2020年10月9日15時13分にNHK千葉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
おととしから3年続けて高校生が溺れて死亡する事故が起きている千葉市美浜区の海岸で、水難学会の専門家による現地調査が行われ、急激に深くなっている場所や複雑な水の流れがあることが確認されました。
千葉市美浜区にあるZOZOマリンスタジアム近くの海岸では、ことし8月、立ち入り禁止になっている堤防から海に飛び込んだ男子高校生2人が溺れて死亡するなど、おととしから3年続けて高校生が死亡する水難事故が起きています。
9日、水難学会の専門家や依頼を受けた消防のダイバーなどおよそ30人が現地調査に訪れ、現場で黙とうをささげたあと、堤防に沿って水深を測ったり黄緑色の粉を海に流して流れを調べたりしました。
その結果、堤防の中心部付近では深さが3メートルほどまで急激に深くなる場所があることや、沖にむけた流れと堤防にぶつかって反射する流れが入り組んでいることがわかったということです。
調査を行った水難学会の斎藤秀俊会長は、「一見、浅瀬が続いているように見えるが急激に深くなっている部分があり、予想以上の深さに焦って溺れてしまった可能性もある」と話していました。
また長岡技術科学大学大学院の犬飼直之准教授は、「複雑な流れが発生していて、溺れた際に顔を出して呼吸することが難しかったおそれがある」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20201009/1080012472.html
(ブログ者コメント)
〇今年の事故は下記報道記事参照。
(2020年8月17日21時43分 千葉日報 ;堤防全景の写真付き)
17日午後3時20分ごろ、千葉市美浜区美浜1のZOZOマリンスタジアム付近の遊泳禁止区域で「男性2人が溺れている」と、目撃した女性から110番通報があった。
いずれも男子高校生で、船橋市の男子生徒はすぐに引き揚げられたが、意識不明の重体。
行方不明となっていた市川市の男子生徒は、午後7時ごろに海中で心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
千葉西署などによると、同じ高校に通う男子生徒3人で現場を訪れ、沖に延びる堤防から2人が海に飛び込んだ。
2人は流され、浦安市の男子生徒が海に入り、船橋市の生徒を救出したという。
同署は浦安市の生徒から、詳しい事情を聴いている。
3人は当時、水着姿だった。
警察と消防、海保が捜索活動に当たっていた。
現場は同スタジアムの裏側にあり、遊泳が禁止されている。
付近では昨年と2018年の夏にも、海に入った男子高校生が溺死する水難事故が起きている。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/715142
〇一昨年の事故は下記報道記事参照。
(2018年7月31日21時1分 産経新聞)
31日午後4時45分ごろ、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム裏の堤防付近の遊泳禁止エリアの海で17歳とみられる少年が流されているのが発見され、約1時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は溺死とみられる。
千葉西署によると、付近にいた外国人観光客らが少年を岸近くまで引き上げたが、すでに意識不明の状態だった。
少年は男女4人で午後2時ごろに現場付近にやってきて、海水パンツを着用して堤防から海に飛び込んで遊んでいたという。
https://www.sankei.com/affairs/news/180731/afr1807310031-n1.html
〇昨年の事故の報道記事は見つからなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。