2017年8月20日付で毎日新聞東京版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月19日20時49分にNHK首都圏からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後6時ごろ、東京都世田谷区鎌田1の二子玉川緑地運動場のポールに落雷があり、ポールの近くにいた10~50代の男女9人がしびれなどを訴えて病院に搬送された。
警察によると、うち7人がけがをしたが、いずれも症状は軽いとみられる。
運動場は多摩川河川敷にあり、同日夜に予定されていた花火大会を見るために多くの人が集まっていた。
近所の男性(52)は、「雨風がひどく、花火見物用のシートをかぶって避難する人で道路があふれていた」と話した。
搬送された人の救護にあたった女性は、「けがをした人は、それぞれやけどのような痕を冷やしていた」と語った。
雨のため、花火大会は中止となった。
この日、関東地方は湿った空気の影響で大気が不安定になり、局地的に1時間に50ミリ以上の激しい雨や落雷が発生した。
出典
『落雷 花火大会の見物客7人けが 東京・多摩川河川敷』
https://mainichi.jp/articles/20170820/ddm/041/040/069000c
『世田谷区河川敷で落雷 7人搬送』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170819/3175834.html
8月19日20時20分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9人は公園内に落ちて地面を伝わった雷の電流でけがをした。
出典
『多摩川河川敷で落雷、9人けが 東京・世田谷』
http://www.sankei.com/affairs/news/170819/afr1708190010-n1.html
8月20日8時57分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世田谷区では夕方頃から雷を伴う雨が降り、花火大会は午後5時過ぎ、中止が決まったが、周辺には多くの人が集まっていたという。
落雷現場の近くにいた会社員の男性(48)は、「急に降ってきた横殴りの雨と風でテントが飛ばされそうになった。大きな雷鳴がとどろき、テントを押さえていた手がビリビリとしびれた。命の危険を感じた」と話した。
出典
『関東大荒れ、花火大会で落雷・感電か…9人搬送』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170819-OYT1T50103.html
8月19日20時36分に朝日新聞からは、川崎市側でも突風により露店の油がこぼれ火傷する事故があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日夜に多摩川の両岸で開催される予定だった「世田谷区たまがわ花火大会」と「川崎市制記念多摩川花火大会」は、ともに荒天のため中止となった。
会場周辺は、この日夕、激しい雷雨や暴風に見舞われ、ひょうも降った。
川崎市によると、強風の影響で会場に出店していた露天商の油がこぼれ、調理していた人がやけどを負った事故が2件報告されたという。
同市の青井・観光プロモーション推進課長は、「1年間準備してきて、有料の協賛席も完売していた。市民も楽しみにしていたので残念」と話した。
両花火大会は例年、合計で約60万人を動員。
今回は計1万2000発超の花火を打ち上げる予定だった。
出典
『多摩川での花火大会が中止 激しい雷雨やひょう』
http://www.asahi.com/articles/ASK8M6KLHK8MUTIL01X.html
8月21日17時49分にNHK首都圏からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
強い雨や雷が予想されたことから、主催者は、インターネットで気象状況に関する情報を収集するとともに、民間の気象会社と連絡を取り合うなどして、花火大会を開催するかどうか検討していた。
そして、雷雲が近づいていることなどから、午後5時15分、花火大会の中止を決定した。
雷などに備えて特別な避難所などは用意していなかったことから、主催した世田谷区が、すでに訪れていた多くの観客に対し、会場を離れるよう放送で呼びかけるとともに、駅に向けて誘導を始めていたところ、強い雨が降り始めたという。
そして、午後5時48分ごろ、会場内の救護所に「雷の影響でしびれを感じる」と訴える観客が訪れ、合わせて男女7人がしびれなどの症状で病院に運ばれ、いずれも症状は軽いという。
警察によると、雷は野球場のポールに落ち、7人は無料観覧席になっていたポール付近で雨をしのいでいたと見られるという。
雷が落ちたと見られる時間には、まだ多くの観客が河川敷に残っていて、会場からほぼ観客がいなくなったのは午後6時半ごろだったという。
(音声のみの情報;近所に住むの女性の話し)
5時半ごろだったか、あそこに見える用賀タワーに雷がバンバン落ちるのが見えたので、外は危ないと話していた。
出典
『花火観客誘導中に雷でしびれ訴え』
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20170821/3198771.html
(ブログ者コメント)
○複数のテレビで放映された映像を見ると、だだっ広いグラウンドのような場所に1本だけ、ポツンとポールが建っていた。
照明灯ではない模様で、何のためのポールかは不明。
今回、被害に遭った人たちがどの程度、ポールから離れた場所にいたかは不明だが、ポールのごく近く、1mとか2m離れた場所にいたら、もっと厳しい結果になっていたかもしれない。
○一方、当日の状況については、15時ごろは青空も垣間見えていたが、16時ごろから真っ黒な雲が出現し、17時ごろには台風のような風雨に襲われていた。
それが18時には、また青空が見えていた。
キーワード;誘導雷?逆流雷
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。