2024年6月24日16時15分にYAHOOニュース(HTB)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
先週、札幌市中央区のビルで複数の人がせきや喉の痛みを訴えた問題。
ビルに入居する会社への取材で、従業員がクマ撃退スプレーを噴射したことが原因だったことがわかりました。
加藤記者:
「人通りが多い場所です。こちらのビルで複数の人が咳やのどの痛みを訴えたということです。」
今月17日、札幌市中央区にある5階建てビルで、当時ビルにいた17人がせきや喉の痛みを訴える騒ぎがありました。
病院に搬送された人はいませんでしたが、警察や消防が駆け付け、周辺の道路がおよそ2時間閉鎖されるなど、現場は一時騒然となりました。
当初、原因がわかりませんでしたが、ビルに入居する会社が24日、驚きの調査結果を明らかにしました。
三城 総務責任者:
「ゴミ捨て場に熊よけスプレーが廃棄してあった。従業員がそれを見つけた。
消費期限もかなり過ぎていて、中身が入っているかいろいろ気になるところもあって、コンマ数秒間噴射してしまった。」
この会社によりますと、当時、従業員4人が、不用品を処分するために1階の屋内にあるゴミ置き場で作業をしていました。
その際、1人が不用品の中にあったクマよけスプレーを噴射。
その後、4人は換気をし、そのまま外出しましたが、スプレーはビルの中に充満。
警察によりますと、ビルにいた18人のうち、1階にいた7人、3階にいた10人がせき、鼻水、喉や目の痛みを訴えました。
クマ撃退スプレーを巡っては、去年12月にも騒動が。
JR浜松駅に停車していた東海道新幹線の車内で、乗客の一人が登山用に持っていたクマスプレーを、座席に座る際に誤って噴射。
乗客5人が目やのどの痛みを訴え、2人が病院に搬送されました。
クマスプレーには安全装置が装着されていない状態だったということです。
廣瀬記者:
「札幌市内のアウトドア用品店には熊よけの鈴やスプレーが並んでいます。」
誤って屋内で噴射すると、非常に危険なクマスプレー。
消費期限は概ね4年ほどですが、処分する時の注意点をアウトドア用品店に聞きました。
秀岳荘 森山さん:
「これ(安全装置)を捨てるときも、つけて捨てる。
何らかの形でこれがプッシュされてしまうと、たいへんなことになってしまうので、そこはご注意いただきたい。
少しでも中身が残っているものは、決してゴミステーションに捨てないで、専用の引き取り先に持ち込むということになります。」
札幌市では、中身がないクマ撃退スプレーは「燃やせるゴミ」の日に中の見える袋に入れて捨てることができますが、中身があるものは消防署や地域のリサイクルセンターなどで引き取ってもらう必要があります。
登山や山菜取りなどで持ち歩くことが増えたクマ撃退スプレー。
誤った事故を起こさないよう、注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d174ee6442df4c30716ad8cb6d8212901eb66848
6月24日21時0分にFNN PRIME(北海道文化放送)からは、4人はスプレー噴射後、換気して外出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
その後、ビルに入居する会社が従業員に対し聞き取り調査などをした結果、「一部の従業員がクマ除けスプレーを噴射したことが原因だった」と会社のホームページで発表しました。
会社側の説明によりますと、当時、1階屋内のゴミ捨て場で作業中だった従業員4人のうち、1人が不用品として捨てられていたクマ除けスプレーを見つけ、興味本位で噴射したということです。
スプレーには中身が入っていて、想像以上の威力に驚いたものの、微量だったためすぐに換気を行い、問題がないと判断。
4人とも外出しましたが、その後、スプレーの成分がビル内に流出し、今回の事案に至ったということです。
従業員は、外出先で事態を知ったものの、名乗り出ることができず、そのまま時間が経過してしまったということです。
https://www.fnn.jp/articles/-/718834
(ブログ者コメント)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。