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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022551131分にYAHOOニュース(北海道新聞)から、下記趣旨の記事が水温と予想生存時間の一覧表付きでネット配信されていた。

海難事故では、海中につかっていた時間が長いほど生存確率が下がり、特に冷たい海水では死亡率が極端に高まる。

小型船舶安全規則は、船に備える救命設備について、海水温の違いは全く考慮しておらず、地域ごとの水温や気象状況を踏まえた見直しを求める声もある。

札幌管区気象台によると、カズワンの沈没事故が起きた423日の現場周辺の海水温は23度。

船には救命胴衣と救命浮器が備えられていたとみられるが、乗客乗員の体温は海中で急速に低下したとみられる。  

海技振興センター(東京)の資料によると、水温が05度の場合は1530分で意識不明となり、予想生存時間は3090分とされる。

これに対し、水温が1520度だった場合は意識不明までの時間は27時間、予想生存時間も240時間と大幅に延びる。

関西大の安部誠治教授(交通政策論)は、「法令通りの救命用具を積んでいても、海水温の低い時期には不十分であることが今回明らかになった。小型船に救命艇を装備するのは大変なため、別の対策が必要だ」と指摘。国土交通省関係者は「海水温という概念が加味されていないのは事実で、いろいろ検討する必要がある」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c5121aac97b94fbf13e3fa0ccd1cae57ab8ec784

 

55199分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、水温以外に突然の大波にも警戒が必要だなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

大型連休中、新潟県内ではボート事故が相次いでいます。

4日には村上市で釣りをしていた男性が死亡しました。

なぜいま事故が増えているのか・・・海のレジャーの危険性について専門家に話を聞きました。

話を聞いたのは水の事故に詳しい水難学会の会長で長岡技術科学大学大学院の斎藤秀俊教授です。

この時期の海の危険性について次のように指摘します。

〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「1時間~2時間の間、海水に浸かったまんま救助が来ないと命を失いかねない、そういう危険な状態の海に投げ出されてしまった。かなりの確率で命を落とす、そういう危険性が今の新潟沖にはある」

指摘するポイント1つめは「水温」です。

4日に村上市の笹川流れで発生した事故。
埼玉県から釣りに訪れていた男性2人がゴムボートに乗り沖に流されました。

2人は海に入りボートを押すなどして岸に向かおうとしましたが、途中で1人が意識を失い、その後、死亡が確認されました。

当時の水温は13度ほどだったといいます。

〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「水温13度というと、そうそう生存可能時間が高くない。持って2時間ぐらいですので。17度以下だと落ちた時に救助が待てない可能性があるんですね。今の時期は“救命胴衣は意味をなさない”と思って結構です」

さらに、「波」についても警戒が必要だといいます。

これは斎藤さんが撮影したクルーザーヨットで航行する様子。

一見穏やかに見える海も、ときおり1メートルほどの波が押し寄せ、乗っている人からは動揺する声が・・・。

〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「ゴムボートだと、この波くらったらひとたまりもなく転覆してしまいますね。ゴムボートとかミニボートは波がほとんどない穏やかな、本当に鏡のような水面を航行するような装備ですから。この時期の航行は自殺行為と言ってもいいぐらいだと思います」

県内の海では、これから夏に向かって南風が吹くため、沖に流されるケースが多くなるといい、装備の乏しいボートを乗る際には慎重な判断をしてほしいと訴えます。

〈水難学会 斎藤秀俊会長〉:
「海水温が少なくとも17度よりも高くなる時期、6月~9月まで待ってミニボート、ゴムボートを出す。それぐらいの慎重さが必要。北海道でああいう悲しい事故があって、海水温が低いから14人が亡くなった。そういうニュースにもっと敏感になってほしい」

斎藤さんは、海に出る時には防水の携帯電話を常に持参し、転覆したらすぐに118番通報をかけることも大事だと話しています。





https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1966e534c65afd89f759d1ba7ba4f435d0c083 

 

55167分にYAHOOニュース(テレビ新潟)からは、新潟県では4日の村上市に続き5日にも新潟市でボート転覆事故があったが、この時は通りかかった船に救助されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5日午前、新潟市西区の沖合で海釣りの男性2人が乗ったミニボートが転覆する事故がありました。

2人は救助され、ケガはありませんでした。

新潟海上保安部によりますと男性2人は30代の兄弟で、5日午前6時頃、新潟市西区の新川漁港からミニボートで出港しました。

2人は300メートルほどの沖合で釣りを始めましたが、午前6時半ごろボートに打ち付ける波の影響で船内が浸水してきたといいます。

水をかき出そうと立ち上がったところバランスを崩してボートが転覆したということです。

2人は救命胴衣を着用していて、近くを通りかかったプレジャーボートに救助されました。
ケガはありませんでした。

〈近くにいた釣り人〉:
「湾内は穏やかですよね。穏やかに見えても、外海っていうのはやっぱり違いますからね」

新潟海上保安部は、ミニボートは波や風の影響を受けやすく全国的に事故が増えているとして注意を呼びかけています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a072462d9f8585f0af70c75ef42eae7a05c6d770

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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