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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2013512日付で朝日新聞東京西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

10日午前0時25分ごろ、港区東新橋1丁目の下水道工事現場で、地中の鋼管の中で作業をしていた建設会社社員の男性(33)が地下の水中に落ち、病院に運ばれたが、同日午後9時ごろ死亡した。

 

警察によると、現場では直径80cmの鋼管を地中に垂直に埋め込み、下水道と接続する作業をしていた。

地中8mまで鋼管を埋めた時点で障害物に当たり、泥水が湧きだしたため、男性が縄ばしごで地下6mまで降りて調べていたところ、突然意識を失って水中に落ちたという。


(ブログ者コメント)

 

硫化水素中毒、酸欠、あるいは病気といったことが原因として考えられる。

 

 



(2014年8月5日 修正1 ;追記)

 

厚労省が発表した2013年度の硫化水素中毒事故のまとめによると、原因は硫化水素中毒だった。

(資料中の事例1)

 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei35/h25_01.html

 

 

 

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201331311分に読売新聞から、同日931分にNHK名古屋から、3121720分に朝日新聞からは写真と図解付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また、313日付の山梨日日新聞紙面にも同主旨の記事が掲載されていた。    

 

12日午後0時半頃、岐阜県美濃市富野の木材加工会社「Wテック」で、工場から出た木くずを集める集じん機を点検しようとした従業員の男性2人が倒れ、助けに向かった別の従業員も倒れた。


3人は病院に運ばれたが、いずれも死亡が確認された。死因は酸欠による窒息死。
警察は、何らかの原因で木くずが燃え、酸素濃度が低下した可能性があるとみて調べている。


警察によると、死亡したのは、いずれも同社社員のIさん(70)、Hさん(34)、Tさん(50)。
警察によると、木くずは、集じんパイプ(直径約30cm)からダクト(同約80cm)を経て3基の集じん機に集められる構造になっており、IさんとHさんは、2基目の集じん機(高さ約5.4m、幅約2.4m、奥行き約5.8m)とダクトの接続部分で、Tさんは、集じん機の中で倒れていた。  


IさんとHさんは、集じんパイプから煙が出ているのに気付き、確認のため集じん機に向かった。
その後、助けを求める声がしたため、Tさんは別の同僚(33)と助けに入り、意識を失って集じん機内に落ちたという。
捜査関係者は、「Iさん、Hさんを接続部分からダクトに押し上げようとしているうちに、意識をなくして落ちたのではないか」と推測した。

 

消防によると、Iさんらが倒れていた場所は、酸素濃度が空気中(約21%)の半分の10%ほどだった。


警察などによると、いずれも通常の作業着のままで酸素マスクなどはつけていなかったという。
木工会社の社長は、「木材を加工する際に火花が出て木くずから煙が出ることはまれにあり、以前にダクトでぼやが起きたときには作業員が自力で消火した。今回も状況を確認しようと見に行ったのではないか」と話している。


Wテックは、住宅のフローリングや壁などを製造する木質建材メーカー。従業員は35人。    

 

出典URL

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130312-OYT1T00896.htm

http://www.asahi.com/national/update/0312/NGY201303120006.html

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20130313/3155631.html     

 

 

その後、3141019分と3151059分に岐阜新聞から、CO2消火器が自動作動した可能性を示唆する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。     

 

集じん機には煙や高温を感知した場合に炭酸ガスを充満させる消火装置が付いていたことが13日、同社への取材で分かった。
W社の関係者によると、当時は木材の穴開け加工をしており、摩擦熱で発火するなどした木くずを集じん用パイプが吸い上げ、煙が出たことにより消火装置が作動した可能性があるという。
警察は、装置が事故当時に作動、機内の酸素濃度が低下した可能性もあるとみて、安全管理体制などを調べている。

社長によると、5年ほど前にあった機内でのぼやで消火装置が自動的に作動したという。
その後、ダクト内に木くずがたまらないよう清掃を指示していたが、点検時のマニュアルはなかった。
社長は、「(死亡した)3人も装置の仕組みを分かっていた」としているが、3人は酸素マスクを装着していなかった。

集じん機の製造会社は、「設置した20年前はダクトに点検口はなかった。装置が働く可能性もあり、ダクトに人が入ることは想定していない」と指摘。
現在、炭酸ガスが使われた形跡があるかどうかをボンベメーカーに確認しているという。

一方、県警によると、通常時の血中CO2濃度は35.0~45.0mHgだが、3人はいずれも3~4倍で、死因は酸欠や二酸化炭素中毒による窒息死とみられる。   

 

出典URL

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130314/201303141019_19556.shtml

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130315/201303151059_19565.shtml

 

 

 

(2013年12月2日 修正1 ;追記)

 

20131129946分にNHK東海NEWS WEBから、二酸化炭素消火器で火が消えたのを確認しようと中に入ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年3月、岐阜県美濃市の木工工場で、木くずがくすぶった集じん装置の中に入り、火が消えたのを確認しようとした作業員3人が、酸欠で死亡した事故をめぐり、岐阜労働局は、県内で木材加工を行っている事業所に、火災など緊急時の体制を整えるよう文書で求めた。


今年3月、美濃市富野の木工会社の工場では、中で木くずがくすぶった集じん装置に入り、二酸化炭素で火が消えたのを確認しようとした作業員3人が、酸欠のため死亡する事故があった。


この事故を調査してきた岐阜労働局では、作業員が空気マスクを着用しなかったことや、緊急時に指示を出す責任者も明確ではなかったことが事故につながったと28日までに判断したという。

 

このため、労働局は、県内で木材加工を行っているおよそ230の事業所に対し、作業員に安全教育を行うなどして、火災などの緊急時に対応できる体制を整えるよう文書で求めた。
岐阜労働局では、「同じような事故を防ぐ取り組みを今後も進めたい」としている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20131129/3419771.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

