2021年6月14日19時16分にYAHOOニュース(RKB毎日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北九州市小倉北区のマンションで去年12月、工事をしていた作業員の男性が転落し死亡した事故で、警察は現場責任者の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
この事故は去年12月、北九州市小倉北区弁天町の10階建てマンションで、防鳥ネットの取り付け工事をしていた岩元さんが屋上付近から転落し、頭や首などを打って死亡したものです。
岩元さんは、屋上の支柱にくくりつけたロープにより、宙に浮いた状態で作業をしていましたが、支柱が倒れ、ロープが外れたため転落しました。
このような作業では、ロープを2か所以上にくくりつけることが法律により義務づけられていますが、警察によりますと、岩元さんはロープを1か所にしかくくりつけていなかったということです。
警察は14日、作業中の安全確認を怠っていたとして、現場の責任者だった35歳の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
取り調べに対し、男性は「確認をしていれば、こういうことにはならなかったと思う」と話しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a695998f788147f3683c30a4671c3bb43d9e183
6月14日19時40分にYAHOOニュース(福岡放送)からは、責任者は2ケ所にくくりつけるよう指示していたが、確認はしていなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年12月、北九州市のマンションで鳥よけネットの設置中に作業員が転落死。
現場の責任者が書類送検されました。
この事故は去年12月、北九州市小倉北区弁天町の10階建てマンションで、鳥よけネットを設置していた当時26歳の建設会社社員の男性が屋上付近の高さおよそ30メートルから転落し死亡したものです。
落下防止のロープをくくりつけていた屋上の配管の支柱が倒れたことが原因で、安全管理を怠ったとして、警察は14日、35歳の現場責任者の男性を業務上過失致死の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検しました。
ロープは本来、2か所にくくりつける必要がありますが、指示はしたものの実際にしていたか確認していなかったということです。
容疑を認めているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd44759cba7ad460450b549a1a8e5124699efa61
(2021年9月9日 修正1 ;追記)
2021年9月8日付で労働新聞からは、本来は別々の場所に取り付けるべき2本のロープを、束ねて1箇所に取り付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
福岡・北九州東労働基準監督署は、支持物とロープの緊結状況を点検していなかったとして、建設業のF社(兵庫県尼崎市)と同社作業指揮者を労働安全衛生法21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。
26歳の労働者が高さ約25メートルから墜落し、死亡する災害が発生している。
災害は令和2年12月12日、福岡県北九州市の10階建てマンションで発生した。
労働者は居室ベランダの防鳥ネットを張り替えるため、屋上付近でロープ高所作業を行っていた。
本来は墜落を防止するため、メインロープとライフラインロープをそれぞれ別の支柱に取り付けるが、労働者は2本のロープを束ねて水道管に取り付けていた。
水道管が傾いたことで結び目が外れ、地上まで墜落している。
同指揮者は、支持物とロープの緊結部分を点検していなかった疑い。
ロープ作業についての送検は全国12件目で、同労働局管内では初めて。
https://www.rodo.co.jp/column/112282/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。