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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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202462762分にYAHOOニュース(青森テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日朝、青森市の八甲田山系で80代の女性がクマに襲われ死亡しました。

この時に、女性が襲われた現場で救出作業に当たったのが青森県猟友会に所属する「ハンター」です。

 【写真を見る】クマに襲われ女性死亡… 25日の事案の詳細を読む

25日の事案の詳細については写真リンクよりご確認いただけます。

25日の捜索に出動したハンターは、「音を鳴らせばクマが離れる」というクマの習性を過信しないよう、警鐘を鳴らします。

■捜索に出動したハンターたち

25日の捜索に出動したのは県猟友会東青支部のハンターたちです。

秋田県鹿角市で5月に捜索隊が襲われたこともあり、当初は捜索が難航することも懸念されましたが、捜索開始からわずか1時間で救出を完了しました。

その任務に副支部長としてあたったのが、小野さんです。

小野さんたちの依頼内容は捜索隊の警護でした―。

■「クマは餌に対してしつこいので絶対に離れない」

小野さん:
「秋田でも、そういうこと(警察官が襲われる)があったし、猟友会が持っている銃と弾は、クマ対応のものもあるので、それで追い払いをお願いしたいと(依頼があった)。
クマは餌に対してしつこいので、絶対に離れない。
絶対にクマにそばにいるということで、そういう(捜索隊の)編成になった」

■現場には「倒れている女性」と「クマ」…

捜索隊が到着すると、実際に現場にはクマがいたといいます。

また、女性が倒れていた周辺には「爆竹のから」や「スピーカーのようなもの」といった音の鳴るものがあったということです。

■「音はしてたんだけど全くクマ除けになってなかった」

小野さん :
「音はしてたんだけど、全くクマ除けになってなかった。
私が思うに、クマを引き寄せるような効果があったのではないかと。
鈴、ありますよね。あれも今、あんまり効かないと思います。
かえって寄ってくるんじゃないかな。今のクマは―。」

クマは、捜索隊が到着しても10分ほどの間、逃げるそぶりを見せなかったということです。

これまで、人の気配や音を出すとクマはその場を離れると考えられていましたが、小野さんはクマの習性が変わった可能性があると警鐘をならします。

■「クマの習性が変わった可能性」ハンターが警鐘

小野さん :
「音が鳴ったら近くに人間がいるので、もしかしたら餌を持っていると。
学習能力がすごい高いんですよ。クマは。
そういうクマに対しては、捕獲するか射殺するかしないと、遺伝子が残ってしまう。
そのクマの『人間は怖くないんだ』という…」

https://news.yahoo.co.jp/articles/244f78d2d01dd98f94aa27f4f6c354a6549b2f7a

 

62783分にYAHOOニュース(現代ビジネス)からは、クマの被害や目撃情報が増加している背景としては、山村地域の過疎化や地球温暖化などによる個体数の増加が考えられるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5月、秋田県鹿角市で警察官2人を含む3人がクマに襲われ、死傷したという報道がされた。

秋田県内では、去年、クマによる人身被害の数が70件にものぼっており、今回の事故を受けて、クマ被害には見舞金の支給を検討していると県議会が発表した。

全国的に見ても、増加するクマ被害や目撃例。

その背景に、山や里山の生態系に変化が生じている事情があるという。

・・・

クマが生息するような山林で40年にもわたって頻繁に調査研究活動を続けている生態学者であるA氏は、クマ被害が増加した要因を次のように解説する。

「近年、クマの活動範囲が急速に広がっており、そのことが近年のクマ被害の増加をもたらしているのは間違いないでしょう。

活動範囲が広がった要因の一つとして、クマの個体数が急激に増えたことが考えられます。」

個体数が増えた背景には、山村地域の過疎・人手不足の問題が関わっているという。

「山村の過疎が進んだために、クマを狩ってくれる人の数が減ったことが、クマの個体数増加や活動範囲の抑止力を弱めた可能性があります。

過疎が進むと、耕作地や果樹が放棄され、それらが人里に降りてきたクマの食糧源になっている可能性もあります。

他にも、温暖化の影響で、冬が暖かくなっているというのもあります。

厳しい冬はクマの個体数を抑止している可能性が高いです。

厳しい冬を迎えると十分な餌をとるのに苦労し、無事に冬をこす個体も減るでしょう。

でも、雪の量が減り、積雪日数が減ってくると、越冬に備えて十分な餌をとることができるというわけです」

・・・

クマの活動範囲が拡大したことで、人里に出ることが増えるうちに、農作物やゴミ捨て場などを漁ることも増えているようで、その間に、一部の個体は、『人は怖くない』と学習している可能性があります。

15年くらい前までは、クマが生息する地域の山林に入るとき、クマよけの鈴をもっていけば大丈夫と、安心していました。

しかし、人を恐れないクマの振る舞いがあちこちで確認されるようになり、最近は、クマよけの鈴をならしながら歩いても、本当に効果があるのか不安に思うようになりました。」

・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bbd98d6b46d043997cbdb5ac2deb57ae55cdcb7 

 

627194分に毎日新聞からは、現場周辺では21日と22日にも襲われる事案があった、同じクマか?25日の事案は女性が持っていたタケノコを自分の餌と認識し守った可能性がある、しかし人が持っている食べ物を奪おうとするクマはごく一部など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

市などによると、25日に亡くなった同県むつ市の女性はタケノコ採りをしていたといい、救出時に多数の外傷が確認された。

事故現場周辺では他にも人身被害などが相次ぐ。

21日にもタケノコ採りの女性がクマに襲われて大けがをした。

また22日には持参した食料を奪われ、追いかけられる事案もあった。

県は25日、県内全域に出していた「ツキノワグマ出没注意報」を警報に引き上げた。

現場から約2キロの距離に位置する酸ケ湯温泉旅館は26日、管理するキャンプ場の閉鎖に初めて踏み切った。

畑田支配人は、「人を襲ったクマはまた人を襲う恐れがあり、まだ駆除されていないことから、営業を続けていくのは危険と判断した。ショックだし、残念です」と話した。

・・・

大西尚樹・森林総合研究所動物生態遺伝チーム長の話:

「八甲田山系の近いエリアで相次いで人が襲われていることから、今回の3件は同じクマによる被害の可能性が高い。

25日に襲われ亡くなった女性の救助活動にかかわった猟友会のハンターによると、クマは女性の近くにずっといて逃げなかったという。

クマは自分の餌と認識すると、他に取られないように守る習性がある。

女性がタケノコなどの食べ物を持っていたとすれば、それを狙ったのかもしれない。

大人の雄グマは1日数キロ歩く。

このクマが駆除されたことが確認できない限り、このエリアに立ち入ってはならない。

今は繁殖時期で、雄が交尾のために動き回っており、遭遇する確率が高い。

クマは、基本的には人間を恐れている。

人を襲うという発想はそもそもないが、何かをきっかけに人が持っている食べ物を奪いとることを学習する。

ただ、そういったクマは全体のごく一部だ。

今回の現場付近以外での山の活動では、鈴やラジオなどを使って音を出し人の存在をクマに気付かせることや、クマよけのスプレーを携行する、ヘルメットをかぶるなどの対策が有効だ。

https://mainichi.jp/articles/20240627/k00/00m/040/248000c

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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