新情報に合せて、タイトルも変更した

 

 

 

(2014年3月21日 修正2 ;追記)

 

2014320205分に毎日新聞から、立ち入りを禁止しなかったなどとして社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

関労基署は20日、同社社長(62)と最高顧問(67)の男2人と、法人としての同社を労安法違反容疑で書類送検した。
同署によると、容疑について社長は「酸欠状態になることを知らなかった」と一部を否認、最高顧問は認めているという。

送検容疑は、火災時は消火設備の作動で集じん機内が酸欠状態になることを知りながら、立ち入りを禁止せず、危険性を知らせる看板の設置なども怠ったとしている。
 
事故を巡っては、岐阜県警も業務上過失致死容疑で捜査している。

出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20140321k0000m040066000c.html

 

 

3201636分にNHK岐阜からも、同主旨の記事が若干異なる表現でネット配信されていた。

 

同署の調べによると、集じん機には二酸化炭素を噴射する消火装置が設けられていて、3人はまだ二酸化炭素に満たされた状態のダクトに入り酸欠になったという。


このため同署では、酸素マスクなどを装着した人以外は立ち入り禁止にすべきなのに表示も設置していなかったとして、書類送検した。


Wテックでは「まだ詳しい状況を把握できていないため今のところコメントできません」と話しています。

 

出典URL

http://www.nhk.or.jp/lnews/gifu/3083121331.html?t=1395349696922

 

 

 

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2013115217分にNHK札幌から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午前11時すぎ、夕張市清水沢の自転車販売店で店主の男性(82)が倒れていると、近所に住む男性の娘から消防に通報があった。
消防が駆けつけたところ、男性と80歳の妻が室内で倒れていて、2人とも病院に運ばれ、妻は意識を取り戻したが、男性は、まもなく死亡が確認された。


警察によると、男性は店舗の中で午前10時すぎから、注文を受けた家庭用の除雪機の修理を、エンジンを動かしたまま行っていたという。
警察は、一酸化炭素中毒とみて詳しい原因を調べている。


出典URL

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20130115/fc4e22ccafdab266ebb814046171a15b.html
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2012年12月14日12時34分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後7時50分頃、千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所千葉地区製鋼工場で、同社社員の男性(25)が、原料の鉄鉱石を溶解炉に注入する装置の作業窓に上半身を入れたまま意識を失っているのを同僚の男性社員が発見した。
男性は搬送先の病院で間もなく死亡した。

警察によると、男性は同日午後7時35分頃から、鉄鉱石の注入量を調節する弁に不具合があったため、装置の作業窓を開けて一人で点検していた。
警察は、一酸化炭素中毒などを起こした可能性があるとみて原因を調べている。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121214-OYT1T00475.htm
 
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2012年12月4日13時2分にNHK沖縄から、同日13時25分に沖縄タイムスから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

4日午前8時半ごろ、那覇市旭町のオフィス街にあるビルの6階のコールセンターから、「女性が倒れている」と同僚の男性から消防に通報があった。
さらに午前9時ごろには、ビルの同じフロアで別の女性が「気分が悪いと訴えている」という通報があり、消防がかけつけたところ、あわせて4人の女性がめまいや吐き気などを訴えたという。
4人は病院に運ばれ、いずれも症状は軽いという。


消防によると、消防や警察、ガス業者などが合同で9階建てビル内を調査したが、異臭やガスなどは検知されなかった。ビル周辺からの通報も確認されていない。

現場はオフィス街にある9階建てのビルの6階で、このビルの周りでは先月29日にもガスのようなにおいがしたとして気分不良を訴えた12人が病院に運ばれている。
今回は異臭を訴える人はいなかったというが、警察は2件の関連を調べるとともに原因の特定を急いでいる。

現場近くのビルで働く20代の男性は、「原因がわかっていないということで、とても怖いです。早く原因を特定して、同じようなことが起こらないようにしてほしい」と話していた。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093939541.html
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-04_42371
 
 
ちなみに、29日の異臭騒ぎについては、以下の報道参照。
 
(2012年11月29日18時37分 琉球朝日放送)
 
29日午後2時ごろ、那覇市旭町のビルの近くで「ガスの匂いがする」と119番通報があり、消防車4台、救急車4台が出動した。
駆けつけた消防などにより、バスターミナル近くのビルの6階と7階でガスのようなものを吸って気分が悪くなったと訴える男性3人・女性7人の合わせて10人が病院に搬送されたが、いずれも命に別状はない。
 
現場近くにいた人は、「(窓を開けると)もっとすごい匂いして、それを吸い込んだ社員が具合が悪くなったので窓を閉めさせ、外に原因があるといけないので、空調を止めて密閉状態にした」と発生当時の様子を話していた。
 
その後、警察や消防で異臭の出所を調査したが特定には至っておらず、また、ガス会社が探知器を使って調べたところ、プロパンガスや都市ガスではないことがわかったが、29日の段階では異臭が何かはわかっていない。
 
発生からおよそ3時間後、異臭がなくなったとして調査はいったん終了、警察などで経過観察に当たっている。

http://www.qab.co.jp/news/2012112939586.html
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2012年11月3日0時14分に西日本新聞から、「三川鉱炭じん爆発事故から49年、CO中毒の苦しみなお」というタイトルで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
福岡県大牟田市の三井三池三川鉱で1963年、死者458人、一酸化炭素(CO)中毒患者839人を出した炭じん爆発事故から、9日で49年を迎える。
戦後最悪の労災事故の犠牲者にとって、この日は五十回忌の節目。
今なおCO中毒の後遺症に苦しむ患者と家族は、高齢化が進む中で不安な日々を重ねている。


2日午後、同市の大牟田吉野病院の一室。労働歌「がんばろう」のハーモニカが響いた。
奏でていたのは熊本県荒尾市の元炭鉱労働者の男性(88)。この日は米寿の誕生日で、熊本市から兄弟が十数年ぶりに集まった。


