







2016年4月21日21時55分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前3時15分ごろ、室蘭市仲町、新日鉄住金室蘭製鉄所から、「高炉からのガス漏れで、作業員を病院に搬送した」と室蘭署に通報があった。
製鉄所の救急車で6人が搬送され、一酸化炭素中毒とみられるが、いずれも軽症。
製鉄所は、ガス漏れのあった配管の使用を止め、周囲への被害はなかった。
同署などによると、搬送されたのは、構内の「鉄道輸送センター」に詰めていた関連会社の4人と製鉄所の救助隊員2人。
午前1時ごろに輸送センターの1人が「頭が痛い」と訴えたため、別の1人がガス検知器を持って屋外に出たところ、ガスの反応があり、製鉄所の保安センターに連絡。
救助隊員が駆け付けた。
製鉄所では、鉄を溶かす際に発生する一酸化炭素が主成分のガスを、複数のガス管を通して別の施設に送っている。
ガス管は、鉄道輸送センターから数10m離れた場所に設置されていた。
構内のガス警報機は作動しなかった。
発生から通報まで遅れたことに、新日鉄住金広報担当は、「搬送作業に手間取ったため」と説明している。
出典
『ガス漏れ6人軽症 新日鉄住金室蘭製鉄所』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0261874.html
4月21日8時25分に時事通信からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、19~55歳の作業員4人は、同日午前1時ごろ、製鉄所内の輸送センターで、溶けた鉄を運ぶため待機していたときに、ガスを吸ったという。
ガス管から漏れたのは一酸化炭素を主成分とする「転炉ガス」で、警察は、詳しい事故原因を調べている。
出典
『新日鉄住金製鉄所でガス漏れ=6人搬送、命に別条なし―北海道』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000030-jij-soci
4月21日8時49分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6人のうち4人は作業中で、ガス漏れを示す検知器で異常を知り、駆けつけた保安センターの2人も気分が悪くなったという。
転炉ガスは回収して、構内の燃料などに使われているという。
出典
『ガス漏れで作業員ら6人搬送…新日鉄住金室蘭』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160421-OYT1T50015.html?from=ycont_top_txt
4月21日20時31分にNHK北海道NEWS WEBからは、ガス漏れの原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前1時ごろ、室蘭市仲町の新日鉄住金室蘭製鉄所で、製鉄所内の配管から燃料として使われる一酸化炭素が主成分の「転炉ガス」と呼ばれる有毒なガスが漏れ出した。
関連会社の作業員4人と、救助で駆けつけた自営救急隊2人のあわせて6人がガスを吸って病院に搬送され、いずれも症状は軽いものの、1人が入院したという。
ガスが漏れた配管は、転炉ガスに混じる不純物を取り除くためのもので、配管の先を水槽の中に入れ、水圧によってガスが漏れ出ないような構造になっていたが、その後の製鉄所などの調べで、水槽の一部が腐食して穴が開いているのが見つかったという。
このため、製鉄所では、この穴から水が抜けだして水圧が下がったことが原因でガスが漏れ出したとしている。
製鉄所では、同様の設備をすべて点検して、再発防止に努めることにしている。
出典
『ガス漏れ 原因は水槽に穴』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160421/4728293.html
(2016年5月19日 修正1 ;追記)
2016年4月22日付の北海道新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
同製鉄所は、同日、ガスを送る際に発生する水分の回収容器に穴が空いていたことが原因だったと発表した。
同製鉄所によると、製鉄過程で生じる一酸化炭素を主成分とするガスは、燃料として再利用するため、配管を通って製鉄所内の各施設に送られる。
この時に発生する余分な水分を別の配管を通じて地面の下に置いた容器で回収するが、容器に直径5mmの穴が空いていた。
通常は容器内を水で満たし、水圧でガスが漏れるのを防いでいるが、穴から水が漏れて水圧が下がり、ガス漏れが起きたという。
同製鉄所は、「老朽化による腐食が原因とみられる」としている。
6人はいずれも軽症だったが、1人は経過観察で入院した。
2016年3月11日0時9分に日テレNEWS24から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月11日21時14分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県西宮市で、酒にメタノールという液体を混ぜて夫を殺害しようとした疑いで、妻(48)が逮捕された。
妻は、夫(59)が飲む酒にメタノールを混ぜ、酒を飲んだ夫は意識不明の重体だったが、10日、死亡した。
兵庫県警は、11日、司法解剖の結果、死因は急性メタノール中毒による多臓器不全とみられると明らかにした。
調べに対し、妻は、「夫が飲む酒に燃料用アルコールを入れた」と話している。
