2022年11月10日22時14分にYAHOOニュース(北海道放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
もんすけ調査隊の報道で地域が少しだけよくなりました。
すべては、この投稿から始まった・・・。
依頼人:
「通勤している道路に老朽化した街路灯があるのが気になっていて、風で倒れたりしないか…」
去年10月、もんすけ調査隊は、老朽化した札幌の危険な街路灯を放送した。
そして、その1か月後・・・。
調査員:
「街路灯が倒れたのは、この場所です。ここは国道36号線沿いで、人通りも多い場所です」
去年11月、高さ6m、重さ60キロの街路灯1本が倒れたのだ。
それだけではなく、去年6月には白石区でも街路灯が倒壊、おととしには南区でも倒れるなど続発している。
さらに静岡県では、2011年に男性が死亡する事故も。
依頼のあった街路灯も・・・。
調査員:
「ありましたありました。あちらに古い街路灯があります。ものすごく錆びています」
そこには、ポール全体が錆びつき、根元に大きな穴の空いた危険な街路灯が。
国が定める街路灯の寿命は、およそ25年ということだが、実は札幌には、設置から25年以上経過した街路灯がおよそ2万本もあることが明らかになった。
しかし・・・。
調査員:
「倒れそうになっても、札幌市は手が出せない?」
札幌市建設局土木部能代課長(当時):
「あくまで所有者の責任で維持管理することになっているので、札幌市は何ともし難い状況です」
実は街路灯には、札幌市などが設置した公共の街路灯と、町内会などが設置した私有の街路灯があり、札幌市は私有物には手を出せないのだ。
そこで秋元市長に直撃した。
札幌市 秋元市長 :
「札幌市が保有している街路灯は調査をして、取り換えなどを計画的に進めていきたい。
商店街や町内会で所有している街路灯も所有者と相談していかなければならない」
もんすけ調査隊の指摘によって、札幌市は街路灯問題に乗り出したのだ。
あれから1年・・・。
今年は記録的な大雪や大型台風にも襲われたが、あの危険な街路灯は今、どうなっているのか?
調査員:
「ありません!街路灯が無くなっています!
あそこに古びた街路灯があったはずなんですが、ありません!」
なんと!北3条東3丁目にあった危険な街路灯は、その姿を消していたのだ。
そして街路灯のあった場所には、何やら黒い跡だけが残されている。
これはいったい、どういうことなのか?
去年調査した札幌の危険な街路灯を再び訪れてみると、そこには街路灯の姿はなくなっていた。
残されているのは黒い跡だけ・・・。
これはいったい、どういうことなのか?
札幌市に詳しい話を聞いた。
調査員:
「以前うかがったときの街路灯、すでに無くなっていたがどうしたんですか?」
札幌市道路維持課 石川課長:
「昨年の取材後、町内会と現地立会し、単独注5基については、倒壊の恐れがあったことから、町内会が撤去しています」
なんと!もんすけ調査隊の指摘を受け、札幌市は町内会との協議をすみやかに開始、町内会も、すぐに老朽化した街路灯の撤去を行ったのだ。
老朽化の激しかった2本は12月に撤去、さらに4月には3本を撤去したというのだ。
また、札幌市が所有する街路灯は内部まで調べるなど徹底点検。
この1年間に倒れた街路灯はゼロとなった。
さらに撤去費の補助まで検討をはじめたという。
札幌市道路維持課 石川課長:
「撤去に関する補助については、これから関係部局と協議し検討していきたい」
私有物には手を出せないとした札幌市は、その方針を180度変えたのだ。
一方、もんすけ調査隊への投稿で、危険な街路灯があることが判明した恵庭の公園。
調査員:
「こちらの街路灯、根元に大きな穴が開いています。そして反対側にも大きな穴が開いています」
公園内の街路灯44本の内、ほどんどが老朽化していた。
恵庭市建設部管理課 髙野主幹:
「市内全体のポールを修繕する費用の捻出が、なかなか今難しい所です。来年の早期に対応したいという風に考えいてます」
もんすけ調査隊の指摘を受け、恵庭市は危険な街路灯3本を簡易的に補強した。
では、1年が経った今、街路灯は、どうなっているのか・・・。
調査員:
「ありました街路灯。
去年のまま支柱で支えられています。
そして支柱を支える針金は、既に錆びてしまっています。
これで大丈夫なのでしょうか」
なんと、危険な街路灯は去年と同様に支柱に支えられて立っていた。
むしろ、穴が大きくなっている様にも見える。
これは放ってはおけない!
恵庭市を直撃した!
調査員:
「中央公園の街路灯が去年のままだったが、どういうことですか?」
恵庭市建設部管理課 大林主幹:
「今年度、更新に向けた予算を計上し、今、工事を進めているところです。
恵み野中央公園については、今年度、14基の灯柱を更新する工事を予定していて、年末までに工事を完了する予定です」
なんと、恵庭市も問題の解決に向けて動き出していたのだ。
去年の放送後、多くの市民から街路灯への不安が寄せられたという。
そこで恵庭市は、街路灯の点検とメンテナンスを強化し、さらに今年度33本を更新し、今後も順次、更新していく予定だという。
恵庭市建設部管理課 大林主幹:
「私どもとしては、公園利用者の安全安心を守るのが責務なので、いろいろな方法を組み合わせて取り組んでいきたい」
11月10日(木)今日ドキッ!
https://news.yahoo.co.jp/articles/622d3881ed1f00c68969d8afbf8c056b42e340bf
(ブログ者コメント)
〇去年の放送については本ブログでも紹介スミ。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12075/
〇今回の放送についてはユーチューブでも公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=imjBf-Xqskk
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。