2023年11月17日16時11分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
カラスのフン害などによる変電設備の故障や停電を防ごうと、天敵の鷹を使った追い払い作戦を中部電力が進めている。
鷹匠による取り組みは3年目を迎え、今年は今月から計12回、三重県松阪市久保町の南勢変電所で実施する予定だ。
かつて将軍家や貴族に愛好された鷹狩りの技術が、現代に生かされている。
今月上旬の夕暮れ時、南勢変電所に、周辺をねぐらとするカラスの群れが町から戻ってきた。
追い払い作戦にあたるのは、鷹匠2人、鷹1羽。
鷹は小型の「ノスリ」と呼ばれる品種で、1人の鷹匠が腕に乗せて、カラスによく見えるようにして構内を歩いた。
カラスを模した疑似餌に食らいつく鷹(中電南勢変電所構内で)。
電線に集まったカラスは「ギャア、ギャア」と騒いだ。
鷹匠が鷹を放つ。
カラスは一度は逃げたが、すぐに舞い戻ってきた。
別の鷹匠が、カラスを模した疑似餌を取り出した。
疑似餌はひもでつながれており、それを空中で振り回す。
鷹は疑似餌を脚で捕らえ、地面に降りて食らいついた。
カラスは一斉に飛び去った。
鷹匠によると、「仲間が襲われた」とカラスに恐怖心を与えることが最も重要という。
こうした作業を週2回のペースで繰り返し、効果を上げていくという。
中電によると、秋から冬にかけて南勢変電所に集まるカラスは、多い時で数百羽に上る。
変電設備にフンを落としたり、機器の隙間に石を入れたりして、故障につながるケースがある。
担当者は「停電には及ばなかったものの、故障につながる事故がこれまでに3件起きた」と話した。
現代の鷹匠は、市街地や商業施設などで鳥の被害を防ぐ役割を担っている。
南勢変電所で活動する鷹匠、和藤紗奈さんが所属する鳥害対策会社「オオヨドコーポレーション」(大阪府)では、10年ほど前から鷹匠への依頼が増えている。
依頼者は、物流センター、ホテル、大型駐車場、地域のごみスペースなど、多岐にわたるという。
航空機に鳥が衝突する「バードストライク」を防ごうと、各地の空港で鷹匠を活用する試みも始まっている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231117-OYT1T50133/
2023年11月9日21時25分にYAHOOニュース(All About)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
サイゼリヤの人気メニュー「小エビのサラダ」にカエルが混入していた。
しかも1件だけでなく、10月18~21日にかけて神奈川の小田原、川崎、さらに東京の阿佐ヶ谷というエリアの異なる3つの店舗で確認されたという。
「生きたカエルの混入」といえば思い出すのが、丸亀製麺だ。
少し前に発売したテイクアウト専用の新商品「シェイクうどん」にカエルが混入していたことが発覚し、大騒ぎになった。
しかし、今回のサイゼリヤの件はテレビやSNSでもサラッと触れる程度で、中には擁護する声もある。
これにはモヤモヤしたものを感じる人も多いのではないか。
◆丸亀製麺とサイゼリヤで起きた“アクシデント”の違い
丸亀製麺は2023年10月時点で全839店舗を展開している(出典:トリドールHD 月次売上高リポート)。
その中でカエル混入が発覚した店舗は1件だけだ。
食の安全管理を徹底しているといっても、生鮮野菜を使って目視でチェックをする以上、どうしてもこういう異物混入事故は発生してしまうものだ。
つまり、「不測のアクシデント」で済まされるレベルだといえる。
一方サイゼリヤの場合、10月時点の全1052店舗(出典:サイゼリヤ 月次情報)のうち3店舗で連続して起きている。
同社によれば、自社工場で生産しているレタスで混入した可能性が高いということだが、3店舗でサラダを調理をする際、そろいもそろって目視で確認できないというのもおかしな話だ。
そういう意味では、こちらは「不可解な連続カエル混入事件」といっていい。
「不測のアクシンデント」はテレビもネットも上へ下への大騒ぎだったのに、「不可解な連続カエル混入事件」では「ま、そういうこともあるよね」という感じでスルーしている。
社会常識に照らし合わせれば、リアクションとしては、まったくあべこべなのだ。
◆なぜサイゼリヤは“スルー”されたのか
なぜこんな不可解なことが起きるのかと首をかしげる人も多いだろうが、我々のように企業危機管理をなりわいとしている者からすれば、これはちっとも不可解なことではなく、セオリー通りの現象だ。
では、そのセオリーとは何かというと、「異物混入などの食の安全を揺るがすような事故は、後発者利益が得られやすい」ということだ。
一般の方からすれば「なんのこっちゃ」という感じがするかもしれない。
今回のケースに照らし合わせて、もう少しかみくだいた言い方をすると、「カエル混入で注目された企業があったら、それから一定期間は他の企業が似たような事故があっても世間は無関心」ということだ。
つまり、世の中的には「丸亀製麺のカエル混入」で、この方面の話はもう終わっているので、「サイゼリヤのカエル混入」が起きても、「ああ、またか、最近こういうの多いよな」くらいのリアクションになるということなのだ。
先ほども申し上げたように、丸亀製麺とサイゼリヤのケースでは、「異なる店舗で同時発生的に起きた」という部分が決定的に違うところであって、サイゼリヤの調理場の安全チェック体制に疑問を抱くような事案だ。
しかし、世間的には「同じ不祥事」として認識するので、スルーをしてくれるのだ。
こういう傾向があることを企業危機管理のプロはよく分かっている。
だから、今回の「カエル混入」のように「後発者利益が得られる食品不祥事」が起きた際、積極的に自分から社会に公表をするという作戦を取る。
◆「お笑い芸人」でいえば「こすられすぎたネタ」
「カエル混入」というのは「お笑い芸人」でいえば「こすられすぎたネタ」なので、それを自ら公表をしたところで、せいぜい騒がれるのは1日くらいだ。
一方、その事実を隠していたら、被害者や客がSNSなどで告発して「隠蔽(いんぺい)していた」などとバッシングされてしまう恐れがある。
どちらが「得」なのかは明白だ。
◆10年前に大炎上した「食材偽装問題」
今から10年前の2013年、「食材偽装問題」が大きな社会問題となった。
そこで大炎上したのが、「阪神阪急ホテルズ」である。
同社運営ホテルのレストランでは、冷凍保存した魚を調理したものを「鮮魚のムニエル」とメニューに記載して提供していたほか、トビウオの卵を「レッドキャビア(マスの卵)」、普通の青ネギを「九条ネギ」と、バナメイエビを「芝海老」としていた。
しかし、同社の社長(当時)は謝罪会見で「偽装ではなく誤表示」と主張。
これがマスコミやらネットやらで大バッシングをされることとなり、結局、社長は辞任に追い込まれた。
◆似たようなことをしていた企業は多かった
実は、そんな大炎上騒動が起きている最中、筆者はいくつかの食品、外食メーカーから「自分たちも阪神阪急ホテルズと似たようなことをしているけれど、どうしましょう?」と、危機管理の相談を受けていた。
そこで、それらの企業に対して、「阪神阪急ホテルズ」の炎上が一段落した段階で、自分たちから「偽装」の事実と謝罪を公式Webサイトに公表するようにアドバイスをした。
「大丈夫ですか?」と心配をする企業が多かった。
中には、何くわぬ顔でしれっとメニュー表示を変えてしまえばバレないんじゃないかなんてことを言い出す企業もあったが、先ほどの「後発者利益」について説明をした。
◆公表した企業のその後
そして実際、自ら「偽装」を公表をした企業はスルーされた。
ニュースで1日程度で報じられたが、マスコミから阪神阪急ホテルズのようにボロカスに叩かれることもなく、「会見を開いて社長に謝罪せよ」なんて迫られることはなかった。
世間もマスコミもネットも「阪神阪急ホテルズ」をボロカスに叩いて血祭りにあげたことで、この方面の話題に食傷気味だったのである。
みな「次のネタ」を求めているので、「阪神阪急ホテルズみたいな不正」の話を聞いても、「ああ、またか、最近こういうの多いね」で終了だ。
◆「データ不正改ざん」や「保険金不正請求問題」でも似たケースが
実は、一般消費者が気にもとめていないだけで、このような「後発者利益」を活用して危機を乗り切った企業は意外と多いのだ。
社会問題になった日本のものづくり企業の「データ不正改ざん」も、神戸製鋼のケースはマスコミもネットも大騒ぎだった。
その後も、複数の企業で同様の問題は発覚したが、それほど叩かれていない。
中古車自動車販売店の保険金不正請求も同じで、ビッグモーターは大炎上したが、他の会社で同様の不正事案が発覚しても、社会はそれほど関心がない。
こういう「世論」の動きを先読みしてダメージを広げない対応をすることが、企業危機管理の真髄だ。
そういう意味では、今回のサイゼリヤの「不可解なカエル連続混入事件」の危機管理対応はお見事だった、としか言いようがない。
筆者:窪田 順生 プロフィール
テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経てノンフィクションライター。
また、報道対策アドバイザーとしても、これまで300件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e213e82d75839a5b6102d97b5d82d0385aabd847
2023年10月15日8時5分にYAHOOニュース(ツギノジダイ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
足場を中心に建設現場の資材のレンタル、開発、販売を手がけるタカミヤ(大阪市北区)は、2代目で会長兼社長の髙宮さん(57)が、長年「当たり前」とされた足場の規格を作業員目線で見直し、次世代の足場を開発して急成長させました。
2014年に東証一部(現東証プライム)上場も果たし、オフィスのリニューアルなどで業界のイメージも変えようとしています。
【ハングリー精神を抱ける環境に】
・・・
【父への報告を毎日欠かさず】
・・・
【足場であふれかえったセンター】
・・・
【次世代の足場でイノベーション】
・・・
そのころ、足場からの転落事故が多発したことに伴い、安全基準が厳しくなります。
