落下して地上で爆発した。
この爆発で、打ち上げ作業をしていたつくば市の花火製造会社の従業員で18歳の女性がけがをして病院に運ばれた。命に別状はないという。
当時、周辺にはけがをした女性のほかに地元の人などおよそ20人がいたが、逃げたため、けがはなかった。
警察によると、花火は、大きな玉1つの中に小さな玉5つが入っていて、本来であれば、大きな玉がおよそ100m上空で爆発するはずだったが、10m付近で爆発したため、小さな玉の一部が落下して地上で爆発してしまったという。
打ち上げ作業は、けがをした女性と花火製造会社社長の男性(63歳)の2人で行ったということで、警察が事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/mito/1074881621.html?t=1380400523569
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
2013年9月29日付の茨城新聞紙面に、上記とは若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事が掲載されていた。
女性は同日午前6時40分ごろから、社長と一緒に祭礼開催を知らせる花火を打ち上げていた。
同製造会社によると、同日打ちあげたのは5段雷と呼ばれる5連発花火。
本来は地上140~150mで最初に爆発し、その後、段階的に爆発させる仕組みだが、何らかの原因で30mほどの高さで最初の爆発が起き、一部が地上で爆発したという。
2013年9月28日20時37分に読売新聞から、ALPSが停止したという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は28日、福島第一原発の汚染水浄化装置「ALPS(アルプス)」に不具合が生じ、27日未明に再開したばかりの試運転を停止したと発表した。
東電によると、不具合が発生したのは、汚染水から取り除いた放射性物質を含む廃液を、処理槽から次の工程へポンプで送り出す部分。
27日午後10時40分頃、廃液が流れにくくなっていることが判明した。ポンプには異常がなく、原因は不明。停止までに約100トンの汚染水を処理したという。
アルプスは、大半の放射性物質を除去できる「汚染水処理の切り札」として、3月に試験運転を開始したが、その後、処理槽の腐食などが見つかり、修理のため停止していた。
東電は、敷地内の貯蔵タンクに保管する汚染水の浄化処理を来年度中に終える方針だが、再び停止が長引けば、処理計画が遅れる恐れもある。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130928-OYT1T00501.htm
2013年9月30日1時13分に毎日新聞から、9月29日19時47分に朝日新聞から、剥がれたゴムシートが原因だったという下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東電は29日、不具合の原因は、タンク内に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだためと発表した。
アルプスは、62種類の放射性物質を取り除くことができ、汚染水対策の「切り札」と位置づけられているが、トラブル続きで、チェック体制が問われそうだ。
東電によると、ゴム製シートは、タンク内部を上り下りする仮設のはしごの脚を固定するために使ったもので、大きさは縦横20cm、厚さ3mm。
2枚がテープでタンクの底に固定されており、試運転前に回収することになっていたが、作業員が回収は不要と勘違いしてそのまま残したという。
カメラで内部を調べたところ、1ケ所が剥がれていたという。剥がれた1枚が排水口をふさぎ、流量が低下したとみられる。
東電は今後、ほかのタンクも水を抜き、異物がないかどうか調べる。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20130930k0000m040040000c.html
http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY201309290090.html
(ブログ者コメント)
協力会社の作業員がタンク内部に忘れものをしていないか、誰が、どのようにチェックしたのだろう?それともノーチェックだったのだろうか?