「まさちゃん、上手。よう覚えとるね」。話し掛けられるたびにほほ笑む。
炭鉱の合理化に対して労働者が激しく抵抗した三池争議で、数え切れないほど「がんばろう」を歌った男性は、「あの日」から病院のベッドにいる。


63年11月9日。坑道で吸い込んだCOに脳を侵され、重度の中毒患者となった。
妻(82)によると言葉も視覚も失い、「考える力は3歳程度となった」。でも音楽の記憶は残った。
「お父さん、ようここまで生きてくれた。三池争議も一緒に頑張ったもんね」。ベッドの傍らで妻が、男性の手をぎゅっと握った。


患者・家族団体で構成する三池高次脳連絡会議によると、現在のCO中毒の患者は約130人。
歩行や意識、言語障害に苦しみ、障害がなくても頭痛や目まいに襲われる。


吉野病院の入院患者の家族でつくる団体の代表を務める妻の人生は、闘いの連続だった。
患者救済を求めて三川鉱の坑内で座り込みの抗議を行い、会社や国が責任を認めるよう法廷で追及した。
現在も、医療体制の拡充を約束した国と交渉を続けている。


三川鉱跡は3日、97年の閉山後初めて一般公開される。
妻にとって「思い出したくもなかし、見たくもない」場所だが、意を決して跡地に立つつもりだ。
「もう残された時間はなか」。ヤマに人生を翻弄された家族、仲間のために、闘いの「原点」を確認する。


■三川鉱炭じん爆発事故

1963年11月9日、有明海の海面下350mまで続く三川鉱第一斜坑で、巻き上げ中の連結器が外れたトロッコが暴走し、火花が炭じんに引火して大爆発事故が発生。
遺族やCO中毒患者が提訴した「三池CO訴訟」では、福岡地裁が93年、会社の過失を認定して損害賠償を命じる判決を下し、98年に最高裁で確定した。


出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332246
 
 
また、2012年11月3日18時33分にNHK福岡から、3日に公開された鉱跡に関する、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
国内最大級の炭鉱として戦後の復興を支えた一方、大規模な労働争議や炭鉱事故が起きた大牟田市に残る三井三池炭鉱三川坑の跡地が初めて一般に公開され、およそ2500人が見学に訪れた。

三川坑は石炭の産出量が日本一だった三井三池炭鉱の主要な坑口だったが、昭和30年代には1200人の指名解雇をめぐり、労使が激しく対立した労働争議が起きたほか、458人が死亡した戦後最悪の炭鉱事故が起きるなど、日本の歴史にたびたび登場した。

3日は平成9年の閉山後、初めて、およそ3.5haの敷地が一般に公開され、およそ2500人が見学に訪れた。

敷地には、仕事の分担を決めていた2階建ての木造の建物や作業員を運ぶ乗り物が走っていたレール、それに石炭を掘る地下につながる高さ3m余りの坑道の入り口などが残っている。
このうち坑道の入り口は、閉山をきっかけに塞がれたが、訪れた人たちはガイドの説明を聞きながら、石炭産業の名残りに見入っていた。
この炭鉱で働いていたという80代の男性は、「久しぶりに訪れ感無量です。近代化産業遺産として保存してほしい」と話していた。また、父親が働いていたという50代の女性は、「環境の厳しい職場だった事がわかりました」と話していた。


三川坑跡地の公開は3日だけで、大牟田市は今後、跡地にある施設を保存する方針。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013145591.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
この事故は、過去に起きた重大な産業事故の一つとして、先月、学生に説明したばかりだ。
ただ、その時は過去形で説明しただけで、家族を含め後遺症に苦しんでいる人が現在もいることには、触れなかった。
次回講義では、この点についても、事故の悲惨さを側面から伝える話しとして説明する所存。

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2012年10月10日20時50分にNHK静岡から、同日20時23分に共同通信から、また10月11日付で朝日新聞静岡版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
10日午後1時50分ごろ、浜松市天竜区の市立水窪小学校の給食室で40代から50代の調理員の女性5人が次々と体の不調を訴え、病院に搬送された。
5人はいずれも意識ははっきりしていて、命に別状はないという。


警察などによると、5人は給食で使った食器を食器洗浄機を動かし、漂白剤や洗剤を使ってお湯で洗う作業を行っていたところ不調を訴え始めたという。
浜松市教育委員会によると、5人はいずれも搬送された病院で一酸化炭素中毒と診断されたという。症状は2人が中等症、3人が軽症。


警察によると、食器を洗っている最中に2人が突然座り込んだため、別の調理員が教諭に連絡。その後、他の3人も体調不良を訴えた。
1人は市の給食調理員で、4人はパートの調理員という。
消防は、ガス漏れはなかったとしている。


警察は、給食室の調理器具が不完全燃焼を起こした可能性もあるとみて、原因を調べている。
 
小学校では事故の原因がはっきりしていないことなどから、11日の給食については取りやめるという。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3035647751.html?t=1349911409171
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101001001787.html
 
 

(2013年1月8日 修正1 ;追記)

2013年1月7日22時8分にNHK静岡から、その後の対応として研修会が開かれた、すべての給食室にCO警報機が配備されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この事故を受けて、7日、浜松市で小中学校の給食の担当者を対象にした研修会が開かれた。
この事故は、一酸化炭素が食器洗浄機から発生し室内にたまったことが原因と見られている。

この日、市内の小中学校の給食の担当者などおよそ130人が集まって事故を防ぐための研修会が開かれ、この中で、ガス機器を使う際は
・換気扇を回すこと
・異常音や異臭がしないか、気をつける
など、改めて日常気をつける注意点を確認した。

そして、消防署の職員が講演し、「重大な事故が起きる際にはその前兆となる軽度な事故が繰り返し発生していることもある」と話し、小さな事故が起きた際にその原因を突き止めて大きな事故を防いでほしいと呼びかけた。

