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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014723037分に東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午後8時10分ごろ、愛知県小牧市大草の段ボール箱製造会社「S社」から「ガス漏れがあり、2人が倒れた」と119番があり、39歳と24歳の男性従業員2人が病院に搬送された。いずれも意識があり、命に別条はない。

 

警察は、何らかのガスを吸引し、意識がもうろうとなったとみている。

現場には腐敗臭が立ちこめていた。

警察によると、39歳の従業員が排水溝を清掃中に倒れ、助けようとした24歳の従業員も倒れたという。

 

民間の信用調査会社によると、S社は前身の企業が1968年に創業し、包装用の紙製品などを製造している。

 

出典URL

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014072201002331.html

 

 

 

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201472023分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

720日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

19日午後2時5分ごろ、福岡県新宮町緑ケ浜3のパン製造販売会社「F社」の福岡工場で「排ガスのような臭いがして3人の具合が悪い」と119番があった。

他の従業員も体調不良を訴え、男女計32人が病院に搬送された。

いずれも意識はあり、命に別条はない。


同社によると、異臭がしたのは2階建て工場の1階で、工場にいた従業員約200人のうち、パンを焼くラインの周辺にいた32人がのどの痛みなどを訴え搬送された。

生地を冷凍するために使う冷媒用フロンガスを通すパイプのボルトが1カ所破損しており、そこからフロンガスが漏れ出ていたという。


同社は、「フロンガスは通常無臭で無害だが、パンを焼くための熱に反応して異臭となった可能性がある」としている。

パイプは、生地を冷凍する場所とパンを焼く場所の間にあるという。

 

同日夕方から工場の一部を除いて操業を再開した。生産への影響はないという。

 

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140720k0000m040031000c.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

フロンが熱分解し中毒事故になった事例は、過去にもある。
フロンを使用している設備や配管のそばに裸火使用設備がある場合など、この点にも留意しておいたほうがよいかもしれない。

 

(出典;職場のあんぜんサイト)

冷凍機解体作業中、残っていたフロン502が溶断の炎で熱分解し、発生した塩素、塩化水素等で2人が中毒

http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=000817

 

 

 

 

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20146292119分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

63083分に北海道新聞から、630112分にテレ朝ニュースから、6301453分に読売新聞から、711040分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後1時30分ごろ、北海道登別市登別温泉町の「N病院」の職員から、「貯水タンクの中に男性2人が倒れている」と110番通報があった。

警察署員らが、病院内の貯水タンクで男性2人が湯に浮いているのを発見。2人は約2時間後に死亡が確認された。

警察などによると、行方不明の職員の家族から28日夜、「病院から帰ってこない」と連絡があったため、29日午前から職員が院内を捜していた。

 

警察などによると、貯水タンクはFRP製で温泉大浴室がある棟の2階にあり、幅2m、奥行き1m、高さ1.5m。

タンクには、温泉治療に使う硫黄泉がためられている。

タンク内から硫化水素が検出され、2人とも硫化水素中毒が死因とみられている。

 

病院によると、タンクには約60℃の源泉がタンクの半分ぐらいまで入っており、普段は職員が立ち入らない。

28日に浴室を利用した患者から「湯が出ない」との声が寄せられ、40代と30代の設備担当職員2人がタンクを点検しにいったとみられるという。

 

タンクの上部には作業用の穴が開いていて、中にはしごが掛けられていた。

警察が調べたところ、タンクの底に温泉成分の汚泥がたまり、タンクの蓋も開いていた。

警察によると、当時、2人はタンクの底にたまった泥を取り除く作業をしていたが、泥を自動で排出する装置が何らかの原因で作動しなかったため、バケツですくい上げていたという。


ふだん、タンクの中に人が入ることは想定されていないということで、警察と労基署では、安全管理に問題がなかったか、引き続き調べている。

 

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG6Y5TH2G6YIIPE02C.html

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/548304.html

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000029727.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140630-OYT1T50074.html

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140701/5605733.html

 

 

 

 

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2014621日付で読売新聞富山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

20日午後1時15分頃、立山黒部アルペンルートの立山トンネル内で、水槽の清掃をしていた作業員が息苦しさを訴え、県警の室堂警備派出所に通報した。


警察によると、立山黒部貫光(富山市)と立山貫光ターミナル(同)の男性作業員3人(40歳~64歳)が一酸化炭素中毒の疑いで軽傷。
救出にあたった同社の男性従業員ら7人(21歳~60歳)も気分の悪さを訴え、病院で検査を受けた。

 

同社によると、現場は室堂平(標高2450m)側の入り口から約1kmの地点にあるトンネル脇の作業部屋で、水槽(高さ2.2m、幅3.7m、奥行き101m)には、室堂ターミナルなどの生活用水がためられていた。

作業員6人が水を抜いて清掃していたところ、3人の気分が悪くなり、同社の救護班8人が救助にあたったという。

 

警察によると、救助の際、作業部屋には軽傷の3人が倒れていた。

近くでは、水槽から水を抜くための発電機が稼働しており、警察は、発電機の排ガスによる事故の可能性があるとみて調べている。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20140620-OYTNT50567.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

閉所で発電機を使っていてCO中毒になった事故は、この事故の5日前、6月15日に大谷石採石場跡の空洞で起きたばかりだ。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4019/

 

映画撮影中のアイドルグループメンバーにも中毒症状が出たということで、この種の事故にしては結構大きく報道されていたが、今回事故の関係者は、あの事故を知らなかったのだろうか?

