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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20131122117分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場の見取図付きでネット配信されていた。また11212228分に朝日新聞からも同主旨の記事がネット配信されていた。

21日午後3時半ごろ、秋田県由利本荘市矢島町元町の市道工事現場で、土砂が奥行き約40m、幅約70mにわたって崩れ、作業中の男女5人が生き埋めとなった。
うち男性1名(65歳)が見つかったが、午後6時半、死亡が確認された。

付近は昨年11月、雨で道路の一部が壊れて通行止めとなり、復旧作業を続けていた。
今年7月に仮設道路が完成し、片側交互通行にしながら地盤を固めるための復旧作業を進めていたという。
17日夜から断続的に雨が降り、21日も朝から雨だった。

警察によると、生き埋めとなったのは、他に男性3人(35歳、57歳、22歳)と女性1人(62歳)。5人は地元の建設会社「Y建設」の従業員という。
また、5人とは別に、重機のオペレーターの男性(30歳)がけがをした。

事故当時、作業員計8人が市道の約15m下で重機などを使って作業していたところ、のり面が崩れ、うち5人が重機2台とともに土砂に埋まったという。
崩れた土砂は、約5000m3とみられる。

秋田地方気象台などによると、現場付近では17日夜から断続的に雨が降っており、18日午後4時〜21日午後4時の72時間雨量は113mmを観測。気象台は18日午後11時25分に大雨警報を発令し、19日朝から大雨注意報に切り替え警戒を呼びかけていた。

警察などによると、現場では警察や消防、陸上自衛隊秋田駐屯地など計220人態勢で救助を続けていたが、午後11時前、2次災害の恐れがあるとして中止を決定。22日早朝から再開するかどうか検討する。

 

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20131122k0000m040074000c.html

http://www.asahi.com/articles/TKY201311210209.html

 

 

以下、続報のポイントのみ転載する。

 

 

201311221218分 読売新聞)

 

市などによると、工事を請け負った「Y建設」の作業員のうち、死亡した1人と行方不明の4人は、現場北端の下側で休憩中だったとみられる。

 

現場は、昨年11月に雨で道路下の斜面が崩れて路面に亀裂が入ったため、地盤の弱い土を取り除き、セメントを混ぜて強度を高めた改良土を入れて補強する計画だった。

今月12日の初雪で土がぬかるむ恐れがあったため、土を盛る作業を中断。

事故当日は、土を撤去した後の斜面の下に金属製のかごを置き、中に石を入れる補強工事をしていた。

 

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131122-OYT1T00546.htm

 

 

201311221249分 朝日新聞)

 

事故前日の20日、市担当者が現場ののり面の土を崩す作業の中断を業者側に求めていたことがわかった。

県警は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて捜査。秋田労働局も安全管理上の不備などの可能性もあるとして対策本部を設置した。

 

市などによると、現場付近では12~14日に大雪が降ったため、工事を中止。

事故前日の20日に支所の担当職員が現場でのり面から水が流れ出ているのを確認し、土に多くの水が含まれて土砂災害の危険性が高まったと判断。

土を崩す作業をやめるよう、工事をしていたY建設の担当者に指示し、21日は現場で土の流出を防ぐ土留めを造っていたという。


事故のあった市道「鳥海グリーンライン」(全長4.3km)の沿線は火山灰を多く含み、崩れやすい土質で、過去3年間に9カ所で11件の崩落事故が発生。

支所が同社に工事を発注する際、1時間50mmの雨が降った場合は支所と話し合い、工事の中断を決めるよう求めていた。

ただ、長雨についての取り決めはなかったという。

 

http://www.asahi.com/articles/TKY201311220062.html

 

 

201311222320分 毎日新聞)

 

崩落した土砂の多くは工事区間外から流入しており、工事区間外の危険性が十分認識されていなかったことが、市などへの取材で分かった。

17日から断続的に降った雨で、工事区間の南側斜面は防水のためブルーシートで覆っていたが、区間外の土砂が崩落した斜面はシートで覆っていなかった。


同社関係者は「工事区間は土の硬さや密度などを詳細に調べ、施工計画書に記載しなければいけないのに、工区外は所有権などの事情で本来は一切触ってはいけない。工区外での危険性の認識が薄く、崩れたのは想定外だった」と話した。

市建設管理課は「工区外を含めた安全対策をどうするか今後検討しなければいけない」とする。


市などによると、工事は昨年11月下旬の雨でひび割れが見つかった市道「鳥海グリーンライン」(全長4.2km)の約100m区間。

受注したY建設は道路下の盛り土を除き、硬い地盤にする工事を9月中旬から始めた。

盛り土を除く作業は10月末で終了。今月12〜14日の積雪で作業を中断したが、雪が少なくなった今週から再開していた。

 

現場付近を調査した丸山孝彦秋田大名誉教授(岩石学)は「鳥海山の火山噴出物が散乱していることが確認できた。道路を造るときに切り土や盛り土として噴出物が使われていたようだ。それがここ数日の大雨で一気に崩れ落ちたと考えられる」とした。

 

http://mainichi.jp/select/news/20131123k0000m040109000c.html

 

 

20131123120分 朝日新聞)

 

土砂が崩落したのり面は、大部分が補強工事の対象外だったことが、市矢島総合支所などへの取材でわかった。

 

同支所によると、土砂崩れが起きたのり面は、市道の斜面が崩れないように補強する工事現場の東側に隣接。

事前調査では亀裂など崩落の兆候は確認されず、補強工事の対象に含めなかったという。市の担当者は、土砂崩れが起きたのり面について「安全だと認識していた」と説明した。

 


http://www.asahi.com/articles/TKY201311220493.html

 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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