2016年3月17日17時45分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
水圧を受けたときだけ3倍に長くなり、収納スペースを減らせるなどとして人気の「伸びる散水ホース」の破損が相次いでいる。
国民生活センターが、17日、発表した。
摩耗しやすい構造や、素材の弱さが原因とみられる。
センターは、「長期間使えるものではない」としている。
問題の製品は、伸縮性の高いゴム製チューブを化学繊維のカバーで覆う構造。
水を流して水圧を受けると3倍ぐらいに長くなり、水を止めると縮む。
軽量で収納場所が少なくて済むとして、2012年ごろから人気商品になっている。
センターでは、「使い始めてすぐ切れた」、「ホースが破裂した」といった苦情が、12年以降、計167件寄せられた。
うち2人は、破裂したホースで打撲していた。
このため、市販の5商品をテストしたところ、うち4商品は、使用回数102~180回で内側のゴムに穴が開き、水が漏れた。
カバーをアスファルトに引きずるテストでは、同じ4商品が400~800mですり切れたという。
出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASJ3K5D77J3KUTIL02Z.html
(ブログ者コメント)
以下は、国民生活センターHPに掲載されている記事の抜粋。
「構造調査結果」
4銘柄はホース内側とホース外側の2層構造であり、1銘柄はホース内側とホース外側の間にビニールが入った3層構造でした。
また、ホース内側の外径、内径、肉厚には銘柄間で大きな差はありませんでした。
「ホース内側の繰り返し耐久テスト結果」
繰り返しの伸縮でホース内側が切れるものがありました。
「ホース外側の耐摩耗性テスト結果」
すべての銘柄でアスファルト路面と擦れるとホース外側に破れが見られ、破れがある状態で使用すると水漏れを起こしたり、ホース内側が切れることがありました。
「再現テスト結果」
ホース内側がホース外側から露出してしまうと、ホース内側が部分的に急に膨張し破裂しました。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160317_1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。