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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201912382分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スズメバチの羽音やにおいを利用して有害獣を撃退するユニークな装置を福山市の養蜂業者が開発し、ベンチャー企業の取り組みを支援するJR東日本グループのプログラムに採択された。

 

現在、岩手県のJR線で列車と動物の衝突防止に向けた実証実験を行っており、成果が期待される。

ハチミツなどを製造・販売する「はなはな」(同市加茂町中野)が開発し、「境界守(きょうかいもり)」と名付けた。

 

スピーカーやにおいの発生装置が組み込まれたコントロールボックスと配管で構成。

配管を通じて、録音したスズメバチの「ブーン」という羽音や化学的に合成したにおいを流すことで、近くにハチがいると動物に錯覚させ、近寄らせないようにする。

清水社長(69)が、田畑を荒らすイノシシやシカがミツバチの巣箱に一定距離以上近づかない習性に気付き、「野生動物もハチに刺される恐ろしさを知っているのでは」と推測。

5年ほど前から開発を進めてきた。

 

大手製薬会社などに協力してもらい、ネズミやサルといった動物でも効果を確認しているという。

野生動物の衝突事故対策にも応用できると考え、昨年4月、ベンチャー企業と新ビジネス創出を目指すJR東日本グループのプログラムに応募。

全国から提案があった182件から、他の22件とともに選ばれた。

実験は、JR東日本管内でシカの衝突事故が最も多い岩手県のJR山田線で、昨年12月20日から3月まで実施。

線路脇約500mにわたって配管を敷設し、動物が立ち入らないか検証している。

同グループは、1月18日までの約1カ月間に衝突は起きていないとし、「フェンスを設置したり、ライオンの排せつ物をまいたりしたが、決定打にはならなかった。全国の鉄道事業者が同じ悩みを抱える中、アイデアを生かせれば」と期待。

 

清水社長は、「解決につながればうれしい。研究を進め、より効果が出る方法を探っていきたい」と話している。

 

出典

ハチの羽音とにおいで有害獣撃退 福山の養蜂業者開発、JRで実験

http://www.sanyonews.jp/article/856787 

 

 

 

(2019年3月29日 修正1 ;追記)

 

2019328159分に朝日新聞から、実験の結果、効果は抜群だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

山間部を走るJR釜石線や山田線で悩みのタネなのが、シカとの衝突だ。

 

なんとか防げないかと、JR東日本グループと民間企業が協力し、ハチの羽音を使った実証実験を行ったところ、効果はバツグンだった。

 

JR東日本によると、2018年度上期(9月末まで)、列車とシカとの衝突事故は釜石線で84件、山田線で108件にのぼった。

 

事故が起こる都度、遅延などダイヤの乱れにつながる。

対策に悩んでいたところ、グループ企業を通じて、広島県福山市の養蜂業「はなはな」を知った。

 

同社は養蜂で得た経験から、野生動物がスズメバチを恐れる習性を生かした装置を開発。

複数種のハチの羽音や体臭を、配管を通じて害獣を退けたい範囲に送り出す。

 

昨年12月から、JR山田線の陸中川井駅~腹帯駅(いずれも宮古市)間の約500mで実証実験をスタート。

配管を線路脇に設置し、2m間隔に開けた穴からススメバチなどの羽音を聞かせた。

 

すると、3月までに実験区間でのシカとの衝突事故はゼロに。

 

「はなはな」の清水社長によると、2月には実験前にあったシカの足跡がなくなり、近所の住民からも「姿を見なくなった」と言われたという。

 

今回は配管を地上に置いたが、地中に埋め込むこともできる。

臭いも拡散すれば、より大きい効果が期待できる。

シカのほか、イノシシ、ツキノワグマよけにも一定の効果があるという。

 

JR側は今回の結果を受け、本格導入するかどうか検討する。

 

出典

線路シカよけ、ハチの羽音「効果バツグン」 JRで実験

https://www.asahi.com/articles/ASM3M5F9XM3MUJUB00B.html  

 

 

ちょっと前、2019312日付で毎日新聞広島版からは、JR以外でも実験し効果があったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スズメバチの羽音やにおいを使ってシカやクマなどの野生動物を撃退する装置を、県内の養蜂業者が開発した。

 

列車と動物の衝突事故防止に活用しようと、岩手県を通るJR山田線の線路脇に装置を設置した実験で効果が確認され、2019年度中に他路線での実施も検討中だ。

 

ネズミに悩まされている都市部の飲食店などでも導入が始まっている。

 

開発したのは福山市の清水秀幸さん(69)。

5年ほど前、ミツバチの巣箱の周辺にイノシシが寄って来ないことに目をつけ、「イノシシも人間と同様、ハチが嫌いなのでは」と着想を得た。

 

スズメバチの羽音とにおいを出す機器をイノシシに芝を荒らされていたゴルフ場に置いたところ、被害は激減した。

 

ゴルフ場と同様、野生動物の被害が多いのが鉄道で、列車との衝突事故は全国各地で後を絶たない。

 

ライオンの排せつ物をまいたり防護ネットを設置したりして対応したが、次第に動物が慣れてしまうため効果が続かず、打開策は見つかっていない。

 

清水さんは、装置を事故の軽減に活用できると考え、JR東日本の新ビジネスの創出を支援するプログラムに応募し、採用された。

 

山田線では17年度にシカとの衝突が137件あり、昨年12月から実証実験が始まっている。

 

装置はさまざまなパターンの羽音を出すことができ、動物の慣れにも対応できる。

「以前、農場で実施した結果、3年間効果が持続した」と清水さん。

JR東の担当者は、「事故の減少につながってほしい」と期待する。

 

実験でネズミにも効果があることを確認。

特許を申請中で、東京都内にある一部の飲食店でも使われている。

 

出典

野生動物 ハチ羽音で撃退 福山の業者開発、列車衝突防止へ /広島

https://mainichi.jp/articles/20190312/ddl/k34/040/348000c 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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