燃料用アルコールとは、アルコールランプやコーヒーのサイホンなどに使用される燃料。
その成分の、70%から90%がメタノールだという。
無色透明で臭いも感じないメタノール。酒に混ぜても色や味が変わることはほとんどない。
昭和大学薬学部の沼澤聡教授によると、メタノールを口にすると、少量でも目に対して強い毒性が出てきて、場合によっては失明の危険があり、大量に飲んでしまうと死に至る危険性があるという。
死亡した男性は、今月6日、体調不良を訴え、病院を受診。
病院が「メタノール中毒の可能性のある患者がいる」と警察に通報したことから、事態が明らかになった。
捜査関係者によると、夫は、メタノールが入った酒を複数回にわたって飲んだ可能性があることが、新たにわかった。
妻は、酒にメタノールを混ぜたことは認めているが、「夫を殺害しようとは企てていません」と話し、殺意を否認している。
警察は、容疑を殺人に切り替え、動機や経緯を詳しく調べる方針。
出典URL
http://www.news24.jp/articles/2016/03/11/07324470.html
http://www.sankei.com/west/news/160311/wst1603110095-n1.html
(ブログ者コメント)
○メタノールを経口摂取すると急性中毒を起こすことは知っていたが、それは単なる耳学問。
実際に死亡した事例に接し、改めてその毒性を認識した。
○こういった事件をデータベース化することは、ナチスの実験例と同様、好ましいことではないかもしれないが、危険性を身近に感じられるのではないかと思い、掲載した。
○メタノールの急性毒性については、職場の安全サイト掲載のMSDSに,「ヒトで約半数に死亡が認められる用量が1400 mg/kg」と記されている。
これは体重70kgで100g相当、コップ半分程度の量だ。
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/67-56-1.html
2016年1月19日19時20分にNHK神戸から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時ごろ、姫路市広畑区の新日鉄住金広畑製鉄所の「第二エアセンター」というプラントで、姫路市内の配管工事会社の従業員の男性2人が、突然、意識を失って倒れた。
2人は病院に運ばれ、手当てを受けているが、このうち25歳の男性が意識不明の重体で、19歳の男性は意識を回復したという。
警察や会社によると、2人は、製鉄所が発注した仕事で19日午後2時ごろから、鉄を溶かすための一酸化炭素をためたタンクを結ぶ配管の古くなった弁を取り替える作業をしていたという。
作業を始めてまもなく、突然、一酸化炭素のガスが漏れ出したということで、警察は、2人が一酸化炭素を吸い込んだとみて会社の担当者から事情を聴き、ガスが漏れだした原因などを調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025163781.html?t=1453236915380
1月20日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると、2人は配管の清掃作業中に漏れ出した一酸化炭素を吸ったとみられ、そのうち1人は意識不明の重体。もう1人は、意識は回復したが、けがの程度は不明という。
警察などによると、2人は、この日、午前9時ごろから、配管の清掃作業をしていた。
配管(直径70cm)に取り付けられた弁を外す際に、誤って一酸化炭素が通っている配管側のネジを緩めたため、一酸化炭素が漏れ出したとみられる。
一酸化炭素は、製鐵所内の発電設備の燃料として使われているという。
(ブログ者コメント)
ボルトを緩めるべきフランジと活きている配管のフランジとを、取り違えたのかもしれない。
もしそうだったとすれば、このような事故を防止するため、工事で開放するフランジには、設備のオーナー側が赤布を縛り付けるなどの工夫をしている事業所もある。
2016年1月13日18時56分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月14日0時13分に北海道新聞から、1月14日0時18分にFNNニュース(北海道文化放送)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午後0時10分ごろ、札幌市豊平区福住3条1丁目のマンションの新築工事現場で、作業をしていた男性2人が倒れているのが見つかった。
2人はいずれも札幌市西区に住む塗装会社の社員の男性(38歳)と塗装業の男性(46歳)で、心肺停止の状態で病院に運ばれたが、その後、2人とも死亡が確認された。
警察や消防によると、当時、2人は、建物8階の共用部分にある廊下で、塗料を吹き付ける機械を使い、壁に塗料を吹きつける作業をしていて、周辺には目張りがされて密閉された状態で、近くにはガソリンを燃料に使って空気を送り込む業務用のコンプレッサーや、ジェットヒーターなどが置かれていたという。
現場からは一酸化炭素が検出されていて、警察は、機械のエンジンが不完全燃焼したことによる一酸化炭素中毒の可能性があるとみて、詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160113/5003342.html
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0222537.html
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00313542.html
