2013年10月11日12時4分に読売新聞から、10月11日付で毎日新聞山形版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午後2時20分頃、山形県新庄市の新庄合同庁舎1階の新庄公共職業安定所で、石こう製の天井板1枚が落下、助成金の申請手続きに訪れていた女性会社員(59)の頭を直撃した。
女性は首に捻挫の軽傷を負った。
山形労働局によると、落下したのはカウンター型の相談窓口の天井。女性は職員と打ち合わせ中だった。
警察などによると、天井板は縦75cm、横30cm、厚さ1.5cmで重さは約1.4kg。
天井板は、アルミ製のレールにはめ込む形で設置されていた。
レールや落下した天井板の端の部分に破損がないことから、警察は、経年劣化によるゆがみが原因で落下したとみて調べている。
庁舎を建設した国交省東北地方整備局によると、官公庁では建築基準法などに基づき、庁舎内の天井板については3年以内ごとに天井裏に入り、目視または打音により、天井板をつり下げる棒や接続部分のボルトが、正常な状態かどうかを点検する必要がある。
山形労働局によると、同じ構造で設置された天井板は、地上4階、地下1階の庁舎内に約150枚ある。
しかし、「日常業務の中で職員が天井を目視で確認している」(総務課)として、新庄合同庁舎が完成した1985年以降、天井裏に入っての点検は一度も行ってこなかったという。
今回の事故を受けて、東北地方整備局は11日午前から、庁舎内の天井板すべてについて、強度などの点検を行う予定。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131011-OYT1T00371.htm
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20131011ddlk06040023000c.html
また、2013年10月12日付で読売新聞山形版から、08年にも落下したことがあるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2008年にも職安所内の天井板が落下していたことが11日、関係者の話で分かった。
当時の職員は、建物を管理する山形労働局に報告しておらず、同局は内規に抵触する可能性があるとして、事実関係について調査を始めた。
関係者によると、08年夏の朝に職員が出勤すると、床に天井板1枚が落下していた。割れていなかったため、そのまま天井にはめ直し、透明のテープを貼って補強した。
今回の天井板と同じタイプだが、落下した場所は異なるという。
同局によると、職安所が入る新庄合同庁舎は厚生労働省が管理。建物の破損などが見つかった時は、国有財産法施行規則に基づく同省の内規により、損害の見積もりを行い、500万円を超える場合は同省などに報告する必要がある。
同局の堀総務課長は「今回の落下事故以前に天井板が落ちたという話は聞いたことがない」と述べ、早急に事実確認を行うとした。
天井板落下から一夜明けた11日、国交省東北地方整備局の職員2人が現地を訪れ、事故現場を確認した。その上で、所長らに対し、再発防止に努めるよう口頭で指導した。
この日の山形労働局の調査で、天井板がはめ込まれていたアルミ製のレールがゆがみ、正常な状態よりも広がっていたことが明らかになった。
東日本大震災などでレールがゆがんだことが、天井板落下につながった可能性があるとみて、同局は原因を調べている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20131011-OYT8T01335.htm
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。