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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2011年10月11日22時56分に読売新聞から、同日13時51分に毎日新聞から、同日12時34分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

11日午前9時55分頃、武蔵野市のマンション建設現場で、汚水槽の設置作業をしていた建築業者(65)と弟(53)の2人が倒れ、搬送先の病院で死亡した。
2人に転落したような外傷はないといい、現場では高濃度の一酸化炭素(CO)が検出されたということで、警察は、2人が作業中にCO中毒にかかったか、あるいは酸欠状態に陥るなどした可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。

警察によると、汚水槽は地下5mにあり、2人はマンホールから槽の底に入り、作業をしていた。
別の作業員が地下から物音がしなくなったことに気付き、119番通報した。
その作業員も体調不良を訴え、病院に搬送されたが、軽症という。


出典URL■■■
             ■■■ 
             ■■■


(ブログ者コメント)

わざわざCO濃度を測定した・・・。それは現場になんらかのCO発生源があったからかもしれない。
過去には、地下で水抜きのためガソリンエンジン駆動のポンプを動かしていてCO中毒で死亡した事例がある。




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2011年9月10日付で、中国新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

9日午後0時10分ごろ、広島市の中国新聞ビルで「数人が『気分が悪い』と訴えている」と、119番通報があった。
防水工事で使った塗装剤から異臭を伴う化学物質が発生したとみられ、同ビルに入居する団体職員3人が病院に搬送された。

消防などによると、同日午前11時ごろ、同ビル9階ベランダの防水工事で使った塗装剤を作業員がエレベーターで1階に運ぶ際、直径約20cmの容器内で化学物質スチレンが発生。ふたが溶けて気体が外部に漏れた。8階でエレベーターの扉が開き、周辺に広がったという。
8階にいた団体職員たち6人がめまいなどを訴え、うち搬送された女性2人と男性1人が病院で一時、治療を受けた。


出典URL■■■



(ブログ者コメント)

□スチレンは、ポリパテの粘度調整用に使う溶剤ということだろうか?
□なぜ蓋が溶けたのか、本当に溶けたのかを含め、臭気が広がった経緯が、上記の記事ではイマイチ不明だ。
たしかにスチレンは臭気がキツイが、置きっ放しでもない直径20cmの容器の蓋が開いたくらいで、6人もがめまいを訴えるほどフロアーに充満するとは、ちょっと考え難いのだが・・・。




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2011年8月25日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。


24日午前9時50分ごろ、鹿島共同火力の発電所敷地内でボイラーの保温材を取り外していた作業員3人が、一酸化炭素を含むガスを吸って病院に搬送された。
警察によると、いずれも一酸化炭素中毒で、30代と60代の男性が1週間程度、50代の男性が3日程度入院する見込み。

 近くでパイプラインを点検していた別の作業員が、ボイラーに流れるガスパイプの点検孔を誤って開けたのが原因とみて調べている。



 

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2011729日付の毎日新聞北海道版に、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


更別村の酪農家敷地の地下に埋設されているふん尿貯蔵槽(深さ約3.5m)で今月、この家の夫婦が死亡していたことが28日、分かった。
事故前、北海道開発局帯広開発建設部の職員がフタを誤って落下させており、夫婦は拾うために中に入った可能性がある。
開発局は原因調査と再発防止策の検討のため、事故調査委員会を26日設置した。

死亡した夫婦は12日に外出後、行方不明になり、13日に貯蔵槽で死亡しているのが見つかった。死因は不明。

貯蔵槽はふん尿を肥料にする施設で、開発局がモデル事業として95年に設置した。6月24日に同部職員2人が資料写真の撮影のため訪れた際、金属製のフタ4枚のうち1枚(長さ約1.2m、幅約40cm)を内部に落とした。同部は「フタの落下後、職員が適切な対応を取ったのか調査している」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/archive/news/2011/07/29/20110729ddlk01040273000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「拾うために中に入った」という表現から考えると、死因は打撲ではなく、酸欠あるいは硫化水素中毒の可能性がある。

 

 

 

(2011年8月5日 修正1 ;追記)

 

201182日付の朝日新聞(聞蔵)から、「焦点」と題して下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

帯広開発建設部の職員が貯留槽のふたを槽内に落としたまま20日間ほど放置。夫婦はふたを拾いに入ってガス中毒死したとみられることが、開建部などへの取材でわかった。

ふたを落とした当日、職員がそのことを伝えると、夫は「取っておく」と話したとされる。

 

