







2018年5月23日15時14分にNHK大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
業務用のノートパソコンが突然発火して使えなくなり、仕事に支障が出たとして、大分市の建築士の男性が、製造元の大手メーカーに損害賠償を求める訴えを、大分簡易裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは、大分市の1級建築士の66歳の男性。
訴状などによると、この男性は去年6月、業務用のノートパソコンを電源を切った状態でバッグに入れて持ち歩いていたところ、突然、シューという音とともに白い煙を上げて発火した。
その後、メーカーが原因を調べた結果、バッテリー部分が発火したことが分かったという。
男性は、およそ20日間にわたってパソコンが使えず、仕事に支障が出たなどとして、製造元の大手メーカー「デル」の日本法人に対し、126万円余りの損害賠償を求めて、大分簡易裁判所に訴えを起こした。
問題のパソコンは、男性が去年2月、インターネットを通じて購入したものだった。
メーカーによると、同社製のパソコンをめぐっては12年前に同じようなトラブルが相次ぎ、リコールを行ったものの、これまで男性が使っていた機種では、同様のトラブルは確認されていないという。
訴えられたことについて、メーカーでは「訴訟に関するコメントは差し控えます」と話している。
出典
『パソコン発火 賠償求め提訴』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20180523/5070000689.html
2018年5月23日11時39分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原子力規制委員会は23日、全国の原発などで空調換気系ダクトに腐食による穴などがないか調査した結果、一部に腐食や穴が見つかったのは7原発12基だったと明らかにした。
このうち、東京電力柏崎刈羽3号機(新潟県)は腐食が大きく、中央制御室の換気機能に異常がある可能性がある。
再稼働審査に合格した同7号機でも異常がないか確認する。
他の10基には異常はないという。
中国電力島根原発2号機(松江市)の中央制御室のダクトで2016年12月に腐食による複数の穴が見つかった問題を受け、規制委が昨年1月、各電力事業者に調査を指示していた。
穴が開いていると、原発事故時は放射性物質が中央制御室に流入し、運転員が被ばくする恐れがある。
規制委によると、腐食や穴が確認されたのは以下の原発。
東北電力女川3号機 (宮城県)
日本原子力発電 東海第2 (茨城県)
東京電力福島第1の6号機 (福島県)
東京電力柏崎刈羽3、4、6、7号機 (新潟県)
中部電力浜岡3~5号機 (静岡県)
北陸電力志賀1号機 (石川県)
中国電力島根1号機 (松江市)
一部の原発については、事業者が既に明らかにしている。
柏崎刈羽では、3号機で見つかった縦約13cm、横約5cmの亀裂が最大だった。
3、7号機では、穴や亀裂が計9カ所あった。
これらは全て、福島第1原発と同じ沸騰水型原発だった。
原因を調査している。
加圧水型では、外気の取り入れ口の近くにフィルターを設置するなどの対策をしており、問題なかった。
島根2号機では、ダクトを覆う保温材を外す点検で複数の穴が見つかり、最大で横約100cm、縦約30cmだった。
原因は、結露や外から浸入した雨水、塩分の付着と推定されている。
〔共同〕
出典
『7原発12基に腐食や穴 ダクト部分、規制委が調査結果』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3084975023052018CR0000/
5月23日17時8分に毎日新聞からは下記趣旨の記事が、調査結果の一覧表や柏崎刈羽の腐食穴の写真付きでネット配信されていた。
規制委によると、沸騰水型の場合、ダクトの外気取り込み口に水分や塩分を除去するフィルターを設置しないメーカーが多かった。
原発は全て海岸沿いにあり、水分や海水の塩分を含んだ外気をダクトから取り込み、腐食が発生したとみられる。
ダクトの材質は鉄や亜鉛メッキ鋼。
[共同]
出典
『原発12基 ダクトに腐食や穴 柏崎刈羽は9カ所も』
https://mainichi.jp/articles/20180524/k00/00m/040/004000c
(ブログ者コメント)
島根原発事例は下記記事参照。
2017年3月17日掲載
2016年12月8日発表 島根原発2号機で27年間点検記録のない空調ダクトに結露で複数の腐食穴が開いていることを発見、事故時に放射性物質が制御室に入る恐れがあった (第2報)
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6900/
2018年5月23日19時37分にNHK徳島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午前10時半ごろ、徳島市春日2丁目の倉庫で作業をしていた女性から「夫が屋根から落ちた」と警察に通報があった。
警察官が駆けつけたところ、倉庫の中で上板町泉谷の塗装業、Iさん(67)が倒れているのが見つかり、徳島市内の病院に運ばれたが、全身を強く打っていて、およそ3時間半後に死亡した。
警察によると、現場はスレートぶき平屋建ての倉庫で、Iさんは23日午前9時ごろから妻とともに現場を訪れ、倉庫の屋根を塗装するのに先だって、屋根に登って掃除をしていたという。
また、警察によると、屋根の高さ5mほどのところには明かりを取り入れるための樹脂製の天窓があったが、人の体が入れるほどの穴が開いていたという。
警察では、Iさんが屋根で作業中に天窓から倉庫の中に転落したのではないかとみて、労災事故として原因を詳しく調べている。
出典
『屋根で作業中の男性が転落死か』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20180523/8020001889.html
2018年5月22日21時45分にNHK山口から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月、山口県周防大島町で橋に設置された送水管が破断して断水となったトラブルで、岡山でも同じメーカーの送水管が壊れ、一時、送水が止まっていたことが分かった。
同じ送水管は全国のおよそ220か所にあり、メーカーが設備に異常がないか、目視で調査している。
