2013年11月25日21時26分に毎日新聞から、11月25日15時57分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
25日午後1時15分ごろ、北九州市の新日鉄住金八幡製鉄所の敷地内にある電磁鋼板加工会社「日鉄住金電磁」の九州工場から「爆発が起きた」と119番があった。
警察などによると、爆発で同社社員の男性(33)が死亡し、35歳の男性社員が重いやけど、29歳の男性社員が軽いやけどを負った。
警察は26日、現場検証をして詳しい原因を調べる。
警察などによると、事故当時、男性社員7、8人で、電柱の変圧器の部品を作るために重ねた鋼板を「焼鈍炉」(直径約3m、高さ約7m)と呼ばれるガス炉で焼き固める作業中だった。
通常、1人が担当する炉の温度調整に3人が当たっていたといい、同社は炉に何らかの異常があったとみている。
爆発した炉は1994年に設置し、これまで爆発事故はなかった。
消火活動に当たった男性社員は「2、3回爆発音がした」と説明したという。
死亡した男性は現場のリーダーだった。
現場は、JR八幡駅の北約1kmの工場地帯。
工場は鉄骨スレート平屋(約2500m2)。 日鉄住金電磁は新日鉄住金の子会社。
横内・九州工場長(55)が25日、北九州市内で記者会見し「近隣住民や関係者の方々に多大なご心配をおかけして誠に申し訳ありません」と陳謝した。
定期検査は年1回実施しているが、異常は確認されなかったという。原因について「現時点では何も分からない」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/select/news/20131126k0000m040050000c.html
http://www.asahi.com/articles/SEB201311250002.html
また、11月26日付で朝日新聞(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同社によると、九州工場は従業員約180人。横25m、縦100m、高さ20~25mの鉄骨スレートぶきの1階建てで、トランスと呼ばれる電柱の変圧器用の鉄製部品を加工、製造している。
炉ではLNGのバーナーを使っており、男性ら3人は午後0時50分ごろから、炉の周辺で炎の大きさの調整をしていた。
同社の説明では、軽傷を負った男性社員は「大きな音とともに目の前が真っ赤になった。慌てて逃げた」と話していたという。
炉外部のLNGの配管が焼けており、何らかの理由でガスが漏れ、引火して爆発した可能性もあるという。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。