開建部は、ふたの放置に加え、有害ガスの発生や酸素が欠乏しやすい貯留槽内の危険性を十分に伝えていなかった可能性がある。警察によると、死因は硫化水素中毒だった。

 

貯留槽は、家畜の糞尿と灌漑用水を調合し、液体肥料にする設備の一部。開口部が2箇所あり、それぞれに鋼製のふた(長さ1.2m、幅43cm)を4枚かぶせていた。落としたのは、そのうちの1枚。

 

夫婦は、開口部と地下をつなぐはしごの下で並ぶように倒れていた。槽内の様子を探るために使おうとしたとみられる木の棒や、ふたを引き上げるために準備したのか、地上からはロープが垂らされていた。

 

開建部は、「貯留槽内のリスクを適切に説明したかどうかは、今後の調査で明らかにしたい」と答えるにとどまった。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

酪農家の方にとって、酸欠とか硫化水素中毒といった危険は馴染みがないだろう。

この職員が、仮に危険性を伝えていたとしても、「即死する場合がある」程度のことを伝えないと、真の危険性は伝わらなかった可能性がある。

逆に、危険性をまったく伝えていなかったとしたら、そういった職員を養成した開建部の責任でもある。

はてさて、被災者が2名とも死亡している現状、どこまで真の原因に迫れるだろうか?

 

 

 

 

(2011年8月7日 修正2 ;追記)

 

201186110分に、北海道新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

開建部は5日、職員は、槽内に発生する有毒な硫化水素の危険性を認識しておらず、夫妻にも注意するよう伝えていなかったことを、事故調査委員会の初会合で報告した。

出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/310195.html

 

 

 

(2012年7月14日 修正3 ;追記)

 

20127122049分にmsn産経ニュースから、また713日付で毎日新聞北海道版と朝日新聞北海道総合版(聞蔵)から、遺族が損害賠償提訴した旨、ネット配信されていた。

 

遺族が12日までに、管理を怠ったとして国に約1億円の損害賠償を求め、釧路地裁帯広支部に提訴した。

訴状によると、帯広開発建設部の職員2人が酪農家方を訪れ、敷地内にある槽のふたを槽内に落とした。職員は硫化水素が発生する恐れを告げずにふたの回収を依頼し、同7月12日、取りに入った酪農家夫妻が中毒死したとしている。

帯広開発建設部が設置した事故調査委員会は昨年12月、有毒ガスが発生する認識が職員にも夫婦にもなかったとする報告書をまとめた。

 

遺族は、職員が中毒の危険性を伝えなかったために夫妻が死亡したと主張。遺児2人の未成年後見人として、夫側の両親が提訴した。

父親(71)は、「北海道開発局は、(職員が)危険性を知らなかったから仕方がないというような返答だけで、責任の所在は曖昧な返事ばかり。納得いかず、不信感を持っており、どちらに非があるのか、法廷で責任の所在をはっきりさせたい」と話している。


開発局は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120712/trl12071220490008-n1.htm

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20120713ddlk01040201000c.html

 

 

 

(2014年4月22日 修正4 ;追記)

 

20144212322分に毎日新聞から、国に賠償を命じる判決がくだったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道更別村で2011年7月、酪農家夫婦が道開発局帯広開発建設部の設置した家畜ふん尿貯留槽内で硫化水素ガス中毒死したのは、同開建職員が危険性を夫婦に説明する義務を怠ったためだとして、遺族が国に約1億1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が21日、釧路地裁帯広支部であり、裁判長は国に約4947万円の支払いを命じた。


判決は、貯留槽の管理責任は開建側にあり、職員が説明義務を怠ったと認定。死亡した夫婦にも貯留槽内に立ち入った落ち度はあるが、「事故防止の第1次的な義務は被告(開建側)が負うべきだ」と結論づけた。


貯留槽は、開建が国の試験事業として夫婦宅の敷地に設置し、事業終了後は夫婦が継続して利用していた。

夫婦は、調査で訪れた職員が誤って落としたふたを回収するため貯留槽内に入り、中毒死した。


同開建は事故後、事故調査委を設置し原因を調べたが、責任の所在が明確にならなかったため遺族が12年7月に提訴。

被告側は夫婦が日常的に管理、使用する施設だったことなどから、「職員に説明義務はない」として全面的に争っていた。


判決後、開発局の沢田局長は、「判決内容を精査し、今後の対応を検討したい」とのコメントを発表した。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m040125000c.html