ことし1月、周防大島町と対岸の柳井市をつなぐ橋に設置されたポリエチレン製の送水管が壊れて、町のほぼ全域で断水し、最大でおよそ1万5000人に影響がでた。
岡山県広域水道企業団によると、岡山市と瀬戸内市にかかる「邑上橋」でも、ことし1月25日に送水管をつなぐ部品が壊れて、20日以上にわたり瀬戸内市への送水を止める措置をとっていたことが分かった。
いずれの送水管も三井金属エンジニアリングが製作したもので、橋を通過する車両の振動が長期間、繰り返されたことで接合部に出来た亀裂が広がり、破損したとみられるという。
同じ材質で直径が近い送水管は、全国40の道府県のおよそ220か所に設置されているということで、メーカーでは設備に異常がないか、目視で調査している。
三井金属エンジニアリングは、「調査の結果を踏まえて、必要な対策を講じたい」としている。
出典
『岡山でも送水管破断 全国調査』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180522/4060000408.html
5月24日付で中国新聞からは、厚労省も乗り出したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山口県と岡山県で橋に敷設した三井金属エンジニアリング(東京)製のポリエチレン送水管が相次ぎ破断した問題で、厚労省が近く、全国の水道事業者に点検などを求める通知を出すことが23日、分かった。
出典
『送水管破断で全国へ点検通知』
(ブログ者コメント)
周防大島事例は、本ブログでも紹介スミ。
2018年5月22日9時28分に日本経済新聞から下記趣旨の記事が、月別事故件数の棒グラフ付きでネット配信されていた。
自転車通学の高校1年生は、5~6月に要注意・・・。
通学に慣れ始めたこの時期に高校1年生の自転車事故が集中することが、専門家の調査で分かった。
2015年の通学中の事故は「高1の6月」が430件で最多。
気の緩みが大事故を招く恐れもあり、関係者は「事故が増えることを意識して安全策の徹底を」と呼びかけている。
「一時停止する義務があるとは知らなかった」。
17年6月の朝、群馬県内の公道で自転車で登校中に事故に遭った高校1年(当時)の女子生徒は振り返る。
緩やかな坂を下った信号のない交差点で、自動車と出合い頭に衝突。
腕の骨を折る重傷を負った。
一時停止の標識と停止線は、生徒側にあった。
自動車に気付いてすぐにブレーキをかけたが、小雨で路上がぬれ、停止できなかったという。
18年5月上旬には、千葉県内で高1生徒が登校時に他校の生徒と並走していたところ接触し、打撲と擦り傷を負った。
自転車の専門家で構成し、適切なメンテナンス、マナーの啓発活動などに取り組む「自転車の安全利用促進委員会」(東京)が17年5月に発表した調査によると、15年に起きた全国の通学時の事故件数を学年別、月別でみると、「高校1年の6月」が430件と最も多く、3年生の同じ月の約2倍。
次いで「高1の5月」の423件が続いた。
委員会によると、高校進学で自転車通学を始める生徒が多く、4月は新しい通学路を注意深く通うため、事故は少ない傾向にある。
だが、5~6月は緊張感が薄れ、危険箇所や交通ルールを熟知しないまま走るため、事故が起こりやすいという。
発生場所は、比較的交通量が少ないとされる歩道のない裏道交差点が多く、車との出合い頭の事故が9割近い。
信号無視や一時停止違反など、高校生の法令違反が全事故の約7割を占める。
前照灯やブレーキなど整備不良もあり、同委員会は「防げたはずの事故が多くある」と注意を促す。
事故の頻発を受け、新学期の交通安全教室に力を入れる学校も多い。
兵庫県姫路市立姫路高校は4月下旬、1年生を対象に地元警察を招き、校庭で車を使って死角を確認したり、傘を差して運転する危うさを体験したりする授業を行った。
中正教頭は、「入学後、すぐ事故の怖さを伝え、安全意識を徹底させたい」と話す。
警察庁の統計によると、自転車を運転中の事故は、全世代の中で高校1年にあたる「16歳」が突出して多い。
高齢者や児童に比べ、高校生に該当する年齢層が際立っており、17年の自転車乗車中の負傷者数は15~19歳で10万人あたり274人と、全年齢層の70人を大きく上回る。
自転車施策に詳しい三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治研究理事は、「教員など、大人は交通安全を呼びかけるだけでなく、危険性が高まる学年や時期の統計を踏まえ、事故が起きやすい危険箇所を具体的に示す指導を心がけてほしい」と話している。
出典
『自転車通学、高1に「魔の6月」 気の緩みにご用心』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30794170S8A520C1CC0000/?n_cid=NMAIL007
2018年5月22日21時2分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時半すぎ、福井市白方町にある「M化学工業福井工場」で火事が起きたと、消防に通報があった。
警察によると、火が出たのは、顔料などを製造する過程で中間物質を乾燥させる作業を行う「第二乾燥工場」と呼ばれる鉄骨平屋建ての建物。
消防車13台が消火活動にあたった結果、火は約40分後に消し止められたが、乾燥用の機械1台と天井の一部約15m2が焼けた。
この火事で、福井市六日市町に住む56歳の男性従業員が、背中などにやけどをする全治1か月半の大けがをした。
当時、この建物の中には、ほかに従業員6人がいたが、いずれもけがはなかった。
警察によると、男性従業員が中間物質を円筒形の乾燥用の機械に入れていたところ、火が出たという。
また、有害な物質が漏れるなどの被害はなかった。
現場は、福井市と坂井市にまたがる工業団地「テクノポート福井」にある工場で、警察と消防は火事の原因を詳しく調べている。
出典
『化学工場で火災 1人大けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054904861.html
5月23日付で毎日新聞福井版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午前11時半ごろ、福井市白方町テクノポート3にあるM化学工業福井工場の第2乾燥工場から出火。
鉄骨平屋建て工場の天井部分約15m2を焼き、約40分後に消えた。
男性従業員(56)が背中などをやけどする重傷を負い、病院に搬送された。
警察によると、第2乾燥工場では出火当時、顔料などの製品を乾燥させる機械が稼働中。