あるいは、知ってはいたが管理が万全ではなかったのだろうか?

 

 

 

 

(2014年7月8日 修正1 ;追記)

 

2014621日付の北日本新聞紙面に、排ガスは排風機で送り出していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。

 

病院に搬送された3人は、同日朝からトンネル脇の横坑にある水槽を清掃していた。


警察は、高圧洗浄機の動力として使っていた発電機からの排ガスが原因の可能性もあるとみて調べている。


立山黒部貫光によると、当時は安全マニュアルに従い、排ガスは排風機で送り出していたという。

 

 

 

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20146152139分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

616日付で下野新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前2時5分頃、宇都宮市大谷町の採石場跡の空洞内で、映画の撮影中だった女性アイドルグループ「Ⅾ組.inc」のメンバー5人と撮影スタッフ5人の計10人が、気分が悪いと訴えて病院に搬送された。

10人は18~43歳の男女で、一酸化炭素(CO)中毒とみられる。いずれも軽症。

 

警察発表によると、現場は、建材などに使われる大谷石の採石場跡で、14日午前9時頃から撮影を始め、照明用の電源としてガソリンを燃料とする発電機3台を動かしていた。

警察は、発電機の排ガスによるCO中毒とみて調べている。

当時、空洞内にはスタッフら48人がいた。

 

映画は、テレビ朝日と東映が昨年公開した「S魔女学園」の第2弾。

テレビ朝日は、「撮影中の安全には十分注意しておりましたが、こうした結果となり、深く反省しております。今後なお一層、安全管理を徹底してまいります」などとのコメントを出した。

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140615-OYT1T50085.html?from=ycont_top_txt

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20140616/1627090

 

 

一方、616日付で朝日新聞栃木全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

採石場跡の観光資源化に取り組む関係者は、迷惑顔だった。

 

現場は、大谷市の採石場跡地を観光資源として公開する「大谷資料館」から南へ約1kmほど離れた場所で、同資料館とは無関係。

 

資料館オーナーの大久保さんは、「うちの坑内では発電機は使わせず、坑外から電気を引いており、安全管理は徹底している」と強調した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回の空洞がどの程度の大きさだったかは不明だが、48人も中にいたことから考えると、結構広い空洞だったのかもしれない。

しかし、仮にいくら広かったにしても、17時間も発電機3台を動かしっ放し?にすればCO濃度が上がってしかるべし・・・という気がする。

この点、「大谷資料館」のやり方に学ぶべきだった。

 

閉所で発電機やエンジンを動かすなどしていてCO中毒になった事例は過去に数多くあり、本ブログでも、以下などの事例を紹介済。

 

201433日掲載

釧路市の水産加工場でカニゆで中に7人が軽度のCO中毒

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3704/

 

2013820日掲載

新見市の食肉工場で冷蔵室の床をガソリン燃料の機械で剥がしていて7人がCO中毒

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3144/

 

2012124日掲載

北名古屋市でマンホール内にエンジン付き排水ポンプを入れて作業中に6人がCO中毒

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1265/

 

201165日掲載

別海町の水産加工場でホタテ運搬用フォークリフトの排ガスで13人がCO中毒

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/453/

 

※他の事例は、「CO中毒」などのキーワードでブログ内検索が可能。

 

 

 

 

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20146142126分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

14日午後1時35分ごろ、さいたま市大宮区吉敷町の「M安田生命大宮吉敷町ビル」で、エレベーター内で塗装作業をしていた男性2人が倒れているのを同僚の男性(40)が発見し、ビルの清掃員が119番通報した。

2人はいずれも埼玉県戸田市の塗装会社経営のSさん(46)と同社の塗装工Tさん(46)で、救急隊員が駆け付けたときは死亡していた。


警察によると、Sさんら2人は同日午前8時半ごろから、8階に停止したエレベーター内で内壁の塗り替え作業をしており、液状の剥離剤を使って古い塗料を剥がしていたという。

2人に目立った外傷はなかった。

警察は、剥離剤などから有毒物質が発生し吸い込んだ可能性もあるとみて、詳しい死因を調べる。


午後から作業を手伝う予定だった同僚の男性がエレベーターの扉が閉まり、呼びかけにも返答がなかったため、扉をこじ開けたところ、2人が倒れていた。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140614/dst14061421260010-n1.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

閉所での塗装作業において、換気は基本のはず。

それなのに、なぜ扉が閉まっていた?閉めていた?のだろうか?

 

その理由を考えてみるに、扉の内側の塗料を剥がすため、ちょっとぐらいの間なら大丈夫だろうなどと考え、扉を閉めて作業していた・・・そんなことも考えられる。

もしそうだったとすれば、考えが甘かった、危険予知が足りなかったことになる。

 

ただ、仮に有機溶剤中毒だったとしても、よほどの高濃度でない限り、瞬間的に倒れたとは考え難い。

早く作業を済ませて扉を開けようと一度に大量の剥離剤を塗った?

