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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019927日付で山口新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

山口県教育委員会が本年度始めたスクールカウンセラーによる「心理教育プログラム」を巡り、岩国市内の市立小中学校2校で、「5人が死ぬか」「1人を死なせるか」を選ばせる心理テストを行っていたことが26日、岩国市教育委員会などへの取材で分かった。

 

一部の子どもに心理的不安を与えたとして両校は文書で保護者に謝罪した。

一方、市教委は「心理テストの目的はなかった」と釈明する。

問題となったのは、左右に分かれた線路上に、それぞれ5人と1人が横たわり、トロッコが5人いる線路に向かって走るイラストの教材を使った授業。

 

トロッコはブレーキが利かず、レバーを引けば1人だけの線路に方向転換する設定で、レバーを引くかどうかを選ばせる内容だった。

市教委青少年課によると、心理テストを行ったのは同じカウンセラーで、5月下旬に東小学校の5、6年生計140人と東中学校2、3年生計191人が受けた。

 

6月上旬に教材を問題視した保護者から東小に苦情が寄せられた。

両校が児童・生徒にアンケートをしたところ、一部が不安を覚えたと回答したという。

 

両校は文書で謝罪し、子どもたちの心のケアを図るため不安を覚えた際はカウンセラーに相談するよう呼び掛けたという。

同課の福屋課長は二者択一を求める問題の教材について「児童・生徒が選択に困り、周囲へのSOS相談を促すため」と心理テストの意図を否定。

東小の折出校長は取材に「心理テストを実施した人とは別のカウンセラーを配置し、児童の心のケアを第一に行ってきた。不安な心の動きの察知に今後とも気を配る」と話した。

この問題は、26日の県議会一般質問でも井原議員(草の根)が取り上げた。

県教委による「心理教育プログラム」は、心の専門家であるカウンセラーが授業をすることで心の教育の充実を図るのが狙い。

 

県教委の繁吉副教育長は、学校とカウンセラー間で事前の確認協議が不十分だったとの認識を示し「授業内容の事前の確認の徹底を図る。県教委や市町教委への相談体制もつくり、情報共有に努めたい」と述べた。

 

https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2019/0927/4.html

 

 

9291513分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

授業は、選択に困ったり、不安を感じたりした場合に、周りに助けを求めることの大切さを知ってもらうのが狙いで、トロッコ問題で回答は求めなかったという。

 

しかし、児童の保護者が6月、「授業で不安を感じている」と東小と市教委に説明を求めた。

 

両校で児童・生徒に緊急アンケートをしたところ、東小で数人の児童が不安を訴えた。

 

市教委によると、授業は、県が今年度始めた心理教育プログラムの一環。

 

スクールカウンセラーによる授業については資料や内容を学校側と協議して、学校側も確認してから授業するとされていたが協議、確認していなかった。

 

東小の折出校長は「心の専門家による授業なので任せて、確認を怠った」と確認不足を認めた。

 

https://mainichi.jp/articles/20190929/k00/00m/040/044000c

 

 

9271245分にNHK山口からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

岩国市教育委員会は「ひとりでは解決できない問題を抱え込まずにSOSを出し、心を軽くするよう指導するのが目的だった」と釈明する一方で「授業内容や教材の事前確認を徹底し、今後、子どもに不安を与えることのないようにしたい」としています。

 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190927/4060003895.html 

 

 

※少し昔、2019516日に毎日新聞からは、「坂村健の目 社会のトロッコ問題」という記事で、下記趣旨の内容がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

大津の事故では直進車はブレーキをかけずハンドルを左に切ったらしい。

途中衝突もしているようで、回避が園児の列に突っ込んだ原因ともいえないし、一義的な責任は前方不注意の右折車だろう。

とはいえ、助かるためにとっさにハンドルを切った状況は「トロッコ問題」を思い起こさせる。

 

どうしても命を天秤(てんびん)にかけざるをえない状況を単純化したのが「トロッコ問題」だ。

「無人トロッコが暴走し直進だと5人死にますが、あなたがポイントを切り替えれば、死ぬのは1人です。どうしますか?」という倫理の思考実験だ。

 

この問題が明らかにするのは実は命の天秤があること自体ではない。

助かる命の重さを比べれば当然ポイントを切り替えそうなのに、少なくない人が「なにもしない」。

逆に「切り替えると5人死ぬ」なら全ての人が「なにもしない」を選ぶ。

 

命の天秤の2択は同じでも、自分の手で状況を変えるかどうかが人の決断に大きくかかわるのだ。

 

ここからわかるのは「自分が変えた状況による死を、変えないときの死より過剰に捉える」という人の認知的なゆがみだ。

 

最近問題になっている反ワクチン運動も「接種したことによる被害より何もしない--自然に任せたときの被害を軽く捉える」というゆがみが見え隠れする。

 

日本は特に「変えることを恐れる」傾向が強い。

それは責任感が強くて不安に弱い国民性から、変えたことの心理的負担を取りたくないということなのかもしれない。

 

しかし技術が世界を大きく変えている現在、自動運転のように「変える勇気」が必要な社会的「トロッコ問題」はますます増えていく。

未来の世代のために、変えることによるリスクを引き受けても、先に進むべきときが来ているのだ。

 

https://mainichi.jp/articles/20190516/ddm/016/070/002000c

 

 

※少し前、2019415170分にITmediaからは、ギアを中立にするという解決策があるといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

制御不能になったトロッコをどう扱うべきか。

有名な思考実験「トロッコ問題(トロリー問題)」について、全員の命を救える最適解が明らかにされ、Twitter上で大きな注目を集めています。

 

トロッコ問題とは、2010年に亡くなった哲学者フィリッパ・ルース・フットが提唱した「人間が道徳心から生まれるジレンマにどう対処するのか」を見るための倫理学の思考実験。

 

・・・・・

 

何もせずに5人を見殺しにして1人を救うか、1人を犠牲にして5人を救うか。

どちらを選んでも後味の悪い結果になるため、世間ではよく「第3の回答」が求められています。

 

そんなトロッコ問題の第3の回答「誰も死なせずに解決する」を実現できる最適解が、Twitterユーザー・ナローの泉@hornby32mmさんによって明らかにされました。

 

その方法とは2本の線路に分岐するポイントレールを「中立」にするという、言われてみれば納得の単純なものでした。

 

・・・・・

 

この「ポイントを中立にする」という方法は、以前から鉄道ファンにはよく知られていたそうですが、初めて知ったという人からは「目から鱗」「そんな手が!」「救世主」などと驚きの声が上がっていました。

 

・・・・・

 

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1904/15/news114.html 

 

 

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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