2016年1月16日付で朝日新聞北海道版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌豊平署は、14日、死因はいずれも一酸化炭素中毒だったと発表した。
2015年3月24日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正5として掲載します。
第1報(1/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4716/
第1報(2/2)は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4717/
(2015年12月22日 修正5 ;追記)
2015年12月15日23時41分にNHK秋田から、改修工事の効果は限定的につき現在の源泉使用は廃止すべきとの最終報告が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし3月、秋田県仙北市の温泉の源泉付近で3人が硫化水素による中毒で死亡した事故について、市が設けた事故調査委員会は、現在の源泉を使う温泉施設は廃止し、別の源泉に切り替えるべきとする最終報告書をまとめ、市に提出した。
ことし3月、秋田県仙北市の温泉の源泉付近で湯の量や温度を調整する作業をしていた土木会社の従業員2人と市の職員のあわせて3人が、硫化水素による中毒で死亡した。
事故を受けて市が設けた専門家による事故調査委員会は、15日、会合を開き、事故の原因や提言をまとめた最終報告書を門脇市長に手渡した。
それによると、事故は地中に埋められた源泉から温泉施設に湯を引く管の熱などで雪の一部が溶けて穴ができ、その穴に管から漏れ出た硫化水素がたまり、高い濃度になったところに作業員らが入ったため起きたとしている。
また、報告書では、市が硫化水素の濃度を下げるため施設の改修工事を行ったものの、効果は限定的で、現在の源泉を使い続けることは将来、同じ事故を招く可能性があると指摘し、できるだけ早く別の源泉に切り替えるべきとしている。
仙北市は、別の源泉から湯を供給することを決め、来年10月末までには、必要な工事を終えることにしている。
仙北市の門脇市長は、「新たに作った安全管理の作業マニュアルのもと、安全対策を強化していく」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013649981.html?t=1450210357391
12月16日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市設置の事故調査委員会(委員長、林信太郎・秋田大教授)は15日、事故報告書をまとめた。
当時、現場には致死量を超える5000ppm以上の硫化水素が滞留していた可能性があると指摘。
「切り替えが可能ならば早期に実現するよう強く提言した」とし、事故の舞台となった施設の廃止を提案した。
施設は、高濃度ガスが噴き出る源泉と沢水を混ぜ、約5km離れた田沢湖高原温泉郷に供給している。
事故は3月18日、源泉から約200m下流にある雪原の穴で作業員2人と市職員1人が倒れ死亡。
ガス検知器やガスマスクを使っていなかった。
市は今夏、源泉施設の排気機能を強化する改修工事を実施したが、この日までに十分、ガス濃度を抑えるには至らなかった。
報告書は「同様の事故が起きる可能性は否定できない」とし、安全対策徹底のためにも施設を廃止すべきだとした。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20151216/ddl/k05/010/009000c
(2016年6月1日 修正6 ;追記)
2016年5月31日21時28分に毎日新聞から、書類送検されていた当時の次長が不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田地検は、31日、業務上過失致死容疑で書類送検された当時の市企業局次長兼工務課長の男性(60)を、容疑不十分で不起訴とした。
予見するのは難しかったと判断した。
事業者の市とともに書類送検されていた労働安全衛生法違反容疑は、起訴猶予とした。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/092000c
2015年12月15日11時7分と12月15日6時23分にNHK首都圏NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後5時半ごろ、群馬県嬬恋村の万座温泉にあるホテルの従業員から、「ホテルの温泉施設で男性2人が倒れている」と消防に通報があった。
警察によると、お湯の量や温度を調節する調整室と呼ばれる部屋で配管の点検作業などをしていた男性作業員2人が倒れていて、一時、意識不明となったが、いずれも意識は回復したという。
警察によると、2人はホテルの施設の修理などを担う会社に勤めていて、14日は2人で配管の修理や点検をしていたという。
2人のうち1人が倒れ、もう1人が救出しようとして、一旦、気を失って倒れたという。
調整室では、床のフタを外すと床下を通る配管が見えるようになっていて、2人が見つかった際、フタがずれていたという。
調整室の中はホテルの従業員によって換気が行われ、硫化水素は検出されなかったということだが、警察と消防は硫化水素による中毒とみて、15日午前10時前から、あわせて25人の態勢で現場検証を行っている。