このほか、浜松市では市内のすべての給食室に一酸化炭素の警報機を配備する対策も行ったという。

浜松市教育委員会保健給食課の寺田課長は、「危険を察知して事故が発生しないようにするため担当者の意識を高めていきたい」と話していた。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/3033455191.html?t=1357592948888

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2012年9月20日20時19分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
厚労省は、シックハウス症候群の原因となる化学物質の規制強化の検討を始める。

現在は13の化学物質に室内濃度の指針値を設けているが、対象を増やす方針だ。
28日からの有識者検討会で議論する。


シックハウス症候群は、建材や家具から揮発した化学物質で頭痛やのどの痛みなどを起こす疾患。
厚労省は対策のため、室内の空気1m3当たりの濃度指針値を、
ホルムアルデヒド0.1 mg
トルエン         0.26mg
キシレン      0.87mg
などと定めている。


関係者によると、今回は床材や接着剤に含まれる「2エチル1ヘキサノール」や水性塗料に含まれる「テキサノール」などが検討対象に挙がる見込み。
13の化学物質以外の使用が進み、新改築した建物で体調を崩すケースが新たに報告されているためだ。


対象物質の見直しは、02年以来10年ぶり。
指針値自体に強制力はないものの、建築基準法の建材規制や住宅性能評価の根拠、新築校舎引き渡しの基準として活用され、建築業界が対象物質を使わない対策を進めるなど、一定の効果を上げている。


出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20120921k0000m040053000c.html
 
 
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2012年8月7日7時8分にNHK長崎から、また8月7日付の朝日新聞長崎版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
6日午後1時20分ごろ、佐世保市干尽町にあるN倉庫の1号倉庫で、倉庫の中で作業をしていた従業員が体調不良を訴えていると消防に通報があった。
作業員は、頭痛や手足がしびれるなどの体調不良を訴え、4人が救急車で病院に搬送され、同じ倉庫の中で作業をしていたほかの2人も病院に行って手当てを受けたが、全員意識があり、命に別状はないという。


警察によると、作業員たちは午前中から、米や麦が保管されている閉め切った状態の倉庫の中で、袋に詰められた米の詰め替え作業を行っていたが、体調不良を訴える作業員が相次ぎ、昼前に作業を中止したという。

この倉庫では、6日朝から空調設備が故障していたということで、警察は、倉庫内の換気が十分でなく、詰め替え作業で使用していた荷役用のフォークリフトの排気ガスで作業員たちが軽い一酸化炭素中毒になったのではないかとみて原因を調べている。

 
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5034112151.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
換気の悪い場所でフォークリフトなどのエンジンをかけていて一酸化炭素中毒になった事例は、本ブログでもこれまでに何件か紹介している。
またしても同じような事故が・・・という感じだ。

 


(2012年9月3日 修正1 ;追記)

2012年8月7日付の長崎新聞紙面に、通常は庫内を14℃に保ち換気もしていたなどといった、下記趣旨の記事が掲載されていた。

警察などによると、倉庫は米の貯蔵庫で、計7人が午前9時ごろからフォークリフトを使って袋に入った米を詰め替える作業をしていたが、作業員が体調不良を訴えたため、11時40分に作業を中断。かかりつけの医師の診察を受けたが症状が良くならないため、救急車を呼んだ。

庫内は品質管理のため空調で温度を14℃に保ち、換気もしている。
同日は空調の調子が悪く、フォークリフトの排ガスが充満した可能性もあるとみて、警察が原因を調べている。




(ブログ者コメント)

空調の調子が悪いのに、閉め切った倉庫内でいつもどおりにフォークリフトを使って作業した。
これは、危険予知不足、変更管理不備による事例でもある。

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2012年7月26日11時35分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
25日午後9時40分ごろ、神戸市東灘区で、路上に停車中の保冷車の荷台に、この車を運転していたM運輸社員の男性が倒れているのを、関連会社の社員が発見し、110番した。男性は約3時間後に死亡。
警察は、荷台のドライアイスが気化し、二酸化炭素が充満したことによる酸欠の可能性が高いとみて調べている。


警察によると、男性は1人で神戸市東灘区から西宮市に冷凍した魚を運ぶ途中だったという。
発見時、荷台にはドライアイスの入った箱が複数あり、扉は閉まりかけていた。積み荷の整理をしていて酸欠になったのではないかという。

 
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005243243.shtml
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
ドライアイスを積んだ荷台から荷物の一部を取り出す場合、素早く作業しないと内部の冷気が逃げてしまう。かといってドアを開けた直後に内部に入ると、今回のような事故が起きる恐れがある。

冷凍車であれば問題はないのだろうが、保冷車にドライアイスを積んで荷物を運搬する場合、会社として、どのような指示、注意をしているのだろうか?
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2012年7月11日付で読売新聞から、下記趣旨の記事が処理フローの図解付きでネット配信されていた。また10日21時19分に読売新聞から、10日18時42分にmsn産経ニュースから、12日付の毎日新聞秋田版と朝日新聞秋田版(
聞蔵)から、11日23時22分と13日8時31分に秋田魁新報から、同主旨の記事がネット配信されていた。
 
秋田市の一般廃棄物処理施設「秋田市総合環境センター」の溶融施設で、作業員らが倒れ、9人が救急搬送された事故。一時、3人が心肺停止となったが搬送中に蘇生し、その後、意識を回復した。全員、命に別条はないという。

事故が起きたのは、10日午後4時35分頃。
作業員が「酸欠になった」という趣旨を話しながら、除細動器を借りにセンター内の事務所に駆け込み、事務所から消防に通報が入った。

