2014年6月14日付で朝日新聞宮崎全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月13日付で毎日新聞宮崎版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
都城市志比田町のK酒造志比田工場で12日午前10時20分ごろ、47基あるステンレス製の「貯酒タンク」(直径6m、深さ11m)の1基が爆発する事故があった。
タンク上部のステンレス製のふた(直径1m、10kg)が飛ばされたが、けが人はなかった。
警察などによると、タンクは蒸留した焼酎の貯蔵用。
爆発が起きたタンクでは、品質を均一にするため機械でかき混ぜる作業が行われていた。
近くで作業中の社員が爆発音に気付き、高さ1.5mほどの炎が上がるのを見た後、自然鎮火したという。
落ちたふたで、タンク同士を結ぶ鉄製の通路の一部が壊れた。
事故の通報が消防に届けられたのは、発生から約2時間後の午後0時38分。警察には通報しておらず、警察には午後1時35分に消防から連絡が入ったという。
同社では、「連絡を受けて現場に駆け付け、確認していたら(通報が)遅れた」と説明している。
13日は警察による現場検証が行われた。
同社は、「一刻も早い原因究明に努め、再発防止への取り組みを強化したい」と話した。
出典URL
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20140613ddlk45040596000c.html
(ブログ者コメント)
アルコール蒸気が爆発した可能性が考えられるが、もしそうだったにしても、過去にほとんど聞いたことがない事例だ。
(2015年8月11日 修正1 ;追記)
2014年9月25日付で同社HPに、撹拌用水中ポンプの電源ケーブルが劣化して短絡したことが原因だったなどという記事が掲載されていた。
(新情報に基づき、タイトルも修正した)
3.原因
撹拌に使用していた水中ポンプの電源ケーブルが劣化により短絡し、その際に火花が発生。
これを引火源としてタンク上部に滞留していたアルコール蒸気に引火、爆発した。
4.対策
・撹拌機を1台ずつ識別と管理を行う。
・一定の頻度で撹拌機の絶縁確認を行う。
・タンク内アルコール蒸気濃度を低減させる換気方法を検討する。
http://www.kirishima-fg.jp/news/archives/2014/0922.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。