原因は定かではないが、それにしても、気分が悪くなった時に扉を開けるとか、非常用連絡ボタンを押して救助を求めるなど、できなかったのだろうか?

 

 

 

 

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20145291034分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

529日付の朝日新聞ちば首都圏版紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

28日午前11時ごろ、市川市須和田1のマンホール内で、ポンプで雨水の排水工事をしていた男性作業員(53)が倒れた。男性は意識不明の重体。

救助しようとした39~42歳の同僚男性3人も気分が悪くなったが、軽症とみられる。


警察などによると、工事中にポンプのホースが外れ白い煙が立ちこめ、換気のためエンジンを切っていったん中断。

約20分後にホースをつなぎ直そうと、地上にいた男性作業員がマンホール内に入ったところ、内部の足場の上に倒れたという。

 

同僚3人は、男性作業員を助けようと中に入ったが、すぐに気分が悪くなり、自力で脱出して119番通報した。

警察は、ポンプトラブルの際にエンジンから排出された排気ガスが充満し、一酸化炭素(CO)中毒になった可能性があるとみている。


同工事は、市川市発注の下水道工事。

市河川・下水道整備課によると、マンホールは深さが約6mあり、水を排出するホースが地上から底まで届かないため、中間部分の足場にエンジン付きポンプを置いていた。

 

作業員らの搬送後に市消防局が酸素濃度を測定したところ、約16.5%で通常よりやや低かったという。
同課は「工事業者への注意喚起を行い、再発防止に努める」としている。

 

出典URL

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/195506

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「20分も換気したのだからもう大丈夫だろう」、あるいは「白い煙がなくなったので大丈夫だろう」などと思ってガス検知器で確認することなく、中に入ったのだろうか?

もしそうだったとすれば、定性的評価ではなく、定量的評価をすべきだった。

定量的評価をするためにはガス検知器が必須アイテム。

マンホール内にエンジンポンプを置いていたのだから、酸素濃度やCO濃度を測定できる検知器を準備していたと思うのだが・・・。

準備はしていたが使わなかった?それとも準備していなかった?

 

 

 

(2014年6月6日 修正1 ;追記)

 

201463日付の千葉日報紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。

それに伴い、タイトルも変更した。

 

市川市は2日、意識不明の重体となっていた男性作業員が1日に死亡したと発表した。

 

 

 

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20145271138分に福島放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

527日付でテレビユー福島からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

26日正午ごろ、動物用医薬品の研究開発や製造などを行っている郡山市安積町笹川のN工業本社工場第二工場で、従業員4人が吐き気がするなどと訴え、病院で診察を受けた。

男性1人と女性3人が入院した。いずれも軽症という。

他に5人が診察を受けたが、けがはなかった。

 

警察の調べでは、工場内で酸化エチレンガスの漏出警報ランプが点灯していた。

酸化エチレンガスは、薬品を作る際に容器や原料を殺菌するために使っていた。

吸入すると吐き気、嘔吐、頭痛などの症状が出るという。

工場の担当者によると、殺菌室の開け閉めをする扉のハンドルの締め付けが弱かったために中からガスが漏れた可能性があるという。

現時点で外部への影響はないとみている。

 

同社によると、入院した4人は牛用の塗り薬を作る製造工程で働いていた。

正午ごろ、従業員から「気持ちが悪い」と訴えがあり、吐き気や嘔吐などの症状が現れた。

同社関係者が4人を車で市内の病院に運んだ。

他の5人は症状は出ていなかったが、同じ職場だったため大事を取って病院に行った。

警察には午後4時50分ごろ通報した。

 

同社の担当者は「原因を調査し、早急に再発防止策を講じる」としている。

警察と労基は、27日朝から立ち入り調査を行う。

現場はJR郡山駅から南西に約5km。

4号国道バイパス沿いで、約300m西側に安積三小がある。

 

出典URL

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=2014052710

http://tuf.co.jp/knews/

 

 

 

(2014年6月15日 修正1 ;追記)

 

 

2014527日付の福島民報紙面に、事故時の詳しい状況などが、下記趣旨で掲載されていた。

 

医薬品を殺菌する「滅菌室」付近から酸化エチレンガスが漏れた可能性が高いことが27日、関係者の話しで分かった。

 

同社によると、滅菌室はステンレス製で、「容器室」と「充填室」の2部屋にまたがる。

殺菌でガスを注入する際は滅菌器内は真空で、通常、ガスが器外に漏れることはないという。

 

滅菌室は、殺菌前に従業員がハンドルで開閉する仕組み。

10数年使用しており、最後に点検したのは、昨年3月だった。

 

外部業者が26日午後3時ごろに行ったサンプリング調査によると、現場付近の酸化エチレンガス濃度は最大で14ppm以上だった。

労安法によると、事業者が守る作業環境濃度は1ppm以下となっている。

 