ホテルなどによると、2人が点検していた配管はホテルから1kmほど離れた源泉からお湯を引くために使われていたという。
警察と消防は、何らかの原因で硫化水素が発生したとみて、事故の詳しい原因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151215/4315641.html
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20151215/4313771.html
12月15日18時19分にNHK前橋から、12月16日6時0分に上毛新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消防によると、事故当時の状況を再現するため配管のバルブを開いてお湯を通したところ、人体に影響を与えるほど高い100ppmを超える濃度の硫化水素が空気中から検出されたことが分かった。
また警察によると、作業員らは宿泊客から「お湯の温度が低い」とか「お湯の量が少ない」といった指摘を受けて、現場で作業をしていたという。
同ホテルは当面の間、10カ所ある浴場のうち、8カ所の利用を中止することを決めた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064334661.html?t=1450210969684
http://www.jomo-news.co.jp/ns/3314501957271363/news.html
12月16日17時52分にNHK前橋からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2人の作業員は本来着用すべきだったガスマスクを着用していなかったことが、警察への取材で分かった。
警察と消防は、硫化水素による中毒とみて、15日、現場検証を行った。
これまでの調べで床下の配管の接合部分が外れていたことがわかり、警察は、配管から温泉が漏れ出す状況にあったことが硫化水素の発生につながったのではないかと見て、配管が外れていた原因などを詳しく調べている。
更に、その後の警察の調べで、2人の作業員は調整室で作業をする際にガスマスクを着用しておらず、硫化水素の発生を検知するガス検知器も使用していなかったことが分かった。
ホテルによると、調整室で作業を行う場合はマスクと検知器を使用する規則があったということで、「ふだんから使用を指導していたが、今後はこのようなことがないよう再発防止に努めたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064364561.html?t=1450297375476
(ブログ者コメント)
詳細は不明だが、点検のため温泉が通っている配管を外したところ、中から硫化水素が出て・・・ということだったのかもしれない。
2015年12月2日22時35分にNHK岡山から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし7月、倉敷市の水島コンビナートにある製油所で石油から不純物を取り除く作業をしていた男性が突然倒れ、一時意識不明になった労災事故で、倉敷労基署は、安全管理を怠ったとして、JX日鉱日石エネルギーと、この会社の社員3人を、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、JX日鉱日石エネルギーと、この会社の安全管理などを任されていた48歳のグループマネージャーなど3人。
同署によると、JX日鉱日石エネルギーの水島製油所では、ことし7月、60代の男性作業員がガソリンなどを精製するため、重油を分解して硫黄などの不純物を取り除く装置を操作していた際、配管から出た硫化水素を吸って一時意識不明となり、7日間入院した。
同署で調べたところ、作業員はこうした化学物質を扱う作業を行う際に着用が義務づけられている空気呼吸器が付いたマスクをつけておらず、会社と安全管理をする立場の社員3人がマスクの使用状況の監視をできていなかったという。
このため、同署は、2日、会社と3人の社員を労安法違反の疑いで書類送検した。
JX日鉱日石エネルギーは、「今回の件で迷惑をかけてしまったことを重く受け止めている。今後、安全対策を徹底し、再発防止に努めていきたい」とコメントしている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okayama/4023981471.html?t=1449093119022
12月2日16時1分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
作業員の呼吸用保護具の使用を監視する業務を怠ったとして、倉敷労基署は、2日、労安法違反の疑いで、JX日鉱日石エネルギー(東京都千代田区)の製油グループのグループマネージャーら3人と、法人としての同社を書類送検した。
送検容疑は、今年7月1日に同社水島製油所(岡山県倉敷市)で、原油から硫化水素を抜く作業中、配管から出た硫化水素を吸引させないように、男性作業員(61)に呼吸用保護具を着けさせる業務をしなかった疑い。
作業員は硫化水素を吸入して一時意識不明となり、硫化水素中毒で7日間入院した。
同社の広報担当者は、「事実関係の確認を進める」と話している。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/151202/wst1512020067-n1.html
(ブログ者コメント)
どのような作業をしていたのだろうか?
どこから硫化水素が漏れたのだろうか?
あるいはサンプリング?
