2014年7月8日0時2分にmsn産経ニュースwestから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府吹田市消防本部は7日、3日に心肺停止が疑われた60代男性の家族から119番を受けたが、指令員から救急隊に出動先が誤って伝達され、救急車の到着が8分遅れる事案が発生したと発表した。
女性指令員(35)が、指令台のコンピューターに集合住宅の建物名を誤入力したことが原因。
男性は現在、集中治療室で入院中という。
3日午後4時20分に119番があり、指令員は同じ番地内の別の建物名を入力。
同25分に到着した救急隊から「住所不明」の連絡があり、誤入力が判明。
8分後の同33分に通報があった部屋に到着した。
指令員は、通報内容から心肺停止を疑い、約5分間、家族に男性への心臓マッサージを口頭で指導。息を吹き返したことを確認して電話を切断したが、救急隊が到着した際も心肺が停止しており、隊員がAED(自動体外式除細動器)で心肺蘇生を行った。
同消防本部の高橋指令情報室長は、「119番内容入力の際、別の指令員による再確認を行い、再発防止に努める」としている。
出典URL
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140708/waf14070800020002-n1.htm
7月8日7時38分に読売新聞からは、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後4時20分頃、同市内のマンションに住む男性の家族から119番があり、5分後に救急隊が到着したが、男性は見つからなかった。
通報を受けた女性指令員(35)が出動先を伝えるコンピューターに住所を入力する際、マンションの棟番号を間違えたという。
別の指令員が家族に電話で聞き直し、救急隊を向かわせたが、男性宅まで約120m離れており、救急隊が男性宅に着いたのは8分後、通報から13分が過ぎていた。
男性の家族は同本部の指示で、心臓マッサージを続けていたが、救急隊の到着時には心肺停止になっていたという。
同本部の村上消防長は、「容体への影響は明らかではないが、男性とご家族にはおわび申し上げる。出動先の確認を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140708-OYT1T50019.html
(ブログ者コメント)
口頭伝達であれ、紙に書いての伝達であれ、コンピュータ入力での伝達であれ、発信側には細心の注意が求められる。
それが、重要な情報を伝達する場合は、なおさらのことだ。
ブログ者は、ネット通販購入時など、入力ミスすると自分にはねかえってくるため、入力した項目を指でなぞりながら確認するようにしている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。