同社によると、従業員が搬送された病院が警察に通報するまで、同社は警察に通報しなかった。

毒物・劇物取締法では、毒物などが飛散し、多数の者に危害が及ぶ恐れのある場合、直ちに警察などに届け出るよう定めている。


滅菌室付近で複数の従業員が体調不良を訴えたことなどから、同社は26日午後0時半までにラインを停止。
この時点で、ガスが漏れている可能性があると認識していたという。

同社は、「現状を確認する作業に追われていた」などと説明した。

 

 

一方、福島民友紙面にも、事故時の詳しい状況を報じる記事が下記趣旨で掲載されていた。

 

527日付)

第2工場にいる従業員が「吐き気がする」など体調不良を訴えた。

同社が確認したところ、酸化エチレンガスが漏れたことを示す警報のランプが点灯していた。

警報ランプは、酸化エチレンガスの大気中濃度が10ppm以上で点灯、50ppm以上になると警報音が鳴る設定。当時、警報音は鳴らなかったという。

 

529日付)

従業員が滅菌室のドアを十分に閉めていなかった可能性があることが28日、同社への取材で分かった。

滅菌室は、ドアのハンドルを一定回数回すことで密閉されるという。

警察などは同日も引き続き、立ち入り調査した。滅菌室も調べたが、滅菌室のドアは一定回数回すことで密閉され、ガス漏れは確認されなかったという。

 

 

 

(2015年4月10日 修正2 ;追記)

 

2015481957分にNHK福島から、安全対策不十分で責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

郡山労基署は、安全対策が十分でなかったとして、工場を経営する会社と責任者を、8日、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、郡山市安積町の動物用医薬品の製造メーカー「N工業」と生産部門の責任者だった元生産部長の男性(52)。


この事故は、去年5月26日、「N工業」の工場で、薬の原料や容器の殺菌作業に使う「エチレンオキシド」という有毒なガスが漏れ出して、従業員6人が体調不良を訴えたもの。


同署の調べによると、ガス漏れを知らせる警告ランプが点灯した後、元栓を閉める作業や従業員の避難の対応が遅れるなど、有毒なガスを扱うための安全対策が十分でなかったとして、会社と元生産部長に労安法違反の疑いがもたれている。


同署によると、会社側は必要な安全対策をとっていなかったことを認め、すでに再発防止策を講じているとしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053866561.html?t=1428530213262

 

 

キーワード;エチレンオキサイド

 

 

 

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20144171430分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日午前8時ごろ、兵庫県香美町の香住漁港で、海中で防砂堤工事をしていた潜水士2人が意識を失うなどした。

海保によると一酸化炭素(CO)中毒とみられ、1人(60)が意識不明の重体、もう1人(29)が軽症のもよう。

 

海保によると、2人は17日午前7時20分ごろから海に潜り、ブロックを据え付ける作業を開始。

船上のコンプレッサーから送られた空気を吸っていた。

詳しい原因を調べている。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140417/waf14041714300029-n1.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

どのようなコンプレッサーを使っていたか不明だが、エンジン駆動の排ガスが混入した、あるいは給油式コンプレッサーを使っていたことなどが考えられる。

 

 

 

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2014331233分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

厚生労働省は31日、平成24年度に家庭で殺虫剤を吸い込むなどの健康被害が前年度比77件増の1101件となり、昭和54年度の調査開始以降、最多だったと発表した。死亡例はなかった。

スプレー式殺虫剤の噴霧被害などが増加しており、一度の噴射で長時間の効果をうたう「ワンプッシュ式」の蚊取り剤などによる事故も、22年度26件、23年度52件、24年度73件と急増。

原因は、子どものいたずらが約7割で、自宅の玄関ホールでほぼ全量を噴射し、家族が舌や皮膚のしびれを訴えた例などがあった。

殺虫剤が296件と最多で、洗浄剤175件、漂白剤127件、芳香・消臭・脱臭剤87件、除菌剤44件の順に多かった。
男児(4)が自動噴射型の消臭剤をのぞき込んでいた際に噴射し、両眼に入ったケースもあった。

 

出典URL

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140331/dst14033123070016-n1.htm

 

 

 

 

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2013924日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正2として掲載します。

元記事は下記。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3280/

 

 

(2014年3月11日 修正2 ;追記)   

 

201436日付で毎日新聞佐賀版から、転落防止措置を講じなかったなどとして担当部長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

また、351917分にNHK佐賀から、36日付で朝日新聞西部版(聞蔵)からも、同主旨の記事がネット配信されていた。

 

唐津労基署は5日、同社と汚水処理施設の男性担当部長(56)を、労安法違反容疑で書類送検した。ともに容疑を認めているという。

一方、県警は、業務上過失致死容疑などを視野に捜査を続けている。


同署によると、K社は、タンク内の硫化水素などの濃度測定をする際に転落する危険があるため、タンクの蓋の周りに高さ75cm以上の柵を設けるか、安全帯をつけさせるなどの転落防止措置をとる必要があったにもかかわらず、怠った疑いがあるという。

 

蓋の3方には高さ89cmの柵があるが、1方には取り付けておらず、安全帯もつけていなかったという。

硫化水素中毒の危険を知らせる標識設置も怠ったとしている。

一方、2人がタンク内に入った理由は不明という。


同社は、「厳粛に受け止めています。事故のあとは安全対策や安全教育を徹底しており、2度とこのような事故が起きないよう会社をあげて取り組んでいます」と話している。

 

