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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202075日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報として掲載します。

第2報は下記参照。

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10807/

 

 

(2020年11月7日 修正5 ;追記)

 

202010312213分に朝日新聞からは、事故の前日に管理人が亀裂を見つけていたなど、下記趣旨の記事が亀裂の写真付きでネット配信されていた。

 

神奈川県逗子市で今年2月、市道沿いのマンション敷地内の斜面が崩れて県立高の女子生徒(当時18)が死亡した事故で、マンション管理人が事故前日に斜面上部に亀裂を見つけていたが、その情報が県や市に伝わっていなかったことが新たにわかった。

県が31日に明らかにし、事故前日に管理人が撮影した写真を公表した。

 

事故は25日午前8時ごろ発生した。

 

県によると、前日の4日に管理人がマンション敷地内で亀裂を見つけ、写真を撮影。

 

管理会社は同日中に県横須賀土木事務所に電話し、県が行っていた土砂災害特別警戒区域の調査について尋ねたが、亀裂については伝えなかった。

 

県への問い合わせを受けて調査会社が管理会社に連絡すると、管理会社側から「来る機会があるなら見て欲しいものがある」と言われたという。

 

管理会社が県に連絡し、事故前日に管理人が亀裂に気づいて写真を撮影していたことを初めて伝えたのは、事故発生から5日後の同月10日だった。

 

県の担当者は亀裂と事故との関係は不明としたうえで、「われわれに出来るのは現地を調べ、危険なら道路管理者に伝えること。(事故が)翌朝8時ごろに起きているので止められたかというと難しいが、(もし事前に情報を伝えられていたら)マンション側で抱えているよりは、やりようがあったと思う」と語った。

 

事故をめぐっては、遺族がマンション管理会社側を業務上過失致死容疑で、マンションの区分所有者側を過失致死容疑で県警逗子署に告訴。

県警が捜査している。

 

管理会社を傘下に持つオリックスのグループ広報・渉外部は、「警察の捜査中なのでコメントを差し控えたい」としている。

 

https://www.asahi.com/articles/ASNB072T1NB0ULOB00N.html

 

 

1031日付で毎日新聞東京版からは、亀裂の連絡を受けた管理会社の動きなどが下記趣旨でネット配信されていた。

 

県横須賀土木事務所などによると、管理人は前日の午前、敷地内の見回り中、崩落した斜面上部のほぼ平らな地面に長さ約4メートル、幅約1センチの亀裂を発見し、管理会社「大京アステージ」(東京都渋谷区)の湘南支店(神奈川県藤沢市)の担当者に連絡した。  

 

県は土砂災害防止法に基づき、被害が大きくなる恐れがある場所を特別警戒区域(レッドゾーン)に指定する調査を県内全域で進め、その一環で事故現場になった斜面一帯も、昨年11月と今年1月に調査していた。

 

県によると、管理人から連絡を受けた大京の担当者は事故前日、県に「調査日程を教えてほしい」と電話したり、県の委託でレッドゾーンに該当するかを調べていた調査会社に「もう一度調査する機会があれば、見てほしいところがある」と要望したりしたが、亀裂には触れなかった。

 

市道を管理する逗子市にも伝わらず、亀裂の存在を写真とともに県に報告したのは事故の5日後だった。

 

マンション住民によると、大京は事故後、住民にもこうした経緯を説明したという。

 

https://mainichi.jp/articles/20201031/ddm/001/040/144000c

 

 

同じ1031日付で毎日新聞からは、当該亀裂に対する識者の意見が下記趣旨でネット配信されていた。

 

亀裂の写真を分析した京都大防災研究所の釜井俊孝教授(斜面災害)は、「斜面が下がる力でできた亀裂で、崩落の前兆といえる。割れ目の形から新しくできたものとみられる」と指摘する。

「雨もないのに亀裂が入る異常な事態。直ちに周辺に注意喚起すべき事例だった」と話す。

 

地盤品質判定士の稲垣秀輝さんは、「亀裂は斜面の中心で起きて上部に伝わることが多い。より大きな亀裂があった可能性がある」と前兆との見方をしつつも、「専門家でなければ、危険性は分からなかっただろう」と指摘する。

 

・・・・・

 

https://mainichi.jp/articles/20201031/ddm/041/040/063000c

 

 

 

(2020年11月21日 修正6 ;追記)

 

20201120189分にYAHOOニュース(毎日新聞)からは、マンション管理組合は応急工事費の支払いに応じる意向など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同市は20日、このマンションの管理組合に崩落した斜面の応急工事費として、約3750万円の支払いを求めると明らかにした。

 

マンション側は請求に応じ、20213月から13年かけて分割で支払う意向を示しているという。

 

マンション側はこの他にも、女子生徒の遺族から11800万円の賠償を求められている。

 

また、市は今年度中に斜面の本格復旧工事を実施する予定。

工事費約5264万円を盛り込んだ補正予算案を12月議会に提示する。  

 

本格工事は、鉄筋の打ち込みや転落防止柵の設置などを行う。

財源は国の緊急自然災害防止対策事業債を活用し、約7割を国費で賄える見通し。

市側の負担は1560万円程度となる。

 

