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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20181117日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9060/

 

 

(2018年12月17日 修正1 ;追記)

 

2018121130分に朝日新聞から、消防は消防法規制場所以外の情報も事前に入手しておくことで再発防止を図るなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京電力柏崎刈羽原発の地下トンネルで11月に起きたケーブル火災は、第三者の目が届かない巨大な地下空間の存在を浮かび上がらせた。

 

トンネルは消防法や原発の新規制基準の網の外にあり、柏崎市消防署は火災の危険性を全く把握していなかった。

 

市は10日までの東電との協議で、原発火災時の情報収集力を強化するとともに、東電と合同で実施する総合消防訓練の回数を増やす方針を固めた。

 

火災は11月1日に発生し、出火したのは延長約1.5kmの地下トンネル。

地下5mと22mの2つのトンネルが、立て坑でつながっている。

 

放射線管理区域外にあり、非常用電源のバックアップ設備に電気を供給するケーブルが高熱で溶けた。

 

東電が自主的に設置したもので、原子力規制委員会のチェックは受けていない。

人の出入りのない地下空間は消防法の規制外で、消防署は存在を認識していなかった。

 

市は東電との協議で、火災の経過を再確認した。

 

5号機中央制御室で熱感知警報が鳴り、地下5mのトンネル内で60℃以上になった地点を把握。

運転員の一人が現場に急行し、トンネルに下りる立て坑入り口から立ち上る煙を見つけた。

 

制御室の別の運転員が119番通報し、発煙を伝えたが、温度上昇地点にはふれなかった。

 

東電は、現場に到着した消防署員に警報のことを真っ先に伝えたという。

一方、署員は、煙の濃かった地下22mのトンネルで火元を捜していた。

 

地下5m側に火元があることを示唆する熱感知情報を知ったのは、現場入りしてから1時間半後だった。

情報伝達ミスのせいで鎮火確認が大幅に遅れた。

証言の食い違いは、今も解消されていない。

 

市消防署の田辺署長は、「どちらが正しいかより、的確な情報共有の仕組みづくりが最優先」という。

火元情報の欠落が起きないよう、119番通報要領に火災発見経緯の項目を追加する。

 

消防法で義務づけられた防火設備の場所や建物構造は事前に把握しているが、対象外施設の情報は少ない。

火災後、ほかの地下トンネルに署員が出向いて調査した。

図面などデータ収集も急いでいる。

 

 

【訓練 死角洗い出し】

 

これまで、東電との合同訓練は、放射線管理区域や重要施設での消火・救命活動を中心に実施してきた。

 

今後は、回数を増やすとともに、トンネルのように死角となっている施設を洗い出して、訓練シナリオに加える。

 

一方、市防災・原子力課は、東電に夜間・休日の連絡体制の充実を求めている。

関矢課長は、「東電から火災発生の第一報を受けたあと電話したが、状況のわかる社員をつかまえるのが大変だった」とこぼす。

 

東電によると、夜間・休日にトラブルが起きた場合、6人の当直員が自治体や報道機関の問い合わせに応じる。

火災時は1人が消防署との調整にあたり、残る5人が運転員らからデータを集める。

今回、情報が錯綜し外部対応が遅れた。

 

大事故であれば、東電は自治体に連絡要員を派遣するが、火災はそうはいかない。

市は、東電ルートだけに頼らず、消防署員が現場指揮所で得た情報を、じかに防災・原子力課に伝える「複線方式」の検討を始めた。

 

自主設備への対応は、規制委にとっても悩ましい課題だ。

柏崎刈羽原子力規制事務所の水野所長は、「東電は、トンネルで煙感知器の設置作業を進めている。保安規定の順守状況をみる正規の監視活動の枠外だが、火災の再発防止の助言などをしていく」と話す。

 

出典

想定外の巨大地下空間、原発ケーブル火災で対策

https://digital.asahi.com/articles/ASLDB3GDZLDBUOHB001.html?rm=526 

 

 

1214617分にNHK新潟からは、東電は今後、図面を使って消防に情報を説明するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東京電力は、消防とともに、火元に関する情報が消防に正確に伝わらなかった問題を検証したうえで再発防止策をまとめ、13日、公表した。


それによると、火災の発生現場では、図面を使って火元の情報や建物の構造を消防に説明するとしている。


また、警報が鳴った場所と煙の発生場所が異なる場合は、火元を探す隊員を分けて、並行して現場の確認にあたるという。


東京電力は、来週実施する消防との合同訓練で、こうした対策の効果を検証することにしている。

 

出典

原発火災受け 東電が再発防止策

https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20181214/1030006097.html 

 

 

 

(2019年1月29日 修正2 ;追記)

 

201912930分に朝日新聞から、トンネル内の温度変化が予想以上でケーブル接続部の被覆が伸縮したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

東電は28日、県と立地点の柏崎市、刈羽村に原因と対策の最終報告をした。

 

トンネル内の温度変化が予測を上回り、ケーブル接続部の被覆が伸縮して火災に至ったことがわかった。

 

敷地内にはほかに98カ所の接続部があり、対策工事は2020年度までかかる見通しだ。

 

東電によると、2年余り前にトンネル内で高圧電源ケーブルの接続をした。

 

ケーブルの被覆部分(難燃性ビニール)が周囲の温度変化によって伸縮を繰り返し、火災発生時は接続部で約4cm縮んでいた。

伸縮でケーブル内部に損傷が広がり、大電流が地上に漏れる「地絡」やショートが発生、過熱して出火した。

 

トンネルをはじめ、直射日光を受けない場所のケーブル接続部は温度変化が少ないとみて、対策を講じていなかった。

 

今回の調査では、出火した地下5mのトンネル内でも、外気温の変動にともない、約40℃の幅で上下したと推定している。

 

今後、直射日光の有無にかかわらず、接続部はすべて伸縮を防ぐ固定具を設置することにした。

 

ケーブル接続部の火災は、2015年3月、福島第一原発でも起きている。

敷設工事の不手際で接続部が引っ張られて損傷し、出火につながった。

このときも固定具をつける対策をとった。

 

出典

新潟)「予想以上の温度変化」東電が報告 柏崎刈羽火災

https://www.asahi.com/articles/ASM1X3TP5M1XUOHB008.html 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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