2017年6月28日11時30分に神戸新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市のJR神戸線須磨~塩屋間で、5月末、線路下の水路から黒煙が上がり、乗客ら4万人以上に影響したトラブル。
その後の同市などの調査で、海から漂着したごみにたばこの火などが燃え移った可能性があることが判明した。
海と山に挟まれた神戸ならではの地形が影響しているとみられる。
同様の構造を持つ水路が周辺に複数あることを踏まえ、同市やJR西日本が、再発防止に向けた検討を始めている。
火災は、5月30日午後6時半ごろ、同市須磨区と垂水区の境界を流れる「境川」で起きた。
けが人はなかったが、消火活動のため、神戸~西明石の上下線で約1時間運転を見合わせた。
同市によると、現場付近には流木やペットボトル、タイヤが積み重なり、漁業用のブイも見つかった。
水路の流れはほとんどなく、線路下の傾斜が緩やかなことから、同市は、海の漂着物が現場付近まで打ち上げられたとみている。
線路と並走する国道2号脇の柵を乗り越えれば水路に進入できる構造になっていることも判明。
住民によると、水路は線路北側から海岸に向かう釣り人らの通り道にもなっているという。
警察は、周囲に火の気がないことから、漂着したごみにポイ捨てのたばこの火などが燃え移った可能性もあるとみて調べている。
JR須磨~塩屋駅間の約3kmは、神戸市内でも六甲山系の山と海との間が最も狭く、南北50mほどの土地に、山陽電鉄、国道2号、JR神戸線が東西に並走する。
雨水などを海に流すため、境川を含め計5本の水路が国道や線路下を流れ、うち3本を神戸市、2本を兵庫県が管理する。
同市によると、今回の火災までJR西と防火対策を協議したことはなかったといい、「原因となる漂着ごみの撤去を含めた対策を考えたい」とする。
JRも、「水路周辺の点検を徹底し、神戸市との協議も進めたい」としている。
出典
『4万人影響のJR火災 神戸特有の地形が影響か』
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/0010321800.shtml
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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