同市によると、溶融施設内にある1号ボイラー(幅約2.5m、奥行き約5m、高さ約15m)内の足場で、作業員6人が、管に付着した灰などを取り除く清掃作業をし、1人がボイラーの外から危険がないか見張っていた。
ボイラーで7人が相次いで倒れるなどし、助けようとした2人も体調の不調を訴えて救急搬送された。7人は午後3時45分頃から作業にあたっていた。
相次いで倒れた当時、ボイラー内の一酸化炭素(CO)濃度の上昇を知らせる警報器が鳴っていたという。


センター関係者によると、警報器はボイラーの入口付近に置かれていたといい、7人が中毒症状で倒れた内部で感知が遅れた可能性がある。

市は、施設の操業や保守管理を「日鉄環境プラントソリューションズ」(北九州市)に委託。
搬送されたのは、同社の下請けの「M工業」(三種町)、「S工業所」(秋田市)、「Sテック秋田事業所」(能代市)の19~59歳の男性従業員9人。


センター内にはゴミ処理のために2機の溶融炉があり、それぞれにボイラー1機が付設していた。
溶融施設は6月23日から定期点検中で、ボイラーと2本のダクト(直径1.2m)でつながる溶融炉は今月9日から、内部でLPGを燃やして内壁の耐火れんがを乾燥させており、不完全燃焼して一酸化炭素が生じた可能性がある。

不完全燃焼の可能性について、センターは「炉内の温度が思うように上がらず、(排気口を兼ねている)溶融炉上部のごみ投入口を事故当日の午前、閉じたと聞いている」と指摘しており、ごみ投入口を閉じたことが一因となった可能性があるとみられる。

救急搬送された作業員の男性(19)は、「ボイラー内にいた作業員に空だきは知らされていなかった」と語った。その上で「知っていればより慎重に作業できたはずだし、作業をしないという選択肢もあった。事故を防げたかもしれない」と指摘した。

日鉄環境プラントソリューションズや、溶融炉点検を担当しているK社(兵庫県姫路市)から事前説明はなく、事故があった10日も、通常通りの手順でボイラー内に付いたすすを落とす作業をしていた。
ボイラー内の一酸化炭素濃度測定も手順に従い、作業直前に行っていたが、男性は「空だきを知っていれば、測定回数を増やすなどの対策ができたのではないか」と指摘。作業前は毎回、危険要因をボードに書き出して作業員同士で確認、対策を講じていたといい、「空だきは当然危険要因。作業中止という判断もあり得た」と話した。


溶融炉側のダクトの出入り口は長方形のパネルで覆い、ガスの流入を遮断していたが、警察はパネルに不具合が生じた可能性もあるとみて、現場検証を続ける。
COは不完全燃焼で生じるが、監視モニターの映像では、事故直前までLPガスは通常通り燃えていたという。


別の作業員の男性(52)に事故当時の状況を聞いた。
「大変だ、ボイラー内で仲間が倒れている」
ボイラー出口付近で作業をしていた男性は叫び声を耳にした。
ボイラーの天井部にあたる6階に駆け上がった男性。
ボイラー内部では2人が倒れていた。
仲間たちと出入口にかかる約1.7mのはしごを降り、2人を助け出したが、1人は意識を失い、ほとんど呼吸していなかった。
気道を確保して心臓マッサージを10分間ほど続けたところ、ようやく「ふっ」と小さく息をしてくれた。自分の意識が朦朧とする中、ひたすら「死なないでくれ」と言い聞かせた。もう1人も約10分後にようやく息を吹き返した。
 
「俺たちも離れよう」。誰かに声をかけられ、立ち上がると、泥酔状態のように目の前がゆがみ、足元が大きくふらついた。男性も、駆けつけた救急隊員に運ばれた。
12日から働くというこの男性、「命が助かってよかった。全員が速く退院してほしい」と話した。


出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120710-OYT8T01549.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120710-OYT1T01055.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120710/dst12071018420013-n1.htm
http://mainichi.jp/area/akita/news/20120712ddlk05040016000c.html
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120711n
http://www.sakigake.jp/p/akita/national.jsp?kc=20120713a
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□52歳の男性作業員の話は朝日新聞(聞蔵)からの引用だが、救出時の様子など、臨場感あふれる記事になっている。
 
□それにしても、この男性、気道を確保しての心臓マッサージなど、知識として持ってはいても、咄嗟の時になかなかできることではない。
何回も救命訓練を受講していたのだろうか?

 


(2012年7月24日 修正1 ;追記)
 
2012年7月19日付で毎日新聞秋田版と読売新聞秋田版から、ボイラーと溶融炉を遮断していたふたをCOが通過したのが原因らしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
市と日鉄環境プラントソリューションズは18日、COは溶融炉から配管を通じ、9人が作業していたボイラーに流れ込んだとの見方を示した。
配管は
熱を遮断する耐熱性のセラミック繊維でできたふたでふさがれていたが、事故直前に溶融炉のごみ投入口を閉めたため炉内の気圧が上がり、COがふたを通過した可能性があるという。

同社によると、溶融炉では補修した内壁を乾燥させるため、LPGを燃やしていた。
溶融炉の開口部分は配管のほか、ごみ投入口があり、通常の作業では炉内の排ガスはより気圧が低いごみ投入口方向に流れる仕組み。
ところが事故当時、炉内の燃焼温度が順調に上がらなかったため、職員がごみ投入口を一時的に閉鎖した。そのため炉内の気圧が上がり、排ガスの流れが、ボイラーにつながる配管方向に変わった可能性があるという。


出典URL
http://mainichi.jp/area/akita/news/20120719ddlk05040006000c.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120718-OYT8T01431.htm
 
 
一方、さらに詳しく、かつ若干ニュアンスの違う下記趣旨の記事が、2012年7月19日付で朝日新聞秋田全県版(聞蔵)からネット配信されていた。
 
市などは事故後、パネルは気体を通さないとしてきたが、18日の記者会見で、パネルは「セラミックファイバーブランケット」と呼ばれる耐熱性がある厚い毛布のような素材でできていると説明したうえで、「気体を通す」と述べた。
 