男性従業員らが粉末物質を入れる作業中、この機械から出火したとみて、原因を調べている。
現場は、坂井市にまたがる日本海側の工業地帯。
この火災で消防車13台が出動したが、有害物質の流出は確認されず、避難した住民はいなかった。
福井工場では、インクなどの原料を生産しているという。
出典
『火災 三星化学工業福井工場で 男性従業員重傷』
http://mainichi.jp/articles/20180523/ddl/k18/040/247000c
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年5月23日付の福井新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
警察によると、男性従業員が高さ約1.3mの乾燥機に粉末状の顔料の原料を注入していたところ、乾燥機から火が上がったという。
2018年5月22日5時29分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月21日22時15分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
眠気で意識がもうろうとした状態を認識しながら車を運転して事故を起こしたとして、警視庁は21日、東京都江戸川区の運送業O容疑者(60)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで逮捕した。
同庁は、O容疑者に睡眠障害があったと判断。
睡眠障害の影響を理由に危険運転致傷容疑を適用しての逮捕は全国初という。
交通捜査課によると、逮捕容疑は1月21日午前7時5分ごろ、東京都中野区本町2丁目の都道で、睡眠障害によって正常な運転ができないことを認識しながら軽四貨物車を運転して、トラックを止めて作業をしていた男性会社員(40)をはね、足の骨折など約6カ月の重傷を負わせたというもの。
「途中で眠くなることがあったのに、運転し続けていた」と、容疑を認めているという。
O容疑者は、事故当時、警察官に「考え事をしていた」と話していたが、その後の調べに「はっきりと覚えていない。気付いたらぶつかっていた」と説明。
2014年以降、今回を含め少なくとも19件の事故(うち7件が人身事故)を起こして免許停止処分を3回受けており、「ほかにも覚えていない事故が何件かある」と話しており、同課は睡眠障害の危険性を認識しながら運転したと判断して、逮捕に踏み切った。
睡眠障害を疑って、これまでに病院を2回受診したが、通院はしていなかった。
出典
『睡眠障害を認識と判断、危険運転致傷容疑で初の逮捕』
https://www.asahi.com/articles/ASL5P538PL5PUTIL03N.html
『睡眠障害事故で初の逮捕 危険運転致傷疑いで警視庁』
http://www.sankei.com/affairs/news/180521/afr1805210026-n1.html
2018年5月21日19時36分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月22日14時3分にNHK関西から、5月22日11時45分に産経新聞westからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市生野区で2月、ショベルカーが歩道に突っ込み児童ら5人が死傷した事故で、運転手のS容疑者(35)=自動車運転処罰法違反容疑で逮捕、送検=にてんかんの持病があったことが21日、大阪府警交通捜査課への取材でわかった。
同課は同日、発作の恐れを認識しながら運転を続けたとして、同法違反の過失運転致死傷容疑から危険運転致死傷容疑に切り替え、送検した。
同課によると、S容疑者は病気について黙秘している。
捜査関係者によると、本人の供述と防犯カメラが捉えた事故の状況に食い違いがあったことなどから、検察が鑑定留置を行って当時の精神状態や病気の有無を調べたところ、S被告にはてんかんの持病があり、医師から運転を控えるよう注意されていたことも分かったという.
同課によると、事故直前の防犯カメラ映像や複数の目撃者の話から、S容疑者がうなり声を上げたり、不自然に首を揺さぶるなど、発作とみられる動きがあったことが判明。
同容疑者はてんかんで、医師から薬を飲んでも運転はできないと止められていたという。
同課は、発作が起こる恐れを認識しながら運転を続けたと判断し、より法定刑の重い危険運転致死傷容疑を適用した。
また、過去にも意識障害の症状を呈し、医師から難治性てんかんと診断されたが、平成27年11月の免許更新時、病気に関する質問に嘘の回答をしていた。
本来なら、免許の更新が認められない症状だったといい、府警は道交法違反(質問票虚偽記載)容疑でも追送検した。
事故は今年2月、府立生野聴覚支援学校前で信号待ちをしていた5人にショベルカーが突っ込み、同校小学部5年の女児(当時11)が死亡、同校の児童や教員計4人が重傷を負った。
地検は、運転手の当時の精神状況などを調べるため、16日まで鑑定留置していた。
出典
『てんかんで危険運転容疑 大阪・生野の重機事故』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30766580R20C18A5AC8Z00/
『重機 危険運転致死傷罪で起訴』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180522/0000241.html
『歩道に重機、児童5人死傷事故 医師制止守らず運転か てんかん隠し免許更新』
http://www.sankei.com/west/news/180522/wst1805220036-n1.html
5月19日13時0分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
S容疑者は当初、「赤信号で止まろうとしてブレーキとアクセルを踏み間違えた」と供述したが、防犯カメラには、交差点の前でいったん停止した後、再発進して左側の歩道に突っ込む様子が映っていた。
大阪地検は、てんかんの影響の有無などを調べるため、S容疑者を今月16日まで約3カ月間鑑定留置したが、てんかんについては黙秘している。
2014年施行の自動車運転処罰法は、てんかん発作や糖尿病による低血糖症などで正常な運転ができない恐れがある状態で事故を起こした場合、危険運転致死傷罪を適用できると規定。
法定刑は、死亡事故では懲役15年以下と定められ、過失運転致死傷罪(懲役7年以下)より重い。
出典
『大阪ショベルカー事故 容疑者にてんかんの持病』
