2014年4月22日付で愛媛新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
また4月22日18時29分にFNN(テレビ愛媛)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午前8時ごろ、愛媛県松山市の住宅で、男性運転手(54)が浴室で使用済みのカセット式ガス缶に穴を開けて処分した後、シャワーを浴びようとした際、屋外の湯沸かし器の火がガスに引火して爆発。
男性は全身にやけどを負い、病院に搬送された。
市消防局は、風通しの良い火の気のない場所での処理を呼び掛けている。
警察などによると、午前7時ごろ、男性は浴室で6本の使用済みガス缶の側面にドライバーで穴を開け、液化したガスを排水口に流して捨てた。
その後、シャワーを浴びようと蛇口をひねると爆発し、浴室の窓や向かいのトイレ天井など約0.8m2を焼いた。
東京消防庁が行ったカセットボンベの爆発の実験映像を見ると、カセットボンベの中に残っていたガスが噴き出して引火すると、瞬く間に激しい炎に包まれた。
このようなカセットボンベなどによる火災は、東京都だけでも、過去5年間で850件以上発生し、300人近い死傷者を出している。
カセットボンベの中には、市販のライターにも使われるブタンガスの液体と、それが蒸発した気体が入っている。
カセットボンベに穴を開けた場合、その穴からは、ブタンガスが液体の状態で出るというが、ブタンガスは、液体が沸騰し始める温度が-0.5℃と非常に低いため、常温ではすぐに気体となってしまう。
さらに、ブタンガスは空気より重いため、換気扇を回しても、長時間室内にとどまってしまうのだという。
今回起きたカセットボンベの爆発事故では、浴室内にガスが充満しており、警察などは、屋内に設置されていた湯沸かし器が作動して、ガスに引火したとみて調べている。
防災システム研究所の山村武彦所長は、「(カセットボンベを)振れば音がするから、基本的には、中身を全部使い切ることが大事」と話した。
東京23区では、カセットボンベをごみ出しする際には穴を開けないよう求めているが、大阪市や名古屋市などは、あらかじめカセットボンベに穴を開けてガスを抜くよう指導するなど、各自治体ごとでまちまちの対応となっている。
山村氏は、カセットボンベに穴を開けるときの注意点について、「できれば屋外。室内でやるのは、大変危険です。ハンマーやくぎで穴を開けるのは、大変危険ですので。あわててやると、それでも火花が散ることがある。市販の穴開け機で中身を抜いたあと、火花の散りにくい水の中でやる方法もある」と話した。
出典URL
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00267164.html
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20140422/news20140422893.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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