2017年12月16日10時45分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時50分ごろ、上郡町尾長谷にある関西電力の変電所で「作業員が倒れた」と消防に通報があり、警察や消防が駆けつけたところ、大阪・住之江区の作業員、Kさん(男性、43歳)が変圧器のそばで倒れているのが見つかった。
Kさんは、その後、病院に搬送されたが、16日午前7時すぎに死亡が確認されたという。
警察などによると、Kさんは、当時、ほかの2人の作業員とともに、変圧器の上に上って変電所の建屋の壁を修繕する作業をしていたという。
変圧器の下には高圧の電流が流れる送電線があり、Kさんの腕や太ももにやけどのあとがあったことから、警察は誤って送電線に接触して感電したとみて、安全管理に問題がなかったかなど詳しく調べている。
出典
『変電所で感電か 作業員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2023661641.html
12月16日付で朝日新聞播磨版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察などによると、当時、変圧器を収めた建物の内部で3人の作業員が防音用の吸音材を貼り付ける作業をしており、うち1人が感電しているのを別の作業員が見つけた。
(2019年3月7日 修正1 ;追記)
2019年3月6日11時47分にNHK兵庫から、安全対策を怠っていたとして現場監督らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が事故の状況を調べた結果、変圧器の下には高圧の電流が流れる送電線があったにもかかわらず、
▽事前に電流を止めず作業を行わせた
▽電気を通さない防護服を着用させるなどの安全対策が取られていなかった
ことが、捜査関係者への取材でわかった。
このため警察は、こうした対策を怠ったことが事故につながったとして、作業を請け負った会社の79歳の男性の現場監督と、その下請け会社の46歳の男性の作業責任者を、5日、業務上過失致死の疑いで書類送検した。
出典
『男性作業員感電死事故で書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20190306/2020003254.html
3月6日12時42分に神戸新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警捜査1課と相生署は、6日までに業務上過失致死の疑いで、当時の現場監督だった電気工事会社員の男(79)と作業責任者だった建設会社員の男(46)を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、送検容疑は2017年12月15日午前、上郡町尾長谷の変電所で、建設会社の男性従業員=当時(43)=に変圧器修理工事をさせた際、近くを通る送電線に囲いを設けたり、送電を停止したりする危険防止措置を取らず、従業員を送電線に接触させ、感電死させた疑い。
出典
『変電所で従業員が感電死 現場監督ら書類送検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201903/0012121675.shtml
(2019年4月9日 修正2 ;追記)
2019年4月8日21時10分に神戸新聞から、2人は証拠不十分で不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務上過失致死の疑いで書類送検された男性2人について、神戸地検は8日、いずれも嫌疑不十分で不起訴処分とした。
地検は「捜査を尽くして収集した証拠を検討した結果、起訴には至らないと判断した」とする。
出典
『変電所で感電死 現場監督と作業責任者を不起訴 神戸地検』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201904/0012224598.shtml
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。