2021年4月6日10時41分に長崎新聞から下記趣旨の記事が、事故前のクレーンの写真付きでネット配信されていた。
4日午後6時ごろ、長崎県松浦市志佐町の電源開発(Jパワー)松浦火力発電所と九州電力松浦発電所が共同使用している岸壁で、石炭を陸揚げするクレーン(揚炭機)のアーム部分が折れ、アームに設置されていた運転席室ごと約30メートル落下。
運転席には業務委託している西九州共同港湾(松浦市)の男性作業員2人が乗っており、頭や顔などに重軽傷を負った。
Jパワーによると、揚炭機は4基あり、同日午後2時半ごろから1基で石炭の搬出作業をしていたが、風が強くなったため作業を中止。
アームはその後に折れたという。
松浦署が原因を調べている。
https://this.kiji.is/751982228384694272?c=39546741839462401
4月5日12時20分にYAHOOニュース(テレビ長崎)からは、やや詳しい2人の負傷度合いなどが下記趣旨でネット配信されていた。
警察によりますと、24歳と19歳の男性2人は、4日、クレーンのオぺーレーション室で岸壁に係留している船から石炭を取り出す作業をしていました。
作業終了後の午後6時ごろ、クレーンのアームが折れ、地上約30メートルの高さからオペレーション室ごと落下したということです。
2人は、頭などを打ち病院に搬送されていて、19歳の男性は意識があり、命に別条はないということですが、24歳の男性は緊急手術が行われたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f99d5a050186d589064567719e6ad5e1adf5056
4月5日付で長崎文化放送からは、クレーンを定位置に戻した直後にアームが折れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
九州電力によりますと、強風のため作業を一時中断し、クレーンを定位置に戻した直後にアームが折れました。
折れたクレーンは1988年の11月に据え付け、その後、2010年11月に一部の改良工事をしました。
港にはほかにも同様のクレーンが3基あり、詳しい原因が分かるまで使用しないということです。
https://www.ncctv.co.jp/news/87777.html
2021年12月24日に経産省から、台風19号通過時の強風でギャロッピング現象が発生し、応力集中部である溶接部付近に亀裂が入ったらしいという九州電力の説明資料が公表されていた。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/denki_setsubi/pdf/014_03_01.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。