2015年12月1日19時15分にNHK東海NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月2日付で毎日新聞愛知版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後1時すぎ、東海市にあるトヨタ自動車の積み出し拠点、名港センターの関係者から、「車両積載作業中、運搬船の中で異臭がして体調が悪くなった人がいる」と消防に通報があった。
消防と海保によると、車の積み込み作業中に20代から40代の作業員の男性13人が目やのどに痛みを訴えて、救急車で病院に搬送された。いずれも、症状は軽いという。
作業は午前中から行われていたが、1時間の昼休みをとって正午に再開したあと、およそ40分ほどして作業員が体調不良を訴えたという。
船内で痛みを訴えたが、救急車が到着した時には、全員が岸壁にいた。
これまでの調べで、臭いの原因となるようなガスは検知されていないという。
消防と海保が、詳しい状況や原因を調べている。
現場は、およそ2万5000台の車を保管することができるトヨタ自動車の海外向けの積み出し拠点。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20151201/3943581.html
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20151202ddlk23040159000c.htm
2015年11月18日7時16分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午後5時すぎ、新ひだか町静内田原にある農場で、この農場を経営する男性(61)が牛のふん尿をためるタンクの中に倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。
警察や消防によると、タンクは地下の部分に設置されていて深さは2mほどあり、当時は半分くらいまでふん尿がたまって、硫化水素とみられるガスが充満していたという。
タンクの中では死んだ子牛も見つかっていて、警察は、男性がタンクに落ちた子牛を助けようとして誤って転落した可能性もあるとみて、当時の状況や詳しい死因を調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20151118/3595401.html
(2015年12月21日 修正1 ;追記)
2015年12月18日付の北海道新聞紙面には、下記趣旨の記事が掲載されていた。
警察によると、男性は同日午後2時半ごろ、妻に「子牛が貯留槽に沈んでいるかもしれない」と言い、外出したという。
貯留槽の深さは約2mで、子牛の死体も沈んでいたという。
2015年9月25日18時48分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
24日午後6時半前、恩納村の前兼久漁港からおよそ400mの沖合で、「男性が意識を失っている」と消防に通報があった。
男性は恩納村の59歳の漁師で、仲間の漁師らが陸に引き上げたが、その場で死亡が確認された。
海保によると、漁を終える時間になっても男性が帰って来ないのを不審に思った仲間の漁師らが付近を探したところ、無人の船が見つかり、船の近くの水深3mほどの海底で、男性はほぼ直立した状態で沈んでいたという。
男性は、24日午前10時半ごろから「フーカー漁」と呼ばれる、船の上のコンプレッサーからホースを通して空気を送る潜水方法で1人で漁をしていたということで、海保は、男性が何らかの原因で溺れたと見て、潜水器具に異常がなかったか、さらに詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5095179461.html?t=1443215740556
(ブログ者コメント)
詳細不明だが、もし給油式のコンプレッサーを使っていたなら、CO中毒の可能性も考えられるかと思い、事例として紹介する。
2015年9月24日21時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月24日22時51分に朝日新聞から、9月24日19時27分にNHK広島NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
整備不良と知りながら代車を貸し出し、排ガスの充満で顧客を死亡させたとして、広島県警は24日、広島市東区の自動車販売・整備会社の専務(63)ら5人を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
県警は、エンジン警告灯が点灯していたのに、うち1人が黒いビニールテープを貼って故障を隠したとしている。
専務以外の4人は、常務(50)と販売部長(60)、30歳と56歳の自動車整備士2人。
販売部長は、「正常な車に交換してほしいと言われるのが面倒なので、(故障を知らせるエンジン警告灯に)テープを貼った」と容疑を認め、他の4人は、「覚えていない」と否認しているという。
発表では、5人は、新車の納車を待っていた社会福祉士の男性(当時30歳)に対し、整備不良と伝えないまま昨年8月23日頃に代車を提供。
同9月24日早朝、男性が広島市の中国自動車道サービスエリアでエンジンをかけて休憩中に排ガスが車内に充満し、一酸化炭素中毒で死亡させた疑い。
代車は、排ガス浄化装置の一部の「O2センサー」が故障していたうえ、マフラーが劣化して断裂しており、高濃度の一酸化炭素を含む排ガスが漏れていた。
また、県警は、昨年1月に、この故障車の虚偽の保安基準適合証を軽自動車検査協会に提出したとして、5人のうち整備士の男2人を、虚偽有印公文書作成などの容疑でも書類送検した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150924-OYT1T50110.html?from=ycont_top_txt
http://www.asahi.com/articles/ASH9S4VMBH9SPITB009.html
http://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20150924/5158751.html
2015年8月11日20時7分にNHK東北NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午前11時半すぎ、石巻市魚町で「マンホールの中で2人が倒れて救出をしている」と近くにいた男性から消防に通報があった。