思い起こせば今から数10年前、ブログ者は化学工場のSDMで蒸留塔トレイ組立て工事の立ち会いをしたことがある。
協力会社の作業員が1段組み立てる毎に、緩みはないか?忘れ物はないか?などをチェックする仕事だ。
その際、一度だけだが、組み立てに使った結構大きな工具を忘れているのを見つけたことがある。
いくら協力会社の作業員が忘れ物防止に気をつけていても、彼らも人間。忘れることもたまにはあるのだ。
確認作業の大切さを、身をもって体験した次第。
しかし、この体験は、まだ現場の人員に余裕があった時代のこと。
今は、そんな悠長なことはできないのかもしれない。
ましてや、福島第一原発という、非定常作業が定常作業となっている感のある現場では・・・。
(2013年10月10日 修正1 ;追記)
ゴムシートは、汚染水タンク内に出入りするためのはしごの滑り止め用で、はしごの脚とタンク床面に挟んでいた。
作業後に回収する必要があったが、作業員は接着剤で固定されている別のシートと勘違いし、残したままにしたという。
2013年9月28日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、9月27日11時29分に秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前6時ごろ、能代市能代港の4万トン岸壁付近で、建設資材などを載せる台船をロープでつないで引っ張る作業をしていた引き船「第十一利丸」(100トン)の機関長の男性(68)が海に転落。
近くの漁船に救助されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
海保によると、男性は甲板後部で作業中、船の後部に引っかかっていた台船を引っ張るためのロープが外れて体に当たり、はずみで転落したとみられる。
出典URL
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20130927l
2013年9月27日7時5分に福井新聞から写真付きで、また9月27日19時58分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福井市の県有施設「ふくい健康の森」温水プールで今月10日、天井の空調ダクトを固定するためのリング状金具(直径約40cm、重さ200gほど)が営業中に落下していたことが、26日分かった。けが人はなかった。
同様の金具は少なくとも天井の数十カ所に設置され、ほかにも天井4か所で金具が外れダクトに引っかかっただけになっているのが見つかり、落下の危険性があるとして現在、施設は休止している。大規模な点検と補修が必要で、再開のめどは立っていない。
この施設には25mプールや流水プール、幼児用プールがあり、10m以上の高さのある天井一面に、暖房用のダクトが走っている。
問題の金具はステンレス製で天井の骨組みに取り付けてあり、そこから金属棒が延び、ダクトがずれないように固定している。
金具は10日午前11時半ごろ、出入り口付近の25mプールサイドに落下した。当時20人超の利用者がおり、「ドン」という大きな音に気づいた人もいたという。金具はさびたように腐食し、先端部は破損していた。
トラブル当日の午後と11日は落下場所周辺を立ち入り禁止にした上で営業を継続。12日に全面使用休止とした。
同施設は現在、指定管理者の県健康管理協会が運営している。
両者によると、1997年にオープンし、これまでこの金具を交換したことはない。
建築基準法に基づき3年に1度、点検を行っているが、金具は地上からの目視のみだったという。
県は「プールは湿度が高く蒸気に塩素も含まれるため、金具も想像以上に傷みが進んでいる」と説明。専門業者による点検と補修を検討している。
同協会は利用定期券を約500人に販売している。再開の見通しが立たないことから謝罪文を送り、返金に応じている。「利用者に迷惑をかけ申し訳ない。一日も早く安全を確保し再開したい」としている。
出典URL
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/45922.html
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054850062.html?t=1380323551224
(ブログ者コメント)
写真で見ると、天井はかなり高い。
下から望遠鏡などで見ただけでは、よほどじっくり見ない限り、外れているかどうかの見極めは難しいのかもしれない。
ちなみに点検状況に関し、NHKからは、上記福井新聞の記事とは若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
金具については、県の指定を受けて施設を運営する財団法人が年に一度、法律に基づいて目視で点検していたが、ことし3月の時点では異常が見つからなかったとしている。
2013年9月27日付で神奈川新聞から、9月28日付で朝日新聞横浜版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前2時25分ごろ、横浜市金沢区鳥浜町の廃棄物処理会社「Bリサイクルシステムズ」で、作業中だった会社員男性(19)がベルトコンベヤーに巻き込まれ、間もなく死亡した。
警察によると、男性は廃材を再利用した固形燃料の製造ラインで作業しており、冷却用水槽にごみがたまったため、窓から上半身を入れて清掃していたところ、動いていたベルトコンベヤーに巻き込まれた。
男性は、4月に入社したばかりだった。
同社によると、稼働中は作業をしないよう指導していたという。
出典URL
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309270012/
2013年9月26日付で読売新聞北海道版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)で8月27日、大雨の影響で、原子炉補助建屋の制御用地震計室が浸水し、地震を感知して原子炉を自動停止させるための地震計が使えない状態となっていることが26日、分かった。
浸水は放射線管理区域にも及んだが、放射性物質の外部への漏出はなかった。
泊原発3号機は安全審査のため停止中で、ほかにも地震計はあるため実質的な影響はないが、北電の危機管理の甘さが露呈した。
北電によると、原子炉補助建屋の周辺では排水機能を高めるために土砂の入れ替え工事を行っていたが、8月27日の大雨で、地面に掘った穴に大量の雨水が流れこみ、地下水などを一時的にためる地下2階の「湧水ピット」の排水能力を上回った。
ピットからあふれたのは約200トンの雨水で、一部が制御用地震計室に流れこみ、地震計4台がすべて浸水した。
翌日には排水を終えたが、地震計は今も点検中という。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130926-OYT8T00674.htm
2013年9月27日9時11分に北海道新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北海道電力は26日、大きな地震を感知して原子炉を止めるため泊原発3号機に設置されている複数の制御用地震計の一部が、8月下旬の大雨によって約1カ月間、使えない状態にあることを明らかにした。
北電は「泊3号機は停止中のため、安全上の問題はないと考えている」としているものの、事故防止のための機器だけに危機管理上の課題になりそうだ。
使えない状態になった制御用地震計は4台で、泊3号機の原子炉補助建屋の地下室に設置されていた。
8月27日の大雨で大量の雨水が補助建屋に流入し、冠水した。
北電は9月2日にそれらを取り外し、メーカーで点検中。復旧時期は未定だ。
制御用地震計は、稼働中の原発が大きな地震に見舞われた場合、原子炉を自動停止させるため揺れを感知する機器。
出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/494319.html
(ブログ者コメント)
○装置自動停止と連動させる地震計は、安全確保上、非常に重要な設備だ。
浸水の恐れがある地下に設置するというのは、いかがなものだろうか?