COを含む気体は本来、パネルの抵抗でダクト側には流れ込まず、ダクトと反対側にあるごみの貯蔵ピット側に向かうはずだった。
だが、関係者によると、事故当時、ピットと炉の間にある弁は閉じていた。
このため、COがダクト方向に向かい、パネルを通過後、ダクトを流れてボイラーにたどりついたとみられる。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
LPGを連続で燃やすゾーンと人間が中で作業するゾーンとを、通気性のあるパネルで遮断していたらしいが、そのようなやり方が、この会社の標準なのだろうか?
もし標準だとすれば、お粗末極まりない。
 



(2013年3月1日 修正2 ;追記)

2013223日付で毎日新聞秋田版と朝日新聞秋田全県版(聞蔵)から、関係者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また223日付の秋田魁新報紙面にも同趣旨の記事が掲載されていた。  

秋田東署は22日、溶融炉の点検補修工事を担当した「K社」の作業責任者の男性(41)と、ボイラーの清掃、点検を担当した「Sテック」の作業責任者の男性(60)の2人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。
容疑は、2人はそれぞれの作業責任者として、事故を防止する注意義務があったのに怠り、ボイラー内を清掃していた作業員男性9人を急性CO中毒にさせたとしている。
いずれも容疑を認めているという。

同署によると、[K社]の男性は、COの発生と流出を防ぐ注意義務を怠り、補修した溶融炉の内壁をガスバーナーで乾燥させる際、炉内の温度が順調に上がらなかったため、ごみ投入口や配管などのすき間を埋めるよう指示。
このため炉内で不完全燃焼が起こり、発生したCOがボイラーに流出した。

「Sテック」の男性は、ボイラー内を作業員に清掃させる際、CO検知器を持たせて測定させるなど、事故防止に必要な指示を怠った。
男性は、「今まで事故がなかったため、検知器を携行させなかった」などという趣旨の供述をしているという。

一方、秋田労基署は現地調査や関係者からの聞き取りなどの結果、労安法違反にあたる内容はなかったと判断した。

出典URL

http://mainichi.jp/area/akita/news/20130223ddlk05040035000c.html

 





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2012年7月4日9時47分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
4日午前0時45分ごろ、福岡市博多区那珂の果物加工場「Fシステム福岡センター竹下工場」の男性従業員から、「のどや目が痛い」との119番通報があった。

消防などが駆けつけたところ、工場内では塩素系の刺激臭がしており、従業員の男女10人が、のどの痛みなどを訴えた。このうち21歳と33歳の男性2人が救急車で市内の病院に運ばれた。治療の必要はなかったという。

警察などによると、従業員が3日午後6時ごろ、工場の機械を清掃した際に、塩素系洗剤の使用量を誤ったことが異臭の原因とみられるという。

防護服姿の消防隊員らも出動し、付近は一時騒然となった。

出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0704/SEB201207040003.html
 
 
7月4日14時8分に西日本新聞からは、床掃除の漂白剤説が下記趣旨でネット配信されていた。
 
消防によると、夜勤の従業員10人が果物を切ったりパック詰めをしていた。
3日夕方まで勤務したグループが床を掃除する際に塩素系の漂白剤を使っており、密閉性の高い工場で臭いが強まった可能性があるという。
取材に対し工場は「原因を調べ、再発防止に努めたい」と話した。

通報を受けた市消防局は「毒物かもしれない」と消防車や救急車計16台を出動させた。物々しさに近所の人たちが驚き工場周辺は一時騒然とした。

 
出典URL
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/311001
 
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2012年7月4日付で朝日新聞伊賀版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
3日午後3時20分ごろ、伊賀市のスーパー「Oシティ伊賀上野店」から、「男性が体調不良を訴えている」と119番通報があり、1階駐車場そばの機械室で作業をしていた男性(64)が救急車で病院に運ばれた。
 
消防によると、機械室でタンク掃除中に薬品を間違えて投入し、ガスが出たらしい。
 
午後4時20分ごろにも「異臭がする」との119番通報が店からあり、消防が駐車場を封鎖した。
ガスが発生しているかどうか測定したが、安全が確認されたため封鎖を解除した。
客に影響はなかった。
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2012年6月20日13時7分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前10時25分ごろ、平塚市のJR平塚駅で「ホームで異臭がした」と会社員男性(38)から警察に通報があった。
消防によると、男性は臭いで体調が悪くなったといい、病院に救急搬送された。「シンナーのような臭いがした」と話しているという。


JR東日本横浜支社によると、異臭がしたのは東海道線の上りホーム。
17日から18日にかけて工事をしており、その際に使った枕木の防腐剤か線路の石を固める薬剤の臭いの可能性が高いという。

 
出典URL
http://www.asahi.com/national/update/0620/TKY201206200250.html
 
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2012年6月18日12時20分にNHK福岡から、また6月18日付で朝日新聞福岡版夕刊(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
18日午前8時50分ごろ、福岡市東区にある、市の外郭団体が管理・運営する「福岡市水産加工センター」で、58歳の男性職員がタンクの中で倒れて気分が悪いと訴えたため、病院に運ばれた。
男性は数日間の入院が必要だが、命に別状はないという。


この工場では、魚のあらを加工して燃料となる油や家畜の飼料などを作っているが、警察によると、当時、タンクの配管に原料の魚が詰まっていたため、男性が確認しようとタンクに入り、直後に倒れたという。

警察によると、タンクは魚の加工過程で出た血汁をためるもので、約1m四方の立方体。
消防がタンク周辺で硫化水素の発生を確認しており、警察は、タンクの清掃が最後に行われた3日前から18日までの間に、詰まった原料が腐敗して硫化水素が発生したものとみて、工場の管理態勢や清掃作業のマニュアルなどを詳しく調べることにしている。

 
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5015900211.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□清掃中に倒れたという報道もあるが、いずれが正かは不明。
□酸欠の可能性も考えられる。




