2017年12月16日23時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時56分ごろ、JR京浜東北・根岸線の鶴見~川崎駅間で架線が切れ、磯子発南浦和行き快速列車(10両編成)が横浜市鶴見区の鶴見川橋付近で緊急停止し、他の2列車も止まった。
このトラブルで京浜東北線と東海道線、横須賀線の上下線が、蒲田~磯子駅間などで最大6時間以上運転を見合わせ、約22万人に影響が出た。
止まった3列車の乗客約2400人は線路を歩いて、近くの駅などに移動した。
出典
『京浜東北線で架線切断、3列車停止 2千人が線路を移動』
http://www.asahi.com/articles/ASKDJ3S2JKDJUTIL007.html
12月17日4時41分にNHK NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前11時ごろ、神奈川県の鶴見駅と川崎駅の間でJR京浜東北線の架線が切れるトラブルが起き、京浜東北線、東海道線、横須賀線が一部区間で運転を見合わせた。
なかでも、京浜東北線は7時間近くも運転ができなくなり、およそ22万人に影響が出た。
JR東日本が架線が切れた原因を調査した結果、2本の架線が金具を通じて接触し、ショートしたことが原因だったことを明らかにした。
架線が切れた区間は「エアセクション」と呼ばれる架線と架線のつなぎ目で、数10mにわたり、電圧の異なる2つの架線が並行して設置されている。
架線には金具がついていて、もう1本の架線と接触しないよう、通常は15cm離して設置されているが、16日未明にこの部分の架線を工事した際に、間隔の調整が不十分だったため、電車が走行した振動により2本の架線が金具を通じて接触したという。
JR東日本は、今後、架線と金具の間隔について十分確認を行うとともに、万一、接触してもショートしないようにするため、架線や金具に絶縁性のカバーを取り付けるなど、再発防止を図ることにしている。
出典
『走行の振動でショート JR京浜東北線の架線トラブル』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171217/k10011261541000.html
12月17日0時21分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
現場は変電所の変わり目で、2組の架線が平行して設置されている。
電車の走行に伴う振動で、一方の架線の位置を固定する金具が別の架線と接触し、ショートしたため切れた。
16日未明に固定金具の位置を下げた際、別の架線に近付け過ぎたのが原因という。
出典
『京浜東北線 架線切れ、3路線22万人影響』
https://mainichi.jp/articles/20171217/k00/00m/040/070000c
12月17日5時10分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR京浜東北・根岸線の架線が切れて列車(10両編成)が止まり、22万人の足を直撃した事故。
列車のパンタグラフは、すべて破損していた。
架線から電気を受け取るパンタグラフは、3本ある架線のうち、一番下のトロリー線にのみ接している。
今回切れた補助吊架(ちょうか)線はトロリー線をつるしている架線で、JR東日本横浜支社によると、補助吊架線は16日未明に行った工事の不具合の影響で切れたとみられる。
垂れ下がった補助吊架線の下を列車が通過した際にパンタグラフが接触したため、3つあるパンタグラフがすべて壊れた可能性があるという。
出典
『京浜東北線、パンタグラフすべて破損 工事影響し切断か』
http://www.asahi.com/articles/ASKDJ6V6HKDJUTIL02C.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。