作業員の安全を確保するため、足場にオプションで手すりを付ける「先行手すり」という製品も生まれました。
しかし、既存の足場にオプションを加えるだけでは、組む際の工程が増えるだけで、安全が確保されるわけではありません。
目先の安全ではなく、足場そのものを時代に合わせ、作業効率をあげる必要があります。
2代目社長になっていた髙宮さんが主導し、13年から売り出したのが「次世代足場 Iqシステム」でした。
【20センチ高い足場が評価】
髙宮さんは常々、業界における足場の基準とされた「170センチ」という高さに疑問を抱いていました。
実際、髙宮さんが安全靴とヘルメットを着けて足場に立つと、頭をぶつけそうになり、常に「くの字」の姿勢でいる必要があったのです。
「私自身、腰痛持ちで身体が硬いため、驚きました。
こんな環境で働かざるを得ないなら、いずれ、この業界に人材は来なくなると感じたのです」
米国や欧州の足場の展示会に足を運ぶと、ほとんどが200センチという高さでした。
なぜ日本だけが170センチなのか。
調べると、日本で足場が流通し始めた50~60年前は、平均身長が約163センチだったうえ、ヘルメットなどの装備も着用していなかったことを知ります。
「現在の平均身長は170センチを超え、安全靴やヘルメットの分を加えると、さらに約8~12センチは高くなります。
なのに、足場の基準は60年前と変わっていませんでした」
タカミヤが開発したのが、高さ190センチの「次世代足場 Iqシステム」でした。
マーケティングの結果、190センチだと9割の作業員が頭をぶつけなくて済みます。
従来品より20センチ高くなることで足場も1段分減り、コストダウンの効果も見込めます。
当時、180センチの製品はあったものの、190センチの足場はありませんでした。
社内外から「そんな高い足場だと、現場で組めなくなってしまう」と反発されたといいます。
「営業マンが自信を喪失するほどネガティブキャンペーンを受けました。
だけど、そんな悪評はどこかで消えると分かっていました」
発売から10年。
23年3月期実績でIqシステムの累計販売額は248億円にのぼり、この3年は右肩上がりです。
【2018年をターニングポイントに】
・・・
【イメージ変革へオフィスを改装】
・・・
【徳川秀忠の生き様を目指して】
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/680e8b50d04fefa05165554903fabdf959b36489
2023年10月13日9時26分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津波や洪水などの発生時、住民が避難するために用いる水害ハザードマップについて、会計検査院が抽出調査した375市区町村のうち8割超で、国が指針で定めるアンダーパス(地下道)や土砂災害警戒区域などの記載を怠る不備が見つかったことがわかった。
大規模な水害が相次ぐ中、危険な場所の情報が住民に伝わらず、避難に影響を及ぼす恐れがある。
水害ハザードマップは、水防法などで市区町村に作成が義務づけられ、国が記載事項を指針で定めるほか、作成や印刷、配布に補助金を出している。
国は、多数の逃げ遅れが生じた2015年の関東・東北豪雨などを受け、16年に指針を改定。
従来の浸水想定区域や水深、避難場所などに加え、
▼水没の恐れがあるアンダーパス
▼河川に近く早期の立ち退き避難が必要な区域
▼土砂災害警戒区域
▼福祉施設や学校が含まれる「要配慮者利用施設や地下街」
も記載するよう定めた。
関係者によると、検査院は、16~22年度にマップを作った19都道府県にある375市区町村を調査。
うち316自治体で、改定指針で定めた記載事項のいずれかが載っていなかった。
未記載は、最も多かったのが早期避難区域で198自治体、要配慮者利用施設などは189自治体、アンダーパスは91自治体だった。
多くの自治体では、「マップが見づらくなる」と判断して記載しなかったという。
検査院は、迅速・安全な避難に支障が出る恐れがあると国土交通省に指摘。
同省は「自治体に掲載の工夫を促すなどし、指針を順守してもらえるよう努める」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231013-OYT1T50020/
2023年8月25日15時11分にNHK宮崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
持続可能な畜産に向けた取り組みが進んでいます。
輸入に頼らず、県内で家畜のエサを生産しようと栽培がはじまった、最大で5メートルを超えるイネ科の植物「ソルガム」の収穫が始まりました。
「ソルガム」はアフリカ原産のイネ科の植物で、乾燥に強く、稲や麦の育たないような環境でも育ち、人が水をやる必要もないうえ、収穫量も多いため、輸入飼料にかわる作物として期待されています。
25日は、県が輸入へ依存せず、持続可能な農業の仕組みを作る目的に連携協定を結んだ大手商社の「双日」が川南町で栽培しているソルガムの収穫が始まりました。
会社では川南町のほか、木城町と高鍋町にある、あわせて7ヘクタールの耕作放棄地に、一般的な品種に比べて倍以上の大きさとなる、最大で5メートルほどに育つ品種のソルガムを試験栽培しています。
収穫されたソルガムは、その場で細かく砕かれたあと、円柱状にまとめられ、乳酸発酵させることで牛や豚のエサになります。
今後、県農業大学校でソルガムのエサを牛に与えて効果を確かめる試験を行うほか、ソルガム以外の作物についても試験的に栽培を進めることにしています。
「双日」の循環事業開発課、相原さんは、「とうもろこしなどと比べて、単位面積あたりで多く収穫できたので、期待は大きい。地元の農家と一緒になって活用方法を検討していきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20230825/5060016305.html
(ブログ者コメント)
本件、以下の過去記事関連情報として紹介する。
『2022年8月16日報道 イタリアの牧場で刈りたての草を食べた牛が震え始めて死ぬ事例が多発、原因はソルガム(世界5大穀物の1つ)、干ばつで生育が遅れたため青酸濃度が高まっていた』
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12686/
2023年8月18日19時22分に鹿児島読売テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
養殖ブリの生産量日本一を誇る鹿児島県。
現場では人の手で養殖ブリなどへワクチン接種を行っています。
鹿児島大学と養殖の魚の研究を行う研究所は、魚に接種する際に誤って人の体に打ってしまうワクチンの誤射事故が高い確率で発生しているとして、解決策などについて会見を開きました。
会見を開いたのは、埼玉県で養殖の魚の研究を行うゴトー養殖研究所と鹿児島大学共同獣医学部です。
ブリの養殖の生産量日本一を誇る県内の現場では、魚の病気を防ぐため、ワクチンの接種を行っています。
人の手で1匹1匹接種していますが、滑ってしまうなどして、誤って人体に接種してしまうケースが高い確率で発生していることが分かったと明らかにしました。
誤って人の体に接種してしまうと、大きくはれ重症化したり、アナフィラキシーショックを起こす恐れもあるといいます。
解決策として、自動ワクチン接種機械を使ったワクチン接種の臨床試験に日本で初めて成功したと発表しました。
(鹿児島大学 越塩俊介名誉教授)
「確実性、信頼性、安全性を検証した。
腹に自動的に刺していく。
導入することによって作業者が針に触れる必要がない。
安全な方法である」
鹿児島大学とゴトー養殖研究所は、養殖の業者に対し、導入に向けて啓蒙をしていきたいとしています。
https://www.kyt-tv.com/nnn/news104ickq9531mj9qhz0y.html
2023年8月17日6時48分にYAHOOニュース(現代ビジネス)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【戦争当事国への人道支援】
・・・
2023年3月31日、私は北九州市で開催した「石けん泡消火剤」の意見交換会で、ウクライナでの火災鎮火への人道支援として「石けん泡消火剤」を寄贈してはどうかと提案した。
【巨大災害による火災を防ぎたい】
「石けん泡消火剤」は、2007年に北九州市消防局とシャボン玉石けん株式会社(以下=シャボン玉石けん)、北九州市立大学の産官学で開発に成功した、火災鎮火のための「消火剤」だ。
消火用の水に発泡剤を混ぜて放水すると、燃えている部分に泡が付着し、空気を遮断する作用などによって水だけの場合よりも、より効率的な消火が可能となる。
【「合成系泡消火剤」の問題点】
だが、日本の消防が使っていた泡消火剤は米国製の合成系消火剤だったため、消防士の肌にふれると炎症が起こり、また、放水し発生した泡がいつまでも消えず河川に流入すると、長い場合には1週間も川面が泡で覆われたままになることもあった。
そして何よりも、合成系の泡消火剤には生物毒性があり、池に流入すれば魚が死ぬのである。
温暖化による森林火災が世界中で多発しているが、その鎮火に合成系の泡消火剤を使えば、生態系に影響を与えるのみならず、水道の水源を汚染するおそれも大きい。
そこで、環境にダメージを与えない泡消火剤として開発に成功したのが、「石けん泡消火剤」なのである。
私は、1995年1月の阪神・淡路大震災の現場取材で初めて巨大災害の深刻な被害を実感した。
とりわけ神戸・長田地区の大規模火災現場には、大きな衝撃を受けた。
以降、おもな巨大災害の現場には必ず駆けつけ、その実態を調べ、問題点を報告してきた。
2016年12月の糸魚川大火の現場にも2度、足を運んでいる。
火災をどう防げばよいのか……。
それは、近づいている次の首都直下地震での最大の被害「火災」を拡大させないための知恵を得たいからでもある。
北九州市での「石けん泡消火剤」に大きな関心を抱いてきたのは、巨大地震、それによる大規模火災が頭にあったからだ。
当初は「取材」で始まったが、いつしか「石けん泡消火剤」プロジェクトの一員となり、17年にわたり定期的な会合に参加してきたのである。
