2024年6月27日15時1分にYAHOOニュース(HUFFPOST)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電動アシスト自転車、充電式掃除機、スマホ、PC……。
これらに搭載されたバッテリーが突然発火する事故が相次いでいます。
【動画】電動自転車のバッテリーが充電中に爆発…。一度は見てほしい“恐ろしさが伝わる”実験映像がこれだ
原因は、リチウムイオンバッテリーが「非純正」であること。
ネットでも簡単に取り寄せることができますが、なかには建物が全焼する火災になったケースもありました。
NITE(製品評価技術基盤機構)が公開した実験映像には、電動アシスト自転車のバッテリーが充電中に「爆発」する様子が映っていました。
■建物全焼14件、人的被害13件
NITEの発表資料によると、2014~23年の10年間に発生した「非純正バッテリー」による事故は計235件。
最も多いのは、「充電式電動工具」(103件)で、「充電式掃除機」(97件)、「スマホ」(12件)、「ノートパソコン」(12件)、「玩具」(4件)、「電動アシスト自転車」(3件)、「その他」(4件)の順となっています。
また、235件の事故のうち、97%にあたる227件が火災でした。
そのうち、建物の全焼につながった火災は14件に上り、バッテリーから噴出した炎でやけどをしたなどの人的被害も13 件発生しています。
事故が発生した際の状況は、「充電中」が182件と最も多く、「保管中」が26件、「使用中」が10件などと続きました。
また、事故発生時の非純正バッテリーの使用期間は「1年未満」が125件と、半数超を占める結果となりました。
実際に起きた事故は次の通りです。
「兵庫県で2019年4月、ネット通販で購入した電動アシスト自転車用のバッテリー(非純正)を充電していたところ、出火し、床を焼損した。
非純正バッテリーの内部で短絡が生じ、異常発熱したものとみられる」
「兵庫県で2023年9月、ネット通販で購入した充電式掃除機用のバッテリー(非純正)を掃除機に取り付けたまま保管していたところ、突然作動するとともに出火した。
非純正バッテリーの安全保護装置が異常発熱し、出火したものと考えられる」
■非純正では補償を受けられない可能性
また、NITEが公式YouTubeに投稿した実験映像を見ると、火災に発展した際の恐ろしさが伝わってきます。
非純正バッテリーを充電中、突然白い煙と炎が吹き出します。
一度おさまりかけましたが、再び爆発を起こしたように炎が勢いよく吹き出し始めました。
その様子は、まるで「火炎放射器」を噴射したかのように見えます。
バッテリーには可燃性の電解液が含まれているため、一度発火すると、大きな火災に発展する恐れがあります。
事故のリスクを減らすには、安全保護装置の適切な設計や品質管理が不可欠ですが、非純正バッテリーは異常発生時に安全保護装置が作動しないこともあります。
なかには、電池内部に異物が混入していたり、電気回路の部品に不良品が使われていたりする製品があるほか、純正バッテリーで事故を起こした場合、機器本体のメーカー側から対応や補償を受けられない可能性があるといいます。
NITEは、「非純正バッテリーは純正品に比べて低価格のものも多いですが、これらの中には高リスクのものが潜んでいます。機器本体のメーカーとは無関係の事業者から販売されているものは、通常の使用であっても事故が起きる場合があります」と呼びかけました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/883fe7d53ce942aea6e8f6b6a525e942b441f73f
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。