2012年7月14日付で岩手日報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前9時55分ごろ、滝沢村の盛岡大汚水処理施設内の浄化槽に男性が浮いているのを同施設で作業していた作業員が発見、110番通報した。
救急隊員が駆け付けたが、男性は既に死亡していた。
警察は司法解剖を行い、死因を調べるとともに、男性(32)が誤って転落したとみて、事故原因を調べている。
男性は、他の作業員3人とともに同施設内で汚泥のくみ取り作業をしていたが、事故発生時、作業員3人はくみ上げた汚泥を別の処理施設へ搬送していたため、現場には男性は1人だけだった。
汚泥からは硫化水素ガスが出ていたという。
タンクは深さ約4m、汚泥の深さは約3mだった。
出典URL
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120714_6
一方、7月13日21時2分にNHK盛岡からは、若干違ったニュアンスで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、男性が点検作業中に誤って転落したものとみて、詳しく調べている。
労基署は、「有害なガスは発生していなかったが、床が濡れていたのですべりやすい状況だった。安全対策については、今後関係者に話を聞いて調査したい」と話していた。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6043554971.html?t=1342211106604
(2014年6月13日 修正1 ;追記)
2014年6月6日付で朝日新聞岩手全県版(聞蔵)から、作業責任者などが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
盛岡労基署は5日、盛岡市の清掃会社「D環境保全」と作業責任者の男性(42)を、労安法(危険防止措置義務)違反の疑いで書類送検した。
同署によると、作業員の男性は汚水タンクの汲み取り作業中に深さ約4.5mのタンクに転落し、水死した。
会社と作業責任者は、転落防止の柵を設ける、命綱を使用させるなど、転落の危険がある作業で義務づけられた措置を怠った疑いがある。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。