【在ウクライナ大使へ打診】
戦争当事国への人道支援は、国内の災害支援のようにはいかないだろう。
だが3月31日の会合に参加した北九州市消防局、北九州市立大学、シャボン玉石けんの主だった出席者は、「ウクライナへの支援を実現しよう」と意見が一致した。
だが、どのようなルート、手続きをとればよいのか。
・・・
【キーウからの嬉しい返信】
唐突な依頼だったので回答が得られるか不安だったが、5月8日、在ウクライナ日本国大使館の経済班、一等書記官の山下さんから、「大使の松田の指示により、ご返信申し上げます」という返信をいただいたのである。
・・・
【関係者が一堂に会するミーティングもスタート】
シャボン玉石けんは、早速、サンプルを航空便で発送したが、その到着前の6月6日、オンライン・ミーティングを行った。
・・・
【「品質評価にパス」の朗報】
ウクライナの国家非常事態庁は、1996年のチェルノブイリ原子力発電所の事故に対応する政府機関として発足した経緯があり、今は対ロシア戦争の中枢部門の一つだが、スキンヘッドのプリムシュ副長官は人間味あふれるお人柄が画面からひしひしと伝わってきた。
・・・
ウクライナへの3000リットルの「石けん泡消火剤」の発送が確定した。
「石けん泡消火剤」は、消火水に1%混ぜるだけでよいので、3000リットルの「石けん泡消火剤」は消火用の水、30万リットル分になる。
これで実際の火災で効果があることを願うばかりだ。
【ウクライナからインドネシアへ】
7月27日のオンライン会議では、国家非常事態庁に続き、松田大使との意見交換の機会が得られた。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8bb73efa51bbd90b3442d1a9b0e9ee60883f768?page=1
(ブログ者コメント)
本件、本ブログではインドネシアで実証実験が始まったという情報を2015年6月に紹介している。
2023年8月15日11時58分にYAHOOニュース(朝日新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どものころは1日が長かったのに、大人になるとあっという間に過ぎていくように感じます。
これはなぜなのでしょうか。
一川教授は、体の「代謝」が関係していると言います。
代謝とは、生物が生命を維持するために必要な体中の細胞の活動の状態です。
「脳のどこかに、ある一定のペースで神経信号を発信するところがあり、その信号の蓄積量が、感じられる時間の長さに対応すると考えられています。
信号を発信する器官も体の一部なので、体の代謝が激しいと、速いペースで信号を発信します。
すると、短い時間で信号がたくさん蓄積されるので、体の外の時計の時間がゆったり感じられることになります」
代謝は、大人より子どものほうが激しいので、子どもは時間をゆったり感じ、1日が長くなるわけです。
「代謝の状態は、だいたい体温と対応しています。
子どもは体温が高いですよね。
運動した後や発熱した時にも代謝は上がります。
朝起きてから夜寝るまでの間にも代謝は随分変わります。
だから、代謝が落ちている朝方は時間が速く過ぎるし、代謝が上がってくる午後はのんびり感じられると思います」
【人間には時間を感じる器官がない】
このように、一川教授は、人間が時間や空間をどう体験しているか、そこでどんなことが起きているのかを調べています。
これは実験心理学の中でも認知心理学と呼ばれる領域です。
人間は同じ時間を長く感じたり、短く感じたりして、時間の感覚が不正確です。
というのも、人間には時間を感じる器官がないからです。
「光なら目、音なら耳、味なら舌で感じますが、時間の感覚器官は持っていないので、直接的な知覚情報は得られません。
それでも人間は時間の長さ、タイミング、前後の順序を判断しています。
どうやって判断しているのかは、とても興味深い問題です」
【分刻み、秒刻み…人間的ではない】
もともと人間に器官が備わっていないということは、本来、人間はそこまで時間を気にしなくても生きられたということでしょうか。
「人類の歴史の大半はそうだったと思います。
現在のような分刻み、秒刻みの生活になったのは、日本では戦後からでしょう。
昔はみんな時計など持っていなくて、お寺の鐘が鳴ったからそろそろ帰ろうか、という生活でした。
それが体感に合っていたのです」
ところが、いまは仕事や勉強に追われて、多くの人が分刻みのスケジュールをこなしています。
「分刻み、秒刻みの正確さを求めるのは、あまり人間的、生物的ではありません。
かなり無理があるので、ストレスを感じている人も多いと思います」
人間には時間を判断する器官がないのですから、学校や会社に遅刻してしまうことは、人間的な行為ともいえるのかもしれません。
【時間研究の魅力とは?】
一川教授は、なぜ、時間に興味を持ったのでしょうか。
「子どものころに大阪で開かれた万博で大画面の映像を見て、映像なのにリアルに浮き上がって見えるのがすごく面白かったのです。
立体写真も好きでした。
なぜリアルな立体が見えるかというと、空間の錯覚が起きているのですね。
それで、大学院で空間の心理学を研究し始めると、空間の中での動きに時間が関わることがわかりました。
時間の感じ方を調べ始めたら面白い研究テーマがいろいろ見つかり、今は時間と空間の感じ方の両方を研究しています」
実験は10人から40人くらいの被験者を集め、研究室のパソコンでいろいろな画像を見せるなど、条件を変えてデータを取ります。
結果を統計的に処理して分析し、論文にして発表します。
時間については物理学、哲学、生物学、脳科学などでも研究されており、日本時間学会では各分野の最新の研究が発表されます。
他分野からの視点や情報が入ることによって、自分の実験データに新しい意味や可能性が見えてくることもあるそうです。
一川教授は時間研究のどこに魅力を感じているのでしょうか。
「人間が時間をどう体験するか、生物にとって時間はどういうものなのか、体験の科学である心理学はいろいろな特徴を提示することができます。
人間は人間のことをまだまだ全然知らないですね。
研究を通じて時間の感じ方の癖がわかって、時間との付き合い方が変わるので、サイエンティストとしてだけではなく、生活者としてもすごく面白い研究だと思っています」
【「スローモーションに見える」は本当だった】
一川教授と大学院生の小林さんの研究チームによる最新の研究成果を紹介しましょう。
交通事故に遭った人が、周りがスローモーションのように見えたと言うことがあります。
これは記憶のゆがみではないかと考えられていましたが、実験によって、怒りや驚きなど、感情が喚起されると、視覚が短時間に処理できる能力(時間精度)が上がることがわかりました。
平たく言うと、スローモーションのように見えるのは本当だったのです。
しかも、危険を感じたときだけではなく、喜びの感情でも同じことが起きました。
一川教授は中森明菜のヒット曲「スローモーション」の歌詞に感心したそうです。
出会ったときの恋の予感の「ドキッ!」がスローモーションと表現されているからです。
千葉大学では、実験心理学を学ぶ行動科学コースは文学部の中にありますが、自然科学的な関心を持つ学生が多く集まっています。
一川教授自身は、高校生のときから人間について勉強してみたいと思い、心理学、知覚、認知などについての新書を読んでいました。
そして、心理学が学べる大阪市立大学の文学部に入学しました。
「心理学には、大きく分けて、臨床心理学と実験心理学があります。
臨床心理学は、カウンセリングをして個人の悩みにずっと付き合っていくものですが、私は人間の心を科学的に理解することに関心を持っていたので、自然科学的な方法で人間を理解する実験心理学を選びました。
心理学は人間の理解が進み、生活の質の向上にもつながる分野です」
大学時代は関心を持ったテーマを自由に調べられ、人生の中でも貴重な時間なので、ぜひ自分で研究テーマを見つけてほしいと一川教授は言います。
最後に、保護者に向けてこう語ります。
「私が学生だったころに比べて、大学は大きく変わっています。
今はAI(人工知能)が注目されているように、関心を持たれるテーマもどんどん変わっていきます。
ご自分の価値観とか世界観は置いておいて、お子さんの視点や価値観を優先して、自由に研究テーマを選ばせてあげてほしいですね。
自戒を込めて、そう思っています」
■プロフィール
一川誠(いちかわ・まこと)
千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(文学)。
1965年、宮崎県生まれ。
大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了。
カナダ・ヨーク大学研究員、山口大学助教授などを経て、2013年から現職。
専門は認知心理学。
著書に『大人の時間はなぜ短いのか』『仕事の量も期日も変えられないけど、「体感時間」は変えられる』など。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d8e4f1c230302a09812adf6fd0e76b05fd541aa
2023年5月21日14時10分にYAHOOニュース(大人んさー;近畿大准教授の寄稿文)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月17日に岐阜県で気温が35度を観測するなど、これからの時期は気温や湿度が上がるため、熱中症患者が増え始めます。
そして、校庭や体育館も暑くなるので、学校でも毎年多くの子どもたちが熱中症になります。
同日には、福岡県久留米市内の中学校で体育祭の練習をしていた生徒7人が、熱中症とみられる症状で病院に搬送されたほか、大阪府羽曳野市内の小学校でも生徒9人が体育の授業後に体調不良を訴え、うち3人が病院に搬送されました。
学校で発生する熱中症について、事故防止や災害リスク軽減に関する心理的研究を行う、近畿大学生物理工学部・准教授の島崎敢さんが、「大人の管理下にある子どもの熱中症は自己責任で片付けられない問題であり、学校側の十分な配慮が必要」と指摘するとともに、学校での熱中症を誘発する、社会心理学的なメカニズムについて解説します。
【意見を言いにくい雰囲気が醸成】
