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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018105日付で茨城新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

茨城県内5市町の小中学校約30校の児童生徒らが4日に学校給食で出た牛乳について、味やにおいの違和感を訴えたことが同日、県教委などへの取材で分かった。

 

健康被害は確認されていないが、牛乳を提供したのは昨年6月にも同様の問題が発生したメーカー。

各市町教委は5日以降の提供を中止した。

保健所などが同日以降、原因を調べる方針。


県教委などによると、牛乳は紙パック200mℓ入りで、水戸市内の乳業メーカーが製造。

問題を受け、同社が牛乳を出荷している県内16市町村全ての公立小中学校や県立学校で、5日以降の牛乳提供を中止することを決めた。


違和感を訴えたのは、水戸、那珂、ひたちなか、常陸大宮、城里の5市町の小中学校。

4日の学校給食で出た牛乳を飲んだ児童生徒らから、「味が薄い」、「いつもとにおいや味が違う」などといった訴えが相次いだ。

同日午後、一部の市教委から県教委に報告があった。


県の食の安全対策室などによると、水戸保健所が5日にも同社を立ち入り調査し、製造過程に問題がなかったかなどを調べるほか、違和感を訴えた学校から回収した未開封の牛乳を検査するなどして、原因究明を進める方針。


学校給食の牛乳を巡っては、昨年6月にも同社が製造した牛乳を飲んだ県内8市町の児童生徒約3800人から同じような訴えが相次ぎ、うち約640人が体調不良を訴えた。

 

調査の結果、県は当時、「衛生的な問題ではなく、通常と原料が異なったことによる風味の違いが原因だった」などと結論付けた。

 

出典

『茨城県内5市町 給食牛乳、また異臭騒ぎ 昨年と同じメーカー』

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15386616249556

 

 

106514分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水戸保健所は5日、同社工場に立ち入り調査したが、異常は見つからなかったという。

 

出典

『茨城 給食牛乳で児童ら1014人から異臭訴え』

https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/040/113000c 

 

 

 

※この問題について再確認したところ、ちょっと前、2018426日付で毎日新聞東京版から、牛乳の異臭に関し、下記趣旨の解説記事がネット配信されていた。

 

なるほドリ ; 学校給食の牛乳で異臭問題があるようだね。

 

 記 者  ; 牛乳を飲んだ子どもたちが「いつもと味が違う」「変な臭いがする」などと訴えた問題ですね。

昨年、東京都新宿区のほか、茨城や福岡でも同様の訴えがありました。

実は、たびたび全国的に起こっています。

 

 Q ; 異臭の原因は分かったの?

 A ; 東京都のケースでは、事業者が異物の混入や有害な微生物の有無などを調べましたが、異常は見つけられませんでした。

 

Q ; 不思議だね。

 A ; 知っておきたいのは、牛乳は、生きている牛から搾った生の乳を殺菌したもので、工業製品とは違い、味の変動は常にある、ということです。

乳を出すのは、出産を終えた雌の乳牛です。

同じ牛でも、出産直後と日数がたった時期では乳の量が違うし、夏と冬では乳の脂肪分も異なります。

味が微妙に変わるのだそうです。

 

 Q ; 搾られた乳は、どうやって学校まで届くの。

 A ; 事業者が各酪農家から集めた乳は、いったん大きなタンクのあるクーラーステーションに集められ、そのあと、乳業メーカーの工場に送られます。

風味や有害物質の検査は、このステーションでも工場でも行われます。

生乳は地域ごとにあるステーションで混ぜられるため、味は個々の酪農家の段階よりも均一になりますが、それでも一年を通じてみれば、常に一定というわけではなさそうです。

 

 Q ; 味が違うのは仕方がないってこと?

 A ; そうはいっても、子どもたちの味覚や気持ちを軽視することは許されません。

工場の衛生管理に問題が生じていることもあり得るからです。

日ごろから酪農家と乳業メーカーと学校の3者が牛乳についてよく学び、酪農業の理解につながるといいですね。

 

出典

『質問なるほドリ 牛乳の異臭、なぜ起こる? 生乳は常に味変動 季節で脂肪分変化=回答・小島正美』

https://mainichi.jp/articles/20180426/ddm/003/070/109000c 

 

 

 

(ブログ者コメント

 

昨年6月の異臭問題は、本ブログにも掲載している。

 

 

 

(2018年10月13日 修正1 ;追記)

 

20181012日付で茨城新聞から、検査結果、異常はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

県などは11日、調査の結果、製造工程や牛乳の成分など衛生管理に問題はなかったと発表した。

 

5日から学校給食への提供を中止していた製造メーカー「I乳業」(水戸市)は、11日から提供を再開した。


県・食の安全対策室などによると、学校や同社から回収した牛乳について成分を詳しく検査したところ、異常は確認されなかった。

水戸保健所の立ち入り調査や牛乳の検査結果を踏まえ、県は「食品衛生上の問題はない」とした。


同室は、原因について衛生的な問題ではないとの見解を示し、「牛乳の風味は季節や飼料の種類などによって変わることもあり、一部の児童生徒が、いつもと違う風味として感じた可能性がある」と説明した。


同社が学校給食に提供しているのは、県内16市町村。

県教委などによると、県や同社が10日、16市町村の各教委などに説明会を開き、再開の了承を得た。

 

11日は11市町村と県立学校16校で提供を再開。

残りの自治体などへは12日以降、順次再開する。

 

出典

「衛生上問題なし」 給食牛乳提供再開 県が調査

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15392601212968

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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