https://mainichi.jp/articles/20180519/k00/00e/040/292000c
5月22日5時30分に毎日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
S容疑者が過去に、てんかんの発作とみられる症状で事故を起こしていたことが分かった。
勤務先がこうした実態を把握しながら適切な労務管理を怠った疑いがあり、警察は管理責任者らについて業務上過失致死傷容疑での立件を検討している。
元同僚の男性によると、S容疑者は「幼い頃にてんかんと診断され、薬を飲まないと変なことになる」と周囲に漏らしていた。
捜査関係者によると、S容疑者は服薬しても発作を止められないほどの状態で、医師から運転を控えるよう求められていたという。
だが2015年11月、てんかんの持病を隠して運転免許証を更新し、日常的にトラックやショベルカーの運転を続けていた。
昨年には、大阪市内の工事現場に向かう途中で物損事故を起こしたが、記憶があいまいな様子だったという。
警察はS容疑者の勤務先の家宅捜索で、こうした事情を把握している模様で、労務管理の実態を詳しく調べている。
出典
『大阪重機事故 てんかんで事故歴 勤務先管理者の立件検討』
https://mainichi.jp/articles/20180522/k00/00m/040/180000c
(2018年7月28日 修正1 ;追記)
2018年7月26日19時55分に産経新聞westから、勤務先の社長らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
大阪府警は26日、運転していた元建設作業員にてんかんの持病があるのを知りながら、運転禁止を徹底していなかったとして、業務上過失致死傷容疑で、勤務先の「K建設工業」(大阪市西成区)の社長(男性、43歳)と専務(71)ら計4人と、元請けの建設会社員の男(71)を書類送検した。
4人の書類送検容疑は、運転していた元建設作業員、S被告(35)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪で起訴=に持病があるのを知りながら、運転を禁止せず、事故で女児(11)を死亡させたほか、別の児童ら4人にけがをさせたとしている。
また、元請けの建設会社員の男は、府警と協議して定めていた工事の範囲を守らず、ショベルカーを使用させたとしている。
交通捜査課によると、K建設工業の4人は、昨年までにはS被告の持病を認識。
S被告は会社に対し、「持病は治ったが、病院に行っている」などと説明していたという。
社長と専務は、「現場作業員らに、S被告に運転させないよう指示を出していた」と容疑を否認。
残る3人は、それぞれ容疑を認めている。
出典
『ショベルカー死傷事故で社長ら書類送検 てんかんの持病知りながら運転禁止せず』
http://www.sankei.com/west/news/180726/wst1807260068-n1.html
7月26日17時32分にNHK関西からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、意識障害の発作を伴う持病を把握し、事故を起こすおそれがあったにもかかわらず運転にあたらせていたとして、43歳の社長や41歳の現場責任者ら5人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検した。
調べに対し、社長は容疑を否認し、現場責任者は「工期が迫っていたので運転させてしまった」などと容疑を認めているという。
出典
『重機事故 会社社長ら書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180726/0004440.html
2018年5月21日14時33分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海や川などで起きる「水の事故」をはじめ、子どものさまざまな事故の防止を呼びかける「子どもの事故防止週間」が21日から始まり、県内では「ヘッドランド」と呼ばれる人工の岬周辺で相次ぐ事故を、どのように防いでいくかが課題となっている。
「子どもの事故防止週間」は、子どもの事故を社会全体で防いでいこうと5月の第4週に設けられ、ことしは、海や川、それにプールなどで起きる「水の事故」と、子どもを乗せた「自転車の事故」が重点テーマとなっている。
このうち、県内では「ヘッドランド」と呼ばれる人口の岬の周辺で水の事故が相次いでいて、去年8月には、親子で海水浴をしていた小学3年の男の子が沖に流されて死亡するなど、去年1年間だけで6人が死亡している。
「ヘッドランド」周辺は、沖へ向かう強い流れが発生するために、立ち入りが禁止されているが、近くで泳いだり遊んだりする人が後を絶たない。
このため、「ヘッドランド」周辺の事故をどのように防いでいくかが大きな課題となっていて、県の河川課や茨城海保などは、夏の時期に向けてパトロールを強化するなど、対策を取ることにしている。
県内の「ヘッドランド」のおよそ半分が集まっている鉾田市では、県や警察だけでなく、地元の人たちも「水の事故」を防ごうと取り組んでいる。
このうち、海岸の近くでサーフショップを経営する人見さんは、波の様子を確認する際に、危険な場所に立ち入っている人がいないか見て回る活動を30年余りにわたって続けてきた。
人見さんは、「ヘッドランド」周辺の危険性について、「流れが強いうえ、水深が突然、深くなる場所もあり、海について知識がある人でも事故に遭うおそれがあります」と話していた。
また、「子どもの水遊びには、大人のすねぐらいの浅さが続いているところが最適です。子ども連れの人は、地元の人に聞いたりよく観察したりして危険を避けてほしい」と話していた。
出典
『“ヘッドランド”事故防止が課題』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20180521/1070002619.html
(ブログ者コメント)
ヘッドランドの何たるかは、以下のネット記事にふんだんな写真付きで解説されていた。
(2016年8月31日 NHK首都圏)
茨城県では、海の事故が相次いでいる。
お盆の時期の1週間で起きた事故は12件と全国で最も多く、4人が死亡、2人が行方不明。
・・・・
ヘッドランドというのは、砂浜に突き出すように作られた人工の岬で、海岸の砂が流れ出さないように、およそ30年前から造られてきた。
茨城県の海岸線には、あわせて34基、設置されている。
・・・・・