皆さんは「権威勾配」という言葉をご存知でしょうか。
権威勾配とは、「上司と部下」「先生と生徒」など、組織内の上にいる人と下にいる人の上下関係の落差を示す言葉です。
一般的に上にいる人は、下にいる人よりも権限や情報を多く持っており、多かれ少なかれ不均衡があります。
権威勾配はこの不均衡を指す言葉で、不均衡の程度、つまり権威勾配は強かったり弱かったりします。
権威勾配が強い場合、上の人は下の人に指示を出しやすくなるというメリットがあります。
軍隊や体育会系の部活などは一般的に権威勾配が強く、統率の取れた行動や上意下達の情報伝達が比較的うまくいきます。
しかし権威勾配が強いと、下の人たちは自身の意見や懸念を表明しにくくなり、意思決定や問題解決に重要な情報が上の人に伝わりにくくなるデメリットがあることが知られています。
権威勾配の問題は、これまで、医療や航空の安全に関わる分野で注目されてきました。
どちらの仕事も素早く適切な意思決定が求められます。
また、どちらも「医師とその指示に従う医療スタッフ」「機長とその指示に従うクルー」などといったように、立場が上の人と、それ以外の人が一緒に仕事をしています。
ここで権威勾配が強過ぎると、組織内の下の立場の人が重大な間違いや問題に気が付いても、そのことを「上の人に言いづらい雰囲気」があるため、問題解決のためのコミュニケーションや情報共有が円滑に行われません。
例えば、医療スタッフが、「医師の処方が間違っているかもしれない」と思っても、権威勾配が強過ぎると「下の人間が間違いを指摘するなんて失礼かな」「間違いを指摘された先生は不機嫌になるかな」という意識が働いてしまいます。
その結果、すぐに対処すれば事なきを得るような事態も、取り返しのつかないところまで進んでしまうことがあるのです。
教室の権威勾配も、円滑な学級運営のためにある程度は必要です。
生徒と先生がフラットな関係になり過ぎてしまうと、言うことを聞かない子どもが出てきてしまったり、騒ぎが収まらなくなってしまったりして学級崩壊につながりかねません。
学習のうち、特に「知識の伝達」だけに着目すれば、権威勾配によって、生徒が先生の話を静かに聞く環境がつくられるのは良いことかもしれません。
しかし、先生と生徒の間には、以下のような理由で、意図しなくても、始めから強い権威勾配ができてしまうことに注意が必要です。
先生は教える立場で、生徒は教わる立場です。
小学生低学年のうちは体格も先生の方がずっと大きく、経験や知識量も圧倒的です。
つまり、持っている情報に大きな不均衡があります。
そして、先生は生徒の成績決定権を握っているので、権限にも大きな不均衡があります。
さらに、子どもたちは保護者からも「先生の言うことを聞きなさい」と言われて育ち、「先生は偉い人だ」というイメージを持っています。
子どもの権威勾配の感じ方には個人差がありますが、教室には始めから強い権威勾配が生まれる要素がそろっているので、素直な子どもほど「先生の言うことは絶対だからつらくても従わなければいけない」「話を遮ったり異論を唱えたりしてはいけない」などと思い込んでしまう可能性があります。
子どもたちがこのように思っていれば、先生は授業を進めやすいかもしれません。
しかし同時に、こういう気持ちは「暑いから日陰で休ませてほしい」「水を飲みたい」「友達の様子がおかしい」といった、子どもたちからの重要な情報発信を阻害する可能性があります。
校庭で体育が行われる場合、校庭で行うことや日が当たる場所で整列すること、水筒を教室に置いてくることは、いずれも先生が決めたことです。
先生が決めたことを否定し、授業を中断させ、場合によっては「自分だけ楽をしたい」と受け取られかねない、暑さから身を守るための対処を申し出ることのハードルは、強い権威勾配が意識されるほど高くなります。
「暑くて頭ガンガンするけど、先生の話を遮って言うのは気が引けるなあ」などと思っているうちに、事態はどんどん悪化します。
【熱中症を防ぐには?】
こういった問題を起きにくくするためには、強過ぎる権威勾配を弱める工夫が必要です。
医療や航空の分野でも、上下関係に関わらず、積極的に全員の意見表明を求め、否定的な反応をせずにメンバーが感じる心理的安全性を高め、発言しやすい雰囲気を醸成することが推奨されています。
また、上の立場の人が、優先順位を明確に伝えることも重要です。
例えば「先生の話を静かに聞くこと」「計画的に水分補給すること」などは教育上重要なことかもしれません。
しかし、これらは子どもたちの健康や命より優先されるべきものではありません。
こういった優先順位は大人なら分かるかもしれませんが、大人ほど判断力がない子どもに対しては、「健康や命が最優先、原則やルールは二の次」だということを大人が積極的に伝える必要があります。
さて、ここまで学校での熱中症を題材に話を進めてきましたが、権威勾配の問題はあらゆる組織や人間関係に影響する問題です。
強過ぎる権威勾配は、先述のコミュニケーションや情報共有の阻害によるリスクの上昇のほかにも、さまざまな問題を引き起こします。
意見表明をしづらい、あるいは表明しても受け入れられないので、下の立場の人は考えるのをやめてしまいます。
考えるのをやめれば、考える能力は徐々に低下するし、有益なアイデアが生まれる可能性も下がってしまいます。
組織運営は他人事になり、目的意識や責任感は希薄になります。
モチベーションも低下するので、結果的に組織のパフォーマンスが低下してしまいます。
このように考えてみると、あらゆる組織の上に立つ人には、「権威勾配が強くなり過ぎていないか」「メンバーが発言しやすい文化や雰囲気が醸成されているか」を常に確認し、適切な状態に近づけていくことが求められます。
熱中症に話を戻しますが、これからの季節、先生方は子どもたちが体調不良を言い出しづらい雰囲気がないか、改めて点検するとともに、健康と命が最優先であることを周知し、熱中症をはじめとする体調不良の早期発見に努めていただきたいと思います。
近畿大学生物理工学部准教授 島崎敢
https://news.yahoo.co.jp/articles/8953a02b5ae0d9b5b9360ff7bb1e45e46a09c19f
2023年3月13日19時55分にYAHOOニュース(FLASH)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月12日、栃木県栃木市の乗馬クラブで、64歳女性が馬に噛まれ、指を切断する事故があった。
女性は乗馬クラブの会員で、馬の耳にカバーをつける作業をしており、馬が嫌がる部分に触った可能性があるという。
左手の中指を噛まれ、中指の爪から先の部分を切断した。
「馬は、硬いニンジンを簡単に噛み砕くほどアゴの力が強い。
指を噛まれて骨折することはよく聞きますし、切断事故も珍しくはありません。
おそらく、噛んだまま振り回されたのでは」
(競馬ライター)
馬といえば、一般的には蹴るイメージが強いが、“噛みグセ”のある馬も多いのだという。
「牧場や競走馬の関係者で、馬に噛まれた傷跡がある人は非常に多い。
競走馬の世話をする厩務員さんに『この傷、○○にやられたんだよ』と有名な競走馬の名を挙げて、大きな傷跡を見せられたのは、一度や二度ではありません。
指を失った人も多くいます。
馬に慣れた厩務員でさえやられるのですから、乗馬クラブの会員が噛まれるのは不思議ではないでしょう」
(前出・競馬ライター)
「乗馬に事故はつきもの」といっても過言ではなく、乗馬クラブの入会や体験では、事前に「事故が起きても異議申し立てをしない」との誓約書を求めるケースが多い。
また、牧場見学中の事故も発生している。
馬産地の北海道などで、引退した競走馬の牧場見学ガイドをおこなう「競走馬のふるさと案内所」では、
《危険ですから絶対に馬にさわらないでください――
馬は何かに驚かされると、怒って突然攻撃的になることがあります。
不用意に近づくと手や肩などに噛み付かれることもあるので、馬が柵の近くに寄ってきたからといって、決して近づいたり触らないようにしましょう。
また、柵の中に入ると、噛みつかれるだけでなく、蹴られる危険性もあるので非常に危険です。
見学の際には、柵から離れて見学してください》
と、注意喚起をおこなっている。
「乗馬の馬や引退した馬が、おとなしいというイメージは間違いです。
突然、噛まれることや蹴られることは普通にあります。
蹴られれば、よくて裂傷。
内臓破裂で亡くなった人もいます。
2009年にはJRAの美浦トレセン(茨城県)で、現役の調教師が管理馬に蹴られて死亡する事故も起きています」
(前出・競馬ライター)
人の気持ちが分かるともいわれる馬だが、500kgの巨体で、すさまじいパワーを持つ動物であることも、忘れるべきではない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d60b1d77437e425bb05a543ce7c963f0a7cd9dc
2023年3月1日20時10分にYAHOOニュース(sippo)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
国際獣疫事務局(OIE)はアニマルウェルフェアの基準を作っているが、その中に、強く禁止をしている事項がある。
それは、生きたままの鶏を熱湯処理タンクに入れないことだ。
どういうことかというと、鶏の屠畜(とちく)をする際、首を切ることに失敗して失血死させられず、次の工程である62度の熱湯に生きたまま入れてゆで殺してしまうという悲惨な事故が度々起きており、OIEはこれをあらゆる努力をして防げと言っているのだ。
しかし、実際には、この事故は日本ではしょっちゅう起きるものだ。
日本では、実に年間55万8181羽の鶏が、生きたまま熱湯に入れられ、熱傷で皮膚が真っ赤になり、もがき苦しんで死亡した(2021年)。
皮膚が真っ赤になってしまうため、その鶏の死体は廃棄される。
【著しく低い日本の精度】
アニマルウェルフェアが進んだ国では、この事故の発生はゼロに近い。
英国で発生した場合は、不必要な苦痛を与えたとし、食鳥処理場(鶏の屠畜場)の経営者は有罪判決を受けている。
このときの報道によれば、鶏たちは2分間わたり熱湯の中で苦しんで死亡したという調査結果が出ているという。
米国でも同様の事故は発生しているが、件数を大幅に減少させてきた。