出典URL
http://mainichi.jp/area/saga/news/20140306ddlk41040453000c.html

http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5085726581.html?t=1394053274921

 

 

 

 

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2014117日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

元記事は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3585/

 

 

(2014年3月7日 修正1 ;追記)

 

2014228日付で神奈川新聞から、マンホール下流の仕切り弁が開いていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(当該情報に基づき、第1報ともどもタイトルを修正した)

 

下流側にある止水用の仕切り弁が開いていたことが27日、関係者への取材で分かった。
警察、労基、市の3者が同日、現場で状況を確認した。事業者も立ち会った。


事故が起きたのは、圧送管の老朽化した空気弁の交換作業中。

空気弁を外したところ、管内から硫化水素や汚水があふれ出た。


安全措置として、マンホールの上流側と下流側にある仕切り弁を事前に締めて止水したはずだったが、下流側で弁が開き、汚水が流れていた。
警察は、人的な過失や器具の不具合の有無など、慎重に調べを進める見通し。

 

出典URL

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1402270028/

 

 

本件、2014122日付で神奈川新聞から、仕切り弁閉止時の状況などが、下記趣旨でネット配信されていた。

 

関係者によると、この工事を行うため、昨年12月にマンホールの上流側と下流側でそれぞれ、仕切り弁を使って事前に止水していた。二つの仕切り弁の間にあるマンホール内で汚水があふれ出ないための安全措置だった。


ところが、圧送管から空気バルブを外した際に出てきた汚水は、深さ約2.3mのマンホールからあふれるほどの量だった。「マンホールで人がおぼれている」という内容の119番通報もあった。


止水、空気バルブ交換ともに行ったのは、上下水道修理などを行う都内企業の神奈川支社。

上流側の止水には工事発注者の横須賀市の職員も立ち会い、仕切り弁で締め切ったことを確認しているといい、下流側での止水が十分でなかったり、仕切り弁に不具合があった可能性があるという。

 

出典URL

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1401220002/

 

 

 

 

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2014225032分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

また、2241430分に読売新聞からも、同主旨の記事がネット配信されていた。

 

24日午前10時20分ごろ、釧路市星が浦北3、水産加工業「M商店」から、「作業中に急に人が倒れた」と119番通報があった。

加工場の作業場にいた33歳から66歳の男性従業員4人と女性従業員3人が、めまいや脱力などの体調不良を訴え、病院に運ばれた。
警察などによると、7人は一酸化炭素(CO)中毒とみられる症状で入院したが、いずれも軽症。


警察などによると、当時、作業場内では8人が二つの釜でカニをゆでる作業をしていた。

窓は少し開いていたが、換気扇は作動していなかったといい、警察などでは、カニをゆでる際に使っていたプロパンガスが不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生した恐れがあるとみて、当時の状況を調べている。

 

加工場は、JR釧路駅から南東方向に車で15分ほどの住宅街の一角にある。

散歩で加工場前を通りかかった60歳代の女性は、「救急車や消防車がたくさん止まっていて、一体、何事かと思った」と驚いた様子で話していた。

 

出典URL
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/523222.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140224-OYT1T00742.htm

 

 

 

 

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20141222239分に朝日新聞から、同日2350分にmsn産経ニュースから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。


22日午後8時5分ごろ、堺市堺区匠町の液晶パネル製造会社「堺ディスプレイプロダクト」の工場で塩化水素が発生し従業員が吸い込んだ、と119番通報があった。

消防によると、ガスの発生は一時的だったが、工場内の30代の男性従業員2人が体調不良を訴え、病院へ搬送された。いずれも意識はあるという。
消防などによると、洗浄する際に使う塩酸が原因でガスが発生した可能性がある。外部への流出は確認されていない。

同社はシャープと台湾・鴻海精密工業の合弁企業で、液晶パネル工場を運営。同工場では約1400人が働いている。
元々シャープの工場だったが、同社の液晶事業の不振から、2012年に鴻海から出資を受けた

現場は南海本線の堺駅から西に約4kmで、大阪湾に面した工場地帯。

出典URL

http://www.asahi.com/articles/ASG1Q6VV5G1QPPTB00S.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140122/dst14012223510013-n1.htm

 

 

 

 

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本件、一つの記事に要約するのは困難。主だった報道内容の趣旨を紹介する。

 

 

1101313分 朝日新聞)

1102250分 読売新聞)

 

10日午前9時10分ごろ、神奈川県横須賀市久里浜2丁目の下水道工事現場で異臭が発生したと、警察に通報があった。
男性作業員4人が倒れ、病院に搬送された。うち2人が意識不明の重体。
硫化水素が発生したといい、警察が状況を調べている。

警察などによると、作業員数人が下水管のマンホール内で工事を始めたところ、異臭が発生。4人が次々に倒れた。
意識不明の2人はいずれも60代の男性で、先にマンホール内に入っていたという。

