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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201891日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8741/

 

 

(2018年10月17日 修正1 ;追記)

 

20181010759分に朝日新聞から、勤務先の飲食店から規則に反し業務用洗剤をアルミ缶に入れて持ち出してた男が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)

 

警視庁は9日、都内の飲食店従業員の30代の男を過失傷害の疑いで書類送検した。

 

捜査関係者によると、男は8月26日早朝、勤務先の飲食店からアルカリ性の業務用洗剤をボトル型の缶コーヒー用のアルミ缶に入れ替えて持ち出し、新宿駅ホームで化学反応によって噴出させ、通行人の女性(29)ら2人にかかって足や顔に軽いやけどを負わせた疑いがある。

 

防犯カメラの映像から男を特定したという。

 

店の規則で洗剤の入れ替えは禁じられていたが、男は自転車のチェーンの掃除のために持ち出したという。

「こぼれるかもしれないとは思ったが、化学反応で爆発するとは知らなかった」と述べているという。

 

斎藤勝裕・名古屋工業大名誉教授(有機物理学)によると、食器用洗剤など、アルカリ性の液体がアルミ缶に触れると化学反応を起こし、水素ガスが発生。

缶が密閉されていると水素ガスが充満して圧力が高まり、爆発したり液体が水素ガスとともに噴出したりするという。

 

アルカリ性の液体が皮膚にかかるとやけどする恐れがあり、水素ガスは引火して爆発を引き起こす危険性もある。

 

こうした化学反応は、業務用洗剤のようにアルカリ性の濃度が強ければ、より反応が速く、発生する水素ガスの量も多くなるという。

 

東京消防庁の実験でも、アルミ缶にアルカリ性洗剤を入れて6時間放置すると容器に穴が開き、洗剤が漏れ出している。 (ブログ者注;実験後の容器写真も記事中に掲載されている)

 

斎藤氏は、「トイレ用など酸性の洗剤でも同様の化学反応が起こる」とし、容器の入れ替えなどは危険だとしている。

 

出典

アルミ缶に洗剤、ご注意 新宿駅での噴出、化学反応が原因 過失傷害容疑、男を書類送検

https://digital.asahi.com/articles/ASLB95G9YLB9UTIL02N.html?rm=684 

 

 

1010634分にNHK首都圏からは、飛散直前の状況が下記趣旨でネット配信されていた。

 

男は調べに対し、「缶をカバンに入れていたところ、パキッという音がしたため、取り出したら破裂した。けがをさせて申し訳ない」と供述しているという。

 

出典

アルミ缶破裂しけが 男書類送検

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181010/0019770.html

 

 

10101222分に毎日新聞からは、男の手にも液がかかっていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男は破裂で自分の手にも洗剤がかかり、駅のトイレで手を洗って、そのまま帰宅していた。

 

出典

『新宿駅アルミ缶破裂 所持の男を書類送検 過失傷害容疑』

https://mainichi.jp/articles/20181010/k00/00e/040/231000c 

 

 

10102341分に産経新聞からは、発生した水素の圧力で蓋が外れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

液体は強アルカリ性の業務用洗剤で、入れていたコーヒー缶のアルミニウムとの化学反応で水素ガスが発生し、缶の蓋が外れて液体が噴出したとみられることが10日、捜査関係者への取材で分かった。

 

同様の被害は過去にも発生。
警察や消防が、洗剤の移し替えに注意を呼びかけている。

 

捜査関係者によると、警視庁新宿署に過失傷害容疑で書類送検された都内の飲食店従業員の男(31)は、「以前に同じ洗剤で手をけがしたことがあった」と供述。

男は、危険性を認識しながら、勤務先の飲食店の洗剤を店のルールに違反して持ち出したとみられ、「自転車のチェーンを洗うためだった」と説明しているという。

 

現場で見つかったアルミ缶は500mℓの蓋付きのタイプで、一部が変形し、蓋が外れた状態だった。

発生したガスの圧力で蓋が飛び、中の洗剤が飛散したとみられる。

 

洗剤の事故を検証する東京消防庁の実験では、アルミ缶に洗浄力の強いアルカリ性の業務用洗剤100mℓを入れて放置すると水素ガスが発生して、約6時間後に容器に穴が開いた。

 

一般家庭で使われるアルカリ性洗剤では、反応速度は遅くなるが、事故の危険性はあるという。

 

同庁によると、洗剤が酸性の場合には、容器がアルミ製のほか、スチール製でも水素ガスが発生。

酸性洗剤は、塩素系洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生する恐れがある。

 

出典

『化学反応が原因か アルミ缶と洗剤で水素ガス 新宿駅の液体飛散』

http://www.sankei.com/affairs/news/181010/afr1810100033-n1.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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