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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20231025230分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は25日、福島第一原発の汚染水から大半の放射性物質を除去する「多核種除去設備(ALPS=アルプス)」の配管を洗浄していた2040代の男性作業員5人が、配管を洗った廃液を防護服の上から浴びたと発表した。

5人とも全面マスクをしていて、放射性物質の体内への取り込みはなかったが、このうち4人に体の汚染を確認した。

除染したが、うち2人は股間付近や両腕の表面で原発を出る基準濃度(1平方センチあたり4ベクレル)を下回らなかったため、福島市内の病院へ搬送する。

ただ、原発構内の医療室の医師の診断では、放射線障害による熱傷の可能性は低いと判断されたという。

東電によると、25日午前1040分ごろ、協力企業の作業員5人は汚染水が通る配管に硝酸液を流して洗浄していたところ、廃液をタンクに流すためのホースが抜けて、約100ミリリットルの廃液が飛び散った。

うち1人は全面マスクの汚染があり、ベータ線の被曝(ひばく)線量が5ミリシーベルト以上になったことを知らせる線量計のアラームが鳴ったという。

https://www.asahi.com/articles/ASRBT7H8PRBTULBH00L.html

 

10261251分に産経新聞からは、2人の被ばく線量など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は26日、福島第1原発で25日、汚染水を浄化する多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄中に放射性物質を含む廃液を浴びた協力企業の20、40代男性作業員2人が、除染の継続や経過観察のため福島県立医大に入院したと発表した。

身体汚染は20代男性が顔を除く全身、40代男性が両手と下半身に及んだが、皮膚に外傷は確認されていない。

東電によると、20代男性の外部被ばく線量はベータ線で6・6ミリシーベルト。
線量計に設定していた5ミリシーベルトを上回り、現場でアラームが鳴った。

40代男性の被ばくは1・6ミリシーベルトだった。

ガンマ線による2人の被ばくは最大0・11ミリシーベルトで、25日の作業で想定していた最大量0・6ミリシーベルトを下回った。

2人は皮膚の隙間に放射性物質が入り込んでいるとみられ、体に湯を流したり、タオルで拭ったりする除染を受けている。

入院期間は不明だが、2週間は経過観察する見通し。

25日午前に発生。
タンクからホースが外れて、作業員5人が防護服の上から廃液を浴びた。

https://www.sankei.com/article/20231026-LZNURDMOHRIIRNN5H3ICU75PBM/

 

10271320分にNHK福島からは、ホース内のガスが勢いよく噴出したためホース先端がタンクから飛び出した、2人は監視役で防水カッパを着用していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日午前、福島第一原発にある汚染水の処理設備で行われていた配管の洗浄作業中に、放射性物質を含む廃液をタンクに流すためのホースが外れ、廃液が現場の作業員にかかりました。

当時、5人が作業に当たっていて、いずれも防護服と全面マスクを着用していましたが、全身で汚染が確認された20代と、下半身と両手に汚染が確認された40代の2人は、現場の除染では放射能量の値が一定のレベルを下回らず、放射線による急性の障害はないものの、福島県立医科大学附属病院に入院して除染を続けながら経過の観察が行われています。

その後、東京電力がトラブルが起きた状況を調べたところ、ホースの中にたまっていた、洗浄の過程で発生したガスが勢いよく噴出された衝撃で、ホースの先端がタンクの中から飛び出し、廃液が飛散したとみられることが分かりました。

また、2人の作業員は、当時、防水性のあるカッパを身につけずタンクの監視業務にあたっていて、飛散した廃液が防護服にしみて皮膚が汚染されたとみられています。

カッパの着用について明確なルールはなく、協力会社の判断に委ねられていたということですが、東京電力は26日の会見で、今回の作業中には着用するべきだったとの考えを示しました。

東京電力は、廃炉の現場で定められた作業のルールを徹底するよう、あらためて周知し再発防止を徹底するとしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20231027/6050024363.html  

 

1027120分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、監視役の2人は一時的に作業していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力の調査の結果、洗浄作業で発生するガスがいつもより勢いよく排出されたことでホースが外れたと判明した。

また、入院している作業員2人は監視役だったが、防水の装備を着けずに一時的に作業を行っていたことから、東京電力はそれぞれ改善策を示した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e13edf2317b0043d0aa46b9677545971c4f8ec 