○4台もの地震計が使えなくなったことの影響として、読売新聞北海道版では「ほかにも地震計はあるため実質的な影響はない」と報じているが、この報道内容には疑問を感じる。
北海道新聞の報道の方が正解のような気がする。
(2013年10月3日 修正5 ;追記)
2013年9月26日16時24分に朝日新聞から、9月26日20時56分に読売新聞から、9月26日14時27分に大阪日日新聞から、社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「SC社」の従業員ら17人が胆管がんを発症し、うち9人が死亡した問題で、従業員の健康を守る措置を怠ったとして、大阪労働局は26日、同社と山村社長(67)を労安法違反(事業者の安全衛生措置義務違反)の疑いで26日に書類送検した。
同局は書類送検にあたって、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたことも明らかにした。
同局の関係者らによると、同社と社長は昨年5月、健康対策の責任者である衛生管理者や産業医を選任せず、労使一体で対策を検討する衛生委員会も設置していなかった疑いが持たれている。
同社は、会社の合併で従業員が50人以上となった2001年8月から、同法上のこれらの義務が生じていた。
労働局は、安全管理を長期間怠ったことが被害拡大につながったとみて捜査していた。
同社をめぐっては昨年5月、従業員らが相次いで胆管がんを発症していることが発覚。作業場の印刷機の洗浄剤に含まれる化学物質「1、2ジクロロプロパン」を高濃度で3年8カ月~13年2カ月間吸い込んだことが原因になった蓋然性が極めて高いとされ、今年3~5月に17人が労災認定を受けた。
同局は昨年5~6月、同法で定める安全や衛生についての事業主の義務を果たしていないとして、同社に6項目の是正勧告をした。
さらに今年4月、山村社長の自宅兼本社ビルを家宅捜索し、従業員らの事情聴取を進めていた。
朝日新聞の取材に対し、山村社長は「法律に疎く、衛生管理者らを置かないといけないことを知らなかった」と話している。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0926/OSK201309260013.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T00764.htm
http://www.nnn.co.jp/dainichi/knews/130926/20130926086.html
(ブログ者コメント)
従業員50人以上で衛生管理者選任義務が生じることなど、知らない経営者は他にもいることだろう。
選任義務の内容は、労安則第二章「安全衛生管理体制」第三節「衛生管理者」第七条「衛生管理者の選任」参照。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000032.html
2013年9月27日0時30分に朝日新聞から、9月26日23時57分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後9時55分ごろ、大阪市北区の阪神電鉄梅田駅の西側の改札わきのダクト付近から出火し、周辺の地下街に煙が充満した。
消防が調べたところ、飲食店の天井裏にある排気ダクトと配線が焼け、内部に煙が充満しているのを確認した。
消防によると、天井裏のダクト内のほこりなどが、近くの店舗の冷蔵庫設置工事の溶接火花で燃え上がったという。
付近の地下街では一部で通行が規制され、帰宅途中の通行人らで一時騒然とした。
阪神電鉄は、煙が流れ込んできたため、西側の改札の一部を終電まで閉鎖。構内には非常ベルが鳴り続けた。
警察官が「煙が流れる恐れがあるので近づかないでください」と通行人に呼びかけた。
通りかかった大阪市の主婦(42)は「駅に入ると煙の臭いがしたので、何事かと思った」と驚いた様子だった。
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0927/OSK201309260140.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130926-OYT1T01486.htm
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プロフィール Profile
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