消防は、現場で硫化水素ガスを確認した。
4人はガスマスクを所持しておらず、警察が、安全管理態勢などを調べている。

工事を発注した横須賀市上下水道局によると、この日は、民間業者の作業員が下水管の老朽化した空気抜きバルブの交換作業を始めていた。
下水には硫黄が含まれ、管が曲がるなど空気が少ない場所で硫化水素が発生しやすい。
毒性が強いことから、国は安全のため、作業中のガス濃度測定や換気を呼びかけている。

現場は京急久里浜駅から約200mで、片側2車線の道路の中央付近。周囲には住宅や病院が立ち並ぶ。
現場前の鮮魚店主(68)は「店でかなり強い硫黄の臭いがしてきた。10分ほど臭いが続き、そのうちにパトカーが来た」。
近くの理容店主(62)は「硫黄くさいと思っていたら救急車の音が聞こえた。作業服姿の男性が道に倒れていて、全く動かない人もいた」と話した。
 

http://www.asahi.com/articles/ASG1B3CSTG1BULOB003.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140110-OYT1T01256.htm

 

 

1101327分 読売新聞)

110113分 msn産経ニュース)

 

警察によると、横須賀市からバルブ交換の委託を受けた作業員の男性3人がマンホール内に入った後、現場監督の40代の男性も異変に気付いて中に入ったという。


作業前の検査では硫化水素が検出されなかったというが、消防による事故後の検査では、マンホール内で濃度70ppmの硫化水素が検出された。


日本下水道事業団によると、下水道内に酸素がない状態になると、下水に含まれた微生物の働きで硫化水素が発生することがある。
厚生労働省によると、硫化水素は350ppmで生命の危険がある。

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140110-OYT1T00347.htm

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140110/dst14011011040002-n1.htm

 

 

111日付 神奈川新聞)

 

地表から深さ1.7mの位置にある圧送管のバルブを交換するため、老朽化したバルブを外したところ、管内から硫化水素が出た。


市によると、始業前の測定では異常値でなかったため作業を始めたが、バルブを外した時点で計測していたかどうかは確認できていない。
硫化水素は、下水や汚水にある硫黄分と微生物の活動によって発生したものだという。


通報を受け浦賀署員が急行したところ、2人がマンホール内におり、2人は地表に横たわっていた。一時は3人が心肺停止だった。


マンホール内には汚水がたまっており、市消防局が午前9時40分ごろに行った計測では硫化水素の濃度は70ppm。
法令上、10ppmを超えた際に作業をするときは、換気が義務付けられている。
路上は午前10時ごろの時点で7ppmだった。

 

重体の2人は孫請け企業の従業員らしい。軽傷の1人は下請け、もう1人は元請け企業の現場責任者。
 


http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1401100054/

 

 

111日付 毎日新聞神奈川版)

 

工事を発注した同市上下水道局は同日開いた記者会見で「現場における安全対策が不十分で作業員へのマニュアルが徹底されていなかった」と説明した。
なぜ事故は起きたのか。

同局によると、マンホールは縦約3m、幅約2m、深さ約2.3m。
汚水ポンプ設備の更新に伴う工事で、荏原実業神奈川支社が受注した。

軽症の作業員は聴取に対し、作業開始前のマンホール内の空気計測では硫化水素を検出せず、酸素濃度が安定していたため、内部に入ったと説明したという。
しかし圧送管(直径50cm)2本の汚水を抜く工程で、レバーがさび付いて動かなかった圧送管の空気バルブ1基を取り外したところ、しばらくして次々に作業員が倒れたとみられる。

同局は、圧送管内部に充満していた硫化水素が噴き出し、酸素欠乏状態となったとみている。
硫化水素は濃度が極端に高い場合、臭気を感じにくくなるという。

下水道など硫化水素が発生しやすい作業場では、労安法に基づく省令で、作業開始前に硫化水素と酸素の濃度測定を義務づけている。基準濃度にそぐわない場合は、換気や酸素呼吸器などの使用を定めている。

同局は「作業中にも継続して濃度を計測すべきだ」とした事故防止マニュアルを職員向けに作っていたが、事業者には配らず、現場の責任者に任せていたという。
同局の青木技術部長は「事業者に安全マニュアルを徹底したい」と話した。
 

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20140111ddlk14040168000c.html

 

 

112日 121分 朝日新聞)

 

配管工の男性(66)が搬送先の病院で死亡した。

 

http://www.asahi.com/articles/ASG1C55GRG1CULOB00M.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

○硫化水素の危険性は、十分に認識していた筈。

圧送管の空気バルブを取外す際、「硫化水素が出るかも」という危険予知が、なぜできなかったのだろう?
マンホールに入る前の検査で検出されなかったので、安心しきっていたのだろうか?