 

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20117161238分と1727分にmsn産経ニュースから、161923分にNHK和歌山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
16日午前6時40分ごろ、和歌山市のクリーニング店兼住宅で、経営者(80)から「自宅が煙で充満している」と119番通報があった。消防が駆けつけ、妻(80)を救助したが、間もなく死亡、経営者も煙を吸ってのどに軽傷を負った。
室内には白い粉状の漂白剤の入った一斗缶が蓋が開いた状態で置かれてあり、消防がかけつけた時、一斗缶から白い煙が出ていて、そばに妻が意識不明の状態で倒れていた。
住宅周辺への流出は確認されていない。警察は事件と事故の両面で調べている。

警察によると、足が不自由な妻は1階作業場の隣室で寝ており、経営者も2階で就寝中だった。一斗缶は普段から妻の居室に置いてあり、前日も漂白剤を使っていた。
消防によると、一斗缶から発生した煙の成分を分析した結果、硫化水素が検出されたという。

 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□一斗缶に入っていたのは、ハイドロサルファイトナトリウムあるいは二酸化チオ尿素だった可能性がある。両者、クリーニング店で使われる硫黄系漂白剤だ。
□前者のMSDSには、「湿気や少量の水があったり75~80℃以上に加熱すると分解して亜硫酸ガスを発生する」とある。
□後者のMSDSには、「110℃以上で分解する」とある。
□両MSDSともに、硫化水素の記述はない。実際は亜硫酸ガス中毒だったのだろうか?
□硫化水素検知器で亜硫酸ガスも検知するものか調べてみたところ、北川式検知管であれば二酸化硫黄にも反応するようだ
□硫化水素も亜硫酸ガスも、本来は無色。白い煙とはなんだったのだろう。「充満」という言葉から考えると水蒸気とは思えないし・・・。
 
 
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2011721333分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午前11時25分ごろ、兵庫県のサントリー高砂工場から「誤って塩素ガスを発生させた」と通報があった。喉の痛みなどを訴え従業員6人が病院に搬送されたがいずれも軽症。
警察によると、ガスは午前10時ごろ発生。食品を殺菌するための機械に誤って薬品を入れたため、塩素ガスが発生したという。
 
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
サントリーほどの会社であれば、このような事故を防止するため、マニュアル面、教育面など、多岐にわたり対策をとってきたと思われるが、どこをどうすり抜けて事故に至ったのだろうか?
 

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20116211223分に、朝日新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
21日午前11時15分ごろ、日本橋大伝馬町の「U工業」東京支社から「薬品を吸い込み気分が悪くなった社員がいる」と119番通報があった。警察などによると、同社の男性社員(34)がシアン化ガスを吸い込んで病院に搬送されたが、意識ははっきりしているという。
同社はメッキ用の化学品の製造などをしているという。警察によると、男性は6階実験室で青酸ナトリウムと硫酸などを混ぜて、メッキに使うシアン化銀を作る実験をしていたが、その際に発生したシアン化ガスを過って吸い込み、気分が悪くなったという。
 
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20116181259分に、NHK青森から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午前0時ごろ、八戸市の「八戸製錬所」で、50代の作業員1人と20代の作業員2人のあわせて3人が次々に意識を失って倒れ、救急車で市内の病院に運ばれた。
警察などによると、手当てを受けた結果、3人とも意識が回復し、命に別状はないという。

事故当時、製錬所は操業中で、3人はガスが流れる配管を修理していた。
警察では何らかの原因で配管から一酸化炭素を含んだガスが漏れ、3人が中毒を起こしたとものとみて、原因を調べている。

八戸製錬所は、亜鉛や鉛の製錬を行う工場で、東日本大震災の津波によって電気関連の設備と亜鉛の純度を上げる施設に大きな被害を受け、今月13日に操業を再開したばかりだった。
八戸製錬所では先月2日にも工場の復旧作業をしていた60代の男性作業員が、機械から外れた鉄製のホースの直撃を受け、死亡する事故が起きている。
 
 

(ブログ者コメント)
 
上記記事にある「先月2日の事故」に関しては、2011年5月3日付の朝日新聞秋田版(聞蔵)に下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
油圧機械の鉄製ホースが何らかの原因で外れて吹き飛び、近くで作業していた嘱託社員(64)の頭を直撃。約3時間後に死亡が確認された。
 


