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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2024625211分にNHK山梨から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

25日、富士吉田市内にある公立小学校や中学校11校で、センターが提供した給食を食べた児童や生徒あわせて126人がのどの痛みや目のかゆみなどのアレルギー症状を発症しました。

このうち3人はじんましんや腹痛の症状もあったため、近くの病院で治療を受け、1人が入院したということですが、いずれも命に別状はないということです。

給食センターは、市内の公立の小中学校や保育園に原則、同じメニューの給食を提供していて、25日はパントマト味の煮込み料理サラダコーンポタージュそしてびわだったということです。

センターは子どもの食物アレルギーに対応した給食を提供しているということですが、25日は、びわを除いて同じメニューを提供していた保育園でアレルギーの症状が出なかったことや、びわについてはアレルギーに関する対応をしていなかったことなどから、びわがアレルギー症状の原因と見て調べています。

富士吉田市教育委員会の渡邊教育長は、「児童や生徒ならびにその保護者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわびします。今後も細心の注意を払い、よりいっそうの安心で安全な学校給食を提供して参ります」とコメントしています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240625/1040023611.html

 

6251925分に読売新聞からは、特産地を知ってもらう食育の観点などから11校に3500食を提供したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ビワは香川県と愛媛県産で、センターで洗浄した後、市内の11校に約3500食を提供した。

特産地を知ってもらう食育の観点などから出したという。

担当者は「良い機会だと思ったが、(アレルギーの発生は)予想外だった」と話し、今後、ビワの提供はしないとしている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240625-OYT1T50135/  


 
6261910分に朝日新聞からは、びわはアレルギー食材リストの対象外だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

この日は給食の果物として、市内の11校にビワを11個ずつ約3500人分を提供した。

入院した子どもは翌日退院し、全員が快方に向かっているという。

同センターによると、ビワについては、アレルギー対策として提供しない食材リストの対象外だったという。

担当者は「旬の食材でビタミン類も豊富なので、食育としても適しているとして選んだ」と話しているが、「今後の提供については慎重にならざるをえない」としている。

https://www.asahi.com/articles/ASS6V32ZBS6VUZOB003M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n  


(ブログ者コメント)

びわの種に有害物質が含まれているという情報は2017年に本ブログで紹介したことがあるが、実を食べてアレルギー症状が出るとは初耳だ。

調べてみると、以下のような注意喚起記事が見つかった。

今回事例での発症率は126/3500ということで3.6%
これを多いとみるか・・・少ないとみるか・・・。

 

【管理栄養士監修】びわアレルギーに注意!症状や原因、対処法や予防法を詳しく解説

2024.05.15 JA長崎せいひ)

びわを食べてアレルギー症状が出る可能性があることをご存じでしょうか?

びわは美味しい果物ですが、食べると口の中や喉に痒みや腫れなどの症状が出ることがあります。

これは口腔アレルギー症候群の症状で、花粉症と関係があるのです。

びわだけでなく、他の果物や野菜にも同じような反応を示すことがあります。

この記事では、びわアレルギーの原因や対処法、注意点などを詳しく解説します。

びわアレルギーに悩んでいる方や、びわを食べる際に気をつけたい方はぜひ読んでみてください。

びわによるアレルギーとは、どのようなメカニズムで起こるアレルギーなのでしょうか。

ここでは、びわを食べて起こるアレルギーの症状や原因などについて見ていきましょう。

 

■びわで起こるアレルギーは「口腔アレルギー症候群」

びわを食べると口の中がイガイガしたり痒みが出たり、喉が詰まるような症状を引き起こしたりすることがあります。

このような症状を引き起こすのが「口腔アレルギー症候群」です。

基本的には口の中から喉にかけての症状が現れるアレルギーですが、鼻水や目の充血、咳、じんましん、下痢や腹痛などの消化器症状などが生じることもあります。

 

■びわでアレルギーが起こる仕組みとなりやすい人

口腔アレルギー症候群と深い関わりがあるのが花粉症です。

なかでも「カバノキ科」のハンノキやオオバヤシャブシの花粉症がある方は、びわでアレルギーを起こしやすいといわれています。

アレルギーを持つ花粉と似た形のたんぱく質を含む果物や野菜を食べることが、花粉症の方が口腔アレルギー症候群を引き起こす原因です。

 

■びわを食べてアレルギー症状が出た場合の対処法

口腔アレルギー症候群の症状は、ほとんどの場合時間とともに消失します。

しかし、まれにアナフィラキシーショックという重篤な症状を起こすこともあるため、びわを食べて体調に変化があった場合は念のため医療機関を受診しましょう。

びわがアレルゲンだと特定された場合は、食べるのを避けるようにするのが基本です。

加熱すれば食べられる場合もありますが、症状にもよるため主治医に確認するようにしてくださいね。

 

■びわを食べる際にアレルギー以外に注意すべきこと

びわは甘くて美味しい果物ですが、食べ過ぎや体質によっては体に悪影響を及ぼすこともあります。

ここでは、びわの食べ過ぎによる影響やアレルギーなどについて解説します。

 

■食べ過ぎはお腹の不調につながることも

びわの食べ過ぎは食物繊維や水分の摂り過ぎを招き、腹痛や下痢、消化不良を引き起こす可能性があります。

また、便秘解消が期待できる食物繊維も、摂り過ぎるとかえって便秘を悪化させてしまうことも。

びわの1日あたりの適量は56個が目安。

せっかくの美味しいびわで体調不良にならないように適量を目安に食べるようにしましょう。

 

■種は絶対に食べない

びわの種の中心にある「仁(じん)」という部分には、有害物質「アミグダリン」が含まれています。

アミグダリンが体内で分解されると「青酸(せいさん)」とよばれる高い毒性を持つ物質が発生します。

青酸の多量摂取は頭痛やめまい、嘔吐などの中毒症状を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあるため、絶対に食べないようにしましょう。

アミグダリンは有害物質であるにもかかわらず「健康に良い成分である」「がん細胞を攻撃する」などと謳われ、インターネット上で流通していることが確認されています。

実際にこのような製品を購入し摂取したことによって重篤な症状に陥ったケースも報告されています。

魅力的なキャッチフレーズに惑わされ購入して利用したり、自分でびわの種子を粉末にして摂取したりすることは絶対に避けましょう。

 

■まとめ

びわによるアレルギーは、主に口や喉に不快な症状を引き起こす口腔アレルギー症候群です。

口腔アレルギー症候群は花粉症と関連しており、花粉と似たたんぱく質を含むびわを食べることで症状を引き起こします。

口腔アレルギー症候群の症状は時間とともに消失しますが、まれに重い症状を引き起こすことも。

もしびわを食べて何かしらの症状が出た場合は、念のため医療機関を受診しましょう。

びわはアレルギー症状だけではなく、食べ過ぎるとお腹の不調につながる可能性があります。

美味しいびわを安全に味わうためにも、体質を考慮したり食べ過ぎに注意したりすることを忘れないようにしましょう。

https://ja-nagasakiseihi.sanchoku-prime.com/blog/biwa-allergy 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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