ヘッドランドのすぐ脇では、沖合からの海水の流れが狭い範囲に集中する。
集中した流れは、海岸にぶつかって逃げ場を失う。
その流れは、ヘッドランドに沿う形で、一気に沖合に戻っていく。
これが非常に強い引き波、「離岸流」となる。
・・・・
ヘッドランドは、そもそも危険なため、立ち入り禁止になっている。
しかし、それと知らずに入り込んでしまって事故にあうケースも多く、最近は県外から訪れた海水浴客や外国人の事故も目立っている。
・・・・
出典
『相次ぐ海の事故 海に潜む“ヘッドランドの危険”』
https://www.nhk.or.jp/shutoken/miraima/articles/00509.html
(2018年5月31日 修正1 ;追記)
2018年5月31日付で茨城新聞から、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。
・・・・・
昨年8月、鉾田市内のヘッドランド付近でペルー国籍の親子が貝採り中に波にさらわれ死亡した。
また今年5月には、神栖市内のヘッドランドで、海産物を採りに来た男性(85)が転落して死亡した。
・・・・・
近年は、ヘッドランドに入る外国人が増えている。
・・・・・
ヘッドランド周辺での遊泳を禁止する法律や条例はなく、最終的には利用者のマナーに委ねられているのが現状だ。
県内には、大洗町から神栖市の鹿島灘に、計34基のヘッドランドが設置されている。
ヘッドランド周辺が危険な理由は、岸から沖へ強く流れる「離岸流」が発生するためだ。
幅が10~30mあり、速さは秒速1~2m。
五輪の競泳選手でも、流れに逆らって泳ぐことは困難と言われている。
・・・・・
出典
『人工岬周辺で「離岸流」 夏の遊泳、注意を 看板設置 パトロール強化』
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15276832451343
2018年5月22日13時18分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後3時半すぎ、長野市稲里町の運送会社の倉庫で、「パレットと呼ばれる荷物を載せる台が倒れて社員が下敷きになった」と、作業をしていた従業員から消防に通報があった。
警察によると、下敷きになったのはこの会社の社員のOさん(男性、27歳)で、病院に搬送されたが頭を強く打ち、意識不明の重体となっている。
警察によると、パレットは重さが1つ20kgほどで、Oさんがフォークリフトを運転して作業していたところ、周辺に積まれていたパレットが倒れたという。
警察は事故の原因を詳しく調べている。
出典
『運送会社でパレット倒れ 重体』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180522/1010003312.html
2018年5月20日18時41分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事が図解付きでネット配信されていた。
下水道に流れ込む想定外の水「不明水」に、自治体が頭を悩ませている。
雨水や地下水が、どこからか下水管に浸入して発生。
マンホールから水があふれ出るなど、生活に影響を及ぼすケースもある。
下水管の老朽化で、今後、さらに被害が広がる恐れがあり、自治体が対策を急ぐ。
「トイレの水が流れにくい」「台所でボコボコ音がする」。
2017年7月の九州北部豪雨の際、佐賀県江北町の役場にはこんな情報が寄せられた。
同町の下水道は、平常時の2倍の水を処理する能力があるが、どこから流れ込んだか分からない水で能力を超過。
土地の低い地域を中心に生活排水が流れにくくなり、町は防災無線で「風呂の水は次の日に流して」などと呼び掛けた。
江北町で同様の事態が起きるようになったのは5年ほど前。
17年度に約2000万円を計上し、今夏までに「不明水」の浸入経路を突き止める計画だ。
国交省によると、多くの自治体は、汚水と雨水を別の下水管に流す「分流式」を採用する。
雨水は雨水管を通り、汚水管には流れない設計。
だが、雨水がマンホールの隙間から浸入したり、住宅の雨水管が誤って汚水管に接続されたりして、不明水となっている可能性が高い。
下水管や家庭の排水施設の老朽化で生じた亀裂などから雨水や地下水が浸入していることも考えられ、海が近い地域では地下水に海の水が入り込むことが要因になるという。
大雨時に川へ放水する「合流式」と違い、必ず下水処理場を通る分流式では、不明水の流入ですぐに処理能力を超えてしまう。
仙台市では、東日本大震災以降、不明水が問題になるケースが増えた。
3月上旬の大雨時にも、市には「マンホールから水が噴き出し始めた」などの問い合わせがあった。
震災で下水管に細かなひび割れが発生したとみて、原因の特定を進める。
ただ、「浸入箇所がいくつあるかわからない。浸入をゼロにするのは難しいのではないか」(仙台市下水道調整課)。
神戸市は1999年に、不明水の実態調査を実施。
老朽化で雨水が流れ込む可能性がある家庭の排水設備の交換費用を助成したり、雨水や海水が流入する場所を修繕したりするなど、他自治体に先駆けて対策を進めてきた。
それでも、13年度に下水処理場で処理した全水量の15%ほどが不明水。
下水道部計画課の樋野課長は、「マンホールから汚水が噴き出ることは減った。しかし、市内の排水管は約4000kmあり、一気に不明水を解消するのは難しい」と話す。
30年近く、自治体の不明水の調査を手掛けているペンタフ(大阪市)によると、下水管は設置から50年ほどでひびから雨水が浸入するなどの劣化が進む。
同社の担当者は、「管の老朽化はさらに進む。ゲリラ豪雨が多くなれば、不明水に悩む自治体は増えるだろう」とみる。
国交省下水道部は、「問題は認識しており、国としても対策を考えていきたい」としている。
出典
『「不明水」流入、あふれる下水 自治体苦慮』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30741780Q8A520C1CC1000/?n_cid=NMAIL007
本件、益社団法人)全国上下水道コンサルタント協会の広報誌にも、解説的記事が掲載されていた。以下は抜粋。
下水道管路施設の維持管理等調査に関する業務に携わって、30年を超える歳月が立ちました。
・・・・・
そもそも不明水とは何でしょうか。
単純にいえば、計画下水量を超えて下水道管路施設内を流下する水量のことで、管路施設の支障箇所からの地下水や雨水浸透などがあります。
・・・・・
不明水が問題となる点は、以下のようなもの等があります。
