2015年11月21日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5362/
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5389/
(2015年12月7日 修正3 ;追記)
2015年12月1日7時0分に産経新聞新潟版から、不適切敷設ケーブルは1号機から7号機までの全機で計1049本あったなどと規制委員会に報告されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は30日、柏崎刈羽原子力発電所の6、7号機で判明した中央制御室内での不適切なケーブルの敷設が、1~5号機でも5基合計で753本あったと発表した。
この結果、緊急時に原子炉を停止する信号を送る安全系ケーブルが他のケーブルと混在するといったケースは同原発の7基全てで確認され、計1049本にのぼった。
安全系ケーブルは、火災時に延焼を防ぐため他のケーブルと分ける必要があるが、6、7号機だけでなく1~5号機でもケーブルが仕切りの板をまたぐなどの状態で混在していた。
東電は同日、原子力規制委員会に調査結果を報告し、工事の発注時にケーブルの区分に関して仕様書に具体的な記載せず、施工状態の確認もしなかったことなどが原因だとした。
再発防止策として、敷設工事のチェック体制の手順を年内に見直すとともに、協力企業も含めて工事に精通したエキスパートの育成体制を充実させる方針を示した。
また、平成22年4月以降に実施した安全対策工事807件について点検したところ、735件で設計作業に何らかの不備があった。
過去5年分の不備は来年2月末までに是正する方針。
出典URL
http://www.sankei.com/region/news/151201/rgn1512010002-n1.html
(ブログ者コメント)
11月30日付で東電HPに、調査報告書が概要版とともに掲載されていた。
ただ、ブログ者がザッと見た範囲では、マニュアルを修正したといった記述は見当たらなかった。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1263779_6818.html
(2016年1月31日 修正4 ;追記)
2016年1月30日7時3分にNHK首都圏NEWS WEBから、施工業者に任せきりにしていたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京電力は、不適切な敷設は2500本に上り、1号機から7号機のすべてで確認されたとする調査結果を、原子力規制委員会に提出した。
原因は、工事の施工業者に任せきりにした結果、ケーブルが通るルートを示した図面がなかったり、社員が状況を確認していなかったりといったことを挙げ、今後は安全上重要な設備に関する教育を徹底するなど、再発防止を図っていくとしている。
東京電力の姉川常務は、原子力規制庁に報告書を提出したあと、報道各社の取材に応じ、今回のケーブルの不適切な敷設について陳謝したうえで、「ハードウェアもさることながら人や組織に根ざす問題を解決していくことが福島第一原発の事故の大きな教訓であったが、まだまだ努力が足りていないと反省している。改善に取り組んでいきたい」と話した。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160130/5461931.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。