消防や警察によると、倒れたのは47歳と41歳の男性で、2人はまわりの人から助け出されたあと、救急車で病院に運ばれ手当てを受けているが、いずれも命に別状はないという。
警察によると、2人は下水道管を新しくつくるためにマンホールの中で汚水が流れないよう工事した場所の点検作業をしていて、確認を終えて外に出ようとした時に1人が倒れ、救出しようと戻ったもう1人も体調を崩したという。
警察によると、マンホールの中からは硫化水素が検出されたということで、詳しい状況を調べている。
現場は、石巻漁港近くの魚市場や水産加工関連の会社が立ち並ぶ工業団地で、震災で被害を受けた道路や下水道を復旧する工事が行われていた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150811/4068401.html
2015年7月29日22時43分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午後2時半前、旭川市東旭川町の給食センターに設置された貯水タンクの中で、作業員の原口さん(男性、48歳)が倒れているのをほかの作業員が見つけ、消防に通報した。
原口さんは一時意識不明となり、病院に運ばれ手当てを受け、警察によると、命に別状はないという。
この貯水タンクは、幅がおよそ1m、奥行きが1m50cm、高さが2m50cmで、原口さんは当時、タンクの中に入って内側を塗装する作業をしていた。
警察によると、原口さんは20分に1度、休憩のためにタンクの外に出ていたが、途中で出てこなくなったため確認したところ、中で倒れていたという。
警察では、当時の詳しい状況や原口さんが倒れた原因を、詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20150729/3732901.html
(ブログ者コメント)
映像には、シンナーと読めるラベルが貼られた缶を警察が調べているシーンが映っていた。
2015年7月29日23時1分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7月30日11時29分に読売新聞から、7月30日付で毎日新聞青森版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前9時20分ごろ、八戸市金浜の養豚場から「人が倒れている」と消防に通報があった。
警察によると、養豚場にある豚のふん尿を液体と固形物に処理する施設の中と外で男性2人が倒れているのが見つかり、このうち、施設内で倒れていた八戸市大久保の会社員、松橋さん(52)が死亡した。
もう1人の39歳の男性は、約1週間の入院が必要というが、命に別状はないという。
青森労働局によると、松橋さんが倒れていたのは、深さ50cmほどの所まで液体が入った水槽(縦約6.8m、横約3m、高さ約3m)の中で、水槽内に設置された水位を感知するセンサーの点検作業を行っていたと見られるという。
付近からは硫化水素が検出されたということで、警察は、2人が硫化水素を吸って倒れた可能性があると見て、現場の状況を詳しく調べている。
39歳の男性が松橋さんを発見し、別の作業員に救急車の手配を頼んだという。
施設は2階建てで、2階に出入口があり、水槽は1階部分にあった。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083724441.html?t=1438204373165
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150730-OYT1T50046.html
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20150730ddlk02040096000c.html
7月31日12時39分に産経新聞から、7月30日19時13分にNHK青森からは、続報的記事が下記趣旨でネット配信されていた。
八戸労基署は31日、この施設に義務付けられている酸素や硫化水素の濃度測定器が設置されていなかったことを明らかにした。
同署は、労安法違反を視野に調査。
青森県警も、業務上過失致死容疑の可能性があるとみて捜査を進めている。
八戸労基署によると、労安法などは、ふん尿処理施設を酸素が欠乏する危険場所と定め、安全講習を受けた人が作業前に酸素や硫化水素の濃度を測定しなければならないとしている。
しかし、養豚場内にそれらの測定器はなかった。
また作業時の安全確保のため監視役が必要だが、発見時の状況から、亡くなった松橋さんは単独で作業していたとみられる。
これまでの調べで、松橋さんが倒れていた水槽の中からは、法律で危険とされる基準のおよそ3倍にのぼる、高濃度の硫化水素が検出されたことが分かっている。
県警は、松橋さんの死因を低酸素脳症と断定。今後、体内の硫化水素の濃度などを調べ、詳しい死因を調べる。
県内では2013年7月にも、弘前市の養豚場で2人が死亡する事故が発生。警察は死因について、硫化水素中毒か窒息によるものと発表した。
出典URL
http://www.sankei.com/affairs/news/150731/afr1507310017-n1.html
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6083757471.html?t=1438287454070
(ブログ者コメント)
浄化槽などを清掃、点検中に硫化水素中毒になった事例は、本ブログでも何件か紹介済。
弘前の事例は、下記参照。
2013年7月21日掲載
2013年7月13日 弘前市の養豚場で浄化槽修理中、硫化水素中毒で2人死亡 (修正2)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3052/
2015年7月4日7時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時頃、愛媛県宇和島市住吉町の宇和島港に停泊している県立宇和島水産高校の実習船・えひめ丸(499トン)から、船底部で作業をしていた専攻科1年生の男子生徒(19)が気を失って倒れた、と119番があった。
男子生徒や男性乗組員ら計5人が頭痛などを訴え、消防が病院へ搬送した。
現場からは、硫化水素が検出された。
消防や警察などによると、5人のうち3人が硫化水素中毒と診断されて入院。専攻科1年生で、18歳の男子生徒2人が自力で病院を訪れて受診した。7人は、いずれも症状は軽いという。
専攻科1年生の男子生徒2人と男性乗組員2人が、船底部で船内のトイレと浄化槽をつなぐパイプの汚れを取り除く作業をしていた。