(2011年7月3日 修正1 ;追記)
 
2011619日付の東奥日報に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
17日夜から、十数人で、屋外にある配管の補修工事をしており、何らかの原因で廃ガスが漏れたとみられる。
作業員のうち3人が呼吸困難を訴え、意識がもうろうとした状態になったため、119番通報した。



(2012年1月16日 修正2 ;追記)
 
2012年1月11日付の毎日新聞青森版から、また10日18時51分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
八戸労基署は10日、「八戸精錬」と、当時の現場責任者の男性(59)を労安法の特定化学物質障害予防規則違反(特定化学物質作業主任者の職務)の疑いで書類送検した。

同署によると、作業長は昨年6月18日午前0時20分ごろ、溶錬工場の溶鉱炉排ガス配管からガス漏れを発見したため、7人に粘土でガス漏れ箇所を埋める補修作業をさせたが、配管のさびた部分が崩れ落ち大量にガスが漏れ、作業長と従業員2人が一酸化中毒で病院に運ばれ、4日間の入院をした。

同規則では、会社が選任する特定化学物質作業主任者が、一酸化炭素を吸引しないよう作業方法を決めて補修作業を指揮しなければならない。
事故では、会社などが主任者に職務をさせなかったとしている。


出典URL
http://mainichi.jp/area/aomori/archive/news/2012/01/11/20120111ddlk02040046000c.html
 

※NHKからは、若干ニュアンスの異なる、下記趣旨の記事も掲載されていた。
 
八戸労基署が調べた結果、現場の責任者が配管から漏れたガスに一酸化炭素が多量に含まれていることを知りながら、従業員に排気ガスを吸わないように指導しなかったという。

このため、同署は、従業員の安全対策を十分にとらなかったことが事故につながったとして、労安法違反の疑いで「八戸製錬」と当時の現場責任者の59歳の男性を10日、書類送検した。

同署によると、県内では去年1年間に、このほかにむつ市や五所川原市などの4か所の工事現場で、一酸化炭素中毒の事故が起きたという。

 
 
 
(ブログ者コメント)
 
両方の記事から推測すると、ガス漏れが拡大した場合に備えた安全対策を講じていなかった模様だ。
現に漏れている場所を補修するのに、漏れ拡大を想定するのは当たり前のことだと思うのだが、どこがどうなっていたのだろうか?

 
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201165121分に、北海道新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
4日午後5時45分ごろ、別海町のM商店の水産加工場から、従業員が頭痛やめまいなどを訴えていると、消防に119番通報があった。女性13人が3つの病院に運ばれ、治療を受けた。警察によると、いずれも軽症。
従業員は20~70代で9人が中国人、4人が日本人。医師によると、患者には一酸化炭素中毒の症状が見られたという。

同社によると、加工場では当時、日本人と中国人計約40人がホタテの殻を外してむき身にする作業を行っており、ホタテを運搬するためフォークリフトを使っていた。使用しない時はエンジンを切ることになっていたが、切り忘れ、その排ガスで一酸化炭素中毒を起こした可能性があるという。衛生上、加工場内は閉め切っていた。

治療を受けた女性は、「耳鳴りがし、心臓がどきどきしてきた。気を失いそうになり、着ているものを脱いで外に出た」と話した。

 
 
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2011415日 旧ブログ掲載記事)
 
2011414日付で、毎日新聞鳥取版から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午前10時50分ごろ、鳥取市の工場だった建物内で作業員2人が倒れていると110番通報があった。救急隊員らが駆けつけたところ、30歳と20歳の男性作業員2人が気を失って倒れていた。1人は軽症、もう一人も1週ほどで回復する見込みという。
警察の調べでは、2人は同日午前8時半ごろから発電機を使って床に溝を掘る作業をしていた。発電機の排気ガスが充満して、一酸化炭素中毒になったらしい。
 
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(2010年8月24日 旧ブログ掲載記事)
 
以下は、某社某工場で実際にあったヒヤリ事例。
 
直径2m、高さ5m程度の槽の中に入り、底部溶接線のカラーチェック検査を行っていた作業員が、気分が悪いと訴えた。
 
[原因]

換気用ダクトの先端を底部から2m程度のところまで垂らし、吸引ファンを使用して換気していたが、新鮮な空気はダクト先端付近までしか流れず、底部付近はデッドスペースになっていた。その底部にカラーチェックで使用した溶剤の蒸気が滞留し、しゃがんで作業していた被災者が軽い溶剤中毒になった。
 