今では、事故発生の割合は0.00093%だ。
日本はその72倍も失敗していて、もはや比較にならない精度の差がある。
国産は品質が高いなんて言う迷信は、いますぐ捨てたほうがいい。
【品質の差の理由はなんであるか】
米国は、電気でスタニングしてから首を切る方法から、ガスで意識を失わせてから逆さ吊りにして首を切る空気制御スタニングシステムへの切り替えを食鳥処理場が進めていることと、政府が食鳥処理場での人道的な取り扱いに関するレビューを実施し始めたことによって、事故発生の割合を10年前から10分の1に減少させた。
一方、日本の食鳥処理場の多くは、スタニングという電気ショックやガスで意識を失わせることなく、首、すなわち頸動脈(けいどうみゃく)を切るところが多く残っている。
この方法は多くの国で違法で、OIEでも想定していない方法だ。
意識を失わせていないため、鶏はもがいてバタつき、首を切るのに失敗する確率が高くなるのだ。
だからこそ、日本では生きたままゆで殺す割合が高い。
さらに、意識も低い。
このような鶏への残酷な扱いは、経営者がアニマルウェルフェアを正しく認識して、従業員への教育を行い、課題を共有することで、一定数改善ができる。
しかし、それすらもできていないのだ。
【どのような苦しみなのか】
2021年度、熱湯でゆで殺された鶏55万8181羽は、どのような苦しみを味わったのだろう。
鶏は逆さ吊りに懸鳥され、そのままオートキラーと呼ばれる機械式のナイフで首を切られるか、人の手によってナイフで首を切られる。
意識があるためバタバタと羽を動かし、首を必死でもたげたりしてしまうと、ナイフの刃から外れ、浅く首を切られる、または首を切られないことになる。
ゆで殺された死体は、多くが浅く首を切られていた。
放血時間は2~3分だが、その間、逆さ吊りのまま意識を保ち、首を少し切られた痛みに耐えることになる。
その後、拘束状態のまま約62度の熱湯に入れられ、熱さと痛みの中で、熱傷または溺れて死亡する。
熱湯に入れられた際、拘束されている足をバタバタと動かす様子が観察されている。
また、米国タイソン・フーズの食鳥処理場で9年間働いた元従業員は、「鶏は叫び、蹴り、その眼球が頭から飛び出す」と語っている。
あまりに悲惨なため、写真を掲載することができないが、頭から足まですべて真っ赤にやけどした状態になるのだ。
自身が同じ目にあったら、または自分と一緒に暮らすペットが同じ目にあったなら、改善がなされない現在の社会を許せるだろうか。
世界で進むケージフリーなどのアニマルウェルフェアの話とは異なり、動物を拷問しないというレベルの話だ。
【日本もあらゆる努力を今すぐに】
改善策は、すでにわかっている。
以下の3つを確実に行うことだ。
1.現場の意識改革を行う
2.首を切った後に失敗していないか確認する専門の監視員をつける
3.ガスで気絶させる空気制御スタニングシステムを導入する
OIEは、こう規定している。
「血管切開後は、少なくとも30秒間、又はいかなる場合であっても全脳幹反射が停止するまで、動物に対し熱湯処理又は加工処理を行わないこと。」
「意識がある又は生きた鳥が、熱湯処理タンクに入ることがないよう、あらゆる努力がなされること。」
あらゆる努力を日本は今すぐに講じなくてはならない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cccef35075af670fa98d4e9dc7da9b677e1388c6?page=1
(ブログ者コメント)
最初は1年間に55万羽という数字に驚いたが、1箇所で68万羽も飼育している養鶏場があることから考えると、そうベラボウな数字でもないのかもしれない。
(2023年3月6日11時30分 読売新聞)
『68万羽飼育の養鶏場で鳥インフル、自衛隊に災害派遣要請…新潟・胎内市』
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230306-OYT1T50090/
2023年2月24日16時8分にYAHOOニュース(産経新聞)から、下記趣旨の記事が施工事例の写真付きでネット配信されていた。
工事現場で発生する土砂を空気中に粉塵(ふんじん)としてまき散らすことなく、静かに運ぶベルトコンベヤーが土木・建設関係者の間で注目を集めている。
通常タイプは搬送物を載せるベルトの下にローラーがあり、通過時に衝撃で騒音や振動が生じるが、ベルトを袋状にして搬送物を包み込み、つり下げ式のモノレールのように運ぶため、衝撃がほぼ皆無。
密閉式で搬送物がこぼれることもない。
周辺環境に配慮している点が評価され、公共工事での導入も進む。
このベルトコンベヤーを提供するのは古河機械金属の産業機械部門を担う古河産機システムズ(東京都千代田区)。
開発元のドイツのメーカー、コンチテックから国内の独占販売権を取得した日本企業と設計・製作などの覚書を交わし、密閉式つり下げ型の「SICON(ジーコン)」と銘打って販売する。
粉塵や騒音、臭気などを抑えるだけでなく、搬送ラインを自在に設定できるのも利点だ。
通常の平ベルトは、搬送方向を変えるとき、別のコンベヤーを用意して乗り継ぐ必要がある。
ジーコンは搬送時の袋状にしたベルトの幅が狭く、曲げやすいのが特長で、カーブの自由度が高い。
このため乗り継ぎ用コンベヤーが不要となり、往復する1本のベルトで連続搬送ができる。
傾斜角度は上昇・下降とも28度まで可能だ。
作業現場の環境に応じて搬送ラインを最適化でき、全体の設置も省スペースで済む。
これらの点が受け入れられ、東京都町田市の「境川金森調整池」の整備工事に初めて採用された。
現場は住宅地に隣接しており、土砂搬送で主流のダンプカーは周辺道路の交通渋滞や事故も懸念され、近隣住民の不安が大きかったからだ。
土砂搬出期間をダンプカーの半分以下に抑えられるだけでなく、直角ターンに対応できるのも決め手となった。
現場では令和3年3月から使用を開始。
今年3月に終了する予定で、古河産機システムズの永松プロジェクト営業部長は「クレームもトラブルもない」と話す。
境川金森調整池に続いて、中央自動車道の「新小仏トンネル」の工事で稼働しているほか、都内の鉄道関連工事向けにも採用が決まった。
古河産機システムズは、事業展開に環境配慮が欠かせなくなった今がジーコンを売り込む好機とみており、工事を請け負うゼネコンなどの顧客に採用を働き掛けていく。
一方で、普及にはコストダウンが不可欠なため、コンチテックからの部品輸入を国産に順次、切り替えていく考えだ。
令和5年度以降は年3~5件の受注を目指すとしている。
さらに、国内での新たなジーコン開発にも着手。
ダム用コンクリートを45度の急傾斜でも連続して高速搬送できるタイプで、清水建設と共同で進める。
ダム建設の生産性向上が狙いで、実証実験を終え、来年から新設ダムの本体建設工事に導入する。
今後も大型ダムの建設が予想されており、受注が期待できるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22918a91d614e55380bd843e3fbed11ff3eb3d13
2023年2月19日11時15分にYAHOOニュース(Forbes)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
交通事故や高い所から落ちたときなど、「危ない!」と感じたときに映像がゆっくりになって見えるという話は、よく聞きます。
映画などでは、そんな状況をスローモーションで再現したりしますよね。
あれは、その瞬間に視覚の「時間精度」が向上するためだと言われています。
ビデオで言えば、1秒間に記録できるフレーム数が増えるのと同じです。
同じ時間で再生できるフレーム数が決まっている場合は、コマ数が増えるだけゆっくりに見えるという理屈です。
千葉大学は、このたび、その理論を人の表情を使って実証しました。
千葉大学文学部認知心理学研究室の研究グループは、2016年、危険を感じた瞬間に物事がスローモーションに見える現象が実際に生じることを、危険を感じさせる写真と安全な状態の写真を被験者に見せて比較する実験により、世界で初めて確認しました。
しかし、その実験で使われた写真には色彩的な特徴の差異があったため、色彩によって視覚の時間精度が変化した可能性があるとの指摘を受けていました。
そこで今回、色彩や輝度の変化が少ない、人の表情の画像を使って実験を行ったところ、やはり同じ現象が見られ、あの理論は正しかったと判断されました。
使用したのは、色彩の変化が少ない人の顔です。
2人の男女の、危険な感情を呼び起こすとされる怒りの表情、恐怖、喜びの表情、そして無表情の写真です。
また、ここでは、顔を上下反転させると表情が読み取りにくくなる「倒立効果」も利用しました。
画像を反転させるだけなので、画像の特徴はほとんど変わらず、色彩などの影響を排除できます。
時間精度の測定では、顔の画像の彩度を10~50ミリ秒の間に70パーセント低下させて、何ミリ秒で彩度の変化に気づくかを調べました。
時間精度が高いほど、短い時間で気づくはずです。
その結果、怒りと恐怖の表情では、無表情に比べて早く彩度の変化を感じることがわかりました。
顔を倒立させた場合は、その変化はわずかでした。
面白いことに、喜びの表情でも、時間精度の向上が見られています。
さらに、「ドキッ!」と感じる度合い(覚醒度)と時間精度との関係も調べました。
覚醒度が高い怒り、中程度の悲しみ、そして無表情で実験を行ったところ、覚醒度が高いほど時間精度も高くなることが確認できました。
結論として、人は危険を感じたり、ドキッとしたときに時間精度が高まり、短い時間内により多くの情報を認知できるようになるということです。
また、嬉しいときも、程度は低いながらも、同様に時間精度が高まります。
つまり、「ここぞ」というときに時間精度が高まるのです。
打撃の神様と言われた往年のプロ野球選手、川上哲治氏は、ヒッティングの瞬間に「ボールが止まって見える」と有名な言葉を残していますが、今回の実験から察するに、あれは時間精度が高まっていたと説明できますね。
危険や怒りだけでなく、スポーツなどの、いわゆる「ゾーン」に入った極度な集中状態で時間精度が高まる現象も、この研究が解明の一歩になると研究グループは話しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c2bf1f28f16cb2b971e8a582630b2fc15aa7cbf
