2022年5月6日18時57分に信越放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
砂を勢いよく巻き上げるこの現象、「つむじ風」。
これまで、長野県内でもたびたび発生しています。
竜巻よりも規模が小さいのが「つむじ風」ですが、竜巻とちがうのは、前ぶれがなく突然発生すると言われています。
須坂市で5日、公園の池のボートが転覆する事故がありました。
幸い、けが人はいませんでしたが、この「つむじ風」が起きた可能性があるということです。
現場を取材しました。
(記者レポート):
「あちらの船着き場の上にあるボートが転覆したということです、きのうは連休中ということもあり、こちらの池では大勢の家族連れなどがボート遊びを楽しんでいました」
須坂市の臥竜公園。
池のボートが転覆したのは、5日午後2時半ごろでした。
公園内で店を開いている男性が、転覆直後の写真を撮っていました。
(小泉さん):
「強い風が吹いて、竜巻みたいなのが起きて、それでボートがパタっと…」
ボートは頭の部分から浮き上がり、180度転覆。
塩尻市から訪れた34歳の男性と妻、それに幼児2人が乗っていましたが、近くのボートや係員に助けられ、けがはありませんでした。
当時、周辺は晴れていましたが、目撃者によると、強い「つむじ風」が起きたとみられています。
きっかけとなるような気象条件はあったのでしょうか?
(坂下・気象予報士):
「つむじ風は、地面が強い日差しなどで温められることで上昇気流が発生して、そこに風が加わって渦を巻くことで発生します」
現場を取材すると、事故がおきる前、かなり強い風が吹いていたことが分かりました。
(店の人):
「東京にいた時の、伊勢湾台風よりすごかった」「20分くらい吹いていた」
地表の上昇気流と、水平方向の強い風が条件となるつむじ風。
当時、北から南西方向に風が吹いていました。
一方、池の南東側では、ほとんど風は吹いておらず、つむじ風は局所的に発生したと見られます。
(坂下・気象予報士):
「つむじ風は前触れがほとんどないので、起きた際には渦から離れたりだとか、まわりにテントなど飛ばされやすいものがあったらそこから離れたりすることが必要かなと思われます」
公園の管理事務所では、ボートの利用を当面中止し、今後の対策を検討しています。
(臥竜公園管理事務所・中澤所長):
「子どものライフジャケットはあるけれど、大人のライフジャケットはないので、購入したい」
気温が高くなるこれからの時期、もしもの時の備えも必要になりそうです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbc/39635?display=1
5月11日16時42分にYAHOOニュース(長野朝日放送)からは、ボート内に取り残された子供を父親がくぐって救出したが、ライフジャケットを着用していたら助けられたかどうか?など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日の午後2時半ごろ、須坂市臥竜公園の竜ケ池で足漕ぎボートが転覆。
1歳と3歳の子どもを含む家族4人が池に落ちました。
つむじ風とみられる突風が原因でした。
臥竜公園管理事務所 中沢所長:
「天気自体は晴天で、風も吹いていない状況だった」
管理事務所によると、ボートの先端が浮き上がり、縦回転するように転覆。
足漕ぎボートが風で転覆する事故は、全国でも記録がないそうです。
臥竜公園管理事務所 中沢所長:
「ボートのメーカーも、横転(転覆)することは構造上、考えづらいということで」
これは、事故が起きた時間帯に臥竜公園で撮影された映像です。
激しく揺れる木や舞い上がる砂埃。
撮影した人によると、台風並みの強さで、わずか2~3分の出来事だったと言います。
幸い、4人は他のボートに乗っていた人や管理事務所の職員に助けられ、けがはありませんでした。
須坂市 三木正夫市長:
「周りの人が自分事のように助けてくれたことがありがたかった」
市は現在、ボートの営業を中止しています。
今後は子ども用のライフジャケットに加えて大人用も用意する予定です。
須坂市 三木正夫市長:
「子どもがボート内に取り残されたところ、父親がくぐって子どもを出した。ライフジャケットをつけていた場合、父親が助けられたかどうか難しい問題」
市は、ボートの利用に年齢制限をつけることなども検討しています。
これまではなかった安全マニュアルを新たに策定するなどして、6月上旬の営業再開を目指しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7db3fe8cb733ad356a0629ce785ea9820b708068
5月6日12時12分にYAHOOニュース(テレビ信州)からは、パラソルが飛ぶほどのすごい風だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
風を目撃した人:
「パラソルは飛んで行って倒れちゃうし、お客さんがあんどんとかそういうの持ってくれていた。倒れちゃうからね。それはすごかった。」
ボートを運営する須坂市によりますと、竜ケ池での自然現象による転覆事故は初めてということです。
ボートの安全点検などを行うため、6日から当面、ボートの運営を休止するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c58a75fb8266b493aaac116b6e91f9986f3f3ed1
5月11日17時40分に日テレNEWS24からは、市は3歳未満の乗船を断る方向で検討しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受け11日、須坂市は今後、3歳未満の乗船を断る方向で検討していることを明らかにしました。
須坂市 三木正夫市長:
「ボートの評判が足こぎを含めていいもので、安全対策をしながら再開をしていきたい」
市は、ボートの営業を休止にし、安全対策の検討を行ってきました。
しかし転覆の原因が突風と、前兆のない自然現象であることから未然防止は難しいとして、安全確保のため3歳未満の子どものボートの乗船を断る方向で検討しています。
須坂市は安全運航マニュアルを策定し、救命胴衣を増やすなどの対策した上で、6月4日の再開を目指すということです。
https://news.ntv.co.jp/nnn/116jhneiksb9fpgihgg
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。