[対策]
吸引ファンを使う場合は、換気ダクトの先端を底まで垂らすこと。
あるいは押し込み換気方式を採用すること。
 
 
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(2011年1月12日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月11日10時50分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11日午前0時35分ごろ、堺市の「SC有機化学」石津工場から、「硫化水素が漏れ、従業員が倒れた」と119番通報があり、2人が搬送されたが、1名(37)が死亡した。1名(21)は軽症。
排水処理槽の近くから高濃度の硫化水素が検出されたため、消防が中和作業を実施。工場周辺への流出はないという。
消防などによると、2人は排水処理槽で、強アルカリ性の排水を中和するため、硫酸を注入する作業をしていた。通常は、中和中に硫化水素が発生しても回収装置が作動しているため、外部に漏れない仕組みになっているという。
消防は、排水処理槽から何らかの原因で硫化水素が漏れ出たとみて調べている。

SC有機化学は、堺化学工業の子会社。
 
 

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(2011年1月9日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月9日0時11分に読売新聞から、8日23時20分に朝日新聞から、また9日付の毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
東京・大手町の日本ビルヂングで8日午前に発生した白煙と異臭は、ビル地下1階の東京都下水道局のポンプ場に置かれた汚泥の化学反応が原因とみられることが、東京消防庁の調査でわかった。
現場からは有毒の亜硫酸ガスとシアン化水素が検出され、同庁などで詳しい経緯を調べている。
同庁によると、汚泥は今月7日に清掃業者がポンプ場の下水道管から取り除いたもので、9袋の土嚢に詰められていた。そのうちの一部から白煙が上がっていたといい、1袋にこぶし大の焦げたような跡があった。汚泥が化学反応を起こし、自然発火したとみられる。ポンプ場にいた下水道局の職員2人がガス中毒の症状を訴え、病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。
この影響で、ビルに入居する企業の社員ら約260人が避難し、ビルは8日午後7時半まで立ち入り禁止になった。
 
 

(ブログ者コメント)
 
これまで数多くの事故事例に目を通してきたつもりであったが、汚泥が発火したという事例は記憶にない。また、その発火メカニズムについても見当がつかない。
どなたか、その辺の知見をお持ちの方がいれば、教えていただきたい。
 

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(2011年2月25日 旧ブログ掲載記事)
 
211年2月24日12時5分に、msn産経ニュースから下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
23日午後10時55分ごろ、世田谷区の一戸建て住宅建築現場で、作業員4人が体調不良を訴えた。
警察などによると、4人は住宅2階で塗料の吹き付け作業中だった。
4人とも意識はあり、症状が重い3人が病院に運ばれたが、いずれも命に別条はない。
 
 
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(2011年2月10日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月9日23時48分に、共同通信から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
江東区牡丹2丁目の工事現場で、7日、作業員が体調を崩し、その後の調査で有毒ガス「ホスゲン」が地中から漏れ出したため中毒になった可能性があることが、9日、捜査関係者への取材で分かった。
ホスゲンは合成樹脂や農薬の原料となる有毒ガス。気体に触れると皮膚や角膜の炎症、吸い込むと呼吸困難や肺水腫などを引き起こす恐れがある。第1次世界大戦では化学兵器として使用された。
警視庁と東京消防庁は、9日夜、現場周辺を立ち入り禁止にして、詳細な調査を始めた。
捜査関係者らによると、7日にマンション建設現場で地面を掘り返していた作業員が目の痛みを訴えた。命に別条はないが、その後の工事会社や医療機関などの調査で、ホスゲンが原因だった可能性があることが判明した。
 
 

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(2011年2月6日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月4日付で、山口新聞から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
2日午後9時20分ごろ、美祢市の薬仙石灰美祢工場で、石灰焼成炉上部の作業場にいた社員(35)が倒れているのを別の作業員が見つけ、119番通報。市内の病院に搬送されたが、一酸化炭素中毒で死亡した。
警察によると、被災者は石灰を焼く炉(高さ約21m、直径約3.8m)の上部にある作業場で、火の管理を一人で担当。炉を開けてまきを投入する際に、炉から出たガスを吸い込んだものとみられる。同署は、業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査している。
 

