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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20178211932分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今月16日の夕方、積丹町西河町の砂浜に家族で遊びに来ていた千歳市の小学2年生の男の子が、火がついたまま放置されていたバーベキュー用の炭を踏んで両足にやけどをした。


男の子は家族に連れられて、宿泊していた近くの旅館に行き、氷水で冷やす応急処置を受けたあと、余市町の病院に救急車で運ばれて治療を受けた。
消防によると、男の子は両足の裏に水ぶくれができるなどのやけどをしたという。


旅館で男の子の応急処置などにあたった女性によると、現場を見に行くと、男の子が踏んだ部分だけ炭が見えていて、残りは砂がかかった状態で埋まっていたという。


当日、砂浜では20組ほどがバーベキューをしていたということで、この女性は「この時期にバーベキューする人が多いが、終わったあとも火がついたままの炭が放置されているのをよく見かける」と話していた。


男の子の母親は電話での取材に対し、「ぎゃーという声が聞こえたので主人が駆け寄って、泣いている子どもの足を見ると赤くなっていて、炭を踏んでやけどをしていたことがわかった。炭は砂で隠しているような状況だったと思う。砂で隠れている炭には全く気づかないので、後片付けなどの最低限のマナーは守るべきだと思います」と話していた。



【砂かけても火種は残る】


バーベキューをする際のマナーの普及などに努めている日本バーベキュー連盟のインストラクターで、札幌市に住む坂本純一さんは、「炭は火がついた段階で1000℃を超える時もあり、砂をかけて火を消したと思っていても、火種が残っていることが多い。炭の火が消えるまでにはかなり時間がかかるので、そのままにして持ち帰らないというのは危険な行為で、絶対にやってはいけない」と話している。


そのうえで、火の消し方については、「水をかけると高温の水蒸気があがって危険なので、ホームセンターで売っている『火消しつぼ』に入れるなどして、完全に火が消えてからゴミとして持ち帰ってほしい」と話している。

 

出典

放置された炭で小学生がやけど

http://www.nhk.or.jp/sapporo-news/20170821/3184591.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

バーベキューをした人間は炭火の特性を知らず、普通の裸火と同様、砂をかけておけばすぐ消えるだろうと思っていたのだろうか?

もしそうだったとしたら、これは「知識がないために起きた事故」。

 

ただ、映像を見ると、現場にはコンロ代わりに使ったと思われる大きな石数個と黒く焦げた金網が放置されていた。

そういった、マナーを守っていない状況から考えると、単に面倒だからと、火の着いたままの炭を放置したのかもしれない。

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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