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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015216235分と1513分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2152344分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

15日午後2時ごろ、札幌市中央区の飲食店ビル(鉄筋コンクリート7階建て)で、4階の外壁から看板の一部が約15m下の歩道に落下、歩いていた看護助手の菅原さん(女性、21歳)の頭に当たった。
菅原さんは頭と首の骨を折り、意識不明の重体。

警察によると、落下したのは壁面に設置された飲食店の看板の飾り部分で、縦横約30cm、長さ約1.5mの鉄製。重さは約20kg。

看板は、ビル外壁に穴を開け、ボルト4本で固定されていた。

看板側の穴の周囲が腐食しており、外壁に残っていた4本のボルトもさびていたという。

警察は、接続部分が腐食した看板が強風にあおられ、抜け落ちた可能性が高いとみて、詳しい落下原因を調べている。

菅原さんは1人で歩道を歩いていたとみられ、近くにいた男性が「看板が落ちて女性が倒れている」と119番通報した。

札幌管区気象台によると、同区の観測地点(北2西18)では15日午後1時47分に25.4mの瞬間風速を観測した。

出典URL

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592512.html

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/592670.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150215-OYT1T50040.html?from=ycont_top_txt

 

 

217035分に毎日新聞からは、看板の模式図付で、3時間前にも別の部品が落下していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

2162124分にNHK北海道NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

警察によると、落下した看板の一部は箱状で、重さは約25kg。
根元が外壁と接続する金属製の基礎と溶接されていたが、雨などの浸入で腐食していた。

さらに、事故前に見つかっていた別の部品は、この看板と別の看板を固定する金属製の支柱(幅、奥行き各30cm、高さ15cm)だったことが分かった。

支柱は15日午後0時40分ごろに落下。隣のビル関係者が見つけて店側に知らせたが、副店長の男性(43)は詳しく調べずに放置していた。
副店長は、
「従業員から報告を受けて、外に出て目視で確認したが、看板の一部とは認識できず、われわれの店舗のものではないと判断していました。報告があったときから道路にコーンを置くなど安全対策を講じていれば、今回の事故は起きなかったと思っています」と話している。

店によると、看板は開店と同時期の1985年3月ごろに設置。
2013年12月に目視で点検したが異常は見当たらなかったという。
一方、看板の劣化や損傷の状況は定期報告が義務付けられているが、店は昨年11月末の期限を過ぎても報告せず、市建築安全推進課が同12月に催促していた。

飲食店の社長は、「外見で異常が無かったため大丈夫と思っていた。女性に迷惑をおかけし、本当に申し訳ない」と謝罪した。
店は営業を自粛し、他の同型の看板も撤去する。
飲食店は名古屋市に本社があり、全国で店舗展開している。

札幌市道路管理課によると、看板などの広告物は条例で、形状により設置期間が15日〜3年以内と定められている。
継続申請時には、基礎や取り付け部分、照明装置の老朽化や腐食など20項目を屋外広告士などの有資格者がチェックし、報告書を提出する。
仮に異常が見つかれば補修などをしなければ継続許可が下りないが、継続や新規設置の申請後は具体的な点検期間、回数、方法などガイドラインはなく、日常の保守・点検は管理者任せとなっているのが現状だ。

看板業者などが加盟する札幌広告美術協会によると、看板の点検は通常、目視とハンマーでたたく「打音検査」などでボルトの緩みや接続部分の腐食、変形、破損程度を調べる。
石川実理事長は、「表面だけ見ても内部の損傷や腐食は見つけにくい」と説明する。

落下した看板の一部は箱状だったことから、「内部に水が入り込み、たまり続けてサビたのではないか」と推測。
「看板の取り付けや管理は安全第一でやらなければいけない。事故が起きて非常に残念だ」と話した。

ネオンなど屋外看板が多数ある札幌・ススキノ。
飲食ビル運営会社は、「看板が落下する恐れは考えたことがなかった。事故を受け、看板や外壁に腐食がないか注意するよう指示した。われわれもより気を付けなければならない」と話した。

出典URL

http://mainichi.jp/select/news/20150217k0000m040080000c.html

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150216/k10015505671000.html

 

 

             (2/2へ続く)

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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