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(2011年2月2日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年2月1日18時9分に共同通信、19時52分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
ソマリア沖に派遣された護衛艦「ゆうぎり」のトイレ内で、昨年6月、乗組員(23)が死亡した事故の原因について、海上幕僚監部は、1日、トイレの下にあるし尿処理タンクで発生した硫化水素が個室内に逆流し中毒死した、とする調査結果を発表した。
トイレは、タンク内のし尿をバクテリアで分解し、発生した硫化水素などは排気管(内径65mm)を通じて艦外に出す仕組み。
排気管の内部が腐食し、サビによって部分的に最大93%が詰まっており、さらに艦体の外気吸気口に装着した防じんフィルターが目詰まりを起こして艦内の気圧が低下したことなどから、硫化水素が艦外に排出せず、個室内に逆流した。
年1回の管の内部の検査では、異常は見つかっていなかったという。
同じタイプのタンクがある艦艇126隻を点検し、うち48隻の排気管などを修理した。
 
 
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(2011年1月31日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月30日10時21分に、福島民報から下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
29日午後1時10分ごろ、福島県下郷町の観音沼森林公園内の公衆トイレ新築工事現場で、作業員(62)が倒れているのを同僚が発見。搬送先の病院で死亡が確認された。 
警察の調べでは、被災者は午前8時ごろから、1人で基礎工事の作業に当たっていた。約1・5m掘った穴にコンクリートを流し、乾燥させるために練炭を使っていた。雪などでぬれないよう、穴の上にはビニールシートがかぶせられていたという。
被災者が工事現場から戻ってこないことを不審に思った同僚が現場に向かい、穴の中で倒れているのを見付けた。
警察では、一酸化炭素中毒の可能性があるとみて調べている。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
一酸化炭素中毒以外、酸欠の可能性も考えられる。
 
 

 
(2011年2月1日 修正1; 追記)
 
司法解剖の結果、死因は一酸化炭素中毒だったことが判明した。
 
 
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(2011年1月11日 旧ブログ掲載記事)
 
2011年1月10日17時17分に朝日新聞から、また同日付で新潟日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午前9時20分ごろ、長岡市のアルミニウム合金の鋳物工場「アルモ雲出工場」から、「複数の従業員が頭痛や手足のしびれを訴えている」と119番通報があった。社員ら10人が救急車で搬送されるなどして病院に入院したが、いずれも生命に別条はない模様。
長岡署は、CO中毒の可能性が高いと見ている。
同署によると、この工場では電車のつり革の支柱を作っており、この日は午前8時過ぎから、アルミニウムをガス溶解炉で溶かす作業を11人で行っていた。
作業開始後、間もなく9人が体調不良を訴え、救急車で病院に搬送された。社長も後から現場に駆けつけたが、気分が悪くなり、自分の車で病院に向かった。工場内では暖房器具は使われておらず、同署は溶解炉の不完全燃焼の可能性が高いとみている。工場では溶解炉1基が稼働し、換気扇は作動していたという。
 
 
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(2010年11月23日 旧ブログ掲載記事)
 
2010年11月22日18時7分に、msn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
11月22日午後1時ごろ、埼玉県久喜市の金属加工業「今井製作所」埼玉工場で、清掃中の作業員(70代)がうつぶせで倒れているのを従業員が発見し、119番通報。病院に運ばれたが、死亡した。
警察の調べでは、午前10時ごろから、地面を掘って作られた縦横約2m、深さ約1.5mの油槽内で、油を抜き取った後の清掃作業を一人で行っており、正午ごろ、工場の従業員が声をかけた時には返事があったが、しばらくしても現れないため、油槽内を見たところ、倒れていたという。目立った外傷はなく、警察で詳しく調べている。
 
 
(ブログ者コメント)
 
酸欠、ガス中毒にしては、作業開始から時間が経っている。病気だろうか?



(修正1;2010年11月28日 追記)
 
2010年11月23日付の埼玉新聞に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
被災者は、この日から東京都内の同業会社から派遣され、午前10時ごろから一人で油を抜いた後の油槽内に入り、シンナーのようなものを使って、壁や床の清掃作業を行っていた。
油槽は、油圧機械から出た油を溜めるために使用していた。
 
(ブログ者コメント)
 
シンナーのようなものを使っていたのだとすれば、有機溶剤中毒の疑いがある。穴状の閉所で有機溶剤を使う場合は注意が必要だ。
同様な事例を、2010年8月24日に本ブログにアップしてある。
 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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