 

10302038分にNHK福島からは、飛散した量は推定数リットルだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

2人は除染によって放射能量が一定のレベル以下になったため、28日、退院しています。

東京電力がその後、この2人を含む作業員への聞き取りなどを行ったところ、ホースから飛散した廃液の量は数リットルにのぼるとみられることが新たに分かりました。

東京電力はトラブルが起きた当初、現場の床に残っていた廃液の量をもとに飛散したのはおよそ100ミリリットルとしていましたが、作業員らの証言などをもとに算出し直したということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20231030/6050024385.html 



 
(2023年11月17日 修正1 ;追記)

20231116日にNHK福島からは、事故の調査結果が公表された、予定外の操作をしたため洗浄作業で剥がれた化合物の塊が弁に引っ掛かって圧力が高まったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は、廃液の排出量を調整しようと予定外の操作を行ったことなどで廃液の飛散につながったとする調査結果を公表しました。

報告書によりますと、当時、現場では廃液をタンクに排出する量を調節しようと弁を少し閉める予定外の操作が行われ、洗浄作業で剥がれた化合物の塊が弁に引っかかって配管の圧力が高まったこと、また、ホースの固定位置が先端から離れていたため圧力が下がって廃液が勢いよく流れた反動でホースが外れて飛散したとしています。

現場では、弁を閉めることで起きるリスクの確認を行っていませんでした。

さらに、防水性のある装備の着用が徹底されなかったことが作業員への汚染につながったとしています。

これを受けて東京電力は、予定外の操作を行わずホースの固定方法を改善するなどの再発防止策の遵守と作業員の適切な装備の着用の徹底を元請け会社に求めたということです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20231116/6050024571.html 

 

11161955分に東京新聞からは、入院した作業員2人は過去の作業経験から廃液は飛散しないと考えていた、監視役はカッパ着用を指示していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東電と下請けの東芝エネルギーシステムズ(川崎市)は16日、原因の分析結果を発表した。

入院した作業員2人は、過去の作業経験から廃液は飛散しないと考え、ルールで定められたかっぱを着用せず、被ばくにつながったと指摘した。

両社によると、事故は1025日に発生。

配管の洗浄時間が長引き、高濃度の放射性物質を含む廃液の発生量を抑えようと、当初予定していなかった配管の弁を閉めて洗浄液の流れを抑えた。

その結果、配管内の圧力が高まり、廃液をタンクに入れるホースが外れて飛散。

タンク近くにいた2人にかかった。

監視役の作業員もかっぱ着用を指示せず、予定外の作業員の配置換えや、ホースの敷設ルートの変更もあった。

現場に常駐が必要な作業班長も、作業に当たった3社のうち1社の班長がいなかった。

東芝は、現場管理のルール逸脱を認識していたが、作業の実施を優先して中止しなかった。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/290448 

 

11171744分にYAHOOニュース(テレビユー福島)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

防水の作業着は現場の責任者が不在で、着用が徹底されませんでした。




https://news.yahoo.co.jp/articles/fdefdedcfeaf0ed3c0cff4ac39912c5a2f6ed420

 

(2023年11月26日 修正2 ;追記)

202311251510分に産経新聞からは、東電は予定外の弁操作を禁じるなどの再発防止策をまとめたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

東京電力は、福島第1原発で多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄中に作業員が放射性物質を含む廃液を浴びた問題について、廃液の飛散を防ぐために、作業の予定にない弁の操作を禁止することなどを盛り込んだ再発防止策をまとめた。

作業を請け負った東芝エネルギーシステムズは16日、東電に報告書を提出。

配管の洗浄時間が長引いていたため、廃液の発生量を抑えようと、予定にない弁操作をした結果、配管の内圧が急激に変化し、ホースが外れたことなどが原因と結論づけた。

東電はホースを固定する位置も不適切だったとし、ホースとタンクをボルトで接合。

廃液が飛散した場合の汚染拡大を防ぐため、タンクを覆う新たな構造物を設ける。

廃液を浴びたのは、20代と40代の男性作業員。

2人とも身体汚染を防ぐ雨がっぱを着用していなかった。

東芝側の放射線管理員も着用を指示しなかったという。

https://www.sankei.com/article/20231125-3ZRT6NE5XJORXLXRVWBF4QQFSY/

 

   

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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