この工事については、マンション側に費用は求めないという。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ebb853cafade35fe9dd2051e0c500a8bf59029

 

 

 

 

(2021年2月8日 修正7;追記)

 

2021252123分に朝日新聞からは、マンション建設に先立って行われた地質調査では風化による劣化が進んでいると評価されていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故から5日で1年。

 

女子生徒の両親らがこの日、マンションの区分所有者と管理組合、管理業務の委託を受けた管理会社を相手に、約12千万円の損害賠償などを求めて横浜地裁に提訴した。

 

・・・・・

 

原告側の主張では、現場は1960年ごろに市道建設のため地山が切り土され、斜面に擁壁が作られた。

 

斜面の上は68年ごろに造成され、2003年のマンション建設に先立ち、地質調査が行われた。

 

調査は、「風化により強度低下」が進んでおり、落石防護などが望ましいと指摘したが、対策は取られなかった。

 

崩落前日にはマンション管理人が斜面上部に亀裂を発見し、管理会社に報告したが、通行止めなどの措置も取られなかった。

 

これらから原告側は、大雨や地震などがないのに崩落するほど危険な斜面で、亀裂も発見しており、危険を認識して対策を取ることができたと主張した。

 

https://www.asahi.com/articles/ASP2571KDP25ULOB01T.html 

 

 

25213分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

訴状によると、マンションが完成する前年の2003年、マンション開発会社が専門業者に依頼した地質調査で、斜面は風化により強度が低下しており、「崩落地が数カ所あるので、落石を防ぐ対策を施すことが望ましい」と指摘されていた。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG05ADT0V00C21A2000000/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

風化を指摘されたのに対策をとらなかったマンション開発会社にも非がありそうに感じるが、本記事第2報では、以下の情報を紹介している。

 

民法の「土地工作物責任」では、「占有者が責任を負う」となっている。

 

ちなみに、それ以前は企業の社員寮が建っていた。
(第1報2/2 修正1)

 


(2023年6月24日 修正8 ;追記)

2023623121分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、事故前日に亀裂発見の連絡を受けた管理会社担当者は県に連絡したものの亀裂の存在は伝えていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

県警は23日、マンション管理会社「大京アステージ」の当時の男性担当者を業務上過失致死容疑で書類送検した。
捜査関係者への取材で分かった。

関係者などによると、崩落前日にマンション管理員が斜面上部で亀裂を発見し、管理会社の男性担当者に写真とともに報告した。

男性担当者は、県横須賀土木事務所などに連絡したが、「気になるところがある」などとする内容で、亀裂の存在は伝えていなかった。

翌日、事故が起きた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2535e39426365dec75f064fad6884b08866c253e

 

6231751分にYAHOOニュース(共同通信)からは、管理会社担当者は亀裂がすぐに崩落に繋がるという発想にならなかったと述べているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

業務上過失致死容疑で書類送検されたマンション管理会社の男性社員(36)が、事故前に見つかった斜面の亀裂について「すぐに崩落につながるという発想にならなかった」と民事訴訟で説明したことが23日、分かった。

遺族が損害賠償を求めた訴訟の記録によると、社員はマンションの管理人から事故前日、約4メートルの亀裂があると写真や電話で報告を受けた。

遺族側は、社員が事故防止策を直ちに取るべきだったと主張。

社員は、斜面の調査に関して県の土木事務所に尋ねたなどと述べた。

県警は今月23日、斜面の亀裂を把握していたのに必要な安全措置を取らなかったとして、業務上過失致死の疑いで社員を書類送検した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/44bbd71db7bb59e720e20f5025723e2053d66b71

 

  

(2023年7月1日 修正9 ;追記)

20236301611分にYAHOOニュース(神奈川新聞)からは、遺族と住民の間で和解が成立したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

遺族がマンション区分所有者の住人や管理会社などに損害賠償を求めた訴訟で、住人側と遺族の和解が横浜地裁で成立したことが30日、関係者への取材で分かった。

28日付。
住人側が賠償金として1億円を支払う。

責任の所在を追及するためとして、管理会社側との訴訟は継続する。

原告側代理人の南竹弁護士は、「請求額に近く勝訴的和解といえる」と説明。

住人側は、マンション完成前に斜面の風化による強度低下が指摘されていた地質報告書の開示に応じたといい、「誠実に向き合ってくれた。共に暮らす地域住民でもあり、ご遺族の意向で和解に応じることとした」と述べた。

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/b4042f7c814216edb520e0ab396ad7c760977554 

 

(2023年12月12日 修正10 ;追記)

202312112041分にYAHOOニュース(共同通信)からは、管理会社の元担当者は不起訴になるらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

検察が11日、業務上過失致死の疑いで書類送検された管理会社元担当者の男性を不起訴とする方針を遺族側に伝えた。
関係者への取材で分かった。

関係者によると、検察は事故の予見可能性の立証は困難だと判断したとみられる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/963d3a2e1acdbdb6b423ee9d7c7b71966e6c46d7 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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