 

○現場の状況は刻一刻と変化する。

いつ何が起きるかわからないと緊張感を持続しつつ作業することが大切なことを、改めて認識させられた事例だ。

 

 

 

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201419214分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

9日午後8時前、札幌市東区にある電気工事会社の作業所から、「機械のエンジンを動かしていたら男性3人が具合が悪くなった」と消防に通報があった。
消防などによると、3人は意識はあるというが、このうち1人が体のしびれを訴えているという。


会社によると、作業所では当時、溶接作業を行うために専用の機械を動かし、機械のエンジンからは排気ガスが出ていた。
しかし、外が寒いために半日ほど換気をせずに使い続けていたということで、消防が一酸化炭素の中毒の疑いがあるとみて、さらに詳しい状況を調べている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20140109/4387031.html

 

 

 

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20131231357分にNHK新潟から、20131231254分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3日午前8時40分ごろ、燕市小関にある金属加工会社、「日本パーカライジング新潟工場」で、39歳の男性作業員が倒れて意識を失っていると消防に通報があった。
作業員は病院に運ばれたが、意識は回復しているという。
消防が現場に到着した際、作業員がいた部屋には、有毒ガスのシアン化水素が発生していたという。


警察などによると、作業員は、シアン化合物を使って金属の表面を加工する機械の配管のメンテナンスをしていたということだが、作業員は当時、マスクをしていたものの、窓は閉め切った状態だったという。


このため警察や消防では、何らかの原因で有毒なガスが発生し、作業員が中毒症状を起こしたものと見て、作業員の手順に問題がなかったかなどを詳しく調べている。

 

現場は、金属加工の工場が建ち並ぶ工業団地で、警察と消防は一時、工場の周辺を立ち入り禁止にしたが、その後の検査で、シアン化水素などは検出されなかったことから、立ち入り禁止は解除された。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/niigata/1033528991.html?t=1386108371948

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131203/crm13120316360009-n1.htm

 

 

 

 

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2013919152分に毎日新聞から、919122分に朝日新聞から、919046分にmsn産経ニュースから、919日付で毎日新聞九州版から、919830分にmsn産経ニュース九州から、9192037分にNHK佐賀から、920日付で朝日新聞佐賀全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後6時55分ごろ、佐賀県唐津市中瀬通の水産加工会社「K産業」の工場の従業員から「屋外タンク内で作業中の男性2人が倒れている」と警察に通報があった。

連絡を受けた消防隊員がタンク内で2人を見つけ、タンク上部にある出入り口から送風機で風を送り込み、有毒ガスを排気してから2人を運び出して病院に搬送したが、約2時間半後に死亡が確認された。

司法解剖の結果、2人の死因はいずれも硫化水素中毒であることがわかった。

 

警察などによると、死亡したのは同社嘱託社員の男性のYさん(68)と同社社員の男性のMさん(48)の2人。2人は、タンクの横にある汚水処理場の管理を担当していた。

 

第一発見者の部長によると、18日午後6時20分ごろ、Yさんの家族から「連絡がとれない」と会社に相談があった。

部長らが工場周辺を捜索。6時50分ごろ、タンクの蓋がわずかに浮き上がっているのを発見。内部を確認したところ、2人が浮いているのを発見した。

 

消防によると、タンク内の水面から50cm付近で90ppmの硫化水素を検出した。

労安法に基づく酸欠則では、10ppmを上回ると換気し、それでも下がらない場合は防毒マスクの着用が求められるが、2人は作業着にヘルメット姿で、マスクはしていなかった。

タンク内の硫化水素濃度の定期測定は月に一度、行われていたという。

 

タンクは、魚を洗った際に出た血などの汚水をためるもので、FRP製。立方体(縦約5m、横約4m、高さ約3m)で容積約60トン。今年4月に設置した。

底から高さ約1mまで汚水があり、2人がうつぶせで浮かんでいた。

汚水が腐敗し、硫化水素が発生した可能性があるという。

 

消防に対する工場側の説明では、タンクには通常、蓋がされ、中に入り作業することはない。

発見時、ふたが少し開いた状態で、何かの事情でタンク上部から落ちたとみられるという。

同社幹部は「タンクの蓋は直径約70cmなので、2人一緒には入れない。どちらかが先に落ちて、それを助けようとしたのではないか」と話した。

 

同社では、5月に佐世保市の水産加工会社営業所で硫化水素発生により1人が死亡、2人が重体となった事故で行政の指導を受け、タンク内に入ることを原則禁止とし、緊急時にタンク内に入る時はガス検知器で酸素や硫化水素の濃度を測定の上、外部から新鮮な空気を送り込む装置が付いた「送気マスク」を着用することを義務づけ、マスクも8月に備えたところだった。

 

しかし、事故の起きた18日の作業予定表には、タンク内への立ち入りが記載されていなかった。

廃液の表面の汚れの状態を確認するために蓋を開けた可能性もあるという。

蓋を開けて中を覗き込むことまでは禁止しておらず、「禁止する必要があったかもしれない」とした。

 

同社や同社ホームページによると、K産業は本社が長崎市にあり、1905年創業。日本水産の100%出資子会社で主に水産食品の加工をしている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20130919k0000m040105000c.html

http://www.asahi.com/national/update/0918/SEB201309180024.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130919/crm13091900470000-n1.htm

http://mainichi.jp/area/news/20130919sog00m040002000c.html

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130919/sag13091912410001-n1.htm

http://www.nhk.or.jp/lnews/saga/5084648752.html?t=1379630299257

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

仮に、1人が内部点検中に落ち、あわててもう1人が助けに入ったという状況だったとすれば、助けに入った人はパニック状態で、硫化水素ということが頭に浮かばなかったのかもしれない。