(ブログ者コメント)
ブログ者も同じような経験をしたことがある。
それは、かなり昔、ソフトボールをしているグラウンドの横の小道を一塁側から本塁側に向け、同行者と歩いていた時のことだ。
視界の片隅には試合風景が映っている。
そして、ファウルボールが自分に向かって飛んできた。
ブログ者は、それほど運動神経がいいわけではない。
むしろ悪いほうだ。
それでも、その時だけはボールが止まって見え、思わず素手でパシッとキャッチした。
同行者は「痛かったでしょう」と言っていたが、痛みはなかった。
極度に神経が集中していたからだろうか?
2023年2月18日10時19分に読売新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
教科書会社「東京書籍」の地図の教科書で約1200か所の訂正が見つかった問題は、教科書への信頼性を大きく揺るがした。
学校現場からは、「学習にも支障が出かねない」と懸念する声が上がる。
文部科学省の教科書検定に合格した、いわば「お墨付き」の教科書だけに、専門家は「責任の一端は文科省にもある。再発防止を」と求めている。
【再配布「今更」】
「まさかと思った」。
この地図教科書を使っている首都圏の公立高の男性教頭は驚いた様子で話した。
同校には昨年12月頃に東京書籍の社員が説明と謝罪に訪れ、訂正を知ったという。
教頭は「子どもが学習で使う教科書に誤りがあってはならず、教科書検定で正確性が担保されているからと信じていたのに」と残念そうに話した。
別の高校の男性教頭も昨年12月に訂正を伝えられた。
この教頭は「年度内に教科書を再配布すると聞いたが、今更この時期にと思った。子どもたちの手に渡る重さを国や教科書会社は自覚してほしい」と訴えた。
東京書籍では、昨年4月に学校の教員から指摘を受け、社内でチェックしたところ、多くの訂正箇所が見つかった。
同社は10月に文科省に訂正申請を行い、11月に承認された。
大量の訂正が生じた理由について、同社は
〈1〉高校の新学習指導要領に合わせて大幅に内容を作り替え、制作スケジュールが遅れた
〈2〉コロナ禍の在宅勤務で、連絡手段が対面からメールや電話になったため、校閲作業で正確な指示や伝達ができなかった
などと説明している。
【検定の役割】
今回の教科書は2020年4月に文部科学省の教科書検定に提出され、21年3月に合格した。
検定作業では、調査官らが内容などをチェックした上で、教科書の審議会で問題がないかを審議する。
誤りがあった場合は、教科書会社に指摘し、修正されれば合格となる。
同省の検定基準には「客観的に明白な誤記、誤植または脱字がないこと」との規定があり、今回の教科書も検定時には、地名の記載ミスや縮尺の誤りなど20か所が見つかった。
同社は指摘を受け、修正していた。
過去には、自由社が検定に申請した中学の歴史教科書で405か所の修正が必要な記述などが指摘され、19年度の検定で不合格となった。
ページ数の1・2倍以上の修正が指摘された場合、年度内に再申請することができない。
ほかの教科書でも、検定時に多くの修正が指摘されることはあるが、文科省によると、発行後に再配布にまで至るケースは珍しいという。
今回大量の訂正がある教科書が配布されたことについて、同省教科書課の担当者は「こうした結果になったことは遺憾だ」としながらも、「検定結果が不適切だったとの認識はない。最終的に網羅的な校正は教科書会社の責任で行われるものだと考えている」との見解を示した。
教科書に詳しい八尾坂修九州大学名誉教授(教育行政学)は、「訂正はもちろん教科書会社の責任だが、子どもたちの手に不完全な教科書が渡った責任の一端は文科省にもある。このような事態を二度と起こさないよう、今回の問題をきちんと検証し、教科書会社への指導や検定制度を見直していくことも必要だ」と指摘している。
【 教科書検定】
教科書会社が編集した教科書の内容が適切かどうかを文部科学省が審査する制度。
学校のカリキュラムを定めた学習指導要領や、同省の検定基準に沿っているか、内容の正確性などをみる。
検定に合格すると、翌年度に各教育委員会で選定(採択)され、次の年度から学校で使用が開始される。
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230217-OYT1T50254/
2月18日21時0分に朝日新聞からは、訂正箇所の内訳など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大手教科書会社「東京書籍」が、昨年4月から使われている同社発行の高校用教科書「新高等地図」について、約1200カ所を訂正したことがわかった。
文部科学省の教科書検定に合格して販売された後に、これほど多くの箇所を訂正するのは異例だ。
同社によると、訂正の内訳は、索引と地図で地名表記が異なるものなどが約600カ所、索引にある掲載ページが実際のページと違うものなどが約400カ所、地図上の位置の間違いなどが約50カ所。
ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に改めるなど、国際情勢の変化による地名表記変更も約150カ所あった。
この教科書は今年度、全国に約3万6千冊配布されていた。
昨年4月に教員から指摘があり、誤りが発覚。
希望した学校に訂正版を約2万5千冊配ったといい、さらに希望する学校が出た場合も配布する方針。
同社は訂正の原因について、コロナ禍で在宅勤務となったことで十分な校閲作業ができなかったことなどを挙げている。
同社は「誤りが残ったままの教科書を販売してしまい、大変申し訳ありません」とコメントしている。
https://www.asahi.com/articles/ASR2L6QMWR2LUTIL00Q.html
2023年2月9日11時0分にYAHOOニュース(まいどなニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
夏に生まれたその子鹿は「こつぶちゃん」と呼ばれていました。
人が触ったために母鹿が育てることを放棄。
母乳をもらえなくなり、小さくやせたままでした。
それでも生きるために、他の雌鹿から母乳をもらい、寝床も自分で整え命をつないでいました。
奈良公園の鹿を撮り続け、こつぶちゃんを見守ってきた川地さんが、自身のTwitterアカウント(@ncbutwDsL0UC6np)で悲しいお知らせを報告したのは1月中旬のこと。
アカウントは呼び掛けます。
「奈良公園の鹿は動物園のふれあい広場ではありません。
子鹿には絶対に触らないで」
と。
川地さんがこつぶちゃんについて初めて投稿したのは11月26日。
「飛火野に8月生まれの子鹿がいます。こつぶって名前を付けてもらってます。
春に生まれた子鹿より小さいです。
触られて人の臭いがついてしまったせいかお母さんから母乳を貰えずやせてます。
愛護会さんも気にかけて下さってますが大きくなる前に寒い冬を迎え心配です」
とツイートしました。
こつぶちゃんのその日をツイート
投稿はその後も続きます。
・・・
【1月13日、恐れていた事態】
1月13日、恐れていた事態が起こります。
・・・
「こつぶちゃん、愛護会さんで保護して頂いてましたが虹の橋を渡ってしまいました。
可哀想でなりません。
悲しくて言葉が見つかりません。
どうか安らかに」
(1月14日)
【枯れ葉のベッドが伝えること】
こつぶちゃんが死んだ後も投稿は続きます。
・・・
【撮影した川地さんに聞いた】
Q.触られて人の匂いがついてしまったため、母鹿が育てることを放棄してしまうケースは、川地さんが知る限り、どれぐらいあるのでしょうか。
そうした子鹿の多くは、こつぶちゃんのように1歳まで生きられないのでしょうか、
A.残念ながら、奈良公園を歩くと、子鹿に触る人を多く見かけます。
こつぶちゃんは春に生まれた子鹿より小さくてかわいく、動きがゆっくりなのとで、特に触られていました。
ただ、触られた子鹿のすべてが育児放棄されてしまうわけではなく、育児放棄につながる可能性があるということです。
生まれた子鹿の2頭に1頭は1歳を迎えられないと言われています。
原因は病気、交通事故、育児放棄などがあげられます」
・・・
ツイッターには、観光バスの車内でアナウンスするとか、観光案内に掲載するとかの意見も寄せられていました。
子鹿に触ってる人に触ってはいけない理由を説明すると、ほとんどの人が納得してくださいます。
理由を知ってさえもらえれば、子鹿に触る人はかなり減ると思います。
奈良県や奈良市は、子鹿には絶対に近づいたり触ったりせず、また鹿にパンやスナック菓子を与えることは鹿の体に害を及ぼすことなども含めて音声案内や看板の設置、パトロールなど効果的な注意喚起の方法を実行してもらいたいです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f0156c33f0ea70d3fe57a2407ef38b7953eae3f?page=1
2023年2月5日23時30分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
アメリカ国防総省は4日、戦闘機がサウスカロライナ州の沖合で気球の撃墜に成功したと発表しました。
国防総省高官によれば、バージニア州の空軍基地を飛び立ったF22ステルス戦闘機がミサイルを発射。
1発で気球を撃ち落としたといいます。
・・・
(中国外務省の声明)
「当該の飛行船は民間のもので、不可抗力でアメリカに入ったと何度も説明してきた。武力行使にこだわるのは明らかに過剰反応で国際慣行に違反する」
・・・
気になるのは3年前の2020年、宮城県上空で目撃された“謎の白い球体”との類似性です。
・・・
今回、アメリカで目撃された気球と比べると、たしかに見た目は似ています。
(3年前の“白い球体”を研究 服部誠氏)
「気球の構造がほぼ一緒。さらに(気球が)つるしているものがフレームを組んで必要な物を付けていく構造は共通ですよね。」
こう話すのは、宮城県上空に現れた球体を分析してきた東北大学の服部誠准教授です。
Q.(つるされている物は)太陽光パネル?