パイプを取り外して間もなく異臭がし、頭痛や吐き気がするなど気分が悪くなったという。
別の男性乗組員と、自力で病院へ行った生徒2人は、別の場所にいた。
消防の救助隊が、ガス検知器で微量の硫化水素を検出。
男子生徒らは洗剤などを使わずに掃除していたといい、警察は、パイプや浄化水槽などの汚泥から何らかの原因で硫化水素が発生したとみて、調べている。
船には、専攻科1年の男子生徒10人と男性乗組員14人がいた。
9月3日からハワイ沖での遠洋航海実習を予定し、7月13日からの事前航海に備えて点検作業を行っていたという。
宇和島水産高校の田上校長は、「生徒や保護者、近隣の皆さんに迷惑をかけたことをおわびしたい。今後は換気を十分に行うなど安全管理を徹底したい」と話した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150704-OYT1T50006.html
7月4日付で毎日新聞めちゃ関西版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午前10時50分ごろ、愛媛県宇和島市住吉町3の樺崎第1号岸壁で、停泊中の県の水産実習船「えひめ丸」船内から有毒ガスが発生。
船内で作業中の専攻科1年の男子生徒2人(ともに19歳)と、男性船員2人(31歳と67歳)が、ガスを吸って救急搬送された。
さらに、消防の検分に立ち会っていた男性船員(41)も、気分が悪くなって搬送された。
生徒1人と船員2人が念のため入院したが、5人とも軽症。
警察などによると、発生したガスは微量の硫化水素とみられる。
3日午前9時10分ごろから、生徒10人と船員ら14人が船底で、トイレの汚水パイプを掃除していた。
男子生徒が金属製パイプ(直径5cm、長さ約1m)を取り外したところ、意識がもうろうとなったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/news/20150704ddn012040017000c.html
7月3日20時41分にNHK 四国 NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
浄化槽のあるトイレは船底付近にあり、消防が浄化槽の付近を調べたところ、微量の硫化水素が確認されたということで、警察や消防では、浄化槽から何らかの原因で硫化水素ガスが発生して周辺に充満し、生徒や船員が吸い込んだと見ている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20150703/3060051.html
7月3日21時16分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校によると、2日に薬剤を使って清掃したという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASH736FHMH73PFIB00Y.html
2015年6月17日23時1分にNHK津から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月18日付で毎日新聞三重版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
また、6月18日付の伊勢新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
17日午後5時前、四日市市のコンビナートにある化学メーカー「石原産業」の工場で「塩素ガスがもれて気分が悪くなった作業員がいる」と、工場から消防に通報があった。
消防によると、塗料などの原料となる「酸化チタン」を製造するプラントで塩素ガスが発生し、近くで別の作業をしていた外部の業者の作業員8人がガスを吸って気分が悪くなり、病院に搬送されたという。
警察によると、8人はいずれも意識はあり、症状は軽いという。
同社や消防によると、プラントで粉状の酸化チタンと水を混ぜて懸濁液を作るために循環ポンプを使用中、排出側の配管が何らかの理由で破損して液体が飛び散り、そこから塩素ガスが発生して起きたと見られるという。
警察と消防では、工場の担当者から事情を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3075653341.html?t=1434563291081
http://mainichi.jp/area/mie/news/20150618ddlk24040211000c.html
6月17日付で石原産業HPにも、同趣旨のプレスリリースがネット配信されていた。
2.事故の内容
2)事故内容
四日市工場/塩素法酸化チタン工場(非危険物施設、非高圧ガス施設)の配管が破損し、配管内の酸化チタン懸濁液が漏洩したものです。
この液体は製造した酸化チタンを処理するために水に懸濁させたものですが、液の成分に塩素ガスを含みます。
漏洩が発生した後直ちに装置を停止させ、漏洩は止まりましたが、付近で作業をしていた工事関係者の方の気分が悪くなり、計8 名が救急搬送されました。
3.周辺への影響
工場敷地境界では異常を感知しておりません。また、これによる近隣から異臭、被害等の連絡はありませんでした。
出典URL
http://www.iskweb.co.jp/cgi-pdf-n/newsrelease/1434547446_1.pdf
(2015年7月19日 修正1 ;本文修正追記)
伊勢新聞紙面に掲載されていた記事を、本文中に追記した。
2015年6月8日11時29分に千葉日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前0時40分ごろ、JFEスチール東日本製鉄所千葉地区西工場(千葉市中央区川崎町)内の、溶けた鉄の成分調整を行う製鋼工場で、材料を投入するクレーンの一部が焼ける火災があった。
同3時に鎮火、けが人はいなかった。
また、同日午前1時10分ごろ、西工場内のガス貯蔵設備付近で、配管のガス抜き作業をしていた男性作業員(35)が地上約10mの場所で倒れているのを仲間が発見。
男性は病院に搬送されたが、意識はあるという。
同社は、それぞれの出火・事故原因を詳しく調べている。
出典URL
http://www.chibanippo.co.jp/news/national/260596
(ブログ者コメント)
2つの事故ともに原因は不明だが、製鉄所から出るガスにはCOが含まれているということで、とりあえず、この情報は「中毒」カテゴリーに入れておく。