もしそうだとすれば、同種事故の再発防止策として、現場に「硫化水素注意」といった表示をしておくのも、一つの方法だ。

 

佐世保市で起きた死傷事故は下記参照。

 

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/2910/

 

 

 

 

(2013年10月10日 修正1 ;追記)

 

2013920日付の佐賀新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。

 

部長は「蓋を開けてタンク内をのぞく行為そのものが危険だと、もっと徹底すべきだった。悔やんでいる」と肩を落とした。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

上記は、他の現場にも言えることかもしれない。

 

 

 

 

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20138181831分に朝日新聞から、同日2055分に読売新聞から、819175分にわかやま新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

和歌山県海南市大野中のUさん(70)方で17日午前9時45分ごろ、井戸の清掃をしていたUさんが「上がれなくなった」と体調不良を訴え、井戸から出られなくなり、助けようとした長男(39)も井戸の中で意識を失った。

2人は病院に運ばれたが、死亡した。

 

警察によると、Uさんは17日午前9時半ごろから深さ約7m(水深約2m)、直径約70cmのコンクリート製井戸の内部にはしごで入り清掃をしていたが、中に入って間もなく「気分が悪い。井戸から出られない」と家族に訴えた。
長男が井戸内に入り、父親を背負って救出を試みたが脱出できず、ともに意識を失った。

同日午前10時半ごろ、家族から119番通報を受けた消防隊員が水に沈むなどしていた2人を井戸内から救助したが、Uさんが午前11時半ごろ、長男が午後10時半ごろ、死亡が確認されたという。

警察が死因と事故原因を調べている。
井戸の水は生活用水に使っていたという。

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0818/OSK201308180048.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130818-OYT1T00356.htm

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2013/08/20130819_28470.html

 

 

20138191839分に朝日新聞からは、死因などに関する下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は19日、亡くなった2人の死因について、急性一酸化炭素と発表した。司法解剖の結果、判明したという。

 

父親は井戸の中を掃除するため、ガソリンを燃料とするポンプを使って水をくみ上げていたという。

 

出典URL

http://www.asahi.com/national/update/0819/OSK201308190050.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

図がないのでなんとも言えないが、井戸の直近にガソリン駆動機を置いていて排気ガスが井戸の中に入った・・・ということだろうか?

 

 

 

 

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20138142338分に山陽新聞から、81520分にmsn産経ニュース岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

14日午前10時20分ごろ、新見市西方の食肉処理工場「M畜産岡山事業所」で、冷蔵室の改修工事をしていた男性作業員7人が気分が悪いなどと体調不良を訴えて救急搬送され、うち4人が入院した。
 
男性1人(19)が一時意識を失う重症となったが間もなく回復。6人(20〜60代)は軽症。
搬送された病院の検査の結果、COの血中濃度が危険とされる10%以上だったという。

警察によると、作業員8人が午前9時半から、鉄骨平屋の事業所内の冷蔵室(幅約9m、奥行き約12m、高さ約3m)で、削岩機と特殊カッター各1台を使ってコンクリートの床を剥がしていた。
同10時15分ごろ、7人が「吐き気がする」「頭がふらつく」と言って突然倒れ、無事だった1人が119番したという。

冷蔵室の換気口は出入り口ドア1カ所だけで窓はなく、事故当時は空気を屋外に出す排気ダクトを設置していた。
作業機械はガソリンを燃料としており、警察は室内に排ガスが充満したとみて、業務上過失傷害容疑で捜査している。
労基署も排気ダクトの数や性能が不十分だったか、使い方を誤った可能性があるとして労安法違反容疑で調べる方針。

工事は事業所の盆休みに合わせ14日から2日間の予定で実施。
大阪府吹田市の大手建設会社が受注し、津山、美作、倉敷市の下請け業者が作業に当たっていた。

出典URL

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2013081412335222/

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130815/oky13081502000002-n1.htm

 

 

 

 

(2013年8月26日 修正1 ;追記)

 

2013815日付の山陽新聞紙面に、より詳しい事故時の様子などが、下記趣旨で掲載されていた。

 

「仲間が倒れた、誰か」。体調不良のため屋外で休憩していた50代男性は、冷蔵室から叫び声を聞いた。よろめきながら次々と外へ逃げ出す防じんマスク姿の作業員たち。建物の壁に背を預け、ぐったりと座り込んだ。

 

この事業所では午前9時半ごろ、冷蔵室の床のコンクリートを削って排水溝を設ける工事に取り掛かった。

冷蔵室には普段、加工した鶏肉を保管。広さは108m2で、ドア1枚の室内に窓はない。

 

機械が吐き出す煙や粉じんは排気ダクトで隣の搬入スペースに追い出していたが、男性は頭痛や吐き気に襲われ、何度も外の空気を吸いに出た。

 

作業開始から約50分、数人が「気持ち悪い」と訴え始めたという。

救急車6台が駆けつけた際は地面に2人が横たわり、数人がしゃがみ込んでいた。

救急隊員が重症だった男性(19)に吸入マスクで酸素を吸わせ呼びかけると、うつろな表情で「大丈夫です」と答えたという。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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