(服部准教授)
「だと思います。こういうものをこういうところに付けるのは電力供給ぐらいしかありえない」
Q. 球体の大きさは?
「宮城の物に関しては直径33m」
Q.アメリカのものは「バス3台」と言われるが?
「同じような規模感ではないか」
分析の結果、3年前に宮城県上空に現れた“球体”も中国から来ていた可能性が高いと見ています。
・・・
(服部誠准教授)
「大連の気球打ち上げの基地ですね。なので、私自身がなんで中国って思っているかというもう一つの根拠が、ここにちゃんとした設備があって、打ち上げる能力を持った人がいて、打ち上げることができる設備があるから。」
実は2021年にも岩手県や小笠原諸島の上空で同じような球体が目撃されています。
(服部誠准教授)
「今回、目撃されているものだけでなく、もっとたくさん打ち上げているはずです。そのうちの氷山の一角がこうやって見えているということ」
・・・
その性能については…
(アメリカ政府高官の話 CNN)
「通常の気象観測や民間研究では普通は使われない偵察装置を備えている。映像から見える小さなモーターとプロペラからして、中国は特定の場所の上空を飛ぶよう主体的に気球を操縦することができる」
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2月5日『サンデーステーション』より
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000286326.html
2月4日17時22分にYAHOOニュース(AFP)からは、カナダでは過去に同じような気球を機関砲1000発を撃ち込んでやっと撃墜したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
なぜミサイルで?戦闘機から数発撃ち込むだけで済んだのでは?と思っていたのだが、そう簡単な話しではなかったようだ。
米シンクタンク「マラソン・イニシアチブ(Marathon Initiative)」の偵察気球の専門家ウィリアム・キム(William Kim)氏は3日、米本土上空で確認された中国の「偵察気球」について、偵察手段として有益で撃墜も困難との見方を示した。
人工衛星は地上・宇宙から攻撃されやすくなったのに対し、気球には明確な利点があるとキム氏は言う。
まず、レーダーに映りにくい点だ。
「(気球の素材は)反射せず、金属でもない。大型の気球であっても探知するのは難しいだろう」
さらに、搭載されている機器が小さければ、見落とされる可能性もある。
地球低軌道を回り続ける偵察衛星と比べれば、監視対象の上空に長くとどまっていられる利点もある。
キム氏は「こうした気球はヘリウムを使っている。(水素ガスを使い爆発事故を起こした飛行船)ヒンデンブルク(Hindenburg)とは違うので、撃っても炎上することはない」、「穴を開けたとしても、少しずつヘリウムが漏れていくだけだ」と述べた。
さらに、1998年にカナダ空軍のF18戦闘機が所属不明の気象観測気球を撃墜しようとした時の例を挙げ、「20ミリ機関砲を1000発撃ち込んだが、それでも地上に落ちるまで6日かかった。撃っても爆発したり破裂したりすることはない」と説明。
撃墜に地対空ミサイルを使用する選択肢については、誘導システムの対象として想定されているのが高速で移動するミサイルや航空機であるため、気球には有効かどうかは分からないと述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ec77c4a371d52abace52241110c3aa0f6658d69
2月7日2次46分にYAHOOニュース(ライターの寄稿文)からは、特殊な巨大気球だった、気球の居場所を知らせるための電波は発信していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2月4日午後(アメリカ東部時間)、アメリカ軍は本土領空に侵入していた中国の高高度気球(高度2万メートル以上を飛べる特殊な気球)を、南東部サウスカロライナ州マートルビーチ沖の上空でF-22戦闘機のAIM-9X空対空ミサイルによって撃墜しました。
目標が巨大な気球で、吊り下げている機材も数十メートルもあったため、民間の被害が出ないように陸上の上空での撃墜を避けて、大西洋に出るまで待ってからの撃墜です。
・・・
今回の気球はADS-Bを発信していませんでした。
ADS-BとはGPSなどの衛星測位システムを利用して、航空機が自らの位置を発信して外部からの追跡を可能にするシステムです。
航空関係者のみならず、「フライトレーダー24」などのアプリを使えば、民間の一般人でもチェックすることが可能です。
このシステムは気球にも搭載できます。
過去の民間の気球を使った実験だと、「Loon計画」という気球を用いたインターネット接続実験の高高度気球がADS-Bを発信していたことがあります。
一方で、撃墜された中国の気球は、一体なぜ、ADS-Bを発信していなかったのでしょうか?
