2013年11月26日付で毎日新聞宮崎版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午前8時半ごろ、日南市北郷町の東九州道「寺山第2トンネル」新設工事現場で、濁水処理設備(高さ4.5m、幅2.3m、奥行き7m)に設けられた昇降用の階段が落下。階段にいた会社員Mさん(63)が約4.5m下に落下し、病院に運ばれたが、全身を強く打って約2時間後に死亡した。
一緒に作業していた同僚の男性(51)も、手首の骨にひびが入るけが。
警察によると、設備は工事で出た水を浄化する装置。
Mさんらは、設備から階段を取り外すため、準備中だったという。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20131126ddlk45040505000c.html
(2013年12月6日 修正1 ;追記)
2013年11月26日付の宮崎日日新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
Mさんらは、同施設にボルトで固定してあった階段部分を取り外す作業を2人でしており、階段とともに落下したという。
(2014年6月13日 修正2 ;追記)
2014年6月11日0時35分にNHK宮崎から、事故時のやや詳しい状況などが、下記趣旨の記事が掲載されていた。
6月11日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
日南労基署は、工事を請け負っていた建設会社や現場責任者などを、安全管理に責任があったとして、労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、トンネル工事を請け負っていた東京の「戸田建設」と65歳の元作業所長、国富町の「M建設」と51歳の現場責任者。
同署によると去年11月、トンネル工事現場から出る泥水を排水する高さ4.5mの設備に取り付けた階段をクレーンで取り外そうとしたところ、階段が突然横に倒れ、階段の上の踊り場で作業していた当時63歳の男性作業員が地面へ落下し、死亡した。
同署によると、M建設と現場責任者は、階段の取り外しをする際に、階段をとめていた4本のボルトのうち3本が外され、残る1本も緩んでいるなど、作業手順が不適切だった疑い。
戸田建設と元所長は、階段を安全に管理する責任を負っていたにもかかわらず、階段を外す際に必要な代わりの設備を設置していなかった疑い。
同署の調べに対して、M建設の現場責任者は容疑を認めた上で、「同じような災害は起こしてはならない。亡くなられた方とご家族には申し訳ない」と話しているという。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5065117481.html?t=1402437461823
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。