(2013年3月9日 修正1 ;追記)

201336日付で朝日新聞西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

福岡東労基署は5日、センターを運営する財)市水産加工公社と男性工場長(49)を労安法違反の疑いで書類送検した。

 

魚の加工工程で出た血汁を溜めるタンク(幅、奥行き約110cm、高さ約95cm)から有毒ガスが発生する恐れがあるのに、酸素や硫化水素の濃度を測定しなかった疑いがある。

測定結果を踏まえ、ガスを排出する必要があるのに、怠っていたという。

 

作業のためタンクに入った男性作業員は、タンクに血汁を流し込む配管の詰りを除去しようとタンクに入った直後に呼吸不全に陥ったが、すぐに救出されて命に別条はなかった。

自然発生した硫化水素を吸いこんだとみられるという。

 

 

 




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2012年6月13日22時33分に神戸新聞から、同日22時14分に読売新聞から、同日20時17分に共同通信から、また6月14日付で朝日新聞阪神版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
13日午後3時50分ごろ、西宮市の市立塩瀬中学校(生徒835人)で、女性養護教諭(28)から「1年の教室で異臭がし、生徒が気分不良を訴えている」と119番があった。
12歳と13歳の1年男女計16人が市内の病院などに搬送され、うち手足のしびれや過呼吸の症状がある男女9人が入院。いずれも重症ではないという。


同日午前9時半から約1時間20分、市環境衛生課の職員が敷地内の樹木に害虫駆除剤を散布しており、警察などは関連を調べている。

搬送されたのは、駆除剤が散布された中庭に面した北側校舎1階の2クラスで、樹木からも近かった。
市教委によると、6時間目の授業中だった午後2時45分ごろから異臭がし、約20人が「気分が悪い」と訴えたという。別の教室に移動させたが、手足のしびれを訴える生徒もいたため、約1時間後に救急車を呼んだ。
消防が到着直後に校内の空気を測定したが、異常は見られなかった。全校生徒は体育館にいったん避難した後、一斉下校した。


校長は同日夜会見し、「薬剤散布のため、午前10時半ごろまでは窓を開けないよう指示していた。子どもらは臭いなどに敏感で、精神的に連鎖して反応してしまうこともある」と説明。「子どもらには申し訳ない。原因の解明に努めたい」と話した。
同校の駆除剤散布は、毎年この時期に行われていたという。
 
市環境衛生課によると、薬剤は2000倍に希釈した。市内の他の学校でも同じ薬剤を使っているが、これまで児童や生徒が体調不良を訴えたケースはなかった。同課は「窓が閉まっていることを確認するなど、安全には注意していた」としている。

病院に搬送された女子生徒の一人は「手足に力が入らなくなり、死ぬかと思った」と声を震わせていた。
クラスメートが搬送された1年の男子生徒(12)は「授業中に窓側から鉄みたいな変な臭いが漂ってきて、『臭い、臭い』と騒ぎになった。何人かが気分が悪くなって、保健室に運ばれていった」と不安そうに話した。別の男子生徒は「すぐに体育館に集められて先生から事情を聞いたが、何が何だか分からなくて…」と困惑した様子だった。
別のクラスの生徒は「授業中、隣のクラスから『臭い』という声が聞こえてきた。しばらくして生徒が廊下に出てせき込んだり泣いたりしていた」と話した。

 
出典URL
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0005132750.shtml
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120613-OYT1T00914.htm
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061301001710.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
ブログ者も害虫駆除剤を散布したことがあるが、やはり希釈倍率は2000倍だった。
そして上方に向け散布した時など、しぶきがかかることもあったが、目をすぐに洗っただけで、あとは特段のことはなかった。
年の差だろうか?
それとも、今回は希釈倍率を間違ってしまった?

 


(2012年7月1日 修正1 ;追記)
 
2012年6月14日付の神戸新聞紙面に、使用薬剤に関する若干詳しい情報が、下記趣旨で掲載されていた。
 
市によると、散布した薬品は、トレボンと呼ばれる駆除剤に別の薬品を混ぜて2000倍に薄めたもので、稲や大根など、一般的な農作物の害虫駆除に使用されているという。



(2012年7月6日 修正2 ;追記)
 
2012年7月5日11時32分にmsn産経ニュースwestから、教室では薬物の付着は確認できなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
西宮署は4日、体調不良を起こした1年の生徒が在籍する教室内を鑑定した結果、薬物などの付着は確認できなかったと発表した。

同署によると、教室内の机やいす、ガラスなど計18カ所を鑑定したが、薬物などの付着は確認できなかったという。


出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120705/waf12070511330013-n1.htm
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2012年6月14日付で読売新聞大分版と毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
大分大学は13日、大分市の旦野原キャンパスの新しい図書館で原因不明の「異臭」がするとして、7月上旬の開館を延期すると発表した。
頭痛を訴える職員が1人いるが、他に健康被害はない。
大学は、臭いの除去作業を進めている。


発表によると、開館の準備作業をしていた男性職員が5月16日、「1階の階段付近や書庫で異臭がする」と訴えた。
異臭を感じない人もいるが、「シンナーのような臭いがする」と話す職員もいるという。


4月の完工後、業者検査でトルエンが学校環境衛生基準を上回っていたが、換気で解消し、大学側に引き継いだ。
4月末に大学が行った検査では、ホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質は規制値以下で、今月2日の再検査でも異常はなかった。


大学の産業医に調査を依頼したが原因は特定できず、蔵書などの搬入を中止。館内温度を30℃超にして、原因物質を揮発させる手法で臭気を屋外に排出する作業を進めている。
産業医が朝夕、臭いをかいでいるが、改善していないという。

 
13日に記者会見した事務局長は「自分は異臭はしなかった。原因は全くわからない」と首をかしげていた。
図書館は地上2階、地下1階。延べ床面積は約6000m2。2010年度の利用者は延べ約30万人で一般は約1万人だった。
昨年4月から改修工事をしていた。

