2017年6月27日6時52分にNHK横浜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
局地的な豪雨の要因を探るため、気象庁の気象研究所は、上空1km程度までの地上付近の水蒸気の量を継続的に調べる、初めての観測を始めた。
3年前の広島市の土砂災害なども、この高さに流れ込んだ水蒸気で積乱雲が急速に発達したと考えられていて、豪雨の予測精度の向上につながると期待されている。
観測を始めたのは、気象庁気象研究所の永井智広研究室長のグループで、「ラマンライダー」と呼ばれる特殊な機械を神奈川県茅ヶ崎市の海岸付近に設置した。
上空に光を発射し、散乱の度合いによって上空1km程度までの地上付近の水蒸気量を調べていて、研究グループによると、豪雨の予測のためにこの高さの水蒸気の量を継続的に観測するのは、初めてだという。
上空1km程度までの水蒸気は雲の下に次々と流れ込むため、積乱雲が急速に発達したり、線状に連なったりする原因となっていることが最近の研究でわかっていて、3年前の広島市の土砂災害をもたらした豪雨なども、このメカニズムで起きたと考えられている。
研究グループは、今後、東京湾周辺などでも観測を行い、局地的な豪雨の予測精度の向上につなげることにしている。
永井研究室長は、「これまでは、地上付近の水蒸気の量をきちんと観測する装置がなかった。この高さの水蒸気を事前に観測することで、豪雨の予測精度をあげていきたい」と話している。
出典
『地上付近水蒸気観測で豪雨予測へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056090211.html
(ブログ者コメント)
映像では、観測室?の上から煙突のようなものが突き出ており、その画に重ねる形で、以下の字幕が表示されていた。
・筒の真ん中からレーザー光が出ている。紫外線なので目には見えない。
・上空1km程度までの地上付近の水蒸気量を、散乱の度合いで調べる。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。