2017年6月27日11時56分に仙台放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月27日付で河北新報から、6月27日12時44分にNHK東北からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午前8時半ごろ、宮城県大河原町の大河原小学校プール機械室で、プールの消毒作業をしていた35歳の男性教師が喉の痛みなどを訴えて保健室に自力で戻り、119番通報した。
消防と学校によると、男性教師が消毒剤の「次亜塩素酸ナトリウム」をプールのごみの凝固剤「ポリ塩化アルミニウム」(ブログ者注;略称PAC)の投入口に誤って入れたところ、中で化学反応し、塩素ガスが発生したとみられるという。
男性教師は町内の病院に運ばれ、念のため入院するという。
命に別条はないという。
事故当時、プール周辺に児童やほかの教諭はおらず、校舎内にいた児童およそ800人に、けがはなかった。
プールを管理する業者が中和し、約2時間後、ガスは除去された。
小学校では、先週からプールの授業が始まっていて、水質管理と消毒の作業が毎日行われていた。
小学校によると、学校では今月21日にプールの機械室に新しい機械を導入したばかりで、この教諭が扱うのは初めてだったという。
大河原小学校の杉山教頭は、「今後、職員で研修を行って、このような事故が2度と起きないよう、再発防止に努めたい」と話している。
出典
『大河原小プールで塩素ガス発生 1人搬送』
http://www.fnn-news.com/localtime/miyagi/detail.html?id=FNNL00051557
『塩素ガス発生教諭搬送 大河原小プール機械室』
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201706/20170627_13042.html
『消毒誤り塩素ガス発生 教諭搬送』
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170627/4624551.html
(ブログ者コメント)
NHKの映像によれば、同じような大きさで色も同じ青色の容器が2個、1mぐらい離れて設置されている。
そして、誤投入したほうの容器には、黒い蓋?に「PAC」と紫地に白い文字で書かれたラベルが貼られており、容器本体の上にも「投入前に必ず薬品を確認してください」と黄地に黒い文字で書かれたラベルが貼られている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。