 
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20120614-OYT8T00071.htm
http://mainichi.jp/area/oita/news/20120614ddlk44100588000c.html
 
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2012年5月31日付で東京新聞から、また5月30日12時51分に毎日新聞から、それぞれ写真付で下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
川口市柳崎一の「S化学」川口工場で29日午後、円筒状の薬品タンクを清掃中の男性作業員4人が体調不良を訴え、うち2人が一時、意識不明の重体になった事故。
工場では30日、工場長らが会見を開くなど対応に追われた。

 
工場によると、清掃会社「Y」(千葉市稲毛区)の作業員4人は、約40年使ったゴム製品の劣化防止剤の貯蔵タンク3本(直径約2~3m、長さ約4~7m)を廃棄するため、29日午前9時ごろから交代で清掃し、3基目のタンクを清掃中だった。

タンク内は空だったが、毒性がある化学物質アニリンが汚れとして付着。
作業着から皮膚に浸透したか、タンク内を高圧洗浄中のしぶきが肌に付着するなどし、中毒症状を起こしたとみられる。

 
29日午後4時ごろ、工場長が「気分が悪い」と訴えた4人の様子を見に行くと、唇が青くなる「チアノーゼ反応」を起こしていた。立ちくらみなども見られたことから、アニリン中毒の症状と判断し、病院へ連れて行った。
警察によると、4人は快方に向かっているという。
 
川口労基署は「原因などは捜査中」としているが、労災事故として認定する方針。
埼玉労働局によると、記録が残る2007年4月以降、県内ではアニリン中毒による事故は報告されていない。
 
 
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120531/CK2012053102000134.html
http://mainichi.jp/select/news/20120530k0000e040192000c.html
 
 
また、5月31日付の千葉日報紙面には、若干違った情報が下記趣旨で掲載されていた。また入槽していたのは縦型タンクのほうだったと、写真の下に解説されていた。
 
午後1時ごろから午後3時半ごろまで、タンク(直径約3m、高さ4.6m)の内部に入って洗浄中、体調不良を訴えた。タンクはここ数年使っておらず、捨てるために洗っていた。
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
□kis-netによれば、アニリンは無色あるいは淡黄色の油状の液体で水に可溶。特有の臭気があり、その許容濃度はACGIH値で2ppmと、かなり毒性の強い物質だ。
呼吸器以外に皮膚からも容易に体内に吸収されるという。
中毒時の症状も、報道どおりのことが記載されていた。
 
□症状を見てアニリン中毒だとすぐに判断した点から考えると、この工場ではアニリンの毒性について十分に認識していたようだ。
とすれば、清掃を依頼する際、その危険性も知らせていたと思うのだが・・・。
 
□アニリンが付着している機器を高圧水で洗浄していたということで、保護具としては雨合羽とエアラインマスクを着用していたことが考えられる。
しかし、なぜ4人がほぼ同時に中毒症状を呈したのか、その点が疑問だ。
直径3mのタンクに4人全員が入っていたとは考え難い。
アニリン中毒の症状は緩やかにでてくるものなのだろうか?
それとも、作業員交代のため雨合羽の脱着を4人がかりで行っていた時に、合羽に付着していたアニリンを全員が吸い込んで・・・といった感じだったのだろうか?

 


(2012年7月1日 修正1 ;追記)
 
2012年5月31日付の埼玉新聞紙面には、病院に行った時の様子が上記報道とはかなり違う、下記趣旨の記事が掲載されていた。
 
タンクは5月上旬まで、ゴムの劣化防止剤を生産する際に排出される化学物質の貯蔵に使用していた。
 
29日は午後1時ごろから作業を始め、直径約3m、高さ7mほどの円筒形タンク4本を午後3時半ごろまで洗浄していた。
3本目の洗浄中に目まいや立ちくらみの症状が表れ、4人は3本目で作業を打ち切って千葉市の会社に戻った。
 
55際と30歳の2人はそのまま千葉県内の病院に運ばれ、一時、意識不明の重体になったが、家族と会話ができるまでに回復した。
61歳と50歳の2人は、川口署で事情説明する前に体調が悪化し、病院に運ばれたが軽症。

 
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2012年5月29日付で朝日新聞東京西部版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
28日午後5時10分ごろ、大田区矢口1丁目の工場から出火、薬物を処理する装置が燃えた。
消防によると、作業中の20~30代の男性3人がのどの痛みを訴え、病院に搬送された。
 
工場では、有毒物を吸着した触媒をクリーニングする作業をしていたという。

 
 
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2012年5月23日22時1分にNHK長野から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

おととし6月、大鹿村の工事現場で、作業員2人が死亡し、1人が重体となった事故で、飯田労基署は必要な対策を怠ったなどとして、工事を請け負った建設会社と現場責任者の2人を労安法違反の疑いで書類送検した。

この事故はおととし6月、大鹿村鹿塩で行われた地滑り対策の工事現場で、深さおよそ10mの穴の中で清掃作業をしていた作業員の男性3人が一酸化炭素中毒で次々と意識を失って倒れ、このうち2人が死亡し、1人が重体になったもの。

この事故で、飯田労基署は、工事を請け負った建設会社と発注した会社の2人の現場責任者が必要な換気などを行わず、国の規則に違反して、穴の中で排気ガスが出る洗浄機を使用させていたなどとして23日、工事を請け負った飯田市のF建設と現場責任者の男性2人を労安法違反の疑いで、書類送検した。


出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015324381.html
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
深さ10mの穴の中で換気もせずに排気ガスが出る洗浄機を使用していたとのこと。
もし、この報道のとおりだとすれば、こんな無茶な話はない。
現場責任者であれば、酸欠の知識くらい持っていた筈なのだが・・・。

 
 
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 プロフィール Profile 
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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