2015年5月22日17時3分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月22日16時16分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前10時前、千葉県館山市の館山港に停泊していた砂利運搬船「光徳丸」で、作業をしていた男性2人が意識不明になっていると、消防に通報があった。
警察によると、60代と20代の男性2人が病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。
2人は、バラストタンクという船のバランスをとるためのタンクの中で、油圧パイプを交換するため溶接作業をしていたということで、作業中に火柱があがったという。
また、館山港を管理する館山港港湾管理事務所によると、船内で火災が発生したという連絡があったという。
警察などによると、タンク内で油圧パイプの油漏れがみつかり、2人が修理のため溶接作業をしていた。
タンク内からは一酸化炭素が検出されており、警察は、一酸化炭素中毒の可能性もあるとして捜査している。
港湾管理事務所によると、船は館山市の海運会社のもので、土砂の陸揚げのために、同日朝から停泊していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1086833591.html?t=1432331078428
http://www.sankei.com/affairs/news/150522/afr1505220026-n1.html
関連記事のURL
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052201001842.html
http://www.asahi.com/articles/ASH5Q42GSH5QUDCB00L.html
(2015年9月17日 修正1 ;追記)
2015年9月15日12時59分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
ことし5月、館山市の港に停泊していた砂利運搬船「光徳」で、船のバランスをとる「バラストタンク」にある油圧パイプの交換作業を行っていたところ、火災が発生し、作業員の男性2人が一酸化炭素中毒で死亡した。
木更津労基署が調べた結果、ガスの火を噴射して油圧パイプを切断する作業をした際、パイプ内の油を完全に取り除かずに作業を続けたため、油に引火して火災が起きた可能性が高いとして、同署は、市内の船舶修理会社「極洋船舶工業」と55歳の取締役を、労安法違反の疑いで14日、書類送検した。
同署の調べに対し取締役は、「危険だという認識はあったが、そのまま作業を続けてしまった」と話しているという。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/1084956891.html?t=1442348400323
9月15日付の千葉日報紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。
警察は、配管のつなぎ目のボルトをアセチレンガスの溶断装置を使って焼き切ろうとした際に出た炎か火花が作動油に引火して爆発、火災が起きたとみて、詳しい原因を調べている。
2015年4月28日付で読売新聞秋田版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙北市の温泉にある源泉近くで先月、市企業局職員ら3人が死亡した事故で、仙北市は27日、事故を教訓にした「温泉事業安全作業マニュアル」を作成したと発表した。
作業時、ガス測定器と防毒マスクの携帯・使用を徹底し、安全確保の作業チェックシートも盛り込んだ。
市は来月、専門家ら第三者による事故調査委員会を発足させることも、明らかにした。
仙北市企業局では従来、担当者間だけで作業の安全管理の方法を引き継いでいたという。
マニュアルはA4判29ページ。
第1章で硫化水素の基礎知識や危険性を説明し、第2章で市職員や委託業者を対象にした作業管理の方法を示した。
第3章で温泉利用施設側の対応をまとめ、第4章は緊急時連絡先などの資料編とした。
職員や委託先の作業員を対象にしたチェックシートには、「換気」「ガス濃度測定」「マスク装着」など24項目を列記し、チェック欄も設けた。
委託先に任せきりにせず、市が定期的に作業現場をパトロールする。
一方、事故調査委員会のメンバーは6人。
火山が専門の東京工業大・野上健治教授ら2人を専門委員として招き、残る委員4人には、県、消防署、民間企業、温泉利用施設から加わってもらう。
事故原因と安全対策を取りまとめ、8月中の報告書提出を目指す。
記者会見で門脇市長は、「(死亡した)3人は命をかけて警鐘を鳴らしてくれた。同じ事案を引き起こしてはならない」と、再発防止を誓った。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20150427-OYTNT50531.html
(ブログ者コメント)
事例は下記参照。
2015年3月24日掲載
2015年3月18日 秋田県仙北市の温泉で源泉の湯量調節のため雪穴の中で配管の空気抜き作業中、硫化水素中毒で2人が倒れ、救出しようとした人とあわせ3人が死亡 (第1報、第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4716/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/4717/
※関連記事URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014210631.html?t=1430168311677
2015年4月27日7時33分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
26日午後3時20分ごろ、神戸市北区の「F社」神戸工場で、酸化チタンを製造するタンク(内径1.6m、高さ2m)の中で従業員の男性(45)が倒れているのを別の従業員が発見し、119番した。
男性は病院に運ばれたが、軽症。
警察によると、男性は、同日午後1時半ごろからシンナーを使って、1人でタンク内を清掃していたという。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150427/wst1504270012-n1.html


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。