2015年4月7日22時0分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宇部・山陽小野田消防局が6日、119番通報を受けた際、救急搬送が必要な女性の自宅を間違え、救急車の到着が8分遅れた。
女性は病院に運ばれたが、その後,死亡が確認された。
宇部・山陽小野田消防局によると、6日午後6時前、宇部市で「80代の女性が風呂で溺れた」と、女性が住むアパートの隣の部屋の住民から119番通報があった。
通報を受け、消防局では救急車を出動させたが、行き先を間違え、およそ2km離れた別のアパートに向かってしまい、その結果、女性が住むアパートに到着するのが8分遅れたという。
救急隊員がアパートに到着した時には、女性はすでに心肺停止の状態で、その後、市内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
消防局では、到着の遅れと女性の死亡の因果関係は分からないとしている。
消防局によると、指令センターの担当者が、通報した住民から聞き取った建物の名前から地図を検索した際、似た名前の別のアパートと間違えたことが原因だという。
また、通報を受けた建物と似た名前が出てきた際に、住所を確認すべきだったにも関わらず、担当者が確認を怠ったという。
宇部・山陽小野田消防局の江本消防長は、「今後、指令業務の見直しと職員の教育、指導の徹底を図ります」と話している。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063843321.html?t=1428440225927
4月7日20時26分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
80代女性患者は病院で死亡が確認されたが、担当医の検視の結果、遅れと死亡との因果関係はなかったとしている。
出典URL
http://www.sankei.com/west/news/150407/wst1504070081-n1.html
4月8日付で山口新聞からは、過誤の生じた状況に関し、若干ニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
女性の隣人から119番があり、同センターの職員が対応。
住所を確認できなかったため女性の住むアパートの名称で検索し、約2km離れた同一名称のアパートを出動先として指示したという。
出典URL
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2015/0408/5.html
(ブログ者コメント)
昨今、しばしば、この手のニュースが流されるようになった。
本ブログでも、何件か紹介済。
ただ、状況は、ほぼ似たり寄ったりにつき、今後は、特段のものでない限り、掲載を省略する。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。