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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201712141922分にYAHOOニュース(びわ湖放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

今年5月、県の埋蔵文化財センターで火事があり、保存していた平安時代の出土品が消失した問題で、火事の原因は水しか入れてはいけない電気機器に、オイル成分である水溶液を入れたためだとわかった。


大津市にある滋賀県埋蔵文化財センターで、5月9日、文化財を保存処理するための電気機器が発火し、中に入れていた平安時代の木製品35点が消失した。


県教委によると、消防の検証結果で、火が出た原因は、水しか入れてはいけない電気機器の水槽に、職員が誤ってオイル成分であるポリオキシエチレングリコール水溶液を入れたためとわかった。


高濃度になった液体が発火温度に達し、水槽のガラスが割れて火のついた水溶液が流れ出し、周囲に延焼したという。

 

この機器は、数年ぶりに使用するため、前日に動かしたということだが、水以外の使用は禁止という旨の記載があった。

しかし、普段、この職員が使っていた機器は、直接、この水溶液を入れるタイプのものだったという。


県教委では、再発防止策の徹底と文化財の適正な保存につとめるとしている。

 

出典

埋蔵文化財センターの火事 機器に誤ってオイル成分の水溶液/滋賀

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171214-00010001-bbcbiwakov-l25 

 

 

1215日付で朝日新聞滋賀全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

12141754分にNHK滋賀からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大津市の県埋蔵文化財センターで保存処理機器が焼け、塩津港遺跡(長浜市)から出土した木製品35点が焼けた火災で、県教委は14日、職員が油成分の入った液体を誤って機器に入れたことによる人為ミスが原因だったと発表した。

 

県教委文化財保護課によると、火災は5月9日午前6時半ごろ、センター1階の整理室で起きた。

 

使用中の機器(高さ約30cm、幅約60cm、奥行き約40cm)から出火し、保存処理をしていた刀形代(かたなかたしろ)と呼ばれる祭りの道具や鞘など、平安時代の貴重な史料35点が焼けた。

いずれも、2012年度に塩津港遺跡から出土したものだった。

 

機器は、出土品を加熱処理して変形しないようにする電気恒温水槽。

本来は、油成分のある水溶液と出土品が入ったケースを水だけの水槽に入れて加熱処理するが、センターを管理する県文化財保護協会の職員が、誤って油成分の入った水溶液を水槽に入れたという。

 

水分が蒸発し、高濃度になった液体が発火したという。

 

出典

文化財焼失は職員のミスが原因

http://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/2063602231.html 

 

 

 

※事故当時の報道は、下記参照。

 

20170509 1210分 京都新聞)

 

9日午前7時15分ごろ、大津市瀬田南大萱町の滋賀県埋蔵文化財センター1階整理室から出火、室内にあった機器や、平安時代の遺跡から出土した木製文化財35点などが焼けた。

けが人はなかった。

 

警察や県教委文化財保護課によると、出土した木片などを保存処理する「含浸槽(がんしんそう)」と呼ばれる機器の配線や床が燃えていた。

 

焼けた文化財は、機器の中に入っていた。

長浜市の塩津港遺跡で2012年度に出土した祭祀用とみられる木製品で、腰刀の鞘14点や耳かき19点、刀形の板2点。

いずれも文化財指定はされていない。

 

同課によると、機器は、木製品が乾燥しても形が崩れないよう加熱しながら樹脂を浸透させるためのもので、4月18日から木製品を入れ処理中だったという。

 

焼けた機器は長い間使っていなかったが、使用する際、外部業者に点検してもらう作業を怠っていたという。

 

同課は、何らかの原因で樹脂が想定温度より高温になって発火したとみている。

 

センター所長を兼務する同課の猪田管理監は、「貴重な文化財を焼失してしまい、大変申し訳ない。機器の保守点検を徹底するとともに原因を究明し、必要な対策を講じる」としている。

 

出典

平安期の文化財35点焼失 滋賀県埋文センターで火災

http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170509000068

 

 

51030分 朝日新聞)

 

焼けた機器は1983年にセンターが取得した電気機器で、数10年ぶりに使った。

8日に35点の加熱処理を始め、夜間は無人の状態で通電していたという。

 

出典

滋賀)県埋文センターで火災、塩津港遺跡の出土品焼失

http://www.asahi.com/articles/ASK5942L9K59PTJB00B.html

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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