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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201712142013分にNHK東北から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

国内で働く外国人留学生が急増する中、去年6月、名取市の食品工場でアルバイトの外国人留学生が機械に挟まれ腕を切断する事故があり、労基署は、安全対策を怠っていたとして、工場を運営する法人と当時の工場長を書類送検した。


書類送検されたのは、千葉市に本社を置く食品加工会社「Fフーズ」と、名取市にある仙台工場の40歳の当時の工場長。


仙台労基署によると、この工場では去年6月、当時19歳だったアルバイトの女性のネパール人留学生が総菜用の肉を加工する機械を掃除していたところ、右腕を巻き込まれ切断する事故が起きたという。


その後、労基署が事故の原因を調べていたが、この工場では、留学生のアルバイトが機械を安全に使えるよう教育するなどの対策を怠っていたことがわかったという。


このため労基署は、工場を運営する「Fフーズ」と当時の工場長を,労安法違反の疑いで書類送検した。

法人と当時の工場長が書類送検されたことについて「Fフーズ」は、「厳粛に受け止め、安全管理態勢の改善に努めて参ります」と話している。


宮城県内で働く外国人留学生は、去年10月末時点で2400人あまりと、3年間で2倍近くに急増し、これに伴い労働災害も相次いでいて、安全対策が大きな課題になっている。


宮城労働局によると、県内で働く外国人労働者は去年10月末時点で7800人あまりと、統計を取り始めて以降、最も多くなっている。


在留資格別にみると、留学生のアルバイトが2429人と最も多く、全体の3分の1を占め、次いで技能実習生が2234人となっている。


業種別にみると、「製造業」が2919人と最も多く、次いで「教育・学習支援業」が918人、「宿泊業・飲食サービス業」が745人となっている。


労働局によると、県内の外国人労働者は、沿岸部の人手不足もあって、震災後、急増していて、法令違反など働く環境に問題がないか、企業の指導を徹底していくことにしている。

 

出典

労災で腕切断 法人など書類送検

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171214/3578621.html

 

 

1215820分にYAHOOニュース(東北放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

肉の加工用の機械を洗っていた際に巻き込まれた。

 

女子留学生はコンセントを抜いてから機械を洗わなければならないことを知らなかったということで、Fフーズと当時の工場長は、採用時に義務付けられている安全教育などを行わなかった疑いが持たれている。


書類送検についてFフーズは、「厳粛に受け止めている。母国語での安全教育などを行い、再発防止に全力で取り組んでいく」とコメントしている。

 

出典

留学生大けが 会社と工場長を書類送検

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00000003-tbcv-l04 

 

 

12151259分にNHK東北からは、宮城県内の留学生の労災実態について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

名取市の食品工場で働いていた外国人留学生の労災事故をうけて、宮城労働局が過去5年間の労災を調べたところ、留学生が巻き込まれる事故が県内で21件起きていたことがわかった。

労働局は、留学生の安全対策について、企業への指導を強めることにしている。


名取市の食品工場では、去年、アルバイトの留学生が肉を加工する機械に腕を巻き込まれ切断する事故が起き、当時の工場長らが安全対策を怠ったとして、14日、書類送検された。


これをうけて宮城労働局は、過去5年間に県内で起きた外国人労働者の労災事故を分析した。


その結果、この5年間で外国人労働者の労災は95件発生していて、このうち外国人留学生のアルバイトが21件に上ることがわかった。


業種別では、貨物運送業が10件と最も多く、次いで食品製造業が6件、飲食店が3件などとなっている。


県内で働く外国人留学生は去年10月末時点で2400人あまりと、3年間で2倍近くに急増し、これに伴い労災も相次いでいて、安全対策が大きな課題になっている。


宮城労働局は、留学生アルバイトへの安全対策が十分に行われないまま働かせている企業があるのではないかとみて、指導を強めていくことにしている。

 

出典

留学生の労災21件 指導強化へ

https://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20171215/3619971.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

「母国語での安全教育などを行い・・・」と報じられている件、安全教育に言葉の壁があったということだろうか?

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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