国際的にADS-Bを発信する義務があるわけではないので(国によっては既に義務化)、これをもって民間の気球ではないと言い切ることは出来ませんが、長距離を飛ぶ予定であるなら、追跡にも便利で安全も高まるので、民間の機材ならばADS-Bを搭載して発信していた方が自然です。
軍事目的の機材だったならば、隠密に作戦を行いたいので、ADS-Bの発信はされません。
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https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20230207-00336004
2月7日10時43分にYAHOOニュース(読売新聞)からは、気球の全長は60m程度だったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
米北方軍のグレン・バンハーク司令官は6日、米領空に侵入した中国の偵察用気球の全長が約60メートルに及び、重さは1トン超に上るとの見方を記者団に示した。
撃墜後の残骸は米東海岸の沖合1・5平方キロ・メートルの範囲に散乱しており、米軍が回収や分析を急いでいる。
バンハーク氏らによると、気球の積載物は小型ジェット機程度の大きさだったという。
海に散らばった残骸を艦艇や無人潜水艇などで回収しており、米軍は連邦捜査局(FBI)とともに分析を進める。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a38e3a8da75cf57d343018b7b1cd9175affb0639
2023年2月3日17時17分にNHK滋賀から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大規模な災害の際、包帯や担架などの不足が指摘されるなか、草津市の企業が、いざという時に担架として使える看板を開発したところ、地域貢献を進めようとする企業からの注文が相次ぎ、話題となっています。
草津市の企業が開発した看板は高さが2メートルほどで、災害のときには裏側の支えを取り外し、そのまま裏返しにすると担架としても使えます。
去年10月に、同じ大きさの通常の看板より5割ほど高い価格で販売を始めましたが、地域貢献を進めようとする企業からの注文が相次ぎ、関西各地の飲食店や工事現場などに設置されています。
また、この会社では看板を活用した防災教育にも力を入れていて、去年12月には地元の小学校に看板を寄付しました。
児童たちは早速、先生が乗った看板を6人で持ち上げ、担架としての使い方を学んでいました。
体験した女子児童は、「思ったより軽くて驚きました。近くで倒れている人を見かけたらすぐに助けられるようにしたいです」と話していました。
看板を開発した会社の和田さんは、「いざ担架をどこかから持ってきてほしいと言われても、どこにあるのか分からないのが現状だ。多くの場所に設置することで、万が一のときに使ってもらえるようにしたい」と話していました。
※7分にわたる報道中、開発動機について下記趣旨の説明があった。
3年前、地元の駅で転んでいた女の子の横を大人たちが通りすぎるのを見た和田氏は、困っている人を助ける社会の意識が薄れていると感じた。
もし身近に救助に使える道具があれば、そうした意識を変えていけるのではないかと考えたという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20230203/2060012614.html
2023年2月2日15時21分にYAHOOニュース(KOREA WAVE)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
厳しい寒さが数日間続いている韓国・釜山(プサン)で、海岸沿いの高層「オーシャンビュー」マンションを中心に「ビル風」が激しく吹き荒れている。
先月28日には午前から風が強くなって瞬間風速15メートル毎秒以上となり、遠い海を中心に1.5~4メートルで波が高い状態だ。
「ビル風」は高層ビル付近で吹きつける強風を指す。
風が高層ビルにぶつかったり、建物の間を通ったりして強くなる。
他の場所より3倍以上強くなるという。
一部の入居者らは、激しい風で生活に支障をきたしていると嘆いている。
釜山・松島(ソンド)海水浴場近くのマンション51階の住民によると、人が飛びそうなビル風が数日間吹き、幽霊の鳴き声のような騒音が長く聞こえたという。
この住民は「強風で耳が痛かった」と話している。
海雲台(ヘウンデ)海水浴場近くのマンション63階の入居者(40代)は、「台風の時、ビル風が激しく吹く。最近は特に不安だ。子供たちも外に出られないでいる」と心配した。
海雲台海水浴場近隣の超高層住商複合ビル・LCTで先月27日、強風で飛ばされた物体が63階と64階の間に窓ガラスに衝突し、割れる事故が発生した。
人命被害はなかったが、追加事故防止のため、警察は一帯の規制線を設置した。
釜山には海岸沿いに超高層マンションが並んでいる。
ここらを中心にビル風がますます強くなり、被害事例も相次ぎ、ビル風が「新種災難」として浮上している。
韓国国土交通省の建築物統計によると、昨年の市道面積に対する高層ビル密集度は釜山(419)が韓国1位だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a713c9a347f3591c438684d588984b99879a9202
(ブログ者コメント)
ネット調査結果、日本でも、台風時は部屋が揺れるとか風で洗濯物が吹き飛んだといった、高層マンションの住み難くさに関する情報が多数発信されていた。
まあ、ブログ者には関係のない世界ではあるが・・・。
2023年1月13日17時2分にYAHOOニュース(pen Online)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【ガス不足にインフレ ビニール袋は市民の節約術】
ドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)によれば、天然ガスはパキスタンで最も安価な燃料のひとつであり、調理や暖房に広く利用されているという。
しかしガスの供給不足が続いており、市民は日常生活の燃料調達に苦労している。
【画像・動画】ガスが入ったふくらんだビニール袋、袋を運ぶ少年 ほか
ガス不足に加えて問題なのが、ガスの貯蔵に使われるボンベの高騰だ。
一般的にガスボンベのコストは、1万パキスタンルピー(約5600円)ほどだが、多くの家庭や商店にとっては、手の届かない価格になっているという。
一方、繰り返し利用できるビニール袋は1つ500~900ルピー(約280~500円)。
ガスの使用には小型の電動吸引ポンプが必要だが、それでもガスボンベより安いため、田舎でも都市部でも多くの人々が袋詰めガスを利用しているという。
ビニール袋にはノズルとバルブが固定されており、国のガスパイプライン網に接続された店で充填することが可能だ。
充填にかかる時間は1時間ほどだという。
【引火事故多発 危険でも他の選択肢はない】
もっとも、ビニール袋を使ったガス利用は、極めて危険だ。
ソーシャルメディアでもそれを指摘する声が相次ぎ、「ありえない」「フェイクだろう」など疑うコメントも見られた。
首都イスラマバードの医大の医師によれば、勤務する病院には、ガス関連事故で負傷した患者が1日8人程度やってくるという。
ほとんどの場合、調理用コンロの爆発、またはマッチや電気火花が屋内で漏れたガスに引火して起きた爆発による負傷だとDWに説明している。
一方、ビニール袋詰めのガスの利用者は、爆発の危険性は聞いたことがあるものの、高価なボンベを買えない貧しい自分たちには、ビニール袋以外の選択肢はないと話している。
【当局の取り締まりも意味なし 地下に潜る袋ビジネス】
安全上の問題から、ガスボンベ代わりにビニール袋を使用することは禁止された。
販売する業者も逮捕されるなど、警察も取り締まりを強化しているという。
もっとも、取り締まりの後は、罰金や逮捕を恐れて、ビニール袋を売るビジネスが地下に潜ってしまったということだ。
ガスパイプライン会社の幹部は、貧困とインフレがこの問題の主要因だと指摘している。
一般市民からは、業者の摘発や逮捕、罰金は表面的な対策であり、ガスボンベの価格を適切なものにすることが、唯一の解決策だという声が出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/985b82fd9fbbe9db6710815f3c500fcde9cd4a04
2022年12月27日8時2分にYAHOOニュース(モーサイ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高速道路の走行中に、シマシマ柄の鯉のぼりのようなものを見かけたことありませんか?
正式名称を「吹き流し」といいますが、これは運転中に風になびくのぼりを見て楽しむもの……ではなく、風の強さや向きを示してクルマやバイクの運転者に注意を促すための重要な目印です。
【画像】吹き流しの角度で風速の目安が分かる!! 見方をイラストで解説
ドライバーやライダーが高速道路を安全に走るための大事な情報源となりますので、吹き流しの意味と見かけた時の対処法を覚えておきましょう!
【高速道路で吹き流しを見かけたら横風に注意!】
高速走行中で怖いのが横からの強風です。
突然の横風に車のハンドルをとられたり、バイクでバランスを崩しそうになったことがある人もいるかもしれません。
そんな、突然やってくる風のあおりに注意を促してくれるのが吹き流しです。
走行中に見かけたら、吹き流しの動きをよく観察し、強風や横風に備えましょう。
高速道路は一般道より高い位置を走ることが多いので、強い風が吹きやすくなります。
さらに、高速で走行しているので、車体が受ける風の影響も増え、走行中はいっそう注意が必要です。
【風の強さはどうやって判断する?吹き流しの角度で分かる風速の目安】
風の強さを判断するには、吹き流しのなびいている角度を見ます。
どれだけ角度が付いているかで現在の風速の目安になります。
吹き流しの角度が約30度で風速3~4m/s、約45度で風速5m/s、地面と水平(真横)になっていたら風速10m/s以上という目安です。
「風速10m/s以上で車が横に流される感覚を受ける」と言われますので、吹き流しがほぼ真横にまでなっていたら要注意!
高速走行中にハンドルをとられるとかなりヒヤッとしますよね。
風速10m/sで車が横転するということはめったにありませんが、横に流されて車線をはみ出してしまうことは十分考えられます。
バイクの場合は、二輪の特性上バランスを崩すと転倒の可能性も考えられますので、より注意が必要です。
【吹き流しが大きくなびいていたらどうすればいい?】
吹き流しが真横近くまでなびいていたら、まずはスピードを落としましょう。
走行スピードが速いほど、車が受ける風圧も強くなります。
突風を受ける可能性もありますので、ハンドルをしっかり握り、落ち着いて操縦できる速度にまで落としておくのが安全です。
バイクの場合は、ニーグリップでバランスを保つようにしましょう。
上半身にはあまり力を入れず、下半身でバランスをとる方が、風にあおられた時に体勢を立て直しやすくなります。
そして、走行車線はなるべく真ん中を走るようにしましょう。
横風で車体が左右に振られ、車線をはみ出して事故につながる危険があります。
特にバイクの場合、教習所では車線の左端を走るよう教わると思いますが、横風を受けてそのまま左に流されてしまうと危険です。
強風時は走行車線の真ん中を走り、両サイドのスペースに安全マージン(余裕)を確保しておきましょう。
【強風が発生しやすい場所は?】
高速道路のどんな場所で強風が発生しやすいのでしょうか?
代表的なのが、
「トンネルの出口」
「橋の上」
「山間部」
「高層ビルの間」
です。
風を遮るものがないひらけた場所や、風の通りやすい吹き抜けのような場所で発生しやすくなります。
このような場所には、吹き流しのほかに「横風注意」の標識が設置されている場合もあります。
【横風の影響を受けやすいのはどんな車種?】
横風の影響を受けやすいのは、「重量が軽い車両」、「背の高い車両」が代表的です。
重量の軽い軽自動車や、背の高いSUV・ミニバンなどは横風の影響をモロに受け、左右に流されやすくなります。
ミニバンは側面部が四角く広いため、横風を受けやすい構造になっていることにも注意が必要です。
自分で運転していなくても、周りに上記のような車が走っていたら、横風発生時は普段よりも車間距離をあけておくと、事故に巻き込まれるリスクを下げられるでしょう。
【吹き流しは風速を可視化できる目印!危険サインを見逃すな!】
窓を閉め切った車内では、風の強さを把握することは難しいです。
吹き流しは、そんな目に見えない風の強さを可視化する重要な目印となってくれます。
高速で走行している時、急に横風を受けて隣の車線にはみ出してしまったら……。
そして、そこへ猛スピードの車が走ってきたら……
と考えると、ゾッとしますよね。
高速道路の吹き流しは、そんな危険を知らせてくれるサインです。
吹き流しの意味と対処法をおさえ、強風の起こりやすい場所でも落ち着いた運転を心がけましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8477319398a73e79289678396526d7dbf85614e0
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。