①流入量の増加で処理量が増大、水質変動など放流水質が
不安定
②地下水浸入による土中内空隙原因の陥没事故発生
③雨天時異常流入でポンプ施設や処理施設障害が発生
④雨天時異常に対応するための職員の増員や過剰施設の投資
・・・・・
不明水の原因施設は、一般的に図-1に示す箇 所が想定されます。
現場調査や詳細調査は図に示す各施設を対象に調査・検討を進め、分析の結果、不明水量への寄与が高い施設に対して対策検討を行います。
・・・・・
出典
『不明水とつき合って 30 年』
http://www.suikon.or.jp/suikon/vol.46/suikon46_019.pdf
※「水坤」は水コン協(公益社団法人 全国上下水道コンサルタント協会)の広報誌
で、毎年春・夏号を発刊。
http://www.suikon.or.jp/suikon/index.html
2018年5月21日付で河北新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前7時25分ごろ、仙台市青葉区のJR仙台駅東北線下りホームで、列車の屋根から煙が出ていると駅員から119番通報があった。
市消防局などが、一時、ホームを閉鎖し、現場を確認。
東北線と仙石東北ラインの上下線計7本が運休となり、約1500人に影響した。
警察によると、1番線ホームに停車中の仙台発利府行き(6両編成)から破裂音がし、先頭から3両目の屋根の計器用変圧器が破片となって焼け落ちていた。
消火作業前に鎮火し、乗客30人や運転士らにけがはなかった。
JR東日本仙台支社によると、同日午前7時20分ごろに東北線長町~東仙台駅間で、一時、停電が発生。
列車火災の影響とみられ、JRなどが原因を調べている。
火災発生直後、仙台駅は在来線のほとんどの運転を一時、見合わせ、改札周辺は再開を待つ人であふれた。
宮城野区の病院職員の女性(52)は、「常磐線に乗って山下駅に行き、友人と待ち合わせて食事に出掛ける予定だった。乗れないなら、キャンセルしなければならない」と不安を募らせた。
仙台駅には消防車など16台が出動。
東松島市の自宅に向かう途中だった病院職員の男性(53)は、「ホームも閉鎖されるなんて物々しい」と話した。
出典
『JR仙台駅で列車屋根から煙 東北線ホーム閉鎖、7本運休』
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180521_13011.html
5月20日12時13分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
警察やJR東によると、車両は1番線に停車していた東北線仙台発利府行き普通列車(6両編成)。
「バーン」という破裂音を聞いた運転士が、3両目上部から白煙が出ているのを確認した。
ホームや線路上には、変圧器の破片が散らばっていたという。
出典
『JR仙台駅で列車から出火 けが人なし』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3074063020052018000000/
2018年5月19日11時21分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉県と山口の中学校で、今月、理科の実験中に生徒が体調を崩して病院に運ばれる事故が相次いで起きた。
実は、同じような事故がこれまでにも全国各地の中学校で発生。
事故防止のため、県教委が実験方法の見直しを求めたケースもある。
実験は毎年5~6月に行われることが多く、現場の教員からも改善を求める声が上がっている。
事故が起きているのは、鉄と硫黄の混合物を加熱して硫化鉄を作り、それに塩酸を加える手順の実験。
混合物を加熱する際に二酸化硫黄が、塩酸を加えると硫化水素が、それぞれ発生する。
いずれの気体も有毒で、高濃度だと命に関わる。
事故の多くは、気体を吸い込んで起きたとみられる。
11日には千葉市立千城台西中、山口県下関市立豊洋中で事故が発生。
生徒計10人あまりが救急搬送された。
16日にも千葉県野田市立木間ケ瀬中で7人が搬送された。
昨年は、埼玉、長野、大阪、広島の各府県の中学生数10人が病院に運ばれた。
症状は、のどの痛みや吐き気などで、いずれも軽かったが、過去には硫化水素中毒と診断されて入院したケースもあった。
報道された事例など、過去3年間に少なくとも10都府県で起きている。
実験は中学2年のカリキュラムとなっており、例年5~6月に行われることが多い。
全5社の検定教科書には、実験例とともに、手であおいでにおいを確認することや、換気をよくすることが記されている。
文科省は事故件数をまとめていないが、相次ぐ事故を受け、昨年改訂の学習指導要領解説に「適切な実験の方法や条件を確認する」との文言を付け加えた。
埼玉、長野、広島の3県では、昨年5月、複数の中学校で事故が起きたことを受け、県教委が市町村教委に通知を出した。
教員が実験を行うよう検討することや、換気について留意するよう求めている。
教師歴40年の前橋市立第七中学校の富田教諭(61)は、昨秋、理科教育の民間組織「科学教育研究協議会」が発行する雑誌「理科教室」に、この実験の危険性について投稿した。
「実験自体の安全性が問題視されてこなかったのは、重症化した事例がなかったせいではないか」と警鐘を鳴らす。
富田教諭は、事故に結びつきやすい要因として、理科室で実験が続いて有毒な気体が室内にこもったり、実験の過程で二酸化硫黄を吸った後に硫化水素をかぐことで、相乗作用を及ぼしたりすることで体調不良になる可能性を指摘する。
事故を無くすために、場合によっては、一般的な空調設備しかない中学校の理科室での生徒による実験は取りやめ、教師が実験を示してみせる、実験の動画を見せる、においの確認は微量で体験させる、などを提唱。
「発生する気体が及ぼす影響は、生徒によって違う。持病があったり風邪だったりする場合は、特別な配慮も必要だ」と話している。
出典
『中学の理科実験、体調不良で搬送相次ぐ 有毒の気体吸い』
https://www.asahi.com/articles/ASL5C5G65L5CUHNB009.html
(ブログ者コメント)
〇この事例は、本ブログでも過去に10件ほど紹介スミ。
あまりにも同じようなトラブルが続くため、昨年5月、特段のものでない限り事例紹介しないと宣言したほどだ。
(今年は5月に3件続いたため掲載)
〇過去記事のコメントでも触れたことだが、この実験の必要性と万一の事態になった場合のリスクを評価すると、そろそろ、カリキュラムから外すなど抜本的対策を考えるべき時にきているのではないだろうか?
2018年5月19日18時38分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日12時36分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時半ごろ、青森県おいらせ町向山4丁目の町道で、八戸学院光星高校(八戸市)のスクールバスが道路脇に転落した。
警察や学校によると、乗っていたのはサッカー部員32人と教員や監督を含めた計35人。
全員が医療機関に搬送され、男性教員(24)が腰の骨を折る重傷を負ったほか、生徒1人が頭にけがをするなどしたが、いずれも命に別条はないという。
現場は片側1車線で、警察などによると、バスは男性教員(38)が運転していた。
走行中に反対車線にはみ出し、そのまま道路脇に転落したとみられる。
バスが対向車を避けようとした可能性があるという。
雨のため、路面はぬれていた。
警察が、くわしい事故原因を調べている。
出典
『高校のサッカー部員乗せたバス横転、35人搬送 青森』
https://www.asahi.com/articles/ASL5M44TPL5MUBNB007.html
『サッカー部員のバス、横転し転落…38人搬送』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180519-OYT1T50061.html
5月21日19時42分にNHK青森からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
対向車線を越えてガードレールを突き破り、道路脇の畑に横転した。
事故のあと、学校が当時の状況について生徒たちに話を聞いたところ、大半の生徒がシートベルトを着用していなかったと答えていることが、高校への取材で分かった。
平成20年の道路交通法の改正以降、シートベルトの着用はバスの後部座席でも義務づけられているが、当時、バスを運転していた教諭は、生徒への着用を指示していなかったという。
このため高校は、生徒への適切な対応を怠っていたとして、22日、保護者会を開いて謝罪することにしている。
八戸学院光星高校は、「生徒の命にかかわりかねない問題で事態を重く受け止めている。今後は法令順守を徹底するよう指導していきたい」と話している。
出典
『大半の生徒がシートベルトせず』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20180521/6080001033.html
2018年5月19日20時22分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午前9時ごろ、福井市足羽3丁目の小学校グラウンドで、下水道工事の準備をしていた建設土木会社の社員Sさん(男性、60歳)=大阪府東大阪市=と同僚のTさん(男性、48歳)=奈良県生駒市=が、汚泥をためるタンク内に転落した。
Sさんは首の骨、Tさんは左脚を折り、いずれも重傷を負ったが、命に別条はない。
警察によると、2人は工事で出る汚泥をためるタンクの上に、汚泥を吸い上げる重さ約800kgの別のタンクの設置作業をしていた。
このタンクのバランスが崩れて、深さ約2mの下のタンクに落下した際に巻き込まれた。
警察は、タンクをしっかり固定していなかったことが原因とみて調べる。
出典
『汚泥タンクに転落、作業員2人重傷 福井』
http://www.sankei.com/west/news/180519/wst1805190072-n1.html
(2018年7月4日 修正1 ;追記)
2018年5月20日付の福井新聞紙面に、下記趣旨のやや詳しい記事が掲載されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
グラウンドの南西角に設置された下水道工事の作業ヤードで、高さ2mの貯泥タンクの上に置かれたバキュームタンクの土台上で工事の準備作業をしていた会社員2人が、バキュームタンクとともに貯泥タンク内に転落した。
Sさんが首の骨、Tさんが左足の骨を折り、いずれも重傷。
警察によると、2人はバキュームタンクにホースを取り付ける作業をしていた。
同タンクは、貯泥タンクの上に渡されたH鋼の上に置かれていたが、バランスが崩れたらしい。
2018年4月28日付の神奈川新聞紙面に、下記趣旨の記事が掲載されていた。
27日午後2時40分ごろ、横浜市神奈川区神大寺2丁目の市道で、建設会社員のGさん(男性、33歳)が後退したトラックと停車中のトラックに挟まれ、胸などを強く打ち死亡した。
警察によると、現場は建物の解体作業現場の前の坂道。
Gさんは、後部同士を向き合わせて車道の端に停車していたトラック2台の間で作業していた。
2台の間隔は1m未満で、発進しようとしたトラックが誤って後退し、Gさんに衝突したとみられる。
警察によると、トラックを運転していたGさんの同僚の男性(60)は、「ブレーキとクラッチの操作を誤った」と話している。
2015年9月2日に掲載した第2報がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/5177/
(2018年5月26日 修正4 ;追記)
2018年5月18日16時55分にNHK首都圏から、社長に対し地裁で有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
平成27年7月、調布市の調布飛行場を離陸した小型機が墜落し、住宅にいて巻き込まれた女性のほか、機長や同乗者のあわせて3人が死亡した。
この事故をめぐり、小型機の整備や管理をしていた調布市にある「Nエアロテック」の社長、K被告(64)は、事故が起きるまでの2年半の間、国の許可を得ずに搭乗者から料金を受け取ってチャーター運航を繰り返していたとして、航空法違反の罪に問われた。
18日の判決で、東京地裁立川支部の川本裁判長は、「事故に先立って複数回、国交省などから行政調査や指導を受け、航空法の規律を理解する機会があったにもかかわらず、適法な業務体制を整えなかった」と指摘した。
そのうえで、「安全確保を目的とする航空法の趣旨をないがしろにし、厳しい非難を免れない」として、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
また、法人としての「Nエアロテック」に対し、罰金150万円を言い渡した。
この事故をめぐっては、住宅にいて死亡した鈴木さん(女性、当時34)の遺族が、東京都や「Nエアロテック」などを相手取って、およそ1億1000万円あまりの損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしている。
また、事故に巻き込まれた住宅の住民が、事故によって自宅が壊れたり、家族がPTSD=心的外傷後ストレス障害になったりしたなどとして、およそ8000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁立川支部に起こしている。
小型機の墜落事故で自宅が被害を受けたRさんは、判決で事故の前にも東京都や国が複数回にわたって調査や指導にあたっていたと指摘されたことについて、「行政が指導をしていながら事故が起きたということを考えると、行政はいったい何をしてきたのだと憤りを感じました」と話していた。
また、現在もなお、元の場所で暮らせない人たちがいるとした上で、「地域も元には戻らず、事故から3年たっても私の中では時間は止まったままです。補償の問題などをしっかり前に進めて欲しい」と話していた。
出典
『調布墜落事故で社長に有罪判決』
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180518/0011927.html
5月19日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
川本裁判長は、運航が客の求めだったことやK被告が反省していることを考慮し、執行猶予を付けた。
出典
『東京・調布の小型機墜落 整備会社社長に有罪判決』
https://mainichi.jp/articles/20180519/ddm/012/040/041000c
(2018年9月15日 修正5 ;追記)
2018年9月14日付で毎日新聞東京都内版から、運航自粛が解除されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都は13日、事故を受け実施してきた自家用機の運航自粛要請の解除に踏み切った。
都は同日、飛行に必要な空港使用届の受け付けを再開したが、周辺住民の反発や懸念は根強い。
調布飛行場管理事務所によると、現在、同飛行場に常駐している自家用機は17機。
3年前の事故時は22機だったが、運航自粛要請が続くなかで、ほかの飛行場に移るなどした。
都は、自家用機の新規登録を認めていない。
同飛行場の発着上限は、都と周辺3市(調布、三鷹、府中)との協定で年2万3000回と定められており、事故前の2014年の発着回数は1万6024回だった。
このうち、伊豆大島などへの定期便が5割強。
測量などが目的の飛行が3割強を占め、自家用機は1割ほどにあたる約1600回だったという。
昨年の発着回数は、14年に比べ1334回少なかった。
同管理事務所によると、13日は空港使用届け出書の提出はなかった。
都営空港条例に基づき3日前までの提出が義務づけられているため、運航再開は早くても17日以降になる。
都は運航自粛要請の解除にあたり、小型機の飛行目的を、人や荷物を無償で運んだり、操縦の技量を維持したりすることに限定。
他空港に下りずに帰還する不要不急の「無寄港飛行」の自粛を継続する方針を示している。
都は、こうした措置について説明するチラシを飛行場周辺の1万8000世帯に配り、新聞折り込みを3万世帯に配布した。
解除に踏み切った理由について、都は「要請をこれ以上継続するのは限界がある」と話す。
飛行を禁じる法的根拠はないため、都としては自粛を要請するのが限度で、調布飛行場の自家用機は駐機させたまま3年がたち、傷みが進んできた。
自家用機の所有者らでつくる団体は、これまで自粛要請に応じてきたが、16年、早期解除を訴える要望書を知事あてに提出した。
都は、「被害者ら住民と空港利用者のはざまに立ち、空港管理者としてぎりぎりのところまでやってきた結論だ」と理解を求めている。
被害者や近隣住民からは、批判や不安の声が上がる。
・・・・・
出典
『調布飛行場 自家用機自粛 要請解除に懸念 住民の反発根強く』
https://mainichi.jp/articles/20180914/ddl/k13/040/002000c
9月11日14時39分に産経新聞からは、下記趣旨の補足的解除理由がネット配信されていた。
都は事故後、地元住民への配慮などから、自家用機の離着陸を実質的に制限してきた。
機長の出発前の機体点検や、飛行目的の確認の徹底といった再発防止策を整備したとして、自粛要請を解除することにした。
離島などへの定期便は、通常運航されている。
出典
『調布飛行場 自家用機の飛行自粛を東京都が解除 事故から3年』
http://www.sankei.com/affairs/news/180911/afr1809110019-n1.html
2018年5月18日9時27分に産経新聞westから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
火災を消し止めるときに使う粉末消火器にできるだけ近づけてリアルな感じを出そうと、和歌山県橋本市消防本部が開発した消火訓練用のアイデア消火器が、平成30年度の科学技術分野における文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)を受けた。
開発にあたった同本部の芝浩民消防司令補(44)と中谷栄司消防士長(31)が17日、平木市長から表彰状を受け取った。
同本部によると、現在の消火訓練は、一般的に実際の火を消す粉末消火器ではなく、環境などを考慮した水消火器を使用。
しかし、空気圧によってまっすぐ噴射されるうえ、音が小さかったため、参加者からは「水鉄砲みたい」「リアリティーがない」といった指摘が出ていた。
そのため、芝さんらが市販のパイプを使って消火器の中身を改良。
水と空気が混ざってノズルからスプレー状に噴射できるようにし、噴射音の大きさも粉末消火器に近づけた。
芝さんらは、「評価していただけて、うれしい。この消火器によって初期消火の大切さが住民にも広まれば」と話していた。
出典
『リアルな粉末、訓練用アイデア消火器で文科相表彰 和歌山・橋本市消防本部の消防士2人』
http://www.sankei.com/west/news/180518/wst1805180023-n1.html
(ブログ者コメント)
〇ブログ者も訓練時に数回使ったことがあるが、ホント水鉄砲みたいで、これでは本物の消火器を使う訓練にはならないのではないか?と感じていた。
今回調べたところ、実際に噴射する動画は見つからなかったが、どんな感じなのだろうか?
〇一方、本件は橋本市のHPでも紹介されていた。
そこにはpdf資料として、改造消火器の構造図や改造費などが詳細に解説されている。
http://www.city.hashimoto.lg.jp/guide/shobohonbu/oshirase/1500024843402.html
2018年5月18日付で埼玉新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
さいたま市桜区で昨年10月、下水管の敷設工事現場で作業をしていた作業員が生き埋めになって死亡した事故で、浦和西署は18日、業務上過失致死の疑いで、工事をしていたI建設(同市浦和区)の現場責任者の男性(51)を書類送検した。
書類送検容疑は昨年10月27日午後4時20分ごろ、同市桜区西堀の下水道管敷設工事現場で作業を行う際、掘削面の崩落を防ぐ措置をせず、掘削した土塀が崩落。
作業をしていたUさん(男性、当時59)を土中に埋没させ、死亡させた疑い。
同署によると、当時はUさんを含む7人で作業をしていた。
現場責任者の判断で、安全管理を怠ったとみている。
現場責任者は、「工期に追われ、安全管理を怠った」と、容疑を認めているという。
さいたま労基署も同日、労安法違反の疑いで、法人としての同社と現場責任者を書類送検した。
出典
『土塀が崩落、作業員を埋没させ死亡させた疑い 安全管理怠った建設会社の現場責任者を書類送検/さいたま』
http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/05/19/05_.html
2018年5月19日付で毎日新聞神奈川版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月19日9時25分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は18日、自動車警ら隊の男性巡査長(33)が平塚署のトイレに実弾入りの拳銃を置き忘れたと発表した。
同隊によると、巡査長は18日午前10時半ごろ、平塚署2階のトイレの個室に入った際、拳銃や警棒、手錠の入ったベルトを外して棚に置き忘れ、署内の仕事場に戻ったという。
トイレは一般人も利用できる場所だったが、入れ違いで清掃に入った作業員が発見し、署員に報告した。
出典
『拳銃置き忘れ 実弾入り、巡査長が平塚署トイレに』
http://mainichi.jp/articles/20180519/ddl/k14/040/083000c
『署内トイレに実弾入り拳銃置き忘れ…清掃員発見』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180519-OYT1T50019.html
(ブログ者コメント)
警察官がトイレに拳銃を置き忘れた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介している。
単なる忘れ物なのだが